Linkman#41  乱読の後始末

-乱読、精読、積読-

書籍に触発されて「思考と空想」は、知の荒野を駆け巡るのか…

破天荒! サウスウェスト航空-驚愕の経営    ケビン・フライバーグ等著(日経BP社)

2021年05月31日 | 
Hitorigaten

 1973年、米国テキサス州で運行を開始した格安航空会社における、経営者と従業員が一体となって邁進したエクセレントカンパニー奮闘記か…
 ユニークな経営方針でもある「従業員第一、顧客第二」は、一見どこかのレッドチームを連想させられるが、実は自由経済における労働の価値とそれに対する感謝・報酬という果実の無限の広がりを夢想できる循環と感じたのだが…


○三つの実践:①とっぴな発想、②顧客を楽します、③財産は従業者と社内文化
○「これは仕事ではなく、改革運動なのだ」-民主主義による航空事業の確立
○絶対に口にしない言葉:「できない」、「自分の仕事じゃない」-10分間ターン
○多くの企業が成長できないのは、明確な目標を持たないからだ
○経営者の立場で行動する-疑問を持ち、結果を考える
○利益分配制度(賃金に事業利益の分け前を加算) →自社株に投資 25%分
○人の心を変えるには、しつこくする以外にない
○94年損益分岐点:1フライトあたり75人目 →利益に数えられる乗客数5人分!
○従業員は生きた広告-顧客と一対一の接触を持つ者は誰でも強力な広告
○影響力を広げる:①約束したことは必ず実行する、②自分が管理できることに的を絞れ、③準備を万全に、④政治的な技術を磨く、⑤愛情で人を動かす、⑥人の話を注意して聞く
○指導者の本質は奉仕者である
○自分の仕事の重要性を知り、自分の労働の価値を知ることは、自分自身の価値を知ることでもある
○自分のことで深刻になるのはやめよう!
○自分の利益より人に奉仕することを選べ‼
○多くの人材が毎日努力を積み重ねたおかげで実現した。組織は一人の力では動かせない。
○価値ある理想は常に、それを説いた人物よりも偉大なのだ