Linkman#41  乱読の後始末

-乱読、精読、積読-

書籍に触発されて「思考と空想」は、知の荒野を駆け巡るのか…

井深 大 企業家の思想   鹿嶋海馬(三一書房)

2016年05月07日 | 
Hitorigaten

 戦後日本の経済成長の象徴的な企業として、また、その発信するモノやライフスタイル等が世界中の若者から圧倒的な指示を受けてきた「世界のソニー」のFounder 井深大。
 混沌とした現代を資源のない小国が生き抜くには、何をどのようにすればよいのだろうか…
 闇夜で大時化の大海原を漂う我が「豊葦原瑞穂国」丸に必要とされる「覚悟」を遺言してくれた、といっては大げさだろうか…


○日本システムの欠点:①不可能な自発的改革、②人事システムの崩壊、③能力主義の暴走
○企業にとって重要なのは発明より革新なのだ。その革新は実はたわいない夢を大切にすることから生まれる
○一番のモットーは、他の人が既にやってしまったことはやらないこと。ひと真似、猿真似はやめよといいたい
○コンピュータを一切使わないで何ができるか → 情報をどう整理する → 真に有用なものを選ぶ
○「日本人が突き当たるカベは、~略~ 英語ができないという簡単なことでなく、もっと根源的なことがある」
○言葉で表現する前に相手のしぐさや雰囲気から相手の気持ちを察してしまって、わざわざ言葉にするまでもないという習慣
○無益にみえるものでも、自分から発信するものをさがす
○人間教育における精神教育の如く、科学万能では計れない伝統文化の持つ科学である
○学問する世界には創造力がつきもので、その世界に遊ぶことが自然なのである
○自然なるが故に、素直な発想から生まれた作品や製品は、必ずといっていいほど大衆に受け入れられる → 倫理規範に照らされた判断 
○将来を訪ねてそこに指針を見出す:
○「魂の営み」、「精神の解放」:疑問 → 脱皮 → 再生 自らをブレイク
コメント
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