Linkman#41  乱読の後始末

-乱読、精読、積読-

書籍に触発されて「思考と空想」は、知の荒野を駆け巡るのか…

ワインロードのランナーたち     亀地 宏(公人社)

2005年07月30日 | 本と雑誌
Hitorigaten
 約15年前に書かれた、日本一有名であろう「むらおこし」、「地域特産ワイン」のレポート。
 首長(町長)の先見性と決断、役場職員の粘り強さと農家の頑張り、町民の見識の高さ等地域の活性化に必要な要素をすべて学べる。
 余談だが、小生の先輩がワイン工場の責任者を務めているのを後で知り、誇りに思っている。

独断的要約
○ 自治体の基本は自治法!!
○ ゴールを先に観てしまう →川の中に投げ込んでしまう →後は必死になって泳ぐのみ
○ 技術屋というのは都合がいいんだな。自分が知らないことについては、当該なしで整理する。それはおかしい、と自分は思う。
○ 果樹はことによったら、その一つではないかと思う。ところが従来の延長線上だけでモノを考えとらえていると、そういうものが見えてこない。
○ 日本を離れて日本を見るんだ。世界の中で池田をつくる。そうでなければ、日本の池田はできない
○ 町民がみんなで考え行動し、連携を強めてこそ本当の活気が戻るのではないだろうか。
○ 池田ワイン会会員マナー五則
 ①飲んでも酔っぱらわない
 ②飲んでも騒がない
 ③飲んでも絡まない
 ④飲んでも悪口を言わない
 ⑤乾杯にはお返しの乾杯をする


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危機管理   佐々淳行(ぎょうせい)

2005年07月22日 | 本と雑誌
Hitorigaten
 中曽根政権下で発足した内閣安全保障室初代室長が著した、危機管理の入門書
 全国紙で報道されるような危機に直面した際、事前に読んでおいて「本当に助かった!!」と実感した一冊

独断的要約
○ Crisis Manegement:
 ①予測及び予知(情報活動)
 ②防止又は回避
 ③対処と拡大防止(Crisis Control)
 ④再発防止
○ 「いざというときに、どうしたらよいか」 という方法論に関する考え方
○ Need to know:知る必要のある人に、その情報を知らせる
○ 巧遅より拙速(ゼロより巧遅の方がよい)
○ 「念のために」の一言
  Just in case=double check
○ 悲観的に準備し、楽観的に実施する
○ 交渉方法:No,but  =  ×Yes,but
○ 集団的危機管理能力:何を知っていて、何ができる誰を知っているか?
○ 危機管理における「後藤田五訓」


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