おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は中小企業白書(2014年版)の113ページ「第2-2-3図 地域が抱える課題への対応状況(中小企業・小規模事業者)」をみましたが、今日は115ページ「第2-2-5図 自治体の地域が抱える課題への取組内容」をみます。
下図は、中小企業庁の委託により三菱UFJリサーチ&コンサルティングが2013年11月に実施した「自治体の中小企業支援の実態に関する調査」ですが、これを見ると、都道府県では「企業誘致」などによる外部の需要を獲得することで、地域が抱える課題に対応しようとしているのに対し、市区町村では、「観光客の誘致」、「商店街活性化」、「地域ブランドの発掘・育成」などの内部からの需要創造型の施策により、地域が抱える課題に対応しようとしていることが分かります。
次に、自治体の地域が抱える課題への取組に対する中小企業からの認知度を見ると、「よく分からない」と回答した中小企業が最も多く、「取り組んでいない」と答えた中小企業も約1割おり、自治体の地域が抱える課題への取組に対する認知度は低いことが分かります。
白書はこの状況について、今ある中小企業・小規模事業者の活力をどう活用していくか、今ある地域資源や地域ブランドをどう活用していくか、地域活性化の「鍵」は外部ではなく、むしろ内部にこそあるのではないかということに、市区町村を中心に気付き始めたということは、大いに注目すべき変化といえるとしています。
地域活性化に限らず、経営戦略の中核は自分の強みの棚卸しにありますが、これは自分では気がつきにくいために、必然性のない取り組みを行ってしまうことがあるように感じます。よって、これには強く納得しますね!
昨日は中小企業白書(2014年版)の113ページ「第2-2-3図 地域が抱える課題への対応状況(中小企業・小規模事業者)」をみましたが、今日は115ページ「第2-2-5図 自治体の地域が抱える課題への取組内容」をみます。
下図は、中小企業庁の委託により三菱UFJリサーチ&コンサルティングが2013年11月に実施した「自治体の中小企業支援の実態に関する調査」ですが、これを見ると、都道府県では「企業誘致」などによる外部の需要を獲得することで、地域が抱える課題に対応しようとしているのに対し、市区町村では、「観光客の誘致」、「商店街活性化」、「地域ブランドの発掘・育成」などの内部からの需要創造型の施策により、地域が抱える課題に対応しようとしていることが分かります。
次に、自治体の地域が抱える課題への取組に対する中小企業からの認知度を見ると、「よく分からない」と回答した中小企業が最も多く、「取り組んでいない」と答えた中小企業も約1割おり、自治体の地域が抱える課題への取組に対する認知度は低いことが分かります。
白書はこの状況について、今ある中小企業・小規模事業者の活力をどう活用していくか、今ある地域資源や地域ブランドをどう活用していくか、地域活性化の「鍵」は外部ではなく、むしろ内部にこそあるのではないかということに、市区町村を中心に気付き始めたということは、大いに注目すべき変化といえるとしています。
地域活性化に限らず、経営戦略の中核は自分の強みの棚卸しにありますが、これは自分では気がつきにくいために、必然性のない取り組みを行ってしまうことがあるように感じます。よって、これには強く納得しますね!