そろそろ13万キロメートルに達する1997年式 VTR1000F
時々エンジンからガラガラと尋常ではない異音を発するようになったようで、
そろそろ。。。あれかも。
ということで警戒されていましたが、
音の出かたと、時折その音がスッと消えることから
これはカムチェーンテンショナーの押し戻りが原因だろうと言うことと
たまたまその作業で部品交換のためのアクセスが
あまりにも簡単な場所であるため、これはやらない手はないでしょうと言うことで作業実施。
ココに至るまで、他に何も外さなくてもいいと言う
たまにはこんなこともあっていいんですよね。。。なんて簡単な作業 (^_^;)
ボルト2本で交換完了の後、ストッパーのプレートを外したら
あとはオートテンショナーの機能に任せるだけ。
振り返ればこのVTR、発電のステーターコイルが短絡した瞬間を実感できた珍しい機体。
走行中にFUELタンクの下部周辺からなにやら煙が立ちのぼったと思ったらその後エンスト。
早朝ツーリングの途中に訴えがあったのですがエンジンはすぐに再始動できて、
その後も何も無かったかのように走れるものだからその時は見当がつかず、
そして後日お預かりしてさんざん調べても、その時なにが起こったのかさっぱりわからないので
しばらく様子を見ると言う判定の直後。
スターターモーターの勢いの無さにバッテリー上がりが判明し、
そこから紐づいて、あの時あの瞬間コイルが焼けたのだということを悟ったのです。
同じ故障は他では何度も経験していますがその瞬間の様子が伝わったのはこれ1台かぎり (笑)
「突然に煙を吐き出して行き詰まり万事休す。。。」なんてアメリカンジョークの落ちみたいな結末になるわけも無く、
今回の酷い異音も原因さえわかってしまえば簡単に消えてくれて、まだまだ走れると言うことなんじゃないかと思われます。
かなり使い込まれた外観にはなりましたけど、僕が走らせてみる分には
何の不足も無くスポーツライディングを楽しませてくれます。
この先国内モデルでVツインスポーツがデビューすることは排気量問わず無さそうですから、
コンディションの良いものは貴重です。