[5月10日11時00分 天候:曇 沖縄県国頭郡本部町 海洋博公園(美ら海水族館)]
オキちゃん劇場にて、イルカショーを見物する。
リサ「あれは魚じゃない!」
愛原「そりゃイルカは哺乳類だからな。漢字で『海豚』と書く」
体型的にはマナティーの方がよっぽど豚って感じなのだが、イルカの方が海の豚扱いされてしまっている。
愛原「イルカかぁ……イルカなぁ……」
高橋「どうかしたんスか?」
愛原「いや……仙台に、イルカがマスコットキャラのパチンコチェーンがあるんだ」
高橋「はあ……パラディソですかね」
愛原「うん……。 出なかったわぁ……。大赤字叩き出して、当時の給料使い果たして両親にメチャクチャ怒られたわ……」
高橋「た、大変でしたね……」
愛原「あの時は凄いパチンカスだったから……」
高橋「お、俺もです!」
愛原「今でもあのCMを見る度に、『嗚呼……どうしてあそこで席を立たなかったのか』と悔やまれる……」
高橋「お、俺もです!」
愛原「嗚呼……」
高橋「嗚呼……」
淀橋「リサ、先生達、また具合悪いみたいだよ?」
リサ「大丈夫。たまにパチンコの話して、お兄ちゃんと一緒に頭抱えてること、あるから」
小島「パチンコ依存症?」
リサ「それなら、多分ここにはいない」
小島「それもそうか」
リサ「それよりも……」
リサは口を少し開けて牙を覗かせた。
リサ「あれはどこで食べられるの?」
イルカ「ピ!?」
淀橋「イルカは食べ物じゃないっスよ、魔王様?」
リサ「え、でも哺乳類なんでしょ?」
小島「魔王様にとっては、肉食獣も食料だからね……」
リサ「肉食獣は、さすがにマズいね。人間の肉は美味そうだけど……」
淀橋「わ、私は不味いですよ。ハハ……」
小島「お、同じく……」
リサ「遠慮しなくていいのにぃ……!」
リサは瞳を鈍く赤く光らせた。
淀橋「マズッ!」
小島「目を見ちゃダメ!」
リサ「ちっ、バレたか……」
レイチェル「Hypnosis!?」
小島「そうよ!」
淀橋「え、何て?」
小島「催眠術かって」
淀橋「似たようなもんだね」
リサ「寄生虫が使えなくなったから、代わりに……」
レイチェル「Vampireみたいなこと、できるようになりましたねぇ……」
リサ「ねー?まだ寄生虫使ってる方がBOWって感じだったよね」
レイチェル「……自分で言いますか」
[同日12時00分 天候:曇 美ら海水族館・カフェオーシャンブルー]
巨大な水槽の前にあるカフェで昼食を取ることにする。
リサ「おー!」
愛原「こういう所で食う機会は滅多に無いからな、ここで食おう」
リサ「あの水槽の中から、食べる魚選ぶの?」
愛原「寿司屋じゃねーよw」
さすがに水槽の前の特等席は、指定席らしく、テーブルチャージが掛かるようだ。
そこから離れた普通席であっても、別に水槽は見える。
私達はソファ席とテーブル席に、それぞれ別れて座った。
引率者が、生徒達と一緒に食べるのはどうかと思ったからだ。
愛原「凄いな。青いカレールーのシーフードカレーとか」
高橋「たまに、海軍カレーとかでこういうのありますよね」
愛原「そうだったか?」
高橋「少し前、東京湾フェリーに乗りましたよね?あの時、土産物コーナーで見ましたよ」
愛原「あー……そういえばあったかもしれんなぁ……」
高橋「どうします?」
リサ「あのジンベイザメの活け造り」
淀橋「何人分ですか!」
レイチェル「また捕鯨すると、ゲルマン連中が文句言いに来ますよ」
愛原「あ、やっぱあれ、ゲルマン系だったのね」
レイチェルはれっきとした白人だが、あの言い方ではゲルマン系ではないようだ。
アメリカ人は旧称インディアンと呼ばれた民族以外は、移民ばかり。
レイチェルも先祖はヨーロッパからの移民だと思うが、どこから来たのか。
後で聞いてみよう。
愛原「決めた!『美ら海シーフードカレー』」
高橋「ドリンクはどうしますか?セットで付けられるみたいっスけど?」
愛原「アイスコーヒーにしよう。高橋は?」
高橋「あ、俺も同じので。ちょっと、注文してきます」
愛原「ああ、頼む」
高橋は注文カウンターへと向かった。
