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絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

もりのなか 万次郎さんとおにぎり おひさまがしずむ

2018-10-17 22:03:30 | ひらきよみ(読み聞かせ)

先週の金曜日は2年生のクラスでの読み聞かせ当番でした。
ひとりで、3冊読んできました。

最初に読んだのは今回の「届ける絵本」。


基本中の基本、の絵本ですが、実は家でも小学校でもほとんど
読んだことがありませんでした。
モノトーンが娘に受け入れられなかったのかどうか、あまり
記憶に残ってないですが、家にあれば意外にお気に入りになって
いたかもしれないですが。

紙のぼうしをかぶることで、「もりのなか」=夢の中?に
入っていくぼくと、そこに登場する動物たち。
「さんぽ」について行きたくて、耳を拭いている象の姿が私の
お気に入りです笑。
2年生は、やはりピクニックのあとに残されていたアイスクリームが
気になるようでした。

かくれんぼで男の子が鬼になって数を数えている間に、動物たちは
居なくなってしまうのですが、読み終わったあと「不思議(な話)だった?」と
前の方に座っていた子に軽く訊いてみたところ反応は薄く‥。
仲間との記録タイムの時にその話をすると、「子どもには案外不思議でもなんでもなく、
すんなりと(お話が)入っていってるのかもしれませんね」との意見もあり。


2冊目は、新米の時期にぴったりだと思うこちらの絵本を。



今までに、2度ほど教室で読んだことがあるのですが、なんか、大人が面白いと
思うほどに、子供たちには面白さが伝わっていないような感じが残っていて。
これは、もしかしたら、おにぎりはお米からできている→お米は稲という
植物からできている→植物が育つためにはおひさまの光が不可欠。が理解できて
いないので、おにぎりがおてんさまに向かって一列に並んで御礼を言う
ために万次郎さんの台所から飛び出して行った、という最大のポイントが
わからないのでは、と思いました。

そこで質問形式でそのあたりのことを整理してから(笑)、読んだところ
今までにはなかった手ごたえを感じることができた気がします。
(新米を有難く思うのも、考えてみれば大人だけなのかもしれませんねー。)


3冊目に、図書館で偶然見かけたこの絵本を読んでみました。
「ちいさなかがくのとも」 沢田としきさん、こういう絵も描いていたのですね。

マンションのベランダから見える、夕暮れの景色を丁寧に描いています。
雲がひとつづつ茜色になっていく様子が美しいです。

くもが もえる。
ひとつ、ひとつ、ひが つくみたいに、
じゅんばんに もえあがる。

それと、すっかり日が落ちたあとのこのページ。

そらと くもが あおざめる。
まちじゅうが、あおざめる。


「ちいさなかがくのとも」。なかなかよいですね。

 

 


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