日々、心のつぶやき☆

映画やフィギュアや好きな事を勝手につづっています。最近、弱気なのでダニエウ・アウヴェスのようなタフさが欲しいです。

世界ジュニア選手権2011 エキシビション

2011-04-13 15:09:17 | フィギュアスケート
さていよいよ世界ジュニアのラスト、エキシビションの放送を観ましたよ~
今までこんなにジュニアのエキシビションを楽しめた事ってあるかな~?
とにかく決して侮れない今回の世界ジュニア、見どころいっぱいで良かったです。

いつものように私の勝手な感想を。
それもほぼ登場順に印象に残った選手たちです。


まずは男子4位のキーガン・メッシング!

   

昨年も今年も4位でメダルを逃してしまった彼ですがEXはかなり良かったです。
「The WIZ」をスピーディーに楽しそうに走り飛び回るメッシング。
身体は小さいし、決して目立つ選手じゃないけど、このプログラムは会場を沸かせてくれました。
EXナンバーはやっぱりこうじゃないと、ね!


続きましてアメリカのアイスダンス3位、シャーロットとディーン組。

   

もう名前を言うよりも「チャップリン」の人達と言えばわかるはず。
全米の時も観たけど相変わらず面白いプログラムです。
特に男性のとぼけた顔や走り方、もうチャップリンそのものです。
演技の細かいつなぎの所はまだバタバタしている時もあるけれど、このプログラムは面白いです。



そして次は我がスウェーデンの(?)マヨロフ君。
最初に「フローム ロッシア~♪」と紹介されちゃって苦笑してました。

   

何かロシアっぽいと藤森さんは言ってました。
マヨロフは「ぽっちゃりマッチョ」の身体つきですね。
パワフルで力強いメタリカのナンバーを滑っていました。
さぁ、次はシニアの世界選手権、どんな結果を出すでしょうか?


続いて一押しのペア、高橋・トラン組。

   

   

千鶴さんと藤森さんが「このプログラムは良いですね!」と言ってたけど私も大のお気に入り。
今季のEXナンバーでは一番好きかも。
力強いメリハリのある動きで滑る成美ちゃんとトラン君。
デス・スパイラルなんてトランを信じ切っちゃっている成美ちゃんですね。
たまにすっとぼけた顔をするトラン君、スパイラルはちゃんとカウントするんですよ。


そして次は新星のごとく現れたタクタミシュワ。

   

   

   

彼女が選んだEXはマイケル・ジャクソンの「In The Closet」なんですが、この曲はすごく難しいので
びっくりしました。
前奏の時から雰囲気が出ているし、曲の途中のポイントになる部分での表現がちゃんとできているのです。
マイケルとナオミが踊るセクシー路線とは違って、タクタミシュワの音のとらえ方や演技に引き込まれてしまいました。
いや~、それにしても選曲が洒落てる。
マイケルのファンとしては超嬉しい選曲です。
キラキラの手袋も似合ってる。
タクタミ、恐るべし!


さて、この辺で日本の選手、見事に2位になったディテクティヴ・田中!
演じるEXは任侠もの「仁義なき戦い」だって!

   

バックプリントが気になって仕方なかったですよ。
刑事くん、正義の行方はどこに・・・


そして登場した女子の金メダル、ソトニコワ!

   

このゴージャスな衣装!
「白鳥の湖」はタラソワさんの振り付けかな。
もうスタイルがアスリートのようで、今後が恐ろしい才能の持ち主です。
EXはミスが出たけどバレリーナのような動きは素晴らしかったです。
(でも私はタクタミシュワ派だけど)


その他にもペアやアイスダンスの成長株の選手たちも楽しみました。
(↓ 中国ペアとロシアのアイスダンス)

   


今回の世界ジュニアを観て、女子シングルだけでなくペアやアイスダンスもロシアの躍進を感じました。

ソチに向かって強化がうまく行くとフィギュア王国ロシアが戻ってくる予感がしますね。

女子シングルは難しい3-3が当たり前だし、こんな高レベルなジュニアを見たのはいろんな意味でショックでした。
   



 



