Linkman#41  乱読の後始末

-乱読、精読、積読-

書籍に触発されて「思考と空想」は、知の荒野を駆け巡るのか…

オシムの言葉   木村元彦(集英社インターナショナル)

2008年07月01日 | 本と雑誌
Hitorigaten

 '08オリンピックイヤーは、またサッカーW杯の最終予選の年でもあり、サッカーフリークは代表チームの動向に目が釘付けのようである。
 しかし、僅かな時間を遡れば、オシムという名伯楽が伝統国に対抗できるように、「蹴球維新」を達成してくれそうな気配が漂っていたことを、忘れてはいけない。('70年代JSL日立製作所、高橋英辰監督の「走るサッカー」、'74W杯オランダ代表、リヌス・ミケルス監督の「Total Football」を彷彿したのだが…)

○言葉は極めて重要だ。そして銃器のように危険でもある。このメディアは正しい質問をしているのか、ジェフを応援しているのか、そうでないのか。新聞記者は戦争を始めることができる。意図を持てば、世の中を危険な方向に導けるのだから。ユーゴの戦争だって、そこから始まった部分がある。
○システムが選手を作るんじゃなくて、選手がシステムを作っていくべきだと考えている。
○モチベーションを上げるのに大事だと思っているのは、選手が自分たちで物事を考えようとするのを助けてやることだ。
○DFは集中できずに、ピッチで寝ているのなら、ホテルに帰って寝ていてくれ!それくらい集中して目を覚ましてやっていかないと今日の試合は難しい。我々は、磐田まで遠足に来たわけではない。もし負けるようなことがあっても、自分たちのできることをすることで、我々のプレーを見せよう。やることをやってもし負けるのなら、胸を張って帰れるはずだ。
○攻撃的ないいサッカーをしようとする、それはいい家を建てようとする意味。ただ、それを壊すのは簡単です。戦術的なファウルをしたり、引いて守ったりして、相手のいいプレーをブチ壊せばいい。作る上げる、つまり攻めることは難しい。でもね、作り上げることのほうがいい人生でしょう、そう思いませんか?

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日本がもしアメリカ51番目... | トップ | 京様式経営 モジュール化戦... »

コメントを投稿

本と雑誌」カテゴリの最新記事