[4月13日16時00分 天候:晴 東京都墨田区菊川2丁目 愛原学探偵事務所2階]
車が事務所のガレージにバックで入る。
そして、タイヤが車止めに当たる衝撃がして、パールはギアをパーキングに入れた。
パール「到着です。お疲れ様でした」
愛原「ありがとう」
私は助手席から降りると、後ろのスライドドアを開けた。
愛原「着いたぞ」
リサ「車で送ってもらうと楽だね」
愛原「こらこら。そんなことを言うと、単独行動の許可が取り消されるぞ」
レイチェル「BSAAとしても、BOWはずっと監視していた方がいいのですが……」
リサ「明日は電車で通学しまーす」
愛原「うむ」
私は大きく頷くと、エレベーターのボタンを押した。
愛原「取りあえず、事務所で話そう」
リサ「お菓子はある?」
愛原「……あるよ」
リサ「わあ!」
エレベーターに乗り込み、2階の事務所に行く。
高橋「先生!お帰りなさい!」
愛原「ああ。お客さんだ。お茶とお菓子を頼む」
レイチェル「Hi.」
リサ「Hi.」
高橋「いや、リサはちげーだろ」
パール「マサ。ここはいいから、早く夕食の支度しな」
高橋「ちっ、何だよ……」
愛原「何も無かったか?」
高橋「はい。ねーちゃんからの電話も無しです」
愛原「そうか。よっぽど大変なこことが起きているらしいな」
高橋はついでとばかりに、エレベーターで3階に上がって行った。
代わりにパールが紅茶とお菓子を用意する。
私は少女達を応接コーナーのソファに座らせた。
愛原「実は今日、校長先生達と来月の修学旅行について打ち合わせしてきた」
リサ「やっぱり」
愛原「で、俺達は沖縄に行くだろ?これはリサ達も聞いているだろうが、集合場所は羽田空港だ」
リサ「知ってる」
愛原「集合時刻は、飛行機の離陸時間の1時間前だということも知ってるな?」
リサ「うん」
愛原「ところが、PTA会長の俺は更にその1時間前に集合場所にいないといけない」
リサ「クッソ早!」
愛原「そう。そしてレイチェルも知っての通り、俺はリサの監視をしなくてはならない。つまり、羽田空港まで一緒に行かないといけないんだ」
レイチェル「そうですね。リサも朝早いけど、気をつけて」
愛原「いや、そこで提案なんだ。校長先生は校長先生で、台湾組の引率をするから、やっぱり羽田空港は朝早く行かないといけないらしいんだな」
リサ「楽なのは関西組と温泉組かw」
愛原「校長先生は羽田空港のホテルに前泊するらしい」
リサ「さすが、レクサスで通学してる校長先生はお金持ちだね。教頭先生はベンツだけど」
どちらもリサや女子相撲部員、女子レスリング部員に車を反転させられている。
愛原「俺達もそうしようと思う」
リサ「おー!」
レイチェル「私が初めて来日した時、最初の日はエクセルホテルに泊まりした。後から聞いた話ですが、高いホテルだったそうです。そこですか?」
愛原「いや、予算の都合上、そんな高級ホテルには泊まれんよ。てか、BSAAはそんな高いホテル代が出せるんだなw」
レイチェル「世界製薬企業連合の出資でBSAAは動いていますので、出資金がいっぱいある間はそうですね」
愛原「それは頼もしい。しかし、こっちはこの通り、俺の個人経営の弱所探偵事務所に過ぎんのだ。校長先生の計らいで、俺と高橋は安いホテルなら前泊代を出せるが、さすがにリサ達は無理らしい」
リサ「じゃあ、どうするの?」
愛原「リサの分は、俺が自腹を切るよ。……ワンチャン、デイライトに頼めないかなと思ったりもしているが、今の状況ではなかなか聞けなくてね」
リサ「後でもう1度、エレンに聞いてみるよ」
愛原「レイチェルはどうする?」
レイチェル「そうですね……。私も前泊してみたいです。本部に相談したいと思います」
愛原「分かった。決まったら教えてくれ」
レイチェル「では、今聞いてきます」
愛原「はい?」
リサ「さすがはBSAAは行動が早いねー」
レイチェルは自分のスマホを取り出すと、それでBSAAの本部に掛けた。
ここでいう本部とは、レイチェルの身柄を預かっている日本地区本部のことか、或いはレイチェルが所属している北米支部の日本駐留隊のことを言ってるのかは不明だ。