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

世界ジュニア選手権2011 女子の感想

2011-04-12 14:10:05 | フィギュアスケート
世界ジュニアの女子を観ました~
噂では聞いていたものの、大画面では初めての鑑賞になるロシアっ娘!
存在感ありすぎでした。


まず、いきなりですが・・・

   

誰ですか~? 
この子がタクタミシュワですね?
この名前は千鶴さんもかなり言い辛そうだったけどWikiによると「エリザヴェータ・トゥクタムィシェワ」だとか。
見た目もすごく可愛いし、滑りも驚くほど見どころ満載、本当にびっくりしました。

   

   

SPの3Lz-3Tの素晴らしさに圧倒されて、その後も動きに目が離せない。
プログラムのエキゾチックさをここまで出されちゃうと驚きしかありませんでした。
とにかくキュートなお顔。
ミーシンコーチの秘蔵っ子ですね。
私は一目で彼女に惹きつけられました。

フリーでは全体的にレベルを下げたジャンプになってしまい、本人も反省しているようでした。
でも解説の藤森さんはかなり彼女を評価していましたよ。
あちこちにハイライトな演技が散りばめられていて目が離せない選手になりそうとか。
もう練習では3Aも降りているのね~
凄い選手が出て来たな~と言う感じ。


それからもう一人の華々しい選手はソトニコワ選手!

     

   

   

誰かに似ているんだけど未だわからず・・・(個人的なひっかかりです)

SPで3Lz-3Tを跳んだと思ったら、(マイナスがついてしまったけど)
フリーでは3Lz-3Loだって!!!
これだけで12.10点!
とにかくスケールが大きいし、スピードや力強さがあってこの選手にも驚きました。
ジュニアっぽさがまったくなく加点がいっぱいもらえるダイナミックな選手です。

今季負けなしっていうのも凄い。
Jrグランプリシリーズ2戦もファイナルも国内選手権もみんな優勝!
そして今回の世界ジュニアももちろん優勝です。
これからロシアはどうなっちゃうのでしょうか?

今までレオノアやマカロワには度肝を抜かなかったけど(マカロワは可愛い)その後に出てくるロシアのジュニア選手はソチで大暴れの予感がしました。

でも私はソトニコワよりもタクタミシュワが好きだな!


さて、日本の選手は総合で庄司理紗さんが5位。
大庭雅ちゃんはSPでは良かったけど総合では8位でした。

   

エッジエラーや回転不足が出るとなかなか勝負できないですね。
とにかくロシアの選手の勢いを見るともっと頑張りが必要でしょう。
西野友毬選手も回転不足が目立ちました。


その他の選手として、アメリカのクリスティーナ・ギャオ選手!

   

衣装も好きだしこの選手の雰囲気は良いな~と思います。
藤森さんが全米の時に「荒川静香ちゃんに雰囲気がにている」と言っていましたが、思い出すとそうだな~
表彰台は逃してしまったけど好きな選手です。

ところで、彼女を応援する観客席のジェイソン・ブラウンの大騒ぎに笑ってしまった。
後ろのハルクのように静かに観戦はできないようだね~

   


こうしてジュニアの大会なのに高レベルな試合を観られて最高でした。
結果は・・・

   


背の順じゃないのに、ね。

さぁ、タクタミシュワから目が離せないです!




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

世界ジュニア選手権2011 ペアの感想

2011-04-10 14:35:52 | フィギュアスケート
世界ジュニアのペアを観ました。
こちらは成美ちゃんとトラン君に注目。

まず結果は・・・

↓ 

   


今シーズンは超多忙だった高橋・トラン組。
ジュニアとシニアのかけもちも終盤は疲れがたまっていたはず。
今回の世界ジュニアではSPはほぼノーミスで2位。
そしてフリーは成美ちゃんのジャンプミス、トラン君のスパイラルが短くノーカウント
この失敗は大きかったな・・・
残念な得点になってしまい、結果は総合3位の銅メダル。

   

   

この二人は姿勢がとても美しく、プログラムも素敵なのでいつも応援していました。
成美ちゃんはジャンプに今季は苦しんでいたようですね。
でも「トランじゃなくちゃダメ」と言うくらい息のあったペアで一生懸命練習してきたのが良くわかります。
トラン君、スパイラルの時間は今度からしっかりカウントしようよ。
とにかくもったいないですから。

