おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は中小企業白書(2014年版)の57ページ「第1-1-48図 一人当たり名目付加価値額上昇率の企業規模間格差(中小製造業-大企業製造業)とその変動要因」をみましたが、今日は60ページ「第1-1-50図 実質労働生産性上昇率の要因分解」をみます。
白書は、実質労働生産性上昇率の変動要因分解は、実質資本装備率の変化、実質資本回転率の変化及び実質付加価値率の変化の三つの要因に分解することでみることができるとあります。

ここで気になるのが、”実質”という言葉です。白書は、実質とは名目から価格変動の影響を取り除くことであり、「生産数量×価格」から得られる生産高の価格を一定にするとしています。
また、この指標は、「資本装備率」、「資本回転率」、「付加価値率」の和を「労働生産性」としていますが、順調な企業は「付加価値率」が高く、より「付加価値率」を高めるために、「資本装備率」、「資本回転率」が高まるという好循環となります。
つまり、この指標を経年変化でみることにより、自社の経営のどこが強くなっているのかが把握できることになりますね!
昨日は中小企業白書(2014年版)の57ページ「第1-1-48図 一人当たり名目付加価値額上昇率の企業規模間格差(中小製造業-大企業製造業)とその変動要因」をみましたが、今日は60ページ「第1-1-50図 実質労働生産性上昇率の要因分解」をみます。
白書は、実質労働生産性上昇率の変動要因分解は、実質資本装備率の変化、実質資本回転率の変化及び実質付加価値率の変化の三つの要因に分解することでみることができるとあります。

ここで気になるのが、”実質”という言葉です。白書は、実質とは名目から価格変動の影響を取り除くことであり、「生産数量×価格」から得られる生産高の価格を一定にするとしています。
また、この指標は、「資本装備率」、「資本回転率」、「付加価値率」の和を「労働生産性」としていますが、順調な企業は「付加価値率」が高く、より「付加価値率」を高めるために、「資本装備率」、「資本回転率」が高まるという好循環となります。
つまり、この指標を経年変化でみることにより、自社の経営のどこが強くなっているのかが把握できることになりますね!