飛騨の自然と巨木に親しむブログ

飛騨をうろうろぐるぐる歩き、飛騨高山の自然と巨木をご紹介します。あと、宮笠、登山、トレランのネタなども登場します。

飛騨高山の二十四日市

2010-02-01 00:28:30 | できごと
 今日は、暖かい(比較的という意味ですが・・・)一日でした。2月に予定している行事の関係で、モンデウススキー場をのぞいたら、けっこうにぎわっていましたが、気温は4度。寒すぎず暑すぎずといったところでしょうか。



 さて、ちょっと遅くなりましたが、先週は飛騨高山恒例の二十四日市が開催されていました。少し関わっている宮笠のこともあり、ざっと回って写真を撮ってきました。例年、この日は荒れるというジンクスがありますが、今年は好天に恵まれ、たくさんの人でにぎわっていました。

 

 まずは宮笠のテント。私も愛用していますが、飛騨ではまだ現役の生活用具ですね。製作技術伝承者の問坂さんともう一人でお客さんの対応をしていましたが、てんてこ舞の様子でした。来年はお手伝いしようかな・・・。


 近くでは、宮笠ではない桧笠も販売されていました。木曽産かな・・・?値段は宮笠より安めでした。ひいき目かもしれませんが、ふちの縫い方や骨のところなどの作りが甘い感じで、値段相当だなぁと思いました。


 こちらは江名子バンドリ。国の伝統技術の指定を一昨年受けています。わらやシナノキの皮を使ったヤッケというか合羽です。こちらは今は使う人は無く、飾りとしてもっぱら作られています。カメラを向けたら快くモデルとなっていただけました。ちなみに一着2万円でした。


 こちらは小屋名しょうけ。プラスチックのザルは100円ショップでも買えますが、使い慣れたしょうけも現役の道具として需要があります。残念ながら我が家では使用していません。宮笠もですが、編み目がきれいですね。観光協会の方の話では、森の手入れをしなくなっている昨今、適当なアケビのツルやツタウルシの茎などの材料が手に入りにくくなっているとのことでした。


 こちらは有道しゃくし。我が家でも汁物のときに使用しています。シンプルイズベスト。これもまだまだ現役の道具ですね。名前に冠せられている「有道」は集落の名称で今は廃村となっていますが、道具の名としてずっと残っていくことでしょう。


 そのほか、おもちゃの店(子どもの頃、ガンダムの類似品のガルダンとか言うプラモデルを間違えて買った記憶が今も鮮明に残っています・・・)や、飛騨の花餅の店(なぜか外国の方が売り子をしていました・・・)が並んでいました。




 帰り際に、有機野菜の生産と、それを使った食堂をやっているお店で弁当とたこ焼きを買って職場に行き、休日出勤の午後となりました・・・(というオチでした。チャンチャン。)

三連休の話題など

2010-01-12 00:32:58 | できごと
 正月明けの三連休は、何事も無く過ぎていきました。天気も荒れることも無く、穏やかな冬の日でした。

 9日の土曜日には、山岳会の主催で講演会が開催されました。「七大陸最高峰登頂の表と裏」と題して、高山市内の病院の医師でもある篠崎氏が、先ごろ達成した七大陸最高峰登頂について、裏話などを交えたお話をしていただきました。 

 

 写真の左のほうに講師の篠崎氏の影が見えるでしょうか?写真中央は、エベレスト頂上手前で順番待ちをしている登山者たちの画像とのことです。
 七大陸最高峰というとき、そもそも七大陸とは?思ってしまいます。大陸とはユーラシア(最高峰、エベレスト)、アフリカ(キリマンジャロ)、北アメリカ(私の登りたい山!マッキンリー)、南アメリカ(アコンカグア)、南極(ビンソンマシフ)、オーストラリアの6つといわれています。七大陸は、ユーラシアをヨーロッパとアジアに分けて考えるそうです。(なんで?って思いますが・・・そうなのだそうです。) また、ヨーロッパの最高峰は、モンブランという説とロシアにあるエルブルースという2つの説があるとか、オーストラリアは本土ではなくニューギニアにあるカルステンツ・ピラミッドが最高峰(大陸じゃないのに・・・)とされるなど、いろいろな解釈があるということがわかりました。
 登頂の楽しみの一方、お金を払えばエヴェレストでさえ何とかなる(当然歩くのは自分ですが・・・)という現実について考えさせられた講演でした。 



