Linkman#41  乱読の後始末

-乱読、精読、積読-

書籍に触発されて「思考と空想」は、知の荒野を駆け巡るのか…

個人情報流出のすべて   三井優(山下出版)

2009年03月21日 | 本と雑誌
Hitorigaten

 およそ10年前に出版された、インターネットやモバイル依存への警鐘だったのか・・・
 バリアフリー社会の構築、ユニバーサルデザインの普及あるいは省エネ・エコ実現のため、ユビキタス到来を絶対条件とする一方で、情報流出の危険性が等比級数的に増大するという現実が突きつけられたような・・・
 怪物検索エンジンが普遍化する現代社会を見れば「賽は投げられた」気がするが、「権利とは誰のためのものなのか」、またも眠れぬ夜が続きそうな・・・

○1999年:住民基本台帳法改正、通信傍受法成立 ←→ 警察不祥事
○個人情報は国民にとって財産であっても、無体物
○人が管理する情報である以上、手に入らない情報はない
○PSN(プロセッサ・シリアルナンバー):インテルペンティアムⅢ → 総背番号制
○個人情報をコントロールする権限が誰にあるか?
○プライバシーの権利:自己の情報をコントロールできる権限
○天網恢々疎にして漏らさず:悪人は最後に懲らしめられる
○OECD八原則:
 ①収集制限の原則
 ②データ内容の原則
 ③目的明確化の原則
 ④利用制限の原則
 ⑤安全保護の原則
 ⑥公開の原則
 ⑦個人参加の原則
 ⑧責任の原則

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困った上司、ダメな上司とどうつきあうか   小林正博(PHP)

2009年03月11日 | 本と雑誌
Hitorigaten

 組織で働く者の常として、人間関係を築く上では特に、「上司」と「部下」という役割を演じきらなければならない宿命もある・・・
 「重箱の隅を突くような」指摘を繰り返すより、「大ボラ吹き」の上司の下で働く方が、表面上は楽かもしれない。しかし、穿った見方かもしれないが、複雑な人間関係、成果主義の世の中では、本当に部下がそれを望んでいるのだろうか・・・

○対処方法のポイント
 ①イライラしないこと、どんなことにも平常 心を保つ努力をすること
 ②困った上司を仕事上の上司と思わない。職 制上、自分の上にいるだけと割り切ること
 ③自分がやるべきことはダメな上司であれ、 切れ者の上司であれ、きちんとやる
 ④困った上司との距離は、付かず離れずとい うスタンスを保つこと
 ⑤反面教師という考え方を持ち、学ぶべき点 を心に刻み込むこと
○課長、この件をどうしましょうか? → 君はどう思う?
○事なかれ主義者ではないか?
○行動力や実行力に欠けていないか? → 構想屋か?

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賢者の選択    B・S朝日 矢動丸プロジェクト編(ソ

2009年03月01日 | 本と雑誌
Hitorigaten

 時代の潮流に乗り、各界に君臨する勝者達の偽らざる言葉を語った番組を纏めた一冊。
 成功者が発する言葉の力は絶大であり魅惑的だが、「百年に一度の経済不況」と言われる昨今では、行間の其処此所に「?」が鏤められていたと感じるのは、致し方ないことか・・・

○三木谷浩史(楽天)
・営業はとにかく「数と熱意」で回る → 実は 泥臭く、ドブ板を踏む
・ビジネスはお金もうけではなく、付加価値を高めること
・成功したからこそ、社会還元が男の見せ所
○南部靖之((株)パソナ)
・ひとつの物差しで人生を決めるな → もう終わった物差しでこれからを測る
○松井達夫(松井証券(株))
・虚業と実業:虚業とはお客が認めないコストで成立、実業は認めるコスト
・まずは「捨てる決断」が最初
・社長の頭が最大の企業コスト
・コーポレートガバナンス:やらせてみて間違えたと思ったら社長を替える仕組み
・パラダイムシフト:価値観や考え方がひっくり返る
・がんばらないでいい方法を、がんばって考えたからそれができた
○折口雅博(グッドウィル・グループ(株))
・経営者になったつもりで本質を見抜け!
・ディスコの本質は、人がいっぱいいること → だから楽しい!!
○高原慶一朗(ユニ・チャーム(株))
・心の4つの病気:①甘え、②うぬぼれ、③おごり、④マンネリ
・「人、物、金」:人はつくるもの、商品は選ぶもの、金は使うもの
・素直な向上心と反省心こそが、一生青春であり、一生勉強、一生感動の源泉

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