日々、心のつぶやき☆

映画やフィギュアや好きな事を勝手につづっています。最近、弱気なのでダニエウ・アウヴェスのようなタフさが欲しいです。

「牛の鈴音」

2010-09-13 14:41:38 | 映画・DVD・音楽・TV・本など


韓国のドキュメント映画「牛の鈴音」をDVDで観ました。

(私にしては珍しい韓国映画。
そもそも韓国嫌いの私・・・韓国には行きたいとも思わない。
偏見は承知しています。
だから韓流ドラマやK・POPにもまったく興味がありません。
そんな偏った私ですがこれだけは例外で観たかったので視聴。)



2008年の作品。
韓国では300万人という観客動員を叩きだしたドキュメント映画です。
農業の機械化が当たり前の中、機械も農薬も使わずに農耕用の牛とともに暮らす老夫婦の物語です。
この作品が初監督作となるイ・チュンニョル氏が3年ほど費やしたとか。


物語の内容は・・・


15年の寿命と言われる牛だそうですが、この作品の中の老いた牝牛は40年も生きています。
もう足取りもおぼつかず、目の力もない。
そして同じく老いて不自由になった足を杖で支えやっと歩くチェ爺さん。
もう30年も一緒にこの牛と働いてきました。
チェ爺さんは無口だけれど頑固で、隣の田畑は機械化されているのに自分の田畑は牛と共に耕す毎日。
牛の食べる草をとるために農薬を使う事も拒否し、信念を曲げない暮らしをしています。



一緒に働くお婆さんは日常的に夫を責める。
「機械を使おうよ」「農薬をまこうよ」
そして「こんな人と一緒になったから苦労が続く」
「どうしてずっと楽ができないのか」
「牛と私とどっちが大事なのか」・・・
韓国女性の気の強さなのか(?)ずっと愚痴ばかり言ってました。
よろよろになった牛の世話も大変だから売ってしまおう、と提案するのも妻。
一度はチェ爺さんも牛を売りに行くのですが、高値を言うだけで売ろうとしない。
多分、最初から売る気持ちがなかったのだろうな~
この時の牛の涙にはグッときました。


物語は牛と共に淡々を描かれています。
畑の斜面を這いつくばるように農作業をするチェ爺さん、そしていつも傍らに牛。
チェ爺さんの具合が悪く町の病院に行くにも、牛に引かれて行くのです。
車の通る道を牛はゆっくり進むし、駐車場でも車の隣に牛は繋がれて老夫婦を待っています。


それでもやはり牛の寿命はやってきてしまう・・・
いつもは牛に邪険にしてしまったお婆さんが、牛の最期に「まだ逝くのは早いよ。」と言うシーン。
そしてチェ爺さんも「天国に行くんだよ。」と語りかけるシーン。
牛が息をひきとる時はかなり胸がキューンとなるように悲しかったです。
牛が葬られるのも見届け、老夫婦のために何度も何度も運んだ木の枝が山積みになっている光景には感動しました。
牛の鈴をチリンチリンと鳴らすさみしげなチェ爺さん・・・
何も言葉はいらないですね。


老いた牛とチェ爺さんの強い絆を感じ、地味ながらも黙々と働き続ける老夫婦の姿をしっかりとらえた良い作品だったと思います。
素直に感動しました。



今回の評価は・・・   星4つ   ☆☆☆☆

















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23,818円!!!

2010-09-12 15:28:32 | 日々のこと
残暑はあるけど、少しずつ秋を感じるようになりました~
本当に少しずつですけどね。
さて、9月分としての電気料金の請求書が来ました。
実際は8月10日~9月9日までの31日間の請求です。

多分最高記録で23,818円でした!


この前が2万円越えをしたから覚悟はしていましたよ。
全部で4台あるエアコン、ほぼ2台はいつも稼働していたかな。
その上、夏休み中の受験生もいたし・・・
でも一番の原因はエアコンの古さですね。
メインを含めて4台中の2台は年代物! 10年以上経っていますから。

でも、我が家がエアコンを使うのは夏限定だからな~
確かに新しい省エネエアコンだったらもっと電気料金も抑えられると思う。
だけど買い換えるにはそれなりの資金もかかる。
まぁ、夏の3カ月限定だと思えば仕方ない出費でしょう。
とにかくこの歴史的にも暑い2010年の夏を快適に過ごせて良しとしよう。
生きていくための必要経費と言う事で・・・


            



さて、話は変わりまして。
次男坊がラー油をいただいてきました。


多分、まだ品薄でスーパーにはないようですね。
一度は食べてみたかったので嬉しい~
ガーリックがカリカリとして、かなり美味しかったです。
同じような商品を見る度に「でもやっぱり桃屋のが食べたい!」と頑なに他製品を買わなかった私。
「桃屋」ブランドのものはいろいろお気に入りがあるので「桃ラー」とも言う・・・
商品開発に力を感じるお気に入りのメーカーです。
あ~、しかし美味しいね~



その他の最近の献立は・・・


キーマカレー、ナン、大学芋など



天ぷら、冷うどん、レンコンの煮物、秋刀魚の開き



すき焼き、マグロの山かけ、枝豆など



サーモンのムニエル、ひじきと大豆の煮物など



筑前煮、とんかつ



カツオのお刺身、鶏手羽のスパイス焼き、サラダ



ビーフシチュー、ガーリックパンなど



スコッチエッグ、アスパラとベーコンの炒め物など



豚しゃぶサラダ、かぼちゃの煮物、鶏手羽の唐揚げなど



ハンバーグ(ドミグラスソースや大根おろしで)



冷うどん、天ぷら、海鮮丼など



生姜焼き、ポテトサラダ、牛蒡と蒟蒻の煮物、厚焼き玉子


以上でした
ダイニングまでエアコンが効けば夏でもシチューを作れる・・・



(プロ野球のひとり言)・・・

球児君、昨日は打たれちゃった
疲れもたまっていたしね。
ドンマイドンマイ。

それにしてもやっぱり中日がやってきた!

















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「アンヴィル!夢を諦めきれない男たち」

2010-09-10 19:29:02 | 映画・DVD・音楽・TV・本など
  


ヘヴィメタロックバンドの「アンヴィル」のドキュメント映画をやっとやっと観ました。
70年代や80年代のロックが好きな者として、日々が過ぎるのは時には残酷に感じてしまうけど。
(私だけだろうか・・・)
この作品はカナダ出身のバンド「アンヴィル」が売れなくても諦めずに30年も続けている姿を追ったドキュメントです。


スラッシュの言葉・・・「30年も続けるなんてなかなかいないよ。ローリング・ストーンズ、ザ・フー、それにアンヴィルだ。」


この作品は日本で始まり、日本で終わります。
1984年8月の伝説の「スーパーロック84」に出場したアンヴィル。
しかしその後は他の出場したバンド(ボン・ジョヴィやスコーピオンズやホワイトスネイクなど)はどんどん売れてビッグになったのにアンヴィルはそのままマイナーな存在・・・


しかし彼らは決してあきらめなかった。
家族や仲間の支えの中、地元トロントでは給食配達員や建設作業員などの仕事をしながら何とか食べている状態。
それでも曲を作り続け決して音楽をあきらめない。
そんな中、ヨーロッパツアーが実現したものの、ツアー先では観客も少なく待遇も悪い。
移動の電車にも乗りそびれたり。
そして最悪なのはギャラもなかった・・・
まぁ、しっかりしたマネージメントがなかった事もあるけれど、それでも彼らのステージは熱かった~


メンバーの主要な二人リップスとロブの存在がまたすごく味があります。
この二人の絆は世界一強いのでは。
CD製作にかかるお金を工面するためにテレフォン・セールスの仕事をするリップス。
ヘヴィメタの本人の見た目とは違って、音は真面目だから口八丁ののセールスの仕事には不向き。
ロブはちょっと落ち着いて大人のイメージでした。
自宅スタジオで落ち着く表情も良いし絵も巧い。
リップスとロブが激しい口論をするシーンはバンド内では良くあるだろうな~と見ていたら、リップスが仲直りしたくて謝り涙を流す・・・そんなシーンは心に響きました。

そしてロブの言葉・・・
「人生は短い。だから今やるしかない」
今やるしかないと思ってずっと30年以上もアンヴィルで活動をしてきたのはただ凄かった。
確かに好きな事をやっているだけかもしれない。
それでも自分の選んだ音楽をあきらめずに苦境に立ち向かいながら活動しているのには圧倒されました。


そして、日本からの招待。
幕張メッセでの演奏前「観客が数人だったらどうしよう・・・」と気弱な言葉が出たのに日本のロックファンはそんな事はないんだな。
大勢のファンの大歓声、アンヴィルの最高の演奏、このシーンは良かったですね~


この映画はドキュメントとして撮り続けてきたそうですが、日本の試写会の後の突然のアンヴィルの登場に大騒ぎだった報道も覚えています。
渋谷の雑踏に立つリップスとロブの幸せそうなお顔。
日本って良い国でしょう?


「ANVIL」・・・カッコいいじゃないですか。
歳を重ねるとこの作品の良さが良くわかります。
家族を大切にしながら夢を諦めなかった男たちも50代。
ずっと売れなかったメタルロックバンド「アンヴィル」の哲学的メッセージが心に響きました。


今回の評価は・・・   星4つ   ☆☆☆☆
























キアヌ・リーヴスも応援。
誰もが自分の心にアンヴィルのような不屈の精神を持ちたいと思っているだろうな・・・















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南インド料理

2010-09-08 18:52:27 | 日々のこと


台風接近の今日だけど大親友と久しぶりにランチに行きました。
ずっと食べたかった南インド料理・・・カレーですけどね。
このお店ずっと行きたかったから嬉しい~


ランチもお得で種類も多くて悩みました。
とりあえずCランチ、内容は焼き立てナンとカレー三種類、サラダ、ドリンク、デザートで880円也!
とにかくナンが美味しかった~
カレーもキーマやかぼちゃやジャガイモと茄子のカレーを選びました。
ドリンクはラッシー、デザートはマンゴーアイス。
全部美味しくて気に入りました。


このお店インド人の方だけでやっているのですが、メニューの説明も丁寧でどれも食べたくなっちゃう。
マサラドーサやタンドリーチキンは今度食べようっと!

インドカレーを食べて、カフェに移動しておしゃべりしまくった5時間でした

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新コーチ決定!

2010-09-07 20:42:30 | フィギュアスケート
私生活バタバタ忙しくしております・・・

そんな中、入ってきたニュースは

浅田真央選手の新コーチが佐藤信夫先生に決定!

これはまた嬉しいニュースではないですか?


先日、「アーティストリー・オン・アイスショー」で氷上結婚式を見せてくれた中国の申雪・趙宏博ペアに祝福を捧げた今季のタンゴ、ワクワクしました。
見る度に成長をする浅田選手の今季にまた期待したいです。
 
それにしても中国でのインタビューにも真摯に答えていた浅田選手。
いつもながらキムと比較され答えにくい質問にもしっかりとした言葉で話していました。
その中で浅田選手からオーサーに連絡した事はないか?の質問にも
「その話は全く根拠のないことです。私はそのニュースを聞いたとき、とても驚きました。」とはっきり否定をしていました。
こうしていつもキム関係で嫌な思いをしているはずなのに、彼女はいつも毅然としていて強さを感じます。
このニュースが日本で流されないのは不思議だけど。



そうか、佐藤コーチか!
小塚君みたいに佐藤コーチに背中をポンと押されてリンクに出ていったら良いな~!
(早くも妄想)
佐藤コーチの教え子だった中野友加里さんが引退しちゃってさみしかったけど。
とにかく浅田真央さんと佐藤コーチはすごく楽しみです。


オフシーズンにはいろんな素顔を見せてくれた浅田選手。(逃走中とか)
あっという間にシーズンインしそうで、フィギュアファンには嬉しい季節になりそうですね。

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「ラブ・アクチュアリー」

2010-09-04 14:49:34 | 映画・DVD・音楽・TV・本など

「ラブ・アクチュアリー」をDVDで観ました~!
群像劇の映画を最近たくさん観ているのに、王道と言われるこの作品はなぜ観ていなかったのか。
その中でもやっぱりダントツに良くできた作品なのがわかりました。

2003年製作。
そして豪華な役者陣にまずシビレます!
イギリス出身の役者の多い事!
ヒュー・グラント、リーアム・ニーソン、エマ・トンプソン
コリン・ファース、キーラ・ナイトレイ、ビル・ナイなど多彩な顔ぶれ。
(アメリカ出身と言ったら、ローラ・リニーとビリー・ボブ・ソートンなど)
みんな素敵過ぎる~


主要キャストが総勢19人。
映画の中ではそれぞれのドラマが繰り広げられます。
テーマは「世界は、どんなところでも何気ない愛情で溢れている」です。
愛の喜びもあれば、さみしさや悲しみも描かれていてどのエピソードも本当に心に染みました。


そんな中で私が気に入ったのは・・・

まず、落ちぶれたロックスターのビリー(ビル・ナイ)が最高!
おバカな事ばかり言って歌う踊る脱ぎまくる。
過去のヒット曲をちょっとだけクリスマス・バージョンにして一位を狙うビリー。
その結果も予想通りだし、いつもケンカばかりしている「チビでデブなマネージャー」との抱擁シーンが好きです。
ロックスターは死ぬまでロックスターじゃないとね。


次はもちろんヒュー・グラント。
意外と年取ってる彼だけどいつもカッコいい。
今回はイギリスの首相役ですよ。
アメリカ大統領(ビリー・ボブ・ソートン)とのバトルがかなり良かったです。
そして彼の踊りも大好きだな。
たとえイギリス首相でも恋をするのは自然な事。
秘書ナタリーを追って一軒一軒訪ねるなんてありえないだろうけど良いな~
彼とSPの歌にも感動!


それからリーアム・ニーソン。
妻に先立たれ義理の息子サムを残されたけど、愛情いっぱいに絆を結ぶお話。
このサム役の子どもがまさにイギリスのやんちゃでませた子どもで可愛かったです。
父子で「タイタニック」ごっこをするのも楽しいし、サムの恋を応援している姿も好きです。


女性陣ではまずサラ(ローラ・リニー)。
恋の予感を感じてもいざという時に彼女の携帯がいつも鳴る・・・
精神を病む弟を冷たくあしらう事が出来ないサラは大好きなカールと過ごすチャンスをも失くしてしまいます。
自分の部屋に招いて、「一秒待って」と言ってから、見えない場所で小躍りするシーンがとても可愛かった~


そして一番気持ちが奪われたのはカレン(エマ・トンプソン)のお話でした。
会社を経営する夫(アラン・リックマン)の妻であるカレン。
夫は若い女性に言い寄られまんざらでもない様子。
クリスマス・プレゼントを妻に隠れて買ったのも妻はすべてお見通し。
でもそのネックレスは若い女性に行き、妻にはジョニ・ミッチェルのCDだった時の表情は何とも言えない。
夫を支え、子ども達を愛情深く育てているカレンは夫婦の気持ちのすれ違いに胸を痛め涙を流すけれど、母の立場を投げだす事はできない。
そんな女性の気持ちをエマ・トンプソンは巧く表現していました。
(このカレンとイギリス首相が姉と弟っていうのも面白い)


その他にもコリン・ファースやキーラ・ナイトレイの良いエピソードなどもありました。
設定はそれぞれ違っても本当に愛にあふれている作品です。
Mrビーン!の登場も面白かったな~

クリスマスシーズンの風景もステキだったし、音楽もかなり良かったです。
幸せが(ちょっぴり悲しみも)散りばめられたこの作品はとてもお勧めです。
また何度も観たいかも。


今回の評価は・・・   星4つ  ☆☆☆☆  (ちょっとキワどいシーンもあるけど)





















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「17歳の肖像」

2010-09-02 17:05:23 | 映画・DVD・音楽・TV・本など


「17歳の肖像」をDVDで鑑賞。
ご存じアカデミー主演女優賞にからんだキャリー・マリガンの代表作になった作品です。
2009年製作、この時の彼女は22か23歳くらいだと思いますが16歳のティーンエイジの役が見事ぴったり。
美人というよりは童顔のキュートな女の子です。
ちょっとだけミッシェル・ウィリアムズに似てるかも。


さて、内容は・・・

1961年のロンドン郊外。
厳格な教育パパの元で暮らす16歳のジェニー(キャリー・マリガン)は成績優秀な高校生。
オクスフォード大学に進学する事を目指していて、煙草も吸うしフレンチポップスや絵画にも夢中になる普通のお年頃。

そんなジェニーがある日出会った男性がデイビッド(ピーター・サースガード)でした。
彼は言葉巧みにジェニーやジェニーの両親まで信用させ虜にさせる口達者でした。
賢いはずのジェニーも大人の世界にあこがれているのでデイヴィッドにすっかり夢中になります。
彼と出かける絵画オークションやパーティー、パリの街、そして大人の恋愛にもワクワクドキドキするジェニーの様子は良くわかりました。
制服の時は子どもっぽいのに髪をまとめてドレスを着るとまんざらでもない表情で生き生きとしていました。
そして、本当のデイヴィッドの素性がわかる時にはジェニーは高校を退学していたのでした。


まぁ、デイビッド役のピーター・サースガードは胡散臭い男に見えるから予想どおりかな。
薄ら笑いの表情ばかりだったし。
(彼は実生活でマギー・ギレンホールの夫ですよね)
こんな男にだまされるジェニーの両親はハッキリ言って情けなかった。
娘の進学はあくまでも女性としての幸せのステイタス狙いだったのは時代背景からして仕方ないけど、真の教育パパとは違うと思う。


ジェニーの立ち直りの早さにはびっくりしましたが、この映画の本当の意味はここからですね。
原題が「AN EDUCATION 」・・・まさに教育、学問と言う意味です。
成績優秀のジェニーが学校の校長先生(エマ・トンプソン)に「教育の意義を教えられる教師を揃えた方が良い。また私のような生徒は出てくる。」のような言葉を言います。
それからジェニーに論文を教えるスタッブス先生がまた良かった!!
生意気なジェニーの反発にも必死に学問の大切さを静かに教える先生、こんな人が本当に教育者なんだろうな~
ジェニーがスタッブス先生の自宅を訪れるシーンが一番好きです。
ジェニー一人だったらどうなったかわからない。
周りに支えてくれる人がいて再スタートができたように思います。


その後オクスフォード大学に入り、日々の事が語られるシーンがあります。
正直言ってそのシーンはあまり好きではないかも。
誰もが子どもから大人になるステップを上った瞬間があると思うけど、ジェニーの胸のうちは聞きたくなかったな。
それでも、退屈な当時のロンドンで一人の女の子がいろんな経験をして自分でやり直す事ができたストーリーは良かったと思います。
この後、ビートルズやローリングストーンズが出現して熱狂のロンドンになるはず。
その前のお話だったからこれはこれで面白かった。


今回の評価は・・・   星3つ半    ☆☆☆★




















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「ジェイン・オースティン 秘められた恋」

2010-09-01 11:30:16 | 映画・DVD・音楽・TV・本など

「ジェイン・オースティン 秘められた恋」をWOWOWで鑑賞。
ちょっと前に観たキーラ・ナイトレイの「プライドと偏見」がまだ記憶に新しいです。
今度の作品ではアン・ハサウェイがジェインを演じます。
彼女がこの役に強く思い入れを持って演じたとも聞きますが、また新しいジェインのイメージを残したようですね。


2007年の製作。
監督はジュリアン・ジャロルド。 この方の「キンキー・ブーツ」は面白かったです。


おもな内容は・・・

1795年のイギリス。
女性に相続権がなく、生きるためには裕福な家柄の良い相手との結婚しかないと言われる時代です。
オースティン家の次女ジェイン(アン・ハサウェイ)も周りが薦める男性ウィスリーからの求婚を受けるかどうかと言う時に、法律を学ぶアイルランド人のトム・ルフロイ(ジェームズ・マカヴォイ)と出会います。
最初は良い印象がなかったトムに対してだんだんと恋をしていくジェイン。
そしてジェインは家族も捨て一度はトムと駆け落ちをしようとするが、時代はそれを赦してくれなかった・・・というような話。

その後イギリスで代表的な女流作家となったジェイン・オースティンの伝記的なラブストーリーです。



物語を観ていくにつれ、この時代の作法やダンスのシーンが印象的です。
人と会う度にチョコンとおじぎをしてする挨拶・・・とても可愛い。
そしてパーティーでのダンスシーンはまたまた面白いです。
フォークダンスのように男女が入れ替わったり交代で動いたり、今回はこのダンスシーンがまた良い味を出していました。
ジェインとトムの視線の絡まり、言葉ではなくてもお互いの気持ちが伝わるようでした。


時代背景を考えればジェインの選択は仕方なかったと思います。
ジェインの両親さえ「貧しさが一番つらい」という考えだし、ただ愛情だけで一緒になる訳にはいかないジェインとトムの境遇。
ただ救いになるのは(?)ジェインはその後も独身を貫き、小説に人生を捧げた事でしょうか?

この二人が別れてからそれぞれ成功するのも良かったかも。
トムの娘の名が「ジェイン」と知った時のジェインの表情・・・
史実に基づいて描かれたジェイン・オースティンの短かった人生だけど輝いていた瞬間があったように感じました。


アン・ハサウェイはどんどん役幅を広げていきます。
彼女の演じるジェインは良かったな。
そしてジェイムズ・マカヴォイも適役でしたよ。
私が今まで観た中では一番好きでした。
ジェインと結婚しなかった名士の甥役ウィスリーがそれほど変な男じゃないのは残念。
本当はもっと愚かそうで醜い不器用な男と聞きました。


イギリス独特の美しい田園風景やこの時代の女性の衣装なども楽しめました。
ジェインの書く筆記体はきれいだったな~
この時代の映画がますます好きになりました。


今回の評価は・・・   星4つ   ☆☆☆☆













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