[5月10日09時00分 天候:曇 沖縄県国頭郡恩納村 シェラトン沖縄サンマリーナ・リゾート→琉球バス交通貸切バス車内]
愛原「もう1泊したいホテルだったな……」
高橋「そうっスね。こういうホテルにこそ、3泊4日くらいしたいっスよ」
リサ「ここで先生と結婚式挙げたーい!」
リサはホテルの敷地内に併設されたチャペルを指さした。
愛原「神をも恐れぬ人食い鬼では、イエス・キリストの祝福は受けられそうにないな」
高橋「むしろ十字架磔からの火炙っスよね?w」
愛原「ねー?」
リサ「むー……!わたしは火炙りくらいでは死なない!」
愛原「ねー?……因みに、ホテル天長園では結婚式をいつでも執り行う……」
リサ「あそこにだけは絶対に行かない!」
愛原「はははは!」
三上「愛原会長、出発です。早く乗ってください」
愛原「あ、はーい!」
ホテル内の最終確認を終えた三上先生ら、引率の教師達がホテルから出て来る。
私達はエントランス前に横付けされた2台の貸切バスに乗り込んだ。
いつもの通り2号車の1番後ろの席に座った。
そして、バス2台が出発する。
バスガイド「皆様、おはようございます。昨夜はよく眠れましたか?バスはこれより、本島北部、本部町にございます沖縄美ら海水族館へと向かいます。所要時間は凡そ1時間ほどを予定しております。沖縄美ら海水族館は……」
男子生徒A「何か、先生達がグロッキーだぞ?」
男子生徒B「坂上先生、大丈夫っスかー?」
坂上「ちょ……あんま大声出さないでくれ。三上先生に付き合わされて二日酔い気味なんだから……」
男子生徒C「倉田先生も!?」
倉田「そうなの……」
男子生徒A「それじゃ皆で、カラオケやろー!」
坂上「おい……!」
リサ「わたしも歌うー!」
愛原「リサは昨日歌い過ぎただろ!それに、先生方が二日酔いだというのに、皆してサイコパスなんだから……」
男子生徒D「ガイドさん、この曲掛けてもらえますか?」
バスガイド「CD持ち込みですか?いいですよ」
愛原「だから、キミ達……」
〔めんそーれ♪おきうみ♪「レッツゴー!」〕
愛原「はッ!?」
私はパッとマイクを取った。
男子生徒A「いよっ!愛原会長!」
男子生徒B「愛原先生!」
男子生徒C「パチンカー愛原!」
高橋「オメーラ!拍手が足んねーぞ!!」
愛原「ウレシーサ♪イヤサーサ♪ちゅちゅちゅちゅら海♪南の島へ♪おきうみフォー!♪」
男子生徒A「フォー!」
男子生徒B「フォーッ!」
愛原「今年も皆で沖縄♪どこまでも続く砂浜♪」
坂上「…………」
倉田「…………」
私の熱唱に、2人の二日酔い教師の症状は改善するばかりか、ますます悪化したという。
愛原「めんそーれ沖縄♪ちゅちゅちゅらちゅら沖海♪レッツゴー!」
男子生徒A「レッツゴー!」
男子生徒B「レッツゴー!」
男子生徒C「レッツゴー!」
坂上
倉田
リサ「アンコール!アンコール!」
愛原「えー、では、リクエストに応じまして……。輝く♪マリンブルー♪やっと出会えたエブリデイ♪」
私は生徒達に煽てられ、CR海物語シリーズのテーマソングを歌い続けたのだった。
尚、3年3組の担任教師と副担任教師は、エチケット袋を使用したことをここに報告させて頂く。
[5月10日10時10分 天候:曇 沖縄県国頭郡本部町 海洋博公園(美ら海水族館)]
バスは予定より少し遅れて、海洋博公園の駐車場に到着した。
バスガイド「皆様、お疲れ様でした。海洋博公園に到着でございます。……」
愛原「せ、先生方、大丈夫ですか?」
坂上「こ、今度は私達が……」
倉田「バスの中で休ませて頂くことになるかもです……」
リサ「救護室に連れてってあげたら?」
淀橋「到着早々、救護室!?」
愛原「こ、これに関しては、俺は他人の事は言えない……」
