Linkman#41  乱読の後始末

-乱読、精読、積読-

書籍に触発されて「思考と空想」は、知の荒野を駆け巡るのか…

実は悲惨な公務員   山本直治(光文社新書)

2014年11月02日 | 本と雑誌
Hitorigaten

 人口減少社会に突入した豊葦原瑞穂国では、政治や行政のあり方が待ったなしで問われているように想う今日この頃。
 県庁所在地のシャッター通りや空き家情報、限界集落や耕作放棄地、さらに超高齢化への対応や福祉制度の見直しなど、遙かなるユートピアを目指してきた大和人にとっては、容認せざるフェーズに足を踏み入れたようである。
 しかし、70年代に「モーレツからビューティフルへ」というコピーがあったように、立ち止まり、端坐し、呼吸を整え、沈思黙考する「ゆとり」を持ちたいものである、みんなで…

○公務員数:約372.5万人 → 生産年齢人口(15~64歳)の約22人に1人
○準行政組織を含めた就労者数:約893万人
○公務員OB:年金受給者 200万人
○公務員給与を上げるも下げるも、結局はお役所の得意な(屁)理屈 → 対外的・対内的に説明がつくかどうかで決まる
○天下り:①歪んだ競争・市場を作り出している ②不適材不適所となっている ③過分な待遇を与えられている
○士業が公的手続きに関し「知の独占」をしてきた時代は確実に終わりつつある
○「臭いもの」にフタ → 公益通報者保護制度 → 安全地帯へ避難
○日本で初めての市役所内にコールセンターを開設:札幌市役所
○とんでもないイチャモンやクレームを含めてデータをストックすることで「国民にはこんな誤解もされているんだ、広報のあり方を見直さなければ」という材料にできる

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ワークライフバランス   ... | トップ | 日本の難点  宮台真司(幻... »

コメントを投稿

本と雑誌」カテゴリの最新記事