優勝は中国、2位はロシアでした。
成美ちゃんとトラン君はシニアのワールドもあります。
今回の反省を生かして、素敵なシーズン終了の試合にしてください。

   

   

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

満開の桜

2011-04-10 14:18:28 | 日々のこと
   

   


今年も家の前の公園の桜が満開になりました~
いろいろあった3月、寒の戻りもあったので開花はいつもより遅かったはず。
それでもこうして春は来るのですね。

8日の金曜日には三男の高校の入学式もありました。
こちらも桜に囲まれた校舎でまさに春満開の一日でした。
入学式を無事行えた事だけでも息子は恵まれています。
新しいスタート、これから立派な高校生になれるように頑張っておくれ。
早速の課題テストも頑張っておくれ。

私の方も今年は久しぶりに役員業務があるので一年間頑張ります。
真面目に取り組む姿勢だけが取り柄だし(?)、どんな一年になるかわかりませんが、人間一生修行だもの。
あっ、それから息子のお弁当作りも頑張らないと!!



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

世界ジュニア選手権2011  男子の感想

2011-04-09 23:55:17 | フィギュアスケート
2月末から3月初めに行われたフィギュアスケート・世界ジュニア選手権の男子の放送を観ました。
ちょっと前にBSフジでやっていたけれど、私はJ-Sportsひとすじなので放送を待っていたのです。
杉田氏の解説と小林千鶴さんの実況、いつ聞いても贅沢な放送だな~

さて、あくまでも個人的な感想をいってみよう!
まずは結果から。


   

何とフレッシュな顔ぶれ!
シニア以上にジュニアの結果は出てみなければわからないですね。

惜しくも優勝を逃した田中刑事君、良く頑張りました。
弱冠16歳の彼は予選から調子がノッていたようですね。
予選、SP、フリーと落ち着いて頑張りました。(本人は緊張でガタガタ震えていたと言ってたけど)

   

   


SPは6位、フリーは何と1位だった田中刑事君。
「BOLT」と聞いてガチンスキーを思い出しました。
田中君、初出場とは思えない出来、大きなミスもなく良く頑張りました。
会場で観ていた中庭健介さんも大喜び。
これからも期待したいですね。


日本の選手と言ったら私が期待していた中村健人君・・・涙々の世界ジュニアになってしまった・・・

   

   

中村選手は上背もあって見応えのあるプログラムを滑るのだけど、あと一つ何かが足りないのか。
フリーの「マラゲーニャ」はすごく素敵なプログラムなので残念でした。
SPで大きく出遅れてフリーでは開き直って滑ってほしかったけど、フリーの前半と後半はまるで別人でした。
「ライバルは自分自身」と言っていたそうですね。
試合後の涙のインタビューもつらそうだったな・・・

樋口先生が抱えるゴマちゃん(ティッシュボックス)は可愛い~
樋口先生は今回の出来をどう批評するのかな。
キス・クラでの映像「決してそっぽ向いてるのではなく・・・」と言っていた千鶴さん、いつもナイスです。


それから木原龍一選手、18歳。
こちらも初出場。
衣装が手作り感いっぱいでした。
黒い部分はもうちょっと質感を替えた方が良いな・・・

   
キス・クラで木原君、消える?


その他で印象の残った選手は・・・

中国の14歳、ハン・ヤン選手。
「ツィゴイネルワイゼン」と言ったら今は結弦君だけどこの選手も良かったです。

   

14歳とは思えない情感たっぷりの演技。
杉田氏も「動きが良くて素晴らしい。全てを持った選手で末恐ろしい!」とまで称賛していました。
中国の男子シングルを背負って行けそうかも。


それから、強気な発言でも注目されていた我がスウェーデンのマヨロフ!
(何が「我がスウェーデン」なのかはつっこまないでください)

アレクサンドル・マヨーロフって伸ばすのね。
でも私はマヨロフと呼ぼうっと。
彼はロシア出身でスウェーデンに移住した選手です。
両親がコーチでちなみにお父さんの名は「アレクダンドル・マヨロフ Sr」なのね。
息子を「・・・Jr」と、あえて呼ばない?

