くまぐー日記

くまさんの電脳室リポート

Cao Bang への旅

2020年05月28日 | Weblog
■グエン先生が週末帰省するので金曜は休みにした。昨晩、旅に出ようかと思って、今朝、じゃあカオバンに行こうと決めた。ベトナム3年目。観光地は大体巡り、ベトナム様子も大体わかる。言葉は懸命に頑張るがまだ聞けない、でも1人旅くらいは何とかなるだろう。カオバンはなにもないところ。日本にいれば絶対に行こうと思わないに違いない。これからは暇を見つけ、こんなところばかり行くことにしよう。僕のベトナムの旅は今から始まる。
 カオバンはハノイの北200k中国国境に接するカオバン(高平)省の省都。省の人口50万、市の人口12万で最も遅れた地域の一つだが中国からの出入により活気のある街だと言われている。海抜500-1500mぐらいの山岳地帯にある都市だ。
 朝、家の前の歩道にいた家主のツウや守衛のタオに見送られてミーディン駅でカオバン行きバスチケット(198K)を買って長距離バスに乗る。乗客で外国人はおろか観光客もみあたらない。観光地ではないので皆仕事や帰省客ばかり。
10時ごろに出発し、到着まで8時間ほどかかる。途中でトイレ休憩らしき停車があった。でもトイレがみあたらない。おばちゃんたちは近くの草むらに入っていく。男たちはその辺の物陰で、、、野糞,立ちしょん休憩後、青い田園の広がる地域を過ぎ山岳地帯にはいると延々と坂道が続く。資材資材や農畜産品を運ぶ大型トラックとぎりぎりのすれ違いや追い越しがひんぱんでひやひやするがスピードは落とさない。山の形、様相は日本とは全く違う。背の高い木は全くなく、そこいらじゅう低く緑一色の木の葉で覆われていてまるで山全体が草むらのようだ。イエルシンがベトナムを探検し地図を作ったときはこういうところを象に乗って切り開いて進んだのかと思う。この長い坂道をときおりバイクで走っていく「通行人」がいる。エンジン大丈夫かいな?途中で食事休憩。よくわからないけど、普通のブッフェ形式でおばちゃんにあれ入れて、これいれてと頼むやつだ。まずくはないけどこんな田舎で50K(250円)は高いやろ!ハノイでさえせいぜい35Kどまりなのに。
 宿も決めていなかったが、初めてだしと思いブッキングコムでMinh Hoang Hotel(割引使って1泊225K)の予約をする。便利になったもんだ、昔、夜遅く旅先で手探りで宿探しした時代がなつかしい。かって「地球の歩き方」を頼ったものだが今は歩き方は高い方だ。
 途中で1人2人おり始め、だんだん人がいなくなる。みるとホテルが近そうな場所に来たのでドライバーに聞くとここで降りてバイクで行けという。もうバイクタクシー(セーマイ)のドライバーがドアの外で待っている。あとで、気づいたが、実はカオバンのバス停は既に通り越していたのだ。
 ホテルに着くと何も言わないのに僕のことがわかっているようで、、もしかすると泊り客は僕一人なのかな?とさえ思った。でも、別のタイプの部屋は数人分の外出者のカードがみえるから1人ではなさそう。ホテルは多い。観光地ではないから一体何の用事で来る客何だろう?部屋は小綺麗で清潔。2つベッド(2人まで同金額)で広さも充分。
 街に出てみる。あの山道をここまで来てこんな高地にこんな大きな街があるのか、と不思議な気がする。サパやタㇺダオのように山の中にホテルなどの建物が建っているという感じではなく。普通の街だ。工事が多く埃っぽい感じもするが田舎という感じではない。福井市ほどではないが武生・鯖江ぐらいの感じかな。夜のストリートライトアップはずっと素敵だ。1時間も歩けば大体の雰囲気はつかめる大きさ。公園のわきにあるベトナム料理店で「ここの特産」を注文した。オクフオングって何か知らなかったけどカタツムリだった。タニシよりでかいがサザエよりずっと小さい。恰好はほじくりだしたサザエと似たり寄ったり。味もそれほどじゃないがまあ、まずくもなく、こんなところか。ヌクマムとよく合っている。
 ホテルに帰りついTVの映画に夢中になって就寝2時。
 
 

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