Linkman#41  乱読の後始末

-乱読、精読、積読-

書籍に触発されて「思考と空想」は、知の荒野を駆け巡るのか…

マニフェスト論争 最終審判   木村 剛(光文社)

2019年10月31日 | 
Hitorigaten

 豊葦原瑞穂国の政治をリードしてきた中道右派・中道左派が離合集散を繰り返していた時代(衰退の始まり?)、選挙前マスコミに忽然と垂れ流されてきた「マニフェスト」という言葉。
 欧米の民主主義列強では選挙公約として当然の如く機能してきたとのことだが…
 熱しやすく冷めやすい民衆にとっては一時の流行病の如く、ただ過ぎ去りし事象だったのか
(単純に民間では儲からない、でも実施すべき事業を継続するのが政治の使命では…)


○政策構想:ポリシーとウィッシュリスト(policy Wish list) →ここを伸ばしてここを削るということをセットで示す →policy
○「ゆとり教育」:有馬朗人総長(東大 現参議院議員)
 →「しっかりとみんな最低知らなきゃいけないことを知るための教育現場にゆとりを持たせることが必要だ」
 →授業時間を減らし、学習内容を減らし…
 →教育の本質が役所任せ
○manifesto≠ ユートピアの素晴らしさを喧伝する啓蒙書
   = 具体的なゴールを指し示しながら、その手段とコストと期間を明示する行程書
○「100点満点でない限りおまえは0点だ」という論法
 →どう転んでも自分の論理は破綻することがない
 →論争的には最強のポジションを取ることができる
○反対のための反対(objection to objection)
○代替案(alternatibe)

コメント
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