      

マヨロフの演技を大型画面で初めて観た私。
今、勢いが良いのがわかりました。
フリーは「ダッタン人の踊り」ですがジャンプで攻める滑り、力強さやスピードがあります。
アドリアンのライバルとしては手ごわいけど、アドリアンは彼にしかできない滑りがあるから良いか!
それにしてもマヨロフ、ちょっと身体が重くなりそう。
チョコレートバーを食べすぎたら体重オーバーしそうな体型に思えました。
見事な銅メダルはスウェーデン選手として初の世界ジュニアのメダルだそうです。


それからキーガン・メッシング。
全米選手権での滑りの記憶も私はしっかり残っていましたよ。
フリーは直前の田中君の立派な滑りに焦りがでたのか、メダルのプレッシャーなのか崩れてしまいました。冒頭の3Aの失敗が大きかったな。
その後ミスが出て、SPは1位だったのにフリーは7位、結局惜しくも総合4位。
2年越しのハルク、残念でしたね・・・
こうしてアメリカの選手はメダルに届かず。

   
私はコーチの存在感にいつも圧倒されます。


そしてカナダの選手、アンドレイ・ロゴジン、18歳!
彼もロシア出身だそうです。
SPの貯金が生きてフリーを終えても総合1位。
金メダル、嬉しそうでしたね。

   
演技は手堅く滑ったという印象。
SPとフリーともに個人的に強くは印象に残らなかったのも事実です、すみませんが。


   
こうして終わった男子ですが、ロシアの選手はいまいち振るわず。
(ロシア出身の選手は健闘しましたが)
アメリカもあと少しですね。

結局、昨シーズン羽生君が掴んだ3枠の中で田中刑事君の頑張りが光った大会でした。
ジュニア男子は3Aを入れない選手もたくさんいるけど、結果を出すには必要ですよね。
いろんな顔ぶれの世界ジュニア、これからの成長に大きく期待します!

   









   


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「月に囚われた男」

2011-04-06 20:14:59 | 映画・DVD・音楽・TV・本など


「月に囚われた男」を観ました。
原題はそのものズバリ「MOON」!
邦題も今回は私が思うには合格点かも
本当に囚われてしまっていますからね~


2009年製作のイギリス映画。
監督はデヴィッド・ボウイの息子ダンカン・ジョーンズ。
低予算で作られたそうですが、これが初作品とは思えない良い作品でした。


おもなあらすじは・・・

近未来の地球では必要なエネルギーがなくなってしまい、月で「ヘリウム3」というエネルギーを採掘する事になった。
その巨大産業「ルナ」の元、たった一人で月の基地に滞在し採掘の仕事をするサム・ベル。
契約期間3年の終了まであと2週間と言う時に起きた事故でサムはこの採掘プロジェクトの真相を知ってしまう・・・というお話。


サム・ベルを演じるのはサム・ロックウェル。
ちょっと頼りない風貌の彼ですが、この作品ではほとんど一人で何役もこなし、地味ながら存在感は凄かったです。
最近では「みんな元気」でも気弱そうな息子役で登場していました。
サム・ロックウェル、良い役者ですね~


ストーリーとしては最初は淡々と進んでいました。
でもある事故がきっかけでサムしか居ないはずの基地にもう一人現れ、どういう事かと思ったけどなるほどね~
クローンの登場からは予想通りの展開です。
特にサムの演じるサム数人(なんじゃこれは)の存在が上手く描かれていて良いです。
これはきっとサム・ロックウェルだからこそ、そう感じました。


知能を持ったコンピューター、通称「ガーティー」の声はケヴィン・スペイシー。
声とニコちゃんマークだけでサムを支え、助ける頼もしい存在。
ところどころクスッと笑えるシーンもあって、観ている最中も「この映画、面白い!」と感じていました。


結局、三年の任期と言うのはクローンとしての三年の寿命と言う事。
ラストは切ないけど、地球のエネルギー不足の事や、クローンを使って経費削減し荒稼ぎをする宇宙産業に対する警鐘とも言えるテーマ。
韓国の企業という設定もなるほどね~と思いました。


なかなか見応えのある作品でした。
低予算でもこんなに味わいのある秀逸な映画ができるなんて素晴らしい。
もうデヴィッド・ボウイの息子・・・と言われなくても勝負できるのでは。
そしてサム・ロックウェルのパッチ(?)姿に乾杯!


