Linkman#41  乱読の後始末

-乱読、精読、積読-

書籍に触発されて「思考と空想」は、知の荒野を駆け巡るのか…

さらば臆病国家ニッポン 佐々淳行(文藝春秋)

2024年04月30日 | 
Hitorigaten

 人類の驕りか神の怒りか、天変地異が極大化してきているような胸騒ぎがする昨今。Retirementして時間が経っている身であり、危機管理に対する感度が鈍くなっているとはいえ、厭な空想が頭を擡げてきているのが杞憂に終わることを願っている。本棚にあった本書をパラッと捲ったら、少しだけ気が楽になったような…


○クラウゼヴィッツ:「一頭のライオンが指揮する百頭の羊は、一頭の羊が指揮する百頭のライオンに勝つ(戦争論)」
○「賢明な族長は悪しき情報をもたらす部下を決して処罰しない。むしろ悪しき情報を伝えなかった部下を処罰する」
○危機管理の真髄:「鬼手仏心」―外科医の座右銘
○危機管理の四段階:①危機の予知・予測、②予防又は回避の努力とハード・ソフト両面の諸準備、③危機対処、④再発防止
○Never say “Never”.
○組織力:①リードタイム、②法的根拠、③予算の割当、④任務付与、⑤指揮命令
○会議は、不決断者の逃げ込む聖域に非ず
○最高意思決定機関(政治)=内閣の閣議(全会一致)憲法第72条
○危機管理の要諦:悲観的に準備し、楽観的に実施せよ
○記者会見の心得:知っていることを「知らない」と言うな。「言えない」と言え
○三分間ブリーフィング:結・転・承・起 拙速>巧遅
○人財・人材・人在・人罪
○率先垂範:ゲマインシャフト、利益共同体:ゲゼルシャフト
○min-max:考えられる最大の損失を最小限にする手
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