Linkman#41  乱読の後始末

-乱読、精読、積読-

書籍に触発されて「思考と空想」は、知の荒野を駆け巡るのか…

歴史の哲学 P.F.ドラッカー(著) 上田惇生(編訳)   (ダイヤモンド社)

2021年06月30日 | 
Hitorigaten

 ドラッカー名言集、「そこから未来を見る」の副題にあるとおり、暗澹たる現代に悶絶する時に、折を見て紐解く海図の如き代物か…
 物質文明が花咲く18C半ばの産業革命以降、イデオロギーや宗教の衝突以上に、地球そのものの存在すら脅かす存在となってしまったHomo-sapiens or Home-ludens
異様に肥大した大脳皮質、前頭葉でこれから一体何を創造し、何処へ向かうのやら
 エレクトリカルパンドラの小箱-スマホを片手に現代人の苦悩は果てしなく続く…


○自らの過去を未来に向けて活かしてこそ、成功への道を進むことができる
○知識がもたらした三つの革命:第1段階 18C半ば産業革命、第2段階 1880~第二次大戦 生産性革命、第3段階 第二次大戦以降 マネジメント革命
○新技術は、自然科学と人文科学を包含する知識全体系から生まれ、かつそれを発展させる
○テクノロジストこそ、先進国にとって唯一とも言うべき競争力要因であり続ける人たちである
○成果を上げることが組織にとって唯一の存在理由である-組織が権力を持ち、権力を振るうことを許される理由である
○マネジメントとは、事業に命を与えるダイナミックな存在である-そのリーダーシップなくしては、生産資源は資源にとどまり生産はなされない
○第一次大戦後から今日まで、50年以上にわたって先進国入りした国が一つもないという事実が、グローバル経済における最大の社会的、政治的問題である
○飢餓への救済を超えた食糧援助については、慎重で無ければならない-農民の意欲を損なう
○先進国は今、集団自殺しつつある 増大する高年者人口を扶養しきれなくなったからである○重荷に耐えるには、高齢者の対極にある子供を減らすしかない
コメント
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