今回の評価は・・・  星4つ   ☆☆☆☆




   


   

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ラブリーボーン」

2011-04-05 23:19:58 | 映画・DVD・音楽・TV・本など


「ラブリーボーン」をWOWOWで観ました。
この映画、ラストの展開に違和感があると言われていたようですが、確かに人によって賛否が大きく分かれる作品でしょうね。
2009年製作、アメリカ・イギリス・ニュージーランドが製作国・地域とか。

おもな内容は・・・

スージー・サーモンと言うお魚みたいな名前の女の子が14歳で殺されてしまいます。
天国に行く前に空から、残された家族や友人の苦しみを見たスージーが何とか気持ちを伝えようとするのですが。
そしてスージー本人ももっと家族と一緒にいたかった、もっと恋がしたかった・・・という少女らしい切ない気持をずっと持っていた、というようなお話。

まずスージー役のシアーシャ・ローナンは「つぐない」の印象が強かったけれど、今度の作品では等身大の多感な少女を見事に演じていました。
(この時期の成長はあっという間で、最新映像ではもう立派な女性って感じでした)

怪しい隣人で犯人でもあるミスター・ハーヴィを演じるのはスタンリー・トゥッチ!!
もう髪型からして変態チックで目つきもいやらしさいっぱい。
何年も次々と少女を狙って殺していたんですね・・・

その他にも父母役でマーク・ウォールバーグやレイチェル・ワイズ、祖母はスーザン・サランドンというような豪華メンバー。
でもハッキリ言ってスーザン・サランドンはいらないな。


最初はファンタジー色が強いので、あぁ、こんな映画なのね・・・と淡々と観ていました。
でも妹が隣人宅に忍び込んだあたりから引き込まれる感じ。
まぁ、細かい難点を挙げれば、妹が証拠のモノを手に入れて家に戻ったのに両親のキスを見てボーっとしているのも変だし。
大人二人でやっと転がせる大型金庫を犯人はどうやって一人で車に積んだのか?とか突っ込みどころはいっぱいありました。


犯人が死ぬ場面も「こんな事で・・・」とも思うし、何も罰せられないのはやりきれないですね。
大型金庫が泥沼に沈んでいくのも、これで永遠に浮かばれないと思ってしまうけど、アメリカではもう死体(遺骨)には何も執着がないのでしょうか?

それからスージーが最後に選ぶ究極の選択は「キスをすること」でした。
あ~これが物議を醸し出したラストなのかと思ったけど、14歳だもの、それもありだよね~

あの世とこの世の境目で自分の身に起きた事を考えるスージーが、短い人生だったけれど愛されていて満ち足りていた事に気付き、最後は自分の夢を実現して天国に昇っていくのが切なくて哀しくて、でも温かみもなぜか感じた作品です。
死んでからもさらに精神的に成長したようなスージーをシアーシャ・ローナンはしっかり演じきっていてまずまずの内容だったと思います。


今回の評価は・・・  星3つ  ☆☆☆



   

   

      

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「みんな元気」

2011-04-03 14:23:15 | 映画・DVD・音楽・TV・本など


「みんな元気」をDVDで観ました。
2009年製作ですが日本では劇場未公開。
この作品は1990年のイタリア映画「みんな元気」(マルチェロ・マストロヤンニ主演)のリメイク版です。

最近、アメリカ映画はリメイクや豪華共演で勝負するしかない傾向がとても強く、ちょっと映画好きとしては残念な気持ち。
でもこの作品に限って言えば、なかなか心を揺さぶるシーンもあって私は好きです。


おもなあらすじは・・・

妻に先立たれた老人のフランク(ロバート・デ・ニーロ)は、毎年自分の家にやってくる子ども達を楽しみに待っていたが、今年は全員が来るのをやめてしまう。
ショックを受けるフランクだったが、子ども達と話をするために、自分の方から訪ねて行こうと決心する。
だが、その事によってそれまで秘密にされてきた子ども達の真の現状が明らかになる。


