Linkman#41  乱読の後始末

-乱読、精読、積読-

書籍に触発されて「思考と空想」は、知の荒野を駆け巡るのか…

井上 成美   阿川 弘之(新潮文庫)

2024年05月31日 | 
Hitorigaten

 ロシアのウクライナ侵攻が泥沼化しており、その火種がヨーロッパ延いては全世界へ飛び火しないかと、掌の小さなマジックボックスを毎日ポチっとしている小市民であるのだが…
 半世紀ほど前、ラジオから流れた古典芸人の「戦争は嫌ですよ、汚いから」の言葉がリアルタイムで目に飛び込んでくる我々にできることは一体あるのだろうか…


○一部の者が国軍を政争の具、野心実現の手段として使ったいくさは正義のいくさに非ず
○凡ゆる予断と希望的観測を排して数理と情報を大切にせよ、旧套墨守はやめよ
〇「考えろ。頭を使え。アングルを変えて物事を考察する力を養え。」
〇結局、国が危急存亡の淵に立たされて、もはや凡百の政策も役に立たぬ。国家の基本となるい独立保持のためのギリギリ何とかせねばならぬ。その瀬戸際に立ち上がるのが軍隊の使命だ。したがって、失策の糊塗策として国軍を使うとか、満州事変のような為政者の野心やミエで国軍を動かす、これは罪悪だと考えた
〇「スマートで目先が利いて几帳面、負けじ魂これぞ船乗り」
〇ヘーゲル:「歴史を書くことは凡夫には出来ないけれど、歴史を作ることなら馬鹿にでも気違いでもできる」
〇ちゃんとした教養と知性を備えたジェントルマンなら、戦士として立派に戦うんです
〇武田信玄遺訓:一、分別ある者を悪人と見ること 一、遠慮ある者を臆病と見ること 一、軽躁なる者を勇剛と見ること
〇「生涯を通じて堅持して来られたのはリベラリズムということになりましょうか」→「いえ、その上にラディカルという字が入ります」
〇どんな時世であろうと、教養の裏打ちのある心の位取りが高い人間を創る、それがほんとうの学士教育ではないだろうか

コメント
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