飛騨の名峰「位山」。穏やかな山容から、地元では位山の谷には滝はないと思われていましたが、明治に著された「斐太後風土記」には「餅谷瀧」が記されており、実際、位山の北に位置する餅谷には立派な滝が存在しています。
ところで、国土地理院の2万5千分の一地形図で位山を見ると、だいたいは等高線が緩やかで、なだらかな地形と思われますが、ある時、南西側の谷に岩場を示す記号を発見。もしかしたら、この谷にも滝があるのでは!?と思い、いつか行ってみたい!と思っていました。
8月23日、その日が訪れました。
半日ほど時間が空いたので、その一部だけでも偵察してみようと出かけてみました。
その谷に入るには、南側にある国有林の林道をしばらく歩かなければなりません。ここは川上岳の南側登山口にもなっている広場があり、この日も3台くらい車が止まっていました。この先は林道にゲートがかかっています。「本谷林道」とあることから、この谷の名は本谷という名のようです。
右に谷川を見ながら歩いていくと、所々で小さな滝のような落ち込みがあります。これは・・・期待が高まります。
そしていよいよ目的の谷の入り口に・・・ガーン!砂防堰堤が・・・。谷をふさぐ壁のような堰堤がそそり立っていました。
砂防堰堤を越えるように道がついているので、さらに奥に進んでみると、そこにも堰堤が・・・合計4つほどの堰堤が連続してあり、目的の岩場記号の谷は堰堤の谷となっていることが判明したのです。
でも、せっかく来たので、堰堤がなくなった先の上流も見てみようと、4つ目の堰堤の先に左に分かれる谷に進入していきました。
すると、分け入ってすぐに、3mほどの斜瀑を発見。幸先いい再スタートです。
その先を進むと、結構いい雰囲気の谷が続いています。登っていても気持ちいい感じです。
しばらく行くと、3段の滝(3m、3m、5m)を発見。あまり急じゃないので、滝の中を直登。楽しいなー
さらに登ると、結構な大きさの滝が見えてきました。餅谷滝に匹敵するくらいの大きさ(といっても7mくらいですが)です。
これだけでも来てよかった、と堰堤のことを忘れてうれしくなってしまいました。
その先も、ちょっとした滝が次々と現れ、ますます嬉しくなっていったのでした。
次にあらわれたのが、かっこいい滝!岩場にぶつかった水流が、岩盤を穿ち、かっこよく流れ落ちています。写真ではカッコよさがいまいち表現できていないのが残念です。内緒にしておきたい気持ち半分、みんなに見てほしい気持ち半分です。
その先も、ちょっとした滝がいくつかあらわれ、これはどこまで登っていったらいいんだろう・・・と(今回は偵察で、あまり長居するつもりがなかったので)贅沢な迷いも出たりして。
次に、谷沿いの岩峰の根元を洗う滝が現れました。岩を見ると登りたくなる衝動を抑え、さらに上流へ。
いよいよ水量も少なくなり、上流に来たな、って感じになってきました。すると谷をふさぐように半月を伏せたような岩が見えてきました。今回はこの半月岩までとしました。
今回、わずか1時間半ほどの偵察で、当初の予定とは違いましたが、いい滝をたくさん目にすることができました。たぶん山仕事の人や釣り人は入っているのでしょうが、沢登りの対象とするには短い谷なので、滝を紹介されたこともないんじゃないかなと思います。
本谷にはまだいくつかの支流もあるので(そこには堰堤もまだ作られているようですが…)、また偵察に来よう、と思いました。
やっぱり飛騨の名峰『位山』はすごかった!
今度はどんな滝に出会えるかなー
ところで、国土地理院の2万5千分の一地形図で位山を見ると、だいたいは等高線が緩やかで、なだらかな地形と思われますが、ある時、南西側の谷に岩場を示す記号を発見。もしかしたら、この谷にも滝があるのでは!?と思い、いつか行ってみたい!と思っていました。
8月23日、その日が訪れました。
半日ほど時間が空いたので、その一部だけでも偵察してみようと出かけてみました。
その谷に入るには、南側にある国有林の林道をしばらく歩かなければなりません。ここは川上岳の南側登山口にもなっている広場があり、この日も3台くらい車が止まっていました。この先は林道にゲートがかかっています。「本谷林道」とあることから、この谷の名は本谷という名のようです。
右に谷川を見ながら歩いていくと、所々で小さな滝のような落ち込みがあります。これは・・・期待が高まります。
そしていよいよ目的の谷の入り口に・・・ガーン!砂防堰堤が・・・。谷をふさぐ壁のような堰堤がそそり立っていました。
砂防堰堤を越えるように道がついているので、さらに奥に進んでみると、そこにも堰堤が・・・合計4つほどの堰堤が連続してあり、目的の岩場記号の谷は堰堤の谷となっていることが判明したのです。
でも、せっかく来たので、堰堤がなくなった先の上流も見てみようと、4つ目の堰堤の先に左に分かれる谷に進入していきました。
すると、分け入ってすぐに、3mほどの斜瀑を発見。幸先いい再スタートです。
その先を進むと、結構いい雰囲気の谷が続いています。登っていても気持ちいい感じです。
しばらく行くと、3段の滝(3m、3m、5m)を発見。あまり急じゃないので、滝の中を直登。楽しいなー
さらに登ると、結構な大きさの滝が見えてきました。餅谷滝に匹敵するくらいの大きさ(といっても7mくらいですが)です。
これだけでも来てよかった、と堰堤のことを忘れてうれしくなってしまいました。
その先も、ちょっとした滝が次々と現れ、ますます嬉しくなっていったのでした。
次にあらわれたのが、かっこいい滝!岩場にぶつかった水流が、岩盤を穿ち、かっこよく流れ落ちています。写真ではカッコよさがいまいち表現できていないのが残念です。内緒にしておきたい気持ち半分、みんなに見てほしい気持ち半分です。
その先も、ちょっとした滝がいくつかあらわれ、これはどこまで登っていったらいいんだろう・・・と(今回は偵察で、あまり長居するつもりがなかったので)贅沢な迷いも出たりして。
次に、谷沿いの岩峰の根元を洗う滝が現れました。岩を見ると登りたくなる衝動を抑え、さらに上流へ。
いよいよ水量も少なくなり、上流に来たな、って感じになってきました。すると谷をふさぐように半月を伏せたような岩が見えてきました。今回はこの半月岩までとしました。
今回、わずか1時間半ほどの偵察で、当初の予定とは違いましたが、いい滝をたくさん目にすることができました。たぶん山仕事の人や釣り人は入っているのでしょうが、沢登りの対象とするには短い谷なので、滝を紹介されたこともないんじゃないかなと思います。
本谷にはまだいくつかの支流もあるので(そこには堰堤もまだ作られているようですが…)、また偵察に来よう、と思いました。
やっぱり飛騨の名峰『位山』はすごかった!
今度はどんな滝に出会えるかなー
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