おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は中小企業白書(2014年版)の28ページ「第1-1-23図 中小企業・小規模事業者の倒産件数の推移」をみましたが、今日は31ページ「第1-1-27図 職業別の自殺者数の推移」をみます。
警察庁HP、内閣府HPから、自営業・家族従事者の自殺者数をみると、2004年に4,000人を割って以来3,000人台で推移していたが、2010年に7年ぶりに3,000人を下回り、その後も減少を続けて、2012年には2,299人となっていることが分かります。

また、下図は、「経済・生活問題」を理由とした自殺者のうち、自営業・家族従事者における自殺者数を原因・動機別に示したものですが、2008 年から 2012年にかけて、「事業不振」や「負債(多重債務)」等を理由とした自殺者は大きく減少していることが分かります。

このように自殺者の減少は、事業に失敗した人が再チャレンジできる仕組みである「セーフティーネット」が機能し始めたことが理由として挙げられると思います。
地方へ行くと、非常に収益性の高い企業が後継者不足で廃業の危機にあるという相談を受けることが、最近、急激に増加しています。
起業は脱サラでもできますが、軌道上にある会社の運営は経営者の経験が十分に発揮できる場と思いますので、マッチングの場を設けることができれば、この自殺問題の解消に貢献するのではないでしょうか。
昨日は中小企業白書(2014年版)の28ページ「第1-1-23図 中小企業・小規模事業者の倒産件数の推移」をみましたが、今日は31ページ「第1-1-27図 職業別の自殺者数の推移」をみます。
警察庁HP、内閣府HPから、自営業・家族従事者の自殺者数をみると、2004年に4,000人を割って以来3,000人台で推移していたが、2010年に7年ぶりに3,000人を下回り、その後も減少を続けて、2012年には2,299人となっていることが分かります。

また、下図は、「経済・生活問題」を理由とした自殺者のうち、自営業・家族従事者における自殺者数を原因・動機別に示したものですが、2008 年から 2012年にかけて、「事業不振」や「負債(多重債務)」等を理由とした自殺者は大きく減少していることが分かります。

このように自殺者の減少は、事業に失敗した人が再チャレンジできる仕組みである「セーフティーネット」が機能し始めたことが理由として挙げられると思います。
地方へ行くと、非常に収益性の高い企業が後継者不足で廃業の危機にあるという相談を受けることが、最近、急激に増加しています。
起業は脱サラでもできますが、軌道上にある会社の運営は経営者の経験が十分に発揮できる場と思いますので、マッチングの場を設けることができれば、この自殺問題の解消に貢献するのではないでしょうか。