Linkman#41  乱読の後始末

-乱読、精読、積読-

書籍に触発されて「思考と空想」は、知の荒野を駆け巡るのか…

あの広告コピーはすごかった 安田輝男(中経出版)

2019年06月30日 | 
Hitorigaten

 かつて街角に存在した小さな書店の消滅や新聞発行部数の減少、テレビ広告料の削減など、20世紀に一世を風靡したメディアの相次ぐ退場に、一抹の寂しさを感じているのは爺の戯言か…
 YouTubeをはじめとするSNSの隆盛は、画像と音声によるメッセージを垂れ流し、刹那の承認と快楽を断続的にあるいは独占的に脳内に叩き込み、反射的な言動や欲望を促しているようにも感じられる。
 凡そ20万年前に地上に現れた、Homo sapiensの大脳皮質が時間をかけて蓄積してきた「言語と文字」は、最強のコミュニケーションツールであると信じるものであり、その力の復権を切に願うものなり。
「はじめに言葉ありき」


○広告は出会いが勝負
○一瞬のうちに、広告読者をキャッチする
①新しい世界観を提示:'アンネの日'ときめました
②時代をたくみにキャッチ
③人間を見つめたコピー
④商品・サービス自体から生まれる:ウォークマン、味の素
⑤客観性を利用
⑥伝統に基づいたコピー
⑦出演者の魅力
⑧言葉・記号を駆使:なんである・アイデアル
⑨'たとえ'を使ったコピー:いい予備校は不幸中の幸いです、俺ってあがり症なんだ-花火
⑩パロディの精神を発揮
⑪読者参加・対面性を促す
⑫プライベートな気分をくすぐる
⑬常識を逆手のとった:諸君、学校出たら勉強しよう
⑭ショック・恐怖による
⑮広告媒体を縦横に利用
コメント
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