この旅の大きな目的を達成したので、心残りではあったが、
下山することにした。自分の技量と装備からして、これ以上は進めないのは
明らかだった。、
写真を撮ってもらったりしていて、すっかり平衡感覚がおかしくなったこと
などどこかへ行ってしまった。全然、立ち上がって下を見ても平気だった。
這い蹲るように登ったのは一体何だったのだろう。
実は、似たようなことがあって、Skye島へ来る途中、高度の高い場所を
車で走っていて、身体がこわばるような、ちょっとした恐怖心を感じた。
それで、Edingburgまでの帰りのルートは、山越えをしたくないと思った。
一旦、Invernessへ戻るルートもあるので、そちらを選ぼうかとさえ
考えた。が、それだとかなり遠回りになり、夕方までにEdingburgに
着かないかもしれないと思えた。レンタカーの返却は、6時にして
いたと思う。
ということで、意を決し来たルートを辿ることにした。
が、なんと、全然、その違和感とか恐怖感は感じなかった。
不思議だ。
ということで、下りは、実に飛び跳ねるように降りた。
ふと、熊本にある金峰山の猿滑りという斜面を、昔、子供と一緒に
下ったときのことを想いだした。人間の精神状態というのは不思議だ。
そのあとは、すんなりと30分ほどで、Portreeへ到着。
周りは明るいがもう夕方だ。街中へ夕食の調達へ向かう。
でも、まだ明るいのと、前日に比べて観光客も少なくて静かなので、
ちょっと近くを散歩することにした。
レストラン街を過ぎて、東の方面へと海岸沿いを歩いていった。
よくガイドブックに出てくるピンクの屋根を持ったレストランなどが
本に出てくる構図で見ることができる。
そのまま、どんどん進むと散歩道みたいなのがあって先の方まで
延びている。途中、一組の夫婦と出会った以外は誰も居ない。
海面に向かって延びている岩場へ進んでみる。
海は、透明度は高い訳ではなくて、暗緑色で、魚が泳いでいる
感じはしない。そういえば、この島には漁師が居そうにない感じだ。
散歩を終えて、街中へ引き返し、今夜の夕食のことを考えながら
レストラン街を歩く、この日は時間的な余裕もあったので、
裏通りへと入ってみる。ちょっと寂れたスペイン料理の店とかが
ある。これは、ひょっとしたらアジア系の店もあるかも知れないと
いう気がしてきて、歩いていると、ありました「中華料理」の
ファースト・フードの店が。そんなに流行っている風ではなくて
2組の客が待っていた。なんとなく、八宝菜か酢豚みたいに読めた
メニューを指指し、「That one and that one please」とか
言って、焼飯を含め2品、注文した。だいたい、一品が4-5£だった。
少々、日本の相場からすると高いが、まあ、久しぶりのアジアン料理
なので、仕方ないか。「チョップ・スティック プリーズ」と言って
割箸をもらった。まるで、何かの切符売り場みたいな 窓を通して
お金を払ったり、紙パックに入った料理を受け取ったりするのは
情緒に欠けるが、なぜか全然許せた。
中国の人はバイタリティがあるなあ、といつも思う。
こんな西欧の果ての島にまで来て、ちゃんと中華料理を作って
生きている人たちがいる。絶対に日本人で、日本料理の料理人は
こういう場所では、仕事しないだろうな、と思った。
久しぶりに あんかけの掛かった肉にピーマンにキャベツは
うまかった。
下山することにした。自分の技量と装備からして、これ以上は進めないのは
明らかだった。、
写真を撮ってもらったりしていて、すっかり平衡感覚がおかしくなったこと
などどこかへ行ってしまった。全然、立ち上がって下を見ても平気だった。
這い蹲るように登ったのは一体何だったのだろう。
実は、似たようなことがあって、Skye島へ来る途中、高度の高い場所を
車で走っていて、身体がこわばるような、ちょっとした恐怖心を感じた。
それで、Edingburgまでの帰りのルートは、山越えをしたくないと思った。
一旦、Invernessへ戻るルートもあるので、そちらを選ぼうかとさえ
考えた。が、それだとかなり遠回りになり、夕方までにEdingburgに
着かないかもしれないと思えた。レンタカーの返却は、6時にして
いたと思う。
ということで、意を決し来たルートを辿ることにした。
が、なんと、全然、その違和感とか恐怖感は感じなかった。
不思議だ。
ということで、下りは、実に飛び跳ねるように降りた。
ふと、熊本にある金峰山の猿滑りという斜面を、昔、子供と一緒に
下ったときのことを想いだした。人間の精神状態というのは不思議だ。
そのあとは、すんなりと30分ほどで、Portreeへ到着。
周りは明るいがもう夕方だ。街中へ夕食の調達へ向かう。
でも、まだ明るいのと、前日に比べて観光客も少なくて静かなので、
ちょっと近くを散歩することにした。
レストラン街を過ぎて、東の方面へと海岸沿いを歩いていった。
よくガイドブックに出てくるピンクの屋根を持ったレストランなどが
本に出てくる構図で見ることができる。
そのまま、どんどん進むと散歩道みたいなのがあって先の方まで
延びている。途中、一組の夫婦と出会った以外は誰も居ない。
海面に向かって延びている岩場へ進んでみる。
海は、透明度は高い訳ではなくて、暗緑色で、魚が泳いでいる
感じはしない。そういえば、この島には漁師が居そうにない感じだ。
散歩を終えて、街中へ引き返し、今夜の夕食のことを考えながら
レストラン街を歩く、この日は時間的な余裕もあったので、
裏通りへと入ってみる。ちょっと寂れたスペイン料理の店とかが
ある。これは、ひょっとしたらアジア系の店もあるかも知れないと
いう気がしてきて、歩いていると、ありました「中華料理」の
ファースト・フードの店が。そんなに流行っている風ではなくて
2組の客が待っていた。なんとなく、八宝菜か酢豚みたいに読めた
メニューを指指し、「That one and that one please」とか
言って、焼飯を含め2品、注文した。だいたい、一品が4-5£だった。
少々、日本の相場からすると高いが、まあ、久しぶりのアジアン料理
なので、仕方ないか。「チョップ・スティック プリーズ」と言って
割箸をもらった。まるで、何かの切符売り場みたいな 窓を通して
お金を払ったり、紙パックに入った料理を受け取ったりするのは
情緒に欠けるが、なぜか全然許せた。
中国の人はバイタリティがあるなあ、といつも思う。
こんな西欧の果ての島にまで来て、ちゃんと中華料理を作って
生きている人たちがいる。絶対に日本人で、日本料理の料理人は
こういう場所では、仕事しないだろうな、と思った。
久しぶりに あんかけの掛かった肉にピーマンにキャベツは
うまかった。