私もおきなわワールドでは、しばらくバス内休憩させて頂いたわけだから。
坂上「でも大丈夫……」
倉田「吐いたらスッキリしました」
愛原「そ、それは良かったです」
坂上「あとは三上先生ですね」
倉田「三上先生も二日酔いでしたので」
私達はバスを降りた。
2人の引率の先生は、三上先生が乗っている1号車へと向かう。
愛原「三上先生、大丈夫ですか?」
三上「そうですか……。お二方は吐いたんですか……」
坂上「吐いたらスッキリしました」
倉田「私もです」
どうやら、三上先生は吐くまではいかなかったもよう。
三上「私もトイレで吐いて来ます。生徒達は、先に水族館へ引率しておいてください」
坂上「わ、分かりました」
愛原「飲み過ぎには、注意しないといけないな……」
リサ「それ、先生が言う?」
まずは美ら海水族館へ向かう。
あいにくの曇り空だ。
夜には雨が降るらしい。
さすがに全日程好天とは行かないようだ。
愛原「何だかあれだ……」
高橋「何スか?」
愛原「ファイナルファンタジーⅩ(10)のフィールドみたいだ」
高橋「割と昔のゲームの話を出しますね。確かあれ、沖縄がモチーフなんスよね?」
愛原「そうだ。だから主人公やヒロインの名前も、琉球語がモチーフの名前なんだ」
高橋「なるほど」
主人公のティーダは琉球語で『太陽』、ヒロインのユウナは『月』という意味だと聞いた。
愛原「こういう所で取材したのかもな」
高橋「さすが、先生の推理力は抜群ですね」
愛原「いやいや、これはただの想像だよ」
高橋「おい、リサ。水族館だからって、魚食うんじゃねーぞ」
リサ「大丈夫。わたしは魚、あんまり好きじゃないから」
愛原「それなら大丈夫だな」
尚、お昼過ぎに出発するそうだが、昼食は各自、園内で自由に取って良いということだった。
恐らく、団体で一塊になって食事できる場所は無いのだろう。
まあ、ここはリサ達と一緒に食べてもいいか。
愛原「もう1泊したいホテルだったな……」
高橋「そうっスね。こういうホテルにこそ、3泊4日くらいしたいっスよ」
リサ「ここで先生と結婚式挙げたーい!」
リサはホテルの敷地内に併設されたチャペルを指さした。
愛原「神をも恐れぬ人食い鬼では、イエス・キリストの祝福は受けられそうにないな」
高橋「むしろ十字架磔からの火炙っスよね?w」
愛原「ねー?」
リサ「むー……!わたしは火炙りくらいでは死なない!」
愛原「ねー?……因みに、ホテル天長園では結婚式をいつでも執り行う……」
リサ「あそこにだけは絶対に行かない!」
愛原「はははは!」
三上「愛原会長、出発です。早く乗ってください」
愛原「あ、はーい!」
ホテル内の最終確認を終えた三上先生ら、引率の教師達がホテルから出て来る。
私達はエントランス前に横付けされた2台の貸切バスに乗り込んだ。
いつもの通り2号車の1番後ろの席に座った。
そして、バス2台が出発する。
バスガイド「皆様、おはようございます。昨夜はよく眠れましたか?バスはこれより、本島北部、本部町にございます沖縄美ら海水族館へと向かいます。所要時間は凡そ1時間ほどを予定しております。沖縄美ら海水族館は……」
男子生徒A「何か、先生達がグロッキーだぞ?」
男子生徒B「坂上先生、大丈夫っスかー?」
坂上「ちょ……あんま大声出さないでくれ。三上先生に付き合わされて二日酔い気味なんだから……」
男子生徒C「倉田先生も!?」
倉田「そうなの……」
男子生徒A「それじゃ皆で、カラオケやろー!」
坂上「おい……!」
リサ「わたしも歌うー!」
愛原「リサは昨日歌い過ぎただろ!それに、先生方が二日酔いだというのに、皆してサイコパスなんだから……」
男子生徒D「ガイドさん、この曲掛けてもらえますか?」
バスガイド「CD持ち込みですか?いいですよ」
愛原「だから、キミ達……」
