おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は中小企業白書(2014年版)の77ページ「第2-1-9図 地域別の中間層・富裕層の人口」をみましたが、今日は80ページ「第2-1-12図 日本の対外直接投資の推移」をみます。
この図により、我が国の対外直接投資の推移をみると、海外への直接投資(「流出」)は、リーマン・ショック以降、一時減少したものの、2010年以降、再び増加に転じており、その後も、2013年には実質実効為替レートが減価しているにもかかわらず、対外直接投資の増加傾向は継続していることが分かります。
その一方、海外から国内への引揚げ(「流入」)については、10兆円前後で大きな変動はなく推移しています。
これについて白書は、製造業を中心とした対外直接投資を進めた企業は、その後、国内に引揚げてくることは少なく、国内の産業空洞化が進展しているということが推察される、としています。
今でも機械油の臭いを嗅ぐと、幼少時代の近所の工場を思い出しますが、昔のように、住宅に隣接して工場が稼働することは、騒音・振動などの環境面でも難しいようです。
また、日本人はかつてのように器用ではないと断言されるものづくり経営者もいるので、国内の産業空洞化は止められないのかもしれませんね!
昨日は中小企業白書(2014年版)の77ページ「第2-1-9図 地域別の中間層・富裕層の人口」をみましたが、今日は80ページ「第2-1-12図 日本の対外直接投資の推移」をみます。
この図により、我が国の対外直接投資の推移をみると、海外への直接投資(「流出」)は、リーマン・ショック以降、一時減少したものの、2010年以降、再び増加に転じており、その後も、2013年には実質実効為替レートが減価しているにもかかわらず、対外直接投資の増加傾向は継続していることが分かります。
その一方、海外から国内への引揚げ(「流入」)については、10兆円前後で大きな変動はなく推移しています。
これについて白書は、製造業を中心とした対外直接投資を進めた企業は、その後、国内に引揚げてくることは少なく、国内の産業空洞化が進展しているということが推察される、としています。
今でも機械油の臭いを嗅ぐと、幼少時代の近所の工場を思い出しますが、昔のように、住宅に隣接して工場が稼働することは、騒音・振動などの環境面でも難しいようです。
また、日本人はかつてのように器用ではないと断言されるものづくり経営者もいるので、国内の産業空洞化は止められないのかもしれませんね!