リサ達も決まったようだ。
愛原「リサは何にするんだ?」
リサ「『青いチキンカレー』!」
愛原「やっぱり肉にするか」
リサ「もち!本当は、あのサメ食べたかったけど」
ジンベイザメ(;゚Д゚)
愛原「だから、生け簀じゃないって!」
これだからリサは、水族館とか動物園には連れて行けないんだ。
ペンギンも絶対お持ち帰りして食べようとするだろうな。
高野芽衣子「『青いカレー』だけじゃなくて、たまには“青いアンブレラ”のことも思い出してね?」
愛原「分かってるって。……え?」
私はバッと後ろを振り向いた。
高野「お久しぶりです、愛原先生」
愛原「高野君!?どうしてここに!?」
高野「もちろん、BOW対策の為ですよ」
愛原「リサは大人しくしてるが……。まあ、今現在、あそこで泳いでるジンベイザメ食べたがってるけど、人食いしようしているわけじゃない」
高野「ええ、ええ。もちろん、リサちゃんじゃないですよ。今、“青いアンブレラ”では、沖縄本島全域が警戒区域ですから」
愛原「そ、そうなのか」
高野「特に那覇市内はご注意ください」
愛原「県庁所在地がヤバいのか」
高野「何しろ今回のBOWは、エブリンみたいに人間に化けてますからね」
愛原「エブリンか。リサと同じだな」
高野「今夜は那覇市内にお泊りでしょう?お気をつけくださいね」
愛原「おいおい。そんなこと言うんだったら、そっちで掴んでる情報、こっちにもくれよ」
高野「多分、BSAAで掴んでる情報と五十歩百歩だと思うので、それは向こうのテーブルに座ってるBSAAに聞いてください。では」
そう言うと、高野君は悠然と去って行った。
何故か、高橋の方に目配せしていたような気がするが……。
確かに、午後は再び那覇市内に戻って、そこのホテルに宿泊するんだった。
最初に泊まったホテルとは、また違うホテルである。
ランキング的には、沖縄ホテル以上シェラトン沖縄未満といったところか。
そして、ホテルに荷物を置くと、夕食まで市内散策。
明日の最終日は、空港へ集合まで自由行動である。
オキちゃん劇場にて、イルカショーを見物する。
リサ「あれは魚じゃない!」
愛原「そりゃイルカは哺乳類だからな。漢字で『海豚』と書く」
体型的にはマナティーの方がよっぽど豚って感じなのだが、イルカの方が海の豚扱いされてしまっている。
愛原「イルカかぁ……イルカなぁ……」
高橋「どうかしたんスか?」
愛原「いや……仙台に、イルカがマスコットキャラのパチンコチェーンがあるんだ」
高橋「はあ……パラディソですかね」
愛原「うん……。 出なかったわぁ……。大赤字叩き出して、当時の給料使い果たして両親にメチャクチャ怒られたわ……」
高橋「た、大変でしたね……」
愛原「あの時は凄いパチンカスだったから……」
高橋「お、俺もです!」
愛原「今でもあのCMを見る度に、『嗚呼……どうしてあそこで席を立たなかったのか』と悔やまれる……」
高橋「お、俺もです!」
愛原「嗚呼……」
高橋「嗚呼……」
淀橋「リサ、先生達、また具合悪いみたいだよ?」
リサ「大丈夫。たまにパチンコの話して、お兄ちゃんと一緒に頭抱えてること、あるから」
小島「パチンコ依存症?」
リサ「それなら、多分ここにはいない」
小島「それもそうか」
リサ「それよりも……」
リサは口を少し開けて牙を覗かせた。
リサ「あれはどこで食べられるの?」
イルカ「ピ!?」
淀橋「イルカは食べ物じゃないっスよ、魔王様?」
リサ「え、でも哺乳類なんでしょ?」
小島「魔王様にとっては、肉食獣も食料だからね……」
リサ「肉食獣は、さすがにマズいね。人間の肉は美味そうだけど……」
淀橋「わ、私は不味いですよ。ハハ……」
小島「お、同じく……」
リサ「遠慮しなくていいのにぃ……!」
リサは瞳を鈍く赤く光らせた。
淀橋「マズッ!」
小島「目を見ちゃダメ!」
リサ「ちっ、バレたか……」
レイチェル「Hypnosis!?」
小島「そうよ!」
淀橋「え、何て?」
小島「催眠術かって」
淀橋「似たようなもんだね」
リサ「寄生虫が使えなくなったから、代わりに……」
