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絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

はじめましての絵本たちin Kawaguchi 8回目(その2)

2015-06-18 11:22:24 | 好きなもの・講座やワークショップ

その1の続きです。

‥の前に、ミシマ社にリンク貼ろうと思って調べたら、この本が載ってました。
先週末だったかな?ラジオで紹介されていて、へえおもしろうって思ってたんです。




では、新刊絵本の紹介続けます。

 副題はパキスタンのゆうかんな子どもたち。
私は、マララさんのことは知っていましたが、イクバルくんのことは知りませんでした。
マララさん表紙の方からめくるとマララさんのお話になっていて、
くるりと反対にしてイクバルくんを表紙にすると、イクバルくんのお話が
読めるようになっています。
作者は、ジャネット・ウインターさん。『ワンガリの平和の木』とか、『バスラの図書館員』とか
9月のバラ』とか、『私、ジョージア』とかの、です。




 ごはん料理がジャンルごとに描かれて
紹介されているだけなのに、とても魅力的な絵本になっています。
極楽寺の絵本屋さんの店主さんは、ごはんのお供にはずせないのは松前漬けと
書いてましたが、私はいくらのしょうゆ漬けと、とりそぼろですねえ(笑)。




 クルドのおはなしの副題通り、独自国家を
持たないクルド民族に伝わるむかし話です。
ある晩、王様の肩から蛇が生えてくる!というものすごーい始まりです。
さっと流して読んだだけなので、今度じっくり読んでみようと思います。
おぼまことさんの絵がとても合ってるなあと感じました。




ロシアの民話をベースにイギリス人の作者が
書いたおはなし。絵はエロール・ル・カイン。
兄弟のどちらもイワンという名前なんですが‥なんであえておんなじ??と
思いながら聞いてました。しかも兄弟仲がとても悪いんですよ。




副題は、空飛ぶネズミの大冒険。
ほんとうにあったお話なんじゃないの!とちょっと錯覚してしまうくらい
よくできた絵本でした。
大西洋横断飛行に成功したリンドバークより、なんと15年も前に、
大西洋を横断してニューヨークに来ていたネズミが居たんですっていう
驚きの話です。ネズミの方が先なんですよー笑。




 鉛筆の細かいタッチとやさしい黒色が
特徴的なみやこしあきこさんの絵。
なんともしっとりした夜の街の様子がとてもよかったです。
三蔵さんのレジメの紹介文には「子どもの頃を思い出します」って書いて
あって、たしかに、表紙のうさぎの親子のように、背負われて夜の街を
帰った記憶がある方もたくさん居るだろうなあと思いました。
でも、私自身は、ずいぶん大きくなって自分が親になってからの
「夜」を、なぜか思いました。




 こどものとも年少版のハードカバー本。
プラスチック板に描かれている絵が効果的、と三蔵さん情報です。
単純な話だけど、絵も文もリズミカルでおもしろかったです。
「いしゃがよい」ってことば、子供にはわからないんじゃないかな?と
思っていたら、こひつじ文庫さんでのやりとりが載っていました。




 ちいさなかがくのとものハードカバー本。
「あー」と声に出して言うだけなんですが、ちょっと工夫をするだけで、
いろんな遊び方ができるという内容。おもしろいです。




 アンジェラ・パレットさんの絵、とても
雰囲気あってステキです。
お婿さん探しのおはなしらしいのですが、さらっと絵を見ただけなので
よくわかりません。いつかまた。




 絵は高畠那生さんだったのですね。
気づかず見てました。画像だとわかりませんが、小さ目の絵本です。
「す」を落としてしまったからスイカはイカになってしまった‥という
始まりの、言葉遊び的な感じの絵本かな。




 以前紹介してもらった『ジャーニー』の続編です。
ジャーニーは女の子とまほうのマーカーというサブタイトルが付いていましたが、
今回はにじいろの地図のなぞ、となっています。
引き続きマーカーが活躍します。文字はないのですが、男女の動きが、
アニメーションの中の主人公たちに見えてきて、そのままアニメ映画になって
動き出しそうな感じです。




 小川未明作の童話に高橋和枝さんが
絵をつけています。ぼんやりした春の夜の感じがとてもよく出ています。




 こどものとものハードカバー本。
かとりせんこうの煙で蚊がぽとんぽとんと落ちていき、それから
いろんなものが、ぽとんと落ち始めるナンセンス絵本。


以上で絵本、29冊は終了です。

そして、おまけの3冊。

ポーランドのミジェリンスカご夫妻が、まる3年
かけて調べ上げて、世界中の国の中から42の国を選んでイラストを描いて
仕上げた世界図絵です。大きいです、そして読み応え見応え半端ないです。
巻末には198か国の国旗も載ってるそうです。
書いているうちに欲しくなってきました~(笑)。
余談ですが、この大きくて重い本を、三蔵さん2冊持ってきてくれたのです。
2冊ともめでたく買われていきましたが、スーツケースにしまわれていくのを
見ていたら、あーやっぱりこれ欲しい、これ私の、って思ってしまったと、
購入者のお一人が言ってました。




アリスとキャロルのパズルランド
ー不思議の国の謎解きブックー

アリスの世界をモチーフにしたなぞなぞ絵本。装丁も中の絵もとても
ステキです。表紙なんかふかふかしてますから。




22人の著名人が、どんな提案をしているのか
とても興味がありましたが、先に帰るメンバーのひとりが購入したため、
中身見ませんでした。いずれ読んでみようと思います。



今回もとても楽しい時間でしたが、三蔵さんに時間の制約があったため、
一緒にお茶の時間を持てませんでした。残念。

次回はたぶん秋ですが、またよろしくお願いします。







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