「ラブ・アクチュアリー」をDVDで観ました~!
群像劇の映画を最近たくさん観ているのに、王道と言われるこの作品はなぜ観ていなかったのか。
その中でもやっぱりダントツに良くできた作品なのがわかりました。
2003年製作。
そして豪華な役者陣にまずシビレます!
イギリス出身の役者の多い事!
ヒュー・グラント、リーアム・ニーソン、エマ・トンプソン
コリン・ファース、キーラ・ナイトレイ、ビル・ナイなど多彩な顔ぶれ。
(アメリカ出身と言ったら、ローラ・リニーとビリー・ボブ・ソートンなど)
みんな素敵過ぎる~
主要キャストが総勢19人。
映画の中ではそれぞれのドラマが繰り広げられます。
テーマは「世界は、どんなところでも何気ない愛情で溢れている」です。
愛の喜びもあれば、さみしさや悲しみも描かれていてどのエピソードも本当に心に染みました。
そんな中で私が気に入ったのは・・・
まず、落ちぶれたロックスターのビリー(ビル・ナイ)が最高!
おバカな事ばかり言って歌う踊る脱ぎまくる。
過去のヒット曲をちょっとだけクリスマス・バージョンにして一位を狙うビリー。
その結果も予想通りだし、いつもケンカばかりしている「チビでデブなマネージャー」との抱擁シーンが好きです。
ロックスターは死ぬまでロックスターじゃないとね。
次はもちろんヒュー・グラント。
意外と年取ってる彼だけどいつもカッコいい。
今回はイギリスの首相役ですよ。
アメリカ大統領(ビリー・ボブ・ソートン)とのバトルがかなり良かったです。
そして彼の踊りも大好きだな。
たとえイギリス首相でも恋をするのは自然な事。
秘書ナタリーを追って一軒一軒訪ねるなんてありえないだろうけど良いな~
彼とSPの歌にも感動!
それからリーアム・ニーソン。
妻に先立たれ義理の息子サムを残されたけど、愛情いっぱいに絆を結ぶお話。
このサム役の子どもがまさにイギリスのやんちゃでませた子どもで可愛かったです。
父子で「タイタニック」ごっこをするのも楽しいし、サムの恋を応援している姿も好きです。
女性陣ではまずサラ(ローラ・リニー)。
恋の予感を感じてもいざという時に彼女の携帯がいつも鳴る・・・
精神を病む弟を冷たくあしらう事が出来ないサラは大好きなカールと過ごすチャンスをも失くしてしまいます。
自分の部屋に招いて、「一秒待って」と言ってから、見えない場所で小躍りするシーンがとても可愛かった~
そして一番気持ちが奪われたのはカレン(エマ・トンプソン)のお話でした。
会社を経営する夫(アラン・リックマン)の妻であるカレン。
夫は若い女性に言い寄られまんざらでもない様子。
クリスマス・プレゼントを妻に隠れて買ったのも妻はすべてお見通し。
でもそのネックレスは若い女性に行き、妻にはジョニ・ミッチェルのCDだった時の表情は何とも言えない。
夫を支え、子ども達を愛情深く育てているカレンは夫婦の気持ちのすれ違いに胸を痛め涙を流すけれど、母の立場を投げだす事はできない。
そんな女性の気持ちをエマ・トンプソンは巧く表現していました。
(このカレンとイギリス首相が姉と弟っていうのも面白い)
その他にもコリン・ファースやキーラ・ナイトレイの良いエピソードなどもありました。
設定はそれぞれ違っても本当に愛にあふれている作品です。
Mrビーン!の登場も面白かったな~
クリスマスシーズンの風景もステキだったし、音楽もかなり良かったです。
幸せが(ちょっぴり悲しみも)散りばめられたこの作品はとてもお勧めです。
また何度も観たいかも。
今回の評価は・・・ 星4つ ☆☆☆☆ (ちょっとキワどいシーンもあるけど)