レイチェル「Vampireみたいなこと、できるようになりましたねぇ……」
リサ「ねー?まだ寄生虫使ってる方がBOWって感じだったよね」
レイチェル「……自分で言いますか」
[同日12時00分 天候:曇 美ら海水族館・カフェオーシャンブルー]
巨大な水槽の前にあるカフェで昼食を取ることにする。
リサ「おー!」
愛原「こういう所で食う機会は滅多に無いからな、ここで食おう」
リサ「あの水槽の中から、食べる魚選ぶの?」
愛原「寿司屋じゃねーよw」
さすがに水槽の前の特等席は、指定席らしく、テーブルチャージが掛かるようだ。
そこから離れた普通席であっても、別に水槽は見える。
私達はソファ席とテーブル席に、それぞれ別れて座った。
引率者が、生徒達と一緒に食べるのはどうかと思ったからだ。
愛原「凄いな。青いカレールーのシーフードカレーとか」
高橋「たまに、海軍カレーとかでこういうのありますよね」
愛原「そうだったか?」
高橋「少し前、東京湾フェリーに乗りましたよね?あの時、土産物コーナーで見ましたよ」
愛原「あー……そういえばあったかもしれんなぁ……」
高橋「どうします?」
リサ「あのジンベイザメの活け造り」
淀橋「何人分ですか!」
レイチェル「また捕鯨すると、ゲルマン連中が文句言いに来ますよ」
愛原「あ、やっぱあれ、ゲルマン系だったのね」
レイチェルはれっきとした白人だが、あの言い方ではゲルマン系ではないようだ。
アメリカ人は旧称インディアンと呼ばれた民族以外は、移民ばかり。
レイチェルも先祖はヨーロッパからの移民だと思うが、どこから来たのか。
後で聞いてみよう。
愛原「決めた!『美ら海シーフードカレー』」
高橋「ドリンクはどうしますか?セットで付けられるみたいっスけど?」
愛原「アイスコーヒーにしよう。高橋は?」
高橋「あ、俺も同じので。ちょっと、注文してきます」
愛原「ああ、頼む」
高橋は注文カウンターへと向かった。
リサ達も決まったようだ。
愛原「リサは何にするんだ?」
リサ「『青いチキンカレー』!」
愛原「やっぱり肉にするか」
リサ「もち!本当は、あのサメ食べたかったけど」
ジンベイザメ(;゚Д゚)
愛原「だから、生け簀じゃないって!」
これだからリサは、水族館とか動物園には連れて行けないんだ。
ペンギンも絶対お持ち帰りして食べようとするだろうな。
高野芽衣子「『青いカレー』だけじゃなくて、たまには“青いアンブレラ”のことも思い出してね?」
愛原「分かってるって。……え?」
私はバッと後ろを振り向いた。
高野「お久しぶりです、愛原先生」
愛原「高野君!?どうしてここに!?」
高野「もちろん、BOW対策の為ですよ」
愛原「リサは大人しくしてるが……。まあ、今現在、あそこで泳いでるジンベイザメ食べたがってるけど、人食いしようしているわけじゃない」
高野「ええ、ええ。もちろん、リサちゃんじゃないですよ。今、“青いアンブレラ”では、沖縄本島全域が警戒区域ですから」
愛原「そ、そうなのか」
高野「特に那覇市内はご注意ください」
愛原「県庁所在地がヤバいのか」
高野「何しろ今回のBOWは、エブリンみたいに人間に化けてますからね」
愛原「エブリンか。リサと同じだな」
高野「今夜は那覇市内にお泊りでしょう?お気をつけくださいね」
愛原「おいおい。そんなこと言うんだったら、そっちで掴んでる情報、こっちにもくれよ」
高野「多分、BSAAで掴んでる情報と五十歩百歩だと思うので、それは向こうのテーブルに座ってるBSAAに聞いてください。では」
そう言うと、高野君は悠然と去って行った。
何故か、高橋の方に目配せしていたような気がするが……。
確かに、午後は再び那覇市内に戻って、そこのホテルに宿泊するんだった。
最初に泊まったホテルとは、また違うホテルである。
ランキング的には、沖縄ホテル以上シェラトン沖縄未満といったところか。
そして、ホテルに荷物を置くと、夕食まで市内散策。
明日の最終日は、空港へ集合まで自由行動である。
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