報恩坊の怪しい偽作家!

 自作の小説がメインのブログです。
 尚、ブログ内全ての作品がフィクションです。
 実際のものとは異なります。

コメントレス

2013-07-25 19:42:27 | 日記
 先ほど、高速太郎氏よりコメントを頂戴した。あくまでここに掲載しているのはボツネタを流用して遊んでるだけの、それこそ日記ネタ切れの為の自己満である。
 さて、件のコメントとは……。

>テレビのレポーター風な問いかけ・・・
「最近の、JR北海道は事故が多いように思います。
ユタ鉄道博士としては、頻発する原因とその対策を
どのようにお考えでしょうか???」

 鉄道博士と言われるほどの知識は無いのだが、1つ言えることは、確かに車両故障が頻発しているのは事実であろう。それで1人の死亡者も無く済んでいることを評価したい。つい最近、欧州某国で高速列車の脱線事故が発生し、多数の死傷者を出した。
 先進国ですら、そのような大事故を発生させているのである。それを未然に防いでいるという点について、特筆すべきだろう。
 但し、こうも頻発してダイヤが乱れると利用者としても安心できないのは事実だ。何でも故障の相次いでいる車両は、私も把握しきれていない新型車両ばかりだという。
 一昨年の社員旅行で北海道に行った時、札幌駅などでそれらの車両を目にする機会があった。しかし、私は利用していない。自由行動で乗った物は全て「電車」であり、「気動車」ではない。何故だか、乗ってはいけないような気がしたのだ。俗に言う、『虫の知らせ』である。
 既にマスコミや一部の識者が言っているが、JR北海道の財力と人材に原因があるのだろう。何しろ、前社長があの世に逃げ出すくらいだ。

 新型車両を開発する時、費用を必要以上にケチらなかったか?電車だったので火を噴くことはなかったが、JR東日本でも似たようなことをして、鉄ヲタから「走るンです」と揶揄された電車が存在する。京浜東北線でも故障が頻発して、【自主規制致します】。
 旧国鉄時代製造のキハ183系の方が頑丈なのが気になる。
 気動車ではなく、客車列車にしてもいいのでは?ディーゼル機関車牽引の客車である。客車には基本的にエンジンを積んでいないのだから、乗客が巻き込まれる心配も激減するだろう。
 スピードはダウンするだろうが、そもそも時速130キロで走行する必要があるのか?客車の方が製造コストも安いだろう。
 電化区間は現状でもいいのだろうが、非電化区間はスピードダウンしてでもいいと思うのだが。
 すいませんね。これくらいしか思いつかなくて。

 
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調子に乗るブログ。

2013-07-25 17:55:12 | 日記
 “ボカロマスター”より。今度はエミリーの視点。

[06:00.日本アンドロイド研究開発財団仙台支部 エミリー]

 私の名はエミリー。ドクター南里の忠実なるアンドロイド、ガイノイドであり、財団からは“マルチタイプ”にカテゴライズされているものであります。
 ここまで起きた事件の概要について、時系列にて御報告させて頂きます。

 昨日21:58:23.
 ドクター南里と共に研究所へ帰宅。この時、既に鏡音レンを含むボーカロイド全員の充電中を確認。

 同日22:23:32.
 ドクター南里、就寝される。同時に研究所内、セキュリティのセットを確認。

 同日23:12:02.
 ドクター赤月、研究所に到着。今夜は研究所に宿泊されるとのこと。既にドクター南里より承認されているものであり、一時セキュリティを解除する。

 同日23:47:54.
 ドクター赤月、客室にて就寝される。一時解除していたセキュリティを再セット。

 翌日01:57:45.
 ボーカロイド居住区より、初音ミクの無断退出を確認。

 同日02:01:19.
 研究所よりUNKOWN無断退出を確認する。

 同日02:05:37.
 初音ミクの無断退出を注意する(*)。

 *この時、未確認データが検出されている。ここより敷島さん搬送後まで、初音ミクと私のメモリーに食い違いが見られる。私はセキュリティを作動させたのは初音ミクと判断した。しかし、初音ミクはエントランス・ドアを開けていない。この辺はドクター達の解明が待たれるところである。

 同日02:15:28.
 研究所外への無断退出をした者が鏡音レンと判明。追尾を開始する。

 同日02:17:51.
 鏡音レンによる敷島さんへの刺傷行為を現認。119番通報装置を使用。
 鏡音レンに対しては有線ロケット・アーム並びに送電による強制シャットダウン措置を講ずる。尚、この措置法はドクター南里並びに財団理事長により認められている。

 同日02:23:55.
 仙台市消防局泉北消防署より、救急隊到着。若宮隊長以下3名、敷島さんへの救急救命措置並びに搬送先病院を検索する。

 同日02:27:58.
 宮城県警泉中央警察署より、警察隊到着。パトロールカー3台、アプローチ坂へ停車。公道より規制線を張る。

 同日02:28:33.
 初音ミク、到着。敷島さんの現状を見て、号泣。救急隊の作業の邪魔になると判断し、制止する。尚、過電流により初音ミクが強制シャットダウンとなるが、私は何もしていない。