しばらくレイチェルは英語で話していたが……。
レイチェル「Ah...wait.愛原センセイ、ホテルの料金は何円くらいになりますか?」
愛原「そんなにしないよ。1万円以下の所で探すよ」
私が答えると、レイチェルはまた英語で話し始めた。
そして……。
レイチェル「……本部の話によると、100ドルまででしたら支給するとのことです」
愛原「100ドルか。えーと……」
リサ「今、円安だよね?」
愛原「そうか!どう見ても今の100ドルの価値って、日本円で1万円を超えてるな!実質的にOKを貰ったということだな」
リサ「さすがBSAA!太っ腹~!」
レイチェル「BSAAには、それぞれ決済権が与えられています。私の上官が、私に対してできる決済権が100ドルだったのでしょう」
愛原「じゃあ、決まりだな。そこでホテルを探しておくから、前泊よろしく~」
レイチェル「了解です」
リサ「1日分、修学旅行が延長しちゃったw」
愛原「話はそれだけだ。レイチェル、わざわざ来てもらって悪かったね」
レイチェル「いいえ。有意義なお話でした」
愛原「ここから中目黒までの交通費、払うよ」
レイチェル「日比谷線の定期はあるので、バス代だけでいいです」
リサ「そうか。菊川駅から築地駅行きのバスに乗ればいいもんね」
愛原「そうだな」
リサ「わたし、送って行くよ!」
愛原「そ、そうか?」
ここから菊川駅までは、リサが認められている単独行動の範囲内である。
レイチェル「1人で大丈夫ですよ。もうあのバス、乗ったことありますから」
リサ「いいのいいの!ついでにコンビニで買い物するー」
愛原「そっちか」
リサ「というわけで、Pasmoのチャージ代ちょうだい!」
愛原「それもあるのか……」
私はレイチェルにバス代を、リサにはPasmoのチャージ代を渡した。
車が事務所のガレージにバックで入る。
そして、タイヤが車止めに当たる衝撃がして、パールはギアをパーキングに入れた。
パール「到着です。お疲れ様でした」
愛原「ありがとう」
私は助手席から降りると、後ろのスライドドアを開けた。
愛原「着いたぞ」
リサ「車で送ってもらうと楽だね」
愛原「こらこら。そんなことを言うと、単独行動の許可が取り消されるぞ」
レイチェル「BSAAとしても、BOWはずっと監視していた方がいいのですが……」
リサ「明日は電車で通学しまーす」
愛原「うむ」
私は大きく頷くと、エレベーターのボタンを押した。
愛原「取りあえず、事務所で話そう」
リサ「お菓子はある?」
愛原「……あるよ」
リサ「わあ!」
エレベーターに乗り込み、2階の事務所に行く。
高橋「先生!お帰りなさい!」
愛原「ああ。お客さんだ。お茶とお菓子を頼む」
レイチェル「Hi.」
リサ「Hi.」
高橋「いや、リサはちげーだろ」
パール「マサ。ここはいいから、早く夕食の支度しな」
高橋「ちっ、何だよ……」
愛原「何も無かったか?」
高橋「はい。ねーちゃんからの電話も無しです」
愛原「そうか。よっぽど大変なこことが起きているらしいな」
高橋はついでとばかりに、エレベーターで3階に上がって行った。
代わりにパールが紅茶とお菓子を用意する。
私は少女達を応接コーナーのソファに座らせた。
愛原「実は今日、校長先生達と来月の修学旅行について打ち合わせしてきた」
リサ「やっぱり」
愛原「で、俺達は沖縄に行くだろ?これはリサ達も聞いているだろうが、集合場所は羽田空港だ」
リサ「知ってる」
愛原「集合時刻は、飛行機の離陸時間の1時間前だということも知ってるな?」
リサ「うん」
愛原「ところが、PTA会長の俺は更にその1時間前に集合場所にいないといけない」
リサ「クッソ早!」
愛原「そう。そしてレイチェルも知っての通り、俺はリサの監視をしなくてはならない。つまり、羽田空港まで一緒に行かないといけないんだ」
レイチェル「そうですね。リサも朝早いけど、気をつけて」
愛原「いや、そこで提案なんだ。校長先生は校長先生で、台湾組の引率をするから、やっぱり羽田空港は朝早く行かないといけないらしいんだな」
リサ「楽なのは関西組と温泉組かw」
愛原「校長先生は羽田空港のホテルに前泊するらしい」