ストーリーは単純でわかりやすいです。
あの名優デ・ニーロが住まいをいつもきれいに保ち、子ども達のためにスーパーでお肉やワインを選ぶシーンから始まります。
年をとった彼のその立ち振る舞いが全てにおいて何とも哀愁深く、デ・ニーロ作品をほとんど観ている私には感慨深いものがありました。

妻のいた時期は子ども達との交流は妻任せ。
だから父親として初めて気付く子ども達との繋がりの弱さ・・・
仕事一筋だったらそれは日本でも充分あり得る背景です。
そんな父親は大きくなった子ども達の事がなかなか理解できず悩むのですが、でもいろいろあっても子ども達にはちゃんと気持ちが伝わっているというのがわかりホッとしました。

子ども達を演じるのがケイト・ベッキンセイルやドリュー・バリモア、サム・ロックウェルなど。
小さい時から父親に過度の期待をされて、大人になっても本当の事を告げるのは苦しい子ども達。
でも直接会う事がきっかけで、父親としても本当に大事な事に気付き、子ども達も正直になれるラストにはほろっとしました。
フランクがラストに思う「みんな元気」という意味は「みんな元気なら充分だ。それだけで良い。」という気持ちです。
親として子どもに期待してしまう気持ちもわかるけど、私も今は「元気なら良いよ」と言う気持ちがとてもわかるのです。
だからめずらしくこの邦題は良いんじゃないでしょうか。

子ども達のそれぞれの問題が父親の見る夢の中で出てきます。
それもみんな子どもの時の姿で・・・
親にとってはずっとずっとその面影が強く残っているのでしょうね。
この辺りはとても切なく胸がきゅっとしました。
劇場未公開だけどDVDで観られて満足でした。



今回の評価は・・・    星3つ半   ☆☆☆★


あっ、大好きなメリッサ・レオがちょっとだけ出ていました!

ポール・マッカートニーの曲がまた味わい深く良かったな~



   


   



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「浅田真央 20歳になった氷上の妖精」

2011-04-01 22:56:03 | フィギュアスケート


3月16日には届いていたこのDVD。
やっと時間を作って観る事ができました。
発売元はポニー・キャニオン・・・つまり大嫌いなフジ系列です。
それでも浅田真央さんの滑りを堪能したくて思い切ってAmazonにて購入しました。


とにかく観終わっての感想は・・・
2時間30分以上の内容、その他特典映像もあり。
最初から最後まで「真央一色!!」で楽しめました。

もちろん小さな事を言ったら不満もあります。
「東海テレビ」でやっていた映像が多かったから観た事のあるショットとかインタビューが多かったのも事実。
その上、無理やりのドキュメントタッチにするところも。
放映権のせいか、いくつかの大事な試合は結果のみを画面に出すだけというのもあります。
一番心配だった「塩原ポエム」は実況を省いているので演技中はなかったけど、演技終了後の歓声にかぶって塩原登場~には何度かがっかり。
演技中の塩原を省くには後から音楽を入れ直すという図式になり、喜んで良いのか悲しむべきか・・・複雑でした。
でもやっぱりポエムは聞きたくないから、今はこれしかないのかな。


全日本の映像が多かったですが、改めて「仮面舞踏会」を二年越しで演じた凄さがわかりました。
できれば2008ワールドのフリーは完璧に観たかった~
ダイジェストになってしまうなんて残念。
それでもこの1枚で真央さんを堪能できるので、今は幸せかな~。
彼女の演技を全て収めたDVDが出たらすごいお宝になりそうですよね~


そんな訳で、小さい時からの映像も可愛かったし、舞さんと一緒に成長してきたのが良くわかりました。
特に2007~2008年の時は選手としての大きな成長を強く感じました。
この時の真央さんの演技はとっても好きです。
ナレーションも舞さんがやっているシーンが多いのでそれも良かったです。
とても幸せな気持ちになれたDVDです。


   

   

   

   

   

   

   

   


真央さんは食べる事も真剣勝負!
そして20歳の晴れ着の撮影シーンも可愛かったです。
練習着でスタジオに駆けつけて着付けやメイクなど忙しかったでしょうね。

素敵な女性になった真央さんの魅力あふれるDVDでした。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする