くまぐー日記

くまさんの電脳室リポート

ベトナムの味

2020年05月25日 | Weblog
■土日は頑張って2冊の教科書の予習をしっかりしたので毎日曜の日越友好グループの例会には行かなかった。
 件の下階の食堂は露店で店を続けている。僕の食事だけはいつも特別に作ってくれているが、店の方は客を入れていないようだ。閉店の予感は杞憂だったのかな?でも、インテリアが変わった。壁に籠生けの花がいっぱいぶら下がっている。形を変えて再出発するのかな?
 食事は僕にだけ特別のご飯、鶏の煮物が特に美味しいがその原因は水ではないかと思う。軟水は入浴や日本料理には合うが、ベトナムの煮物にはやはり硬水が合う。肉や魚があまり煮崩れしなくてよく煮えるのではないだろうか。僕の味覚がヌックマムになじんできたこともある。ベトナム料理の要素であるスープに唐辛子とニンニクを付けた酢と絞ったライムで味を調整してから食べ始めるのが日課になった。特に麺類には欠かせない作業だ。チリの極辛の容器はベトナムではどのテーブルにもあるので辛さの調整はいつでもできる。魚醬にはエビから造るトムマムみたいな濃厚なものもあるしヌクチョンは醤油と同じだ。
 日本語では「からい」は辛いと塩辛いの両方を意味するがベトナム語やほかの言語では別の言葉で区別するのが普通。「甘い」の反対は何か?日本では「からい」となるがベトナムでは「酸っぱい」となると聞いて驚くとともに納得したことがある。ベトナムのスープの味の極みがあの甘酸っぱさかなと思ったりする。ベトナムの煮つけの味になれると日本の砂糖醤油のたれのような味がどぎつく感じるようになった。軟水で煮崩れしかかったものの味付けにはああなるのかななどと考える。
 これがホーチミンになると水道が日本と同じ軟水になるらしく、ホーチミンではホテルで是非シャワーを浴びてみてください、日本と同じで気持ちいいですよ、と言われたりする。ここハノイじゃあ頭を洗うのもおっくうになる。泥水かぶっているような気分だ。

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