 同日02:44:22.
 敷島さんの搬送先が決定する。搬送先は医療法人療友会・泉北病院に決定。ドクター赤月、付添人として同行し、搬送開始。

 同日02:45:30.
 ドクター南里、警察からの事情聴取に応じる。私もメモリーを公開し、警察の捜査に協力する。

 この後も記録は続いているのだが、警察による捜査中のため、公開を差し控えさせて頂きます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 エミリーはボーカロイドより感情の少ないロボットなので、上記のようになるであろうと……。秒単位まで記録してる辺りが、正にロボットだなぁと……。

 補足すると、初音ミク視点の話とエミリーの記録を見比べると、時系列にズレが見られます。エミリーはそれに気づいて、「食い違いが見られる」と述べているわけです。それは人間達が解明するもので、自分が首を突っ込むことではないとも言ってますね。
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ただいま、実験中

2013-07-25 14:50:55 | 日記
 “ボカロマスター”より、前回・前々回と同じ時系列。今度はレンの視点で。

[02:00.南里研究所・正面入口 鏡音レン]

 今夜が決行の時。MEIKO姉ちゃんが立てた計画は完璧なものだ。ボクは絶対にプロデューサー、敷島孝夫を許さない。ミュージカルの主役として活躍したリンを、「故障箇所が見つかったから」という理由で壊そうとしている。
 最初は冗談だと思った。だけどMEIKO姉ちゃんはそんな冗談を言う人じゃないし、彼女の話を聞いていくうちに信憑性が増してきた。そして、ついにボクは聞いてしまったんだ。プロデューサーとリンの会話を……。確信を持ったボクの疑問は憤怒へと変わった。
 今夜、プロデューサー達はミュージカル全国公演の成功を祝って、打ち上げを盛大に行っている。南里博士は早くに帰ってきて、すぐに休んだ。なっちゃんが来たのは想定外だったけど、彼女もほろ酔い気分ですぐに仮眠室に潜り込んでしまった。大丈夫。計画に、何ら支障は無い。
 あとは奴が帰ってくるのを待つだけだ。そういえばミュージカルにも、こんなセリフがあったな。

『君を守るその為ならば、僕は悪にだってなってやる』

「!」
 その時、ボク達が寝泊りしている所から誰かやってくる気配を感じた。まずい!誰だ!?いや、そんなことより、ここのままじゃ……!えーい、こうなったら!!

 ボクは玄関のドアを開けた。急がないと、気づいたエミリー姉ちゃんがやってくる!
 幸い、外から坂の下を見ると、誰かが千鳥足気味で歩いてくるのが見えた。スキャンしてみると、対象のプロデューサーだった。
 急がないと!ボクは坂を駆け下りた。その時、MEIKO姉ちゃんから言われた注意を思い出す。
『実行の時は平常心を忘れないで。あれでプロデューサーは結構鋭いから、ちょっとでも怪しい素振りを見せると気づかれる恐れがある』
 と。そして、
『ミュージカルでやったことを思い出して』
 と。
「お帰りなさい。プロデューサー」
 ボクはあくまで、こいつを迎えに来たという設定のつもりで近づいた。幸い、向こうもそう思ったようだ。
 MEIKO姉ちゃんの言う通り、こいつはかなり酔っているようだ。ミュージカルと同じだ。そう、ボクは正にアレンの気持ちとフューチャーしていた。だから、原作と同じセリフが自然と口から出てきたんだ。
「『その調子では、襲われたらひとたまりもありませんね』」
 そいつは暢気に応えていた。ボクはそれを打ち消してやるかのように、ナイフをポケットから出した。当然、奴は驚く。ボクはもっと言ってやる。
「『そのままの意味ですよ。あなたにはここで死んでもらいます』プロデューサー」
 奴は怯えた。ここでお前を殺せば、リンは壊されずに済むんだ。死ねっ!!

 ……やったか?……やった!ボクのナイフは奴の胸に深く刺さり、血が噴き出している。が、まだ息がある。急がないとエミリー姉ちゃんが来る!だけど、どうしても聞きたいことがある。
「どうして、リンを壊そうとするんだ!?リンが何をした!?お前はリンのどこが気に入らないんだ!?」
「お、お前……何言って……!?」
 けっ!ミュージカルのレオンハルトみたいなこと言いやがって!
「『誤魔化すつもりならもういいです』」
 ボクはナイフを振り上げた。
「ロケット・アーム!」
 その時、ついに恐れていた邪魔が入った。あいつが来たんだ!あいつのロケット・パンチはボクの左顔を直撃した。物凄い威力だ。人間相手なら、これで殺せるだろう。
 邪魔はさせない!せめて、こいつを殺すまでは……!!
「邪魔するなぁぁぁぁっ!!」
 だけど、エミリーは左手を飛ばしてきてボクを掴む。た、確か、こいつの左手は……。突然、目の前が真っ白になる。エミリーが、高圧電流を送り込んできたんだ!

 ああ……リン……ごめん……。

 ボク……君を守って……あげれ………

 ザーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー………。

『重大な負荷が発生しました。再起動します』
『エラーコード:××××××××× 再起動に失敗しました。深刻なエラーが発生しました。シャットダウンします。管理者へ問い合わせてください』
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