Linkman#41  乱読の後始末

-乱読、精読、積読-

書籍に触発されて「思考と空想」は、知の荒野を駆け巡るのか…

企業こころの危機管理          田中辰巳 海原純子(文藝春秋)

2007年11月03日 | 本と雑誌
Hitorigaten

 個人が大量の情報を瞬時に入手できるようになり、仕事量が等比級数的に増大した今日では、「上司」・「同僚」・「部下(後輩)」という言葉すら「死語の世界」に葬り去られるのか・・・
 情報を受けとめる側の大脳は、100万年前から進化しておらず、そのギャップが心身変調の真因か・・・

○うつ病の患者が増加:仕事量が多くなった
 → '86 ファクシミリ、'95 インターネット
 → バブル崩壊、リストラ、人員削減
○JR西日本:「できることでしたら、このマンションを私どもにお譲り頂けませんか。生活環境が変わって大変だとは思いますが、お譲りください。なぜならば、私どもはここを幹部の社宅にして、この事故を風化させないようにしたい」
○部下とのコミュニケーションが取れない:キャッチボールせず全部バットで打ち返す
○うつ病を見分ける三大病状:①気分が落ち込む、②食欲が減退、③睡眠障害 → 三つの症状が二週間以上続いた時
○うつ病は「死にたくなる病気」→ 会社かプライベートか、真相の究明したい
○会社としては、代わりの親孝行の真似をさせてもらえませんか → 両親が生きている間、年1~2回の海外旅行などは?
○「私はこれに向いていない」:努力放棄
○スペシャリストにならなくていいから3年やれ
○自分で推測、予想、工夫、修正、努力
○ピーターの法則:能力主義の組織では人は能力に応じて出世し、各階層は結果として無能の人で埋め尽くされる。その組織は各階層で能力をまだ発揮していない出世の余地のある人材によって動かされる
○JAS法違反、不当表示:マスコミは殺人未遂と見なす →「もう本当に命にかかわるような・・・」たどたどしい謝罪の気持ち 

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