ひろの映画見たまま

映画にワクワク

明日への遺言

2008-03-05 17:15:19 | 映画
小泉監督だけに期待したが、話に無理があり、ちょっと失望した。

空襲で爆撃にきた航空機の捕虜を惨殺したことで裁かれる裁判を

忠実に再現しようとしている。

でも、記録映画でないからおのずと制作者の意図がある。

この捕虜虐殺を指令した司令官の裁判で

自らの罪を堂々と認め、かつ戦争の理不尽さを述べる男の物語だ。

それはいい。

部下の過ちをすべて自分で被るというそ態度は褒められるべきだろう。

だが、やはり、敵で言えば部下(命令されてきた)の罪にして斬首することは許さるべくもない。

当然命令した上官の責任だ。

それにしても、死刑まで、裁判風景と刑務所内

わずかに許される家族との絆を描いているが。

制約が多く、映画として盛り上がりに欠ける。

私は泣けなかった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする