日々、心のつぶやき☆

映画やフィギュアや好きな事を勝手につづっています。最近、弱気なのでダニエウ・アウヴェスのようなタフさが欲しいです。

「フローズン・リバー」

2010-12-14 22:15:46 | 映画・DVD・音楽・TV・本など


ずっと観たかった映画「フローズン・リバー」をやっとやっとDVDで観られました。
2008年のアメリカ映画。
それも新鋭の女性監督コートニー・ハントの初長編作品。
低予算のインディーズ作品ながらサンダンス映画祭でグランプリ。
そして第81回アカデミー賞でもオリジナル脚本賞やその他ノミネートされた評判の高い作品と聞き、いつか劇場で観たいと思っていたのです。
日本ではなかなか公開が決まらず、それを憂いて「シネマライズ」さんが名乗りを上げた事も聞きました。
でも結局私は劇場では観られずDVD化を待っていたのですが。


物語の内容は・・・

ニューヨーク州とカナダの国境にあるセント・ローレンス川を舞台に、多額の報酬と引き換えに、不法入国者を手助けする白人女性とモホーク族女性の運命を描くドラマ。
違法な密輸ビジネスにかかわる女性たちの実話をベースに、子を守る二人の母親たちの姿を力強く映し出す。

97分の中にアメリカの抱える先住民の問題、貧困や不法移民の密入国問題、さらには人種差別もリアルに描かれ、それらの問題をさらに飛び越えた時に生まれた「人間愛」が見事に描かれていました。


特にギャンブル好きな夫に新居資金(と言ってもトレーラーハウス購入資金)を持ち逃げされ途方にくれる白人女性レイ(メリッサ・レオ)の最初のシーンから迫力がありました。
荒んだ肌、あちこちにタトゥーを入れ、その疲れ切った投げやりな表情で煙草を吸い、涙を流すシーンから始まります。

トレーラーハウスの残金もテレビのローンも払えず、さらに食べるものにも事欠く生活。
そんな場所で15歳の兄TJと5歳の弟リッキーを必死に育てようとするレイ。


一方、先住民「モホーク族」の女ライラも夫を亡くし1歳の息子を義母に奪われている状態。
ライラは違法な仕事をしつつお金を息子の暮らす家にそっと届けているのです。

そんな二人の母親が知り合った事で、凍った川を車を走らせて密入国者を運ぶ危険な仕事をする事になるのですが、その流れもすごく自然に淡々と描写されていました。
最初は銃を向け合うレイとライラがあるモノを運んだ事から「母」の表情になり、そしてお互いの子ども達のためにお金が必要なのでどんどん深みにはまっていく・・・
ギリギリに追い詰められた二人の女性の生き方がストレートに伝わってきます。


そして最後にとうとう危険な立場になった二人が選んだ決断の意味する「救い」が、あとからジンワリと心にしみてきました。
決してお涙ちょうだいではなく、感動の押し売りでもなく、最初から最後まで強さを貫いたレイとライラの表情が本当に感動です。

それ以外にも15歳の息子TJの気持ちの揺れや親を想う心、弟を支える優しさが何とも言えません。


う~ん、やっぱり予想通りの映画でした。
地味で色彩も暗い映画ですが、実話を元にしただけあって中身の濃いハードな映画でした。
最近シネコンに行っても観たい映画がない私。
こんな作品は力を入れて配給してほしいです。
とっても地味ですけどね。


今回の評価は・・・   星4つ   ☆☆☆☆   あのタラちゃんも絶賛とか。



   





   






  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バカ息子!

2010-12-14 18:20:48 | 日々のこと
好きなフィギュアスケートに浮かれていたら、フッと気付く現実の状態。
そうだ、私は受験生の母親だった・・・
そして今日は3回目の三者面談でした。


最近、さらに扱いにくい反抗期MAXのバカ息子。
だから普段は大事な事務連絡のみで後はスルーしてなるべく不愉快にならないようにしていた私。
そうすると、会話がなくなりますね~
だって何かを聞けば「ぁぁ・・・」とか「ぅぅ・・・」とか。 動物かよ
でも良いんだ、ひたすらスルー。
学校以外に家ではご飯食べて風呂入って寝てりゃ毎日が終わる生き物よ。
だけど、三者面談は親子で行かないといけない。


今日も担任は爽やかなお兄さん先生。
受験生を支える担任って大変だろうな~
こんな息子がいるし・・・


本日は私立高校の最終決定をしました。こちらはOK~!
そして公立高校の相談では少しだけ良い感触をいただけました。
(もちろん安心はしていませんが・・・)
「2学期は頑張りましたね」と言っていただいたけれど、当人はちゃんと聞いているのか。


そして一番腹が立ったのが提出書類の件。
「英検と漢検の合格証のコピーがまだ出ていないですね」と先生。
「そんなはずは・・・。もうかなり前に持たせましたが。」と私。
「出したかどうか忘れた・・・」とバカ息子。
私はかなり前にコピーして、目立つカラーのファイルに入れ、朝は「出してね」と声をかけ
帰れば「先生に渡したね」と確認をとりそれで安心していたのに。
小さな事だけど一つ一つの提出物をしっかりさせたいと協力したってこんな結果です
結局再提出となりました・・・
先生、バカ息子ですみません。


どんなに良い点をとっても、偏差値がどんどん上がっても、私の目指す子育てはそこじゃないのです。
自分で考えて自分で責任を持って行動できる人間になってほしい。
たとえ失敗しても良いから。
どうしようもなくなったら親が応援して支えるから。
だから自分で考えて自分の将来のために行動してほしい。
つくづく子育ての難しさを感じました。


父親の考え方はもっと単純です。
髪型ばかり気にしたって、制服を着崩す事に夢中になったって良い!
男はすべてそう言った事まで全部自分で責任をとれ!
ハッキリ言って、人生はなるようにしかならない。
本人が努力しなければそれだけの人生!    と言い切ります。
(それってたまに聞くと子育て放棄にも聞こえる事もあるけど・・・まぁいいか)


そんなこんなで三者面談も終了。
大きなため息と疲労を抱えて帰ってきましたよ。
全国の素直な子を持つお母さん~
育てやすいお子さんがいる方がすごくうらやましいです。


そして今日もひたすらご飯をつくるのであった・・・




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする