報恩坊の怪しい偽作家!

 自作の小説がメインのブログです。
 尚、ブログ内全ての作品がフィクションです。
 実際のものとは異なります。

多摩準急先生との再会 3

2013-07-13 22:00:41 | 日記
 今日、多摩準急先生と再会した。何でも、先生が新たに傾倒している仏教団体(台湾仏教会ではない)のシンポジウムだかが日暮里であり、それに参加する為にわざわざ宮城県から出張ってきたという。凄い行動力だ。今の私の信心ではありえないものだ。
 たまたま今日は私は本業が休みだったので、上野で合流して、そこで夕食を共にした。先生の実家は真言宗とのことだが、顕正会員が是非とも顕正新聞で取り上げたいくらいの金に執着する住職とのことで、いずれはそこの檀家を抜けるつもりらしい。
 私は日蓮正宗のリーフレットを渡したが、既に先生には浄土真宗の方に興味があるらしく、受け取ってはもらえたが……。私が前に信心していた時、トラブルがあって辞めたことを知っているので、日蓮正宗に対するイメージはすこぶる悪いようだ。創価学会が1991年まで所属していた宗派というのも、イメージの悪さに拍車を掛けているもよう。顕正会は【お察しください】。
 あえて私は反論しなかった。そういうイメージを持った先生が悪いのではない。そういうイメージを持たせてしまった私の責任であるし、“あっつぁブログ”の一部リスナーの責任でもある。まさか、【自主規制】さんが敵対してくるとは思わなかったよ
 面白い展開がある。色々な宗教談話をしてみて、何故かキリスト教だけ話題に上らなかった。私がそれについて言ってみると、
「信じる者は救われる」
 という言葉が気に入らないのだという。因みに、日蓮正宗(というか創価学会か?)だと、
「信じる者は常に勝つ」
 ということなのだが。これは確信が無かったので、言わないでおいた。
 キリスト教の“7つの大罪”について説明しようかと思ったけど、やめておこう。
 “悪ノ娘”でそれがモチーフになっているの、ツボに来たね。因みに、“悪ノ娘”などに出てくる国名なのだが、キリスト教における7つの大罪それぞれに即した悪魔の名前をモチーフにしていると思われる(例:ルシフェニア王国→ルシファー、ベルゼニア帝国→ベルゼブブなど)。
 謗法じゃないよ。ただの雑学だ。これもまた小説のネタになるものでね。

 さ、東方Prpjectの音楽でも聴きながら、今度は小説制作に取り掛かるか。
コメント (3)
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本日は【お察しください】。

2013-07-13 10:12:36 | 日記
 “新人魔王の奮闘記” 少し時間が進んで……やっぱ三人称に戻します。

「失礼します。先般の……あれ?」
 横田が党本部の委員長室を訪れる。しかしそこに春明の姿は無かった。大抵は王宮にいることが多いのでそれはいいのだが、魔界自体をもしばらく不在になるという話を聞いた。
「はて?総理はどちらへ?」
「あんた、理事のくせに……」
 主任理事のロボロフは呆れた顔をする。
「陛下が正式戴冠の前に、ちょっと人間界へ行っておられる。委員長もその付き添いだ。それくらい覚えておけよ」
「おおっ、そうでした。正式に戴冠すると、更に多忙になられる。その前に、しばしの息抜きでありますね?」
「知ってんじゃん!すると、サイラスも向こうに?」
「いや、さすがに人間界に異種族を連れて行くわけにはいかんので、城で留守番だ。今頃、妹の相手でもしていることだろう」
「そうですか。あれ?確か今日って、人間界では……あの日では?」
「そうだな」
 ロボロフは眉を潜めて頷いた。
「よろしいのでしょうか?私の分析では、総理と陛下の因縁の日では?確か3月じゅう……」
「それ以上は国家機密だ!」

 その頃、人間界は仙台市内にある……ラーメン二郎!そう、実はラーメン二郎は作者の田舎にもあるのです!
「メンカタカラメヤサイダブルニンニクアブラマシマシ!」
 ルーシーは真剣な顔で、食券を出した。
「やっぱり……」
 隣の席に座る春明は、参ったなぁといった顔をした。因みに春明は初心者のため、注文の際のセリフはほとんど無い。
 で、ルーシーの前に出てきたのは……。
「7つの大罪の悪魔が逃げ出すぜ、これ!」
 春明は口をあんぐり開けた。モヤシが山盛り過ぎて、肝心の麺が全く見えない!
「春明、速やかに粛々と食しなさい。後がつかえてロットなるものが乱れ、店舗に迷惑が掛かるとの話よ」
「それ、ネットの知識だろ!」
 で、本当にルーシーは粛々と食べ始めた。
(帰ったら魔王城旧館を調べてみよう。本当にルーシーの“守護”に7つの大罪の“暴食の悪魔”がいるのかも……)
 7つの大罪の悪魔。それは大魔王ヴァール直属の将軍みたいな存在で、今はそれを使役するヴァールがいないこともあって、旧館で冬眠状態だと聞く。無論、例え長い眠りから目覚めても、“魔王の杖”を持つルーシーの言う事には従うはずだが……。因みにさすがにそれも人間界には持ち込めないので、魔王城に置いてきてある。

「大変美味しゅうございました」
 言葉遣いが少し上品になったのはいいことだが、本当にルーシー、どんぶりを空にしやがった!あれだけの山盛りを……。
「……!!」
「春明。早く食べないと、時間が迫ってるわよ」
「わ、分かってるよ!」
 とても因縁の時間に立ち会うとは思えない緊張感の無さ。相変わらず行列は続いていて、順番を待つ客の1人は新聞を広げている。随分と大きな見出しが出ている。ルーシーはそれを見て、顔を曇らせた。

 再び魔界にある共和党本部。
「もうすぐ始まるぞ!」
「特に日本人党員は全員参加な!」
「はいはい!」
 事務所内にある会議室。
「人間界と中継できる?」
「大丈夫です。向こうのインフラを使えば……」
「よし!」
〔「……東日本大震災から、まもなく3年を向かえようとしていますが……」〕
「よし、テレビ回線繋がった!」

 そして、魔王城では……。
「どこへ行く!?」
「ルーシー魔王の所業をこの目で確認してやるのさ!そこどいて!」
「断る!アベさんや陛下の許可が無いとダメだ!」
 サイラスと押し問答をしているのは、女剣士レナだった。その先には、魔王城旧館がある。
「3年以上前から続いている人間界の異常気象や想定外の大災害は、魔王が“大水晶”を動かしたからでしょう!それが人間界に大きな影響を出したのは分かってるんだ!」
「そんなことオレに言われても知らん!どうしてもと言うのなら、アベさんや陛下に直接聞いたらどうだ!」

〔「黙祷!」〕
 魔界高速電鉄の駅では、ラジオだけが流れている。但し、さすがに魔界では通常だったりする。ただ、駅の壁新聞では、
『本日、安倍首相と陛下の因縁の日』『陛下、初の黙祷へ』『勇者と魔王の対決、終焉か?』
 という見出しが躍っていた。
 14時46分に2号線5番街駅を発車する電車の運転士は、警笛を長く鳴らした。地下鉄線には珍しい人間の運転士で、もしかしたら、日本人なのかもしれない。

 またまた魔王城。新館内を歩くサイラスとレナ。
「パーティを組んでいた当時、ハルから聞いたんだ。魔王が人間界に攻め込む前、『揺さぶり』と称して、“大水晶”を使って人間界のあちこちに大災害を仕掛けたってさ」
「そんなことができるのか」
「そうさ」
「すると、アベさんが陛下に戦いを挑んでいたというのは……」
「私ゃついヴァールみたいな奴をイメージしてたんだけどね、蓋開けてみりゃ黒幕がハルの彼女の妹だったなんてさ……。殺すに殺せないみたいだね」
(互いに私怨だったのか……)
 パーティは私怨と利害の一致で結成されていたようなものなので、それが解消と同時にパーティも解散となったようだ。
「レナフィール、あんたは?何か陛下に私怨が?」
「私の場合、今の魔王に直接というか、ヴァールに恨みがあるんだよね。だけど、さすがに“最深部”までは行けないからさぁ……」
「なるほど。おおよそ分かった」
「ハルと魔王が一緒に人間界に行くって聞いた時、大丈夫かなと思ったけど」
「蒸し返しか?まあ、あのお2人なら大丈夫だろう」
 すると、衛兵達がバタバタと走って行く。
「ん?」
「陛下とアベ首相閣下がお戻りになられたぞ!!」
「ほらな?」
「そうみたいだね」

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 今年の3月に考えたネタ。さすがに現在進行形の実際の災害を取り上げることへのタブーから、サークルによって差し止めされた部分。
 OKネタでは3月ではない別の月で、仙台ではなく、都内のラーメン二郎で「メンカタ……」の呪文を唱えている。
コメント (4)
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