リサ「さすが、レクサスで通学してる校長先生はお金持ちだね。教頭先生はベンツだけど」
どちらもリサや女子相撲部員、女子レスリング部員に車を反転させられている。
愛原「俺達もそうしようと思う」
リサ「おー!」
レイチェル「私が初めて来日した時、最初の日はエクセルホテルに泊まりした。後から聞いた話ですが、高いホテルだったそうです。そこですか?」
愛原「いや、予算の都合上、そんな高級ホテルには泊まれんよ。てか、BSAAはそんな高いホテル代が出せるんだなw」
レイチェル「世界製薬企業連合の出資でBSAAは動いていますので、出資金がいっぱいある間はそうですね」
愛原「それは頼もしい。しかし、こっちはこの通り、俺の個人経営の弱所探偵事務所に過ぎんのだ。校長先生の計らいで、俺と高橋は安いホテルなら前泊代を出せるが、さすがにリサ達は無理らしい」
リサ「じゃあ、どうするの?」
愛原「リサの分は、俺が自腹を切るよ。……ワンチャン、デイライトに頼めないかなと思ったりもしているが、今の状況ではなかなか聞けなくてね」
リサ「後でもう1度、エレンに聞いてみるよ」
愛原「レイチェルはどうする?」
レイチェル「そうですね……。私も前泊してみたいです。本部に相談したいと思います」
愛原「分かった。決まったら教えてくれ」
レイチェル「では、今聞いてきます」
愛原「はい?」
リサ「さすがはBSAAは行動が早いねー」
レイチェルは自分のスマホを取り出すと、それでBSAAの本部に掛けた。
ここでいう本部とは、レイチェルの身柄を預かっている日本地区本部のことか、或いはレイチェルが所属している北米支部の日本駐留隊のことを言ってるのかは不明だ。
しばらくレイチェルは英語で話していたが……。
レイチェル「Ah...wait.愛原センセイ、ホテルの料金は何円くらいになりますか?」
愛原「そんなにしないよ。1万円以下の所で探すよ」
私が答えると、レイチェルはまた英語で話し始めた。
そして……。
レイチェル「……本部の話によると、100ドルまででしたら支給するとのことです」
愛原「100ドルか。えーと……」
リサ「今、円安だよね?」
愛原「そうか!どう見ても今の100ドルの価値って、日本円で1万円を超えてるな!実質的にOKを貰ったということだな」
リサ「さすがBSAA!太っ腹~!」
レイチェル「BSAAには、それぞれ決済権が与えられています。私の上官が、私に対してできる決済権が100ドルだったのでしょう」
愛原「じゃあ、決まりだな。そこでホテルを探しておくから、前泊よろしく~」
レイチェル「了解です」
リサ「1日分、修学旅行が延長しちゃったw」
愛原「話はそれだけだ。レイチェル、わざわざ来てもらって悪かったね」
レイチェル「いいえ。有意義なお話でした」
愛原「ここから中目黒までの交通費、払うよ」
レイチェル「日比谷線の定期はあるので、バス代だけでいいです」
リサ「そうか。菊川駅から築地駅行きのバスに乗ればいいもんね」
愛原「そうだな」
リサ「わたし、送って行くよ!」
愛原「そ、そうか?」
ここから菊川駅までは、リサが認められている単独行動の範囲内である。
レイチェル「1人で大丈夫ですよ。もうあのバス、乗ったことありますから」
リサ「いいのいいの!ついでにコンビニで買い物するー」
愛原「そっちか」
リサ「というわけで、Pasmoのチャージ代ちょうだい!」
愛原「それもあるのか……」
私はレイチェルにバス代を、リサにはPasmoのチャージ代を渡した。
https://www.youtube.com/@zenburu/featured
ところで,与同ブログ主さん「第一号」なんて云ってるけどww
一応、知っています。
ただ私は、今昔不問で女子小中高生が着用するから良いと考えているものであり、今の成人女性が着用してもただのコスプレ程度にしか思っていません。
私が学校での復活を望むとしているのは、そこに理由があります。
例のブログなんですが、何故かgooでの検索には引っ掛からないようになっていますねw
ヤフー経由で何とかアクセスしました。
本当に、相変わらずの御仁達ばかりですね。
私よりも長生きしそうですw