 10日は、松本市のカモシカスポーツ(登山用品店)などに買い物に行く途中に、先日明神岳に登った帰りに寄った坂巻温泉に、再度立ち寄り湯に行きました。
 この前は、露天風呂にいく時間が無かったので、今回は主に露天風呂が目当てです。温泉はそれほど好きではないのですが、景色のいい露天風呂は大好きです。川を挟んで対岸の険しい山肌を眺めながらの入浴となり、リフレッシュできました。誰が作ったか、小さな雪だるまが溶けかかっていたのが印象的でした。タオルとかは持参する必要がありますが、500円は安い!お勧めです。
 

瀬戸市の森は飛騨の森とは違いました。

2009-12-20 21:41:26 | できごと
 飛騨は今日も雪模様。あまり冷え込まず、雪もあまり積もりませんでしたが、昨日の雪がまだたっぷり残っています。地元のスキー場「モンデウス飛騨位山スノーパーク」は今日からオープンだったようですが、先週まで雪がなくて心配していたのがうそのようです。

 さて、今日はちょっと用事で愛知県瀬戸市まで出かけてきました。来年岐阜県で開催される「全国豊かな海作り大会」の関連行事を高山市で開催するにあたり、講演を瀬戸市在住の有名人Jさんにお願いするためです。人づてに内諾は得ていたのですが、直接お会いしてお願いすべきかな、ということでご自宅にお邪魔させていただきました。
 Jさんのお宅は、瀬戸市の山のなかにありました。雪まみれの飛騨の森とぜんぜん違い、樫の木などの常緑広葉樹の森の中です。味噌樽を採り入れた家はテレビなどでも紹介されていますね。周りにはツリーハウスなどもあって、ちょっとした森のテーマパークのようでした。知る人ぞ知るツリークライミングジャパンの代表でもあるJさん、ちょうど家の前の樫の木で講習も行なわれていました。





 打ち合わせの後、ちょっとだけ我が家と同じメーカーの薪ストーブの火の番(薪はやっぱり樫の木でした・・・)をさせていただいてから、約3時間かけて飛騨に戻ってきました。下呂市小坂町からは圧雪路、宮峠はマイナス4度でした。

乗鞍岳でクマの人身被害!?

2009-09-20 00:47:00 | できごと
 ちょっとご無沙汰しておりましたが、奥穂高岳近くの岩場でのヘリコプター墜落に続いて、ちょっとびっくりするニュースが飛び込んできたので書いています。

 ニュースというのは、表題にも書きましたが、乗鞍岳でクマに人が襲われてけがをしたというものです。山にはクマがいて当たり前ですが、その場所が問題。乗鞍岳には日本最高所を通る自動車道路「乗鞍スカイライン」が通っています。その終点が、畳平で標高2702mです。白山の最高点と同じ標高のところに、バスターミナルや売店などが立ち並んでいます。


 このバスターミナル(売店?)にクマが入ってきて、人を襲ったとのことです。山中で人の気配を感じたら隠れるというイメージがあったのですが、わざわざ人のいるところに来て襲うというのは普通では考えにくいことです。クマは売店の奥に隠れているところを射殺されたようですが、どのような原因があったのかを究明してほしいものです。


(写真は、高山市内岩滝町で撮影したものです)

地元のミニ花火大会!

2009-08-19 00:24:32 | できごと
 去る15日、私が住んでいる地区の有志が開催する、毎年夏恒例のミニ花火大会が開始されました。

   

 素人ができる最大規模の花火を集めた、田舎のひと時のイベントに、子ども会の行事も一緒に開催したり、手打ちそば(一部は私が打ちました!おかげさまで完売!無料ですが・・・)や焼き鳥、みだらし団子(飛騨のものはしょうゆ味で香ばしいのです!)の振る舞いなどなど、地元の多くの方でにぎわいました。
 この日は、地元町内会の夏祭りも開催されていましたが、先方がこちらに敬意を表して、花火を上げる15分間だけイベントを中断して頂くなど、一部有志の試みが地域全体に根付いているなぁ、とうれしいばかりでした。