工房からの風 終わっちゃいましたね。
日曜日の傘マークがいつの間にかなくなっていて、土曜日曜ともによい天気で
ほんとうによかったです。
毎回毎回、テンション高く当日を迎え、すこし気持ちが落ち着くお昼頃に
去年はどうしていたっけ、その前はどんなことがあったっけ、と思い返すのですが、
なかなか記憶の糸が繋がらず、帰宅してからも、翌日になってからも、
今年の余韻の中で、その前のこと、前々のこと、さらには初めて出かけた日のことなんかを
愛おしく反芻しています。
今年、たくさんの人波に半ば圧倒されながら、最初に向かったのは、
舞良さんのブースです。
テントの脇が布で覆われ、ぽこぽことあいた穴から、手織りのストールや
布が見えているという、なんとも愛嬌のある展示。(詳しい写真こちらに)
ほおっーと感心している間も惜しんで、私の手は一番近くにあった布を、
もう手にしていたのですが・笑
鏡に合わせてみたら、20秒で、この布(四角いネックウエア)が自分に合うことを発見&認識。
あっという間に、とても好きになりました。
気がつけば、琴子さんもすぐ隣にいて、すこし前にご購入された布や、
今まさに決めようとしている布を、かわるがわるに見せてもらったり、見てもらったり。
そういう時間のなんと貴重で楽しいこと!
まいにちまいにちの時間も、もちろん私自身の大切な「日常」なのですが、
大きい声や、甲高い声、主張する声の中にいると、気持ちの柔らかい部分が
どんどん少なくなっていくのがわかって、とても疲れを感じます。
らふとの庭に行き交う人たちを見ているだけで、その場所に、そのとき自分が
居ることが嬉しくて、ふいに涙がこぼれてしまったり??と、思ってしまうほどでした。
作り手の方たちが50人余り。使い手候補の方々が、2日間で、どれくらい
いらっしゃったでしょうね~
でも一番多かったのは、纏っている人たちだったなあと、思っています。
気持ちのよい秋の陽射し、澄んだ空気、楽しそうな笑顔、弾む声、そういうもろもろを
あの場所に居たすべての人が、自然にふくらんでくる気持ちの上に、
纏っていたと思います。