Linkman#41  乱読の後始末

-乱読、精読、積読-

書籍に触発されて「思考と空想」は、知の荒野を駆け巡るのか…

面白い奴ほど仕事人間     田原総一朗(青春出版社)

2010年05月21日 | 本と雑誌

Hitorigaten

 バリバリのキャリアではなく、ボランティア命でもなく、粋な趣味人でもない…
 無芸小食で日々是好日でもない、さりとて無為徒食と達観できず、悶々としていた折に目にした一冊。
 フレッシュマンか就活の若人をターゲットにした本であったのだろうが、卒業間近な親父にも元気を与えてくれる一冊であった…

○「およげ!たいやきくん」8ヶ月VS「だんご3兄弟」3週間
○経験則とか前例なんか使いものにならない
○これからの日本の産業構造はサービス業が中心
 →二番煎じが効かない
○環境問題:高度成長期の公害問題 →環境ホルモンどころでない
○事件そのものが時代性を体現しているわけじゃない →何かあったときの社会の反応の仕方、リアクションこそ時代性が現れる
○手段としての仕事、目的としての仕事
 :「Have →Do → Be」
○近江商人「三方よし」:自分よし、お客よし、社会よし
○仕事というものは作っていくもので、こういうことをやりましょう、ということを提案していくことが大切なんだね
○宮澤喜一:日本の政治の基軸は損か得かです。政治が損得でいける限り、自民党は大丈夫です。
○アメリカ:機会の平等、競争の自由
○日本:結果の平等
○稲盛和夫(京セラ):世の中に失敗というものはない。チャレンジをやめたとき、それを失敗
○自分とは異質な考え方の友人を持つこと
○「人生は、好きなこと探しの旅」である

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過疎地人たちの優雅な生活    村野まさよし(ダイヤモンド社)

2010年05月05日 | 本と雑誌

Hitorigaten

 地方が疲弊し、人口流出に悩む悲鳴が全国津々浦々から聞こえてくる。
 昭和の時代から、「過疎化」と「東京一極集中」の問題は繰り返され議論され、そのたびに五月雨式の公共事業や優遇措置を施し、解消を目指したのだが…
 政治や経済のしくみを変えるだけで解消できる問題とは思わないが、「国家百年の大計」と位置づけた戦略として考えれば、「一億人のくらし方」を見直す機会は、今かもしれない…

○借りられないってことは、返さなくっていいってことだからね
○「アンタら、いいように町を使ってるねえ」 →僕たちは、これをホメ言葉と理解している
○あまりのなんにもなさに、ガクゼンとしましたが、逆にいってみれば、この町を自分たちの理想的な生活ができる生活天国にしようと思ったんです
○まずは、都会ではなかなか始められないレジャーをかたっぱしから始めたんです
○「あんたの町は元気があっていいねえ」
○いいんでないかい-赤フン隊:過疎指定地域に住む男たちのリッチな生活
○「こんなのが手に入りましたから、どうぞ食べてください」:なんとも粋なのである
○田舎ラーメン、南富良野カレー

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