日々、心のつぶやき☆

映画やフィギュアや好きな事を勝手につづっています。最近、弱気なのでダニエウ・アウヴェスのようなタフさが欲しいです。

「ラブリーボーン」

2011-04-05 23:19:58 | 映画・DVD・音楽・TV・本など


「ラブリーボーン」をWOWOWで観ました。
この映画、ラストの展開に違和感があると言われていたようですが、確かに人によって賛否が大きく分かれる作品でしょうね。
2009年製作、アメリカ・イギリス・ニュージーランドが製作国・地域とか。

おもな内容は・・・

スージー・サーモンと言うお魚みたいな名前の女の子が14歳で殺されてしまいます。
天国に行く前に空から、残された家族や友人の苦しみを見たスージーが何とか気持ちを伝えようとするのですが。
そしてスージー本人ももっと家族と一緒にいたかった、もっと恋がしたかった・・・という少女らしい切ない気持をずっと持っていた、というようなお話。

まずスージー役のシアーシャ・ローナンは「つぐない」の印象が強かったけれど、今度の作品では等身大の多感な少女を見事に演じていました。
(この時期の成長はあっという間で、最新映像ではもう立派な女性って感じでした)

怪しい隣人で犯人でもあるミスター・ハーヴィを演じるのはスタンリー・トゥッチ!!
もう髪型からして変態チックで目つきもいやらしさいっぱい。
何年も次々と少女を狙って殺していたんですね・・・

その他にも父母役でマーク・ウォールバーグやレイチェル・ワイズ、祖母はスーザン・サランドンというような豪華メンバー。
でもハッキリ言ってスーザン・サランドンはいらないな。


最初はファンタジー色が強いので、あぁ、こんな映画なのね・・・と淡々と観ていました。
でも妹が隣人宅に忍び込んだあたりから引き込まれる感じ。
まぁ、細かい難点を挙げれば、妹が証拠のモノを手に入れて家に戻ったのに両親のキスを見てボーっとしているのも変だし。
大人二人でやっと転がせる大型金庫を犯人はどうやって一人で車に積んだのか?とか突っ込みどころはいっぱいありました。


犯人が死ぬ場面も「こんな事で・・・」とも思うし、何も罰せられないのはやりきれないですね。
大型金庫が泥沼に沈んでいくのも、これで永遠に浮かばれないと思ってしまうけど、アメリカではもう死体(遺骨)には何も執着がないのでしょうか?

それからスージーが最後に選ぶ究極の選択は「キスをすること」でした。
あ~これが物議を醸し出したラストなのかと思ったけど、14歳だもの、それもありだよね~

あの世とこの世の境目で自分の身に起きた事を考えるスージーが、短い人生だったけれど愛されていて満ち足りていた事に気付き、最後は自分の夢を実現して天国に昇っていくのが切なくて哀しくて、でも温かみもなぜか感じた作品です。
死んでからもさらに精神的に成長したようなスージーをシアーシャ・ローナンはしっかり演じきっていてまずまずの内容だったと思います。


今回の評価は・・・  星3つ  ☆☆☆



   

   

      

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