Linkman#41  乱読の後始末

-乱読、精読、積読-

書籍に触発されて「思考と空想」は、知の荒野を駆け巡るのか…

さおだけ屋はなぜ潰れないのか?  山田真哉(光文社新書)

2022年01月31日 | 
Hitorigaten

 2005年に初版発行され、ベストセラーになった新書本である。タイトルに惹かれ購入したものの、得意の積ん読を決め込み「本棚の肥やし」と化していた…
 読み始めると行間に引き込まれ、刺激的な題名とは異なり健全経営の本質を詳らかにした平明は読み物と解した次第


○商売の原則は等価交換:同じくらいの価値があるモノ(現金や商品-サービス)同士を交換
○うまくいっている企業は連結している
:「企業は自社にとって相乗効果の高い事業はないか?自社の技術を生かせる新規事業はないか?」ということを常に考えている
○会計版「捨てる技術」:必要なものを必要なときに必要な分だけ
○チャンスロスを考えながら目標設定を:自分が実現できそうだと思っているラインよりも少し高めに設定するのがコツである
○会計は目に見えないものを数字にする学問
・目に見えないもの:負債、資本、費用、収益・目に見えるもの:資産
○人脈は回転率で考える:100人と薄っぺらい関係を築くのではなく、100人の人脈を持つ一人の人物と深くしっかりとした関係を築くべきなのだ
○頭を使わない不正の見つけ方:回転率は非常に使える道具である
○割り算を使うことで求められる回転率をはじめとした「率」には、真実をあぶり出してくれる力がある
○「木を見て森を推測する」のが監査の仕事
○全体的に見てもさっぱりわからないものは、ポイントを絞ってみていけばなんとなくわかる
○どの数字に着目すべきか?:「ある特定の数字を定期的におさえること」
○これが分析の極意であり、これができるかどうかが数字のセンスの有無につながっていく
コメント
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