Linkman#41  乱読の後始末

-乱読、精読、積読-

書籍に触発されて「思考と空想」は、知の荒野を駆け巡るのか…

異端の人間学 五木寛之・佐藤優(幻冬舎新書)

2023年11月30日 | 
Hitorigaten

 ロシアによるウクライナ侵攻が始まって1年が過ぎ、いまだに収束の切欠すら見えない状況である。一帯一路の旗の下、ある意味では世界侵略の道を突き進む中国は、だんまりを決め込んでいるかのような(経済政策の失敗から、国内対策で手一杯か)…
 この状況で赤い色に染められた、発展途上国の人々は何を考え、どのような対応を企てているのやら…
 翻って、豊葦原瑞穂国の国会中継では、相も変わらぬ内向きで短絡的な議論がこれでもかと繰り返され、「大丈夫?」と思わず画面に話しかけてしまう今日この頃。
 先人曰く「来し方行く末が見えないときは、歴史書を読め」と。少し読書に勤しもう…


○日本専門家でないロシア人はそうなんですよ。わびさびの感覚は全くありません
○外交ということを考えても、ロシア語が自由に読み書きできる人がたくさんいないとまずい→日本の警察のロシア語力はあまり高くないですからね
○アメリカのインテリジェンスも相当弱くなっているんですよ→スノーデン事件
○ウクライナ危機のポイントはガリティア地方にある→1945ソ連赤軍の侵入
○イエズス会→プロテスタント討伐(ポーランド・ハンガリー・チェコ)→ウクライナへ
○「東方典礼カトリック教会」「ユニエイト教会」:ローマ教皇の首位権と聖霊が父および子から出る
○イエズス会士(イエズイーティ):ロシア語でペテン師
○アウシュビッツに関する三冊:ヴィセル(夜)、フランクル(夜と霧)、シモン・ルネ(アウシュビッツの奇蹟)→もはや人間のヒューマニズムの最後と砦であるクラシック音楽にさえも、人間の住む場所はないと感じた
○グロマン:人生と運命→二十世紀ロシア文学の傑作
○物象化論:マルクスを仏教的に読解したんじゃないでしょうか
○中国人とか朝鮮人は帰らない:落地生根
○日本人:何かというと本国へ帰る
○ロシア人放浪者の魂-故郷へ帰らない
○デラシネ:ふわふわと根無し草のように漂う人間のことではなく、力づくで居場所を奪われた人
コメント
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