Linkman#41  乱読の後始末

-乱読、精読、積読-

書籍に触発されて「思考と空想」は、知の荒野を駆け巡るのか…

ジャック・ウェルチ わが経営 上    ジャック・ウェルチ(日本経済新聞社)

2008年08月21日 | 本と雑誌
Hitorigaten

 ジャック・ウェルチ-20世紀最高に経営者と賞賛されたGEの元CEO。その人が現役時代に発したその言葉からは、まさに「情熱」と「志」がストレートに伝わってくる。本の中に引きずり込まれる、「ウェルチハリケーン」に巻き込まれる、血湧き肉躍るような感覚に陥った次第・・・

○社員がどれだけ大きく成長でくるか、どれだけすばやく動けるか、その限界を決めるのは、唯一その創造力と意欲、各個人の志の高さ以外にはないことをみんなが信じ、自信を持って働けるそんな企業だ
○「建設的衝突」:徹底的な議論に耐えられないようなアイディアは、市場で生き残れない
○私と一緒に協力してくれた人たちは、仕事に没頭し仕事を楽しむようになり、はじめは必ずしもそうではありませんが、最後には以前にできると信じた以上のことを成し遂げる過程を通じて自尊心を高め、自信を深めました
○コストを削りすぎたり、そのスピードが理由でつぶれた事業を見たことがない
○自分も同じように扱われたいか、公平で平等か毎朝鏡の中の自分を見てイエスと答えられるか
○変化はスローガンやスピーチによって起こせるものではない。しかるべき地位にしかるべき人を配置することによってはじめて起こせる。まず人ありきだ。戦略やその他もろもろはそのつぎの課題だ
○業績重視の文化の基礎にあるのが、素直さと公平さだ →歳月が必要
○ウオルマートの流儀:QMI 基本レベルで顧客動向を探る
○若手将校は無限の人材の宝庫:勤勉、聡明、熱心で人を率いた経験、世界でも特に過酷な地域で任務に就いた経験から柔軟
○戦略は長ったらしい行動計画ではない、絶えず変化する状況に合わせて基本的なアイディアを積極的に変更して応用することだ

コメント
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