おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は2014年版ものづくり白書の73ページ「図 122-17 外部との共同開発の実施状況」を見ましたが、今日は74ページ「図 122-20 技術情報の管理方針」をみます。
下図により、GNT企業の技術情報の管理方針を見ると、「特許を公開すると容易に模倣されるため、原則特許を取得せず技術は企業秘密としている」との回答が12.0%、「重要な技術は企業秘密とし、他社に取得されると不都合が生じる範囲に限って特許を取得する」との回答が40.0%となっていることが分かります。

これについて白書は、これらの企業は、特許の取得が技術情報の公開につながる側面に注目し、重要な技術などについては基本的に企業秘密として保護する意向があると考えられる、とあります。
一方で、「コアとなる技術について特許を取得し、模倣には原則として特許権侵害で対応する」と回答した企業が39.0%となっており、これについて白書は、これらの企業は、特許権の行使による模倣品の排除を中心に、自社技術と市場シェアの保護を図っている、とあります。
特許は出せば良いとは思っている中小企業は少ないと思いますが、今回の回答を見ると、GNT企業にはこの回答を実践するための戦略的な取り組みがあるのでしょうね!
昨日は2014年版ものづくり白書の73ページ「図 122-17 外部との共同開発の実施状況」を見ましたが、今日は74ページ「図 122-20 技術情報の管理方針」をみます。
下図により、GNT企業の技術情報の管理方針を見ると、「特許を公開すると容易に模倣されるため、原則特許を取得せず技術は企業秘密としている」との回答が12.0%、「重要な技術は企業秘密とし、他社に取得されると不都合が生じる範囲に限って特許を取得する」との回答が40.0%となっていることが分かります。

これについて白書は、これらの企業は、特許の取得が技術情報の公開につながる側面に注目し、重要な技術などについては基本的に企業秘密として保護する意向があると考えられる、とあります。
一方で、「コアとなる技術について特許を取得し、模倣には原則として特許権侵害で対応する」と回答した企業が39.0%となっており、これについて白書は、これらの企業は、特許権の行使による模倣品の排除を中心に、自社技術と市場シェアの保護を図っている、とあります。
特許は出せば良いとは思っている中小企業は少ないと思いますが、今回の回答を見ると、GNT企業にはこの回答を実践するための戦略的な取り組みがあるのでしょうね!