〔めんそーれ♪おきうみ♪「レッツゴー!」〕
愛原「はッ!?」
私はパッとマイクを取った。
男子生徒A「いよっ!愛原会長!」
男子生徒B「愛原先生!」
男子生徒C「パチンカー愛原!」
高橋「オメーラ!拍手が足んねーぞ!!」
愛原「ウレシーサ♪イヤサーサ♪ちゅちゅちゅちゅら海♪南の島へ♪おきうみフォー!♪」
男子生徒A「フォー!」
男子生徒B「フォーッ!」
愛原「今年も皆で沖縄♪どこまでも続く砂浜♪」
坂上「…………」
倉田「…………」
私の熱唱に、2人の二日酔い教師の症状は改善するばかりか、ますます悪化したという。
愛原「めんそーれ沖縄♪ちゅちゅちゅらちゅら沖海♪レッツゴー!」
男子生徒A「レッツゴー!」
男子生徒B「レッツゴー!」
男子生徒C「レッツゴー!」
坂上
倉田
リサ「アンコール!アンコール!」
愛原「えー、では、リクエストに応じまして……。輝く♪マリンブルー♪やっと出会えたエブリデイ♪」
私は生徒達に煽てられ、CR海物語シリーズのテーマソングを歌い続けたのだった。
尚、3年3組の担任教師と副担任教師は、エチケット袋を使用したことをここに報告させて頂く。
[5月10日10時10分 天候:曇 沖縄県国頭郡本部町 海洋博公園(美ら海水族館)]
バスは予定より少し遅れて、海洋博公園の駐車場に到着した。
バスガイド「皆様、お疲れ様でした。海洋博公園に到着でございます。……」
愛原「せ、先生方、大丈夫ですか?」
坂上「こ、今度は私達が……」
倉田「バスの中で休ませて頂くことになるかもです……」
リサ「救護室に連れてってあげたら?」
淀橋「到着早々、救護室!?」
愛原「こ、これに関しては、俺は他人の事は言えない……」
私もおきなわワールドでは、しばらくバス内休憩させて頂いたわけだから。
坂上「でも大丈夫……」
倉田「吐いたらスッキリしました」
愛原「そ、それは良かったです」
坂上「あとは三上先生ですね」
倉田「三上先生も二日酔いでしたので」
私達はバスを降りた。
2人の引率の先生は、三上先生が乗っている1号車へと向かう。
愛原「三上先生、大丈夫ですか?」
三上「そうですか……。お二方は吐いたんですか……」
坂上「吐いたらスッキリしました」
倉田「私もです」
どうやら、三上先生は吐くまではいかなかったもよう。
三上「私もトイレで吐いて来ます。生徒達は、先に水族館へ引率しておいてください」
坂上「わ、分かりました」
愛原「飲み過ぎには、注意しないといけないな……」
リサ「それ、先生が言う?」
まずは美ら海水族館へ向かう。
あいにくの曇り空だ。
夜には雨が降るらしい。
さすがに全日程好天とは行かないようだ。
愛原「何だかあれだ……」
高橋「何スか?」
愛原「ファイナルファンタジーⅩ(10)のフィールドみたいだ」
高橋「割と昔のゲームの話を出しますね。確かあれ、沖縄がモチーフなんスよね?」
愛原「そうだ。だから主人公やヒロインの名前も、琉球語がモチーフの名前なんだ」
高橋「なるほど」
主人公のティーダは琉球語で『太陽』、ヒロインのユウナは『月』という意味だと聞いた。
愛原「こういう所で取材したのかもな」
高橋「さすが、先生の推理力は抜群ですね」
愛原「いやいや、これはただの想像だよ」
高橋「おい、リサ。水族館だからって、魚食うんじゃねーぞ」
リサ「大丈夫。わたしは魚、あんまり好きじゃないから」
愛原「それなら大丈夫だな」
尚、お昼過ぎに出発するそうだが、昼食は各自、園内で自由に取って良いということだった。
恐らく、団体で一塊になって食事できる場所は無いのだろう。
まあ、ここはリサ達と一緒に食べてもいいか。
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