くまぐー日記

くまさんの電脳室リポート

ロンビエン界隈

2020年06月16日 | Weblog
■イエン先生の授業が月水金に戻ったので今日は時間があり、ゆっくりEモールに行くことにした。いつもと別ルートでロンビエンの近くでバスの98番に乗り換えた。これはゆっくりロンビエン地区を回って1時間ほどかけてモールに行くのだが久しぶりに回ってみて改めて感じのいいところだと思った。最初は堤防沿いを北上して遠く回りこむ。堤防沿いに走る道からみえる周辺建物が目を引く。特に立派なものではない普通の3階建てのブロック造ビルなのだが、いわゆる在りし日のフランス建築の流れをひいたハノイのビル。各階にベランダがあり各階に草木があふれていて、エンタシス風の柱が埋め込まれていて三角屋根にはとがった針がついていたりする。もし塀に囲まれた一軒家みたいなところなら、住んでみたいと思うような感じだが、こんな家が新旧取り混ぜてぎっしり軒を連ねている。色彩はいわゆるフランスコロニアル風というか、肌色の壁に緑の窓枠という伝統色はもちろんさまざまあって見ていて楽しい。緑と黄色がかった肌色という南フランスの田舎の建物風配色は好きではないけど、ベトナムではこの黄色と赤のどうしようもなく悪趣味な配色がべトナム国旗をはじめ蔓延していて今ではもう自然に見過ごせるほどなじんでしまった。なんの変哲もない窓の並んでいるだけのビルに見慣れているだけに、この辺りはとても楽しい風景だ。ハノイの中心から離れホン河の反対側ということもあって交通渋滞もなく車やバイクも少ない。そこを過ぎて街中にはいってもそんな田舎でもなく、といってもごみごみして狭く込み合った商店街や学校などの建物や市場があったりもするし、特にある区画に入ると一面の建築現場といった用地開発地域もある。ビンコムホームロンビエン(高層ビルマンションが立ち並ぶ高級住宅地)のあるところだからこれからますます変わっていくところだろう。
このへんにも公園風な空き地があってどこにも緑がいっぱい。植生が日本と全く違っていて、木の形、枝ぶり、が不思議な風景を作っている。透き通ったような枝ぶりで丸く、まるで子供が描いた絵のような奇妙な雰囲気が妙に落ち着く。それからしばらく行くと塀に囲まれた庭のある個人住宅地があって、なかにはここに住んでみたいと思うような家がたくさんあったりする。バスの乗客は近隣の田舎のおじちゃん、おばちゃんでがやがやしていたが結局皆降りて行って僕一人になってバスはイーオンモールの駐車場に着いた。
 ここの1階にシャトレーゼでショウガ入り紅茶(60K)を飲みながら6時半からのヨガクラスが始まるまでベトナム語の勉強。ルネッサンスのヨガにも関わらず、この2年間で一人の日本人にも出会ったことがない。市内で働く日本人駐在にとっては河向こうのモールまでくるのは遠すぎる。8時前のバスで帰宅すると9時を過ぎる。1階ビンザン(大衆食堂)ではもう販売終了にもかかわらず、僕のために肉と卵を焼いてくれる(30K)。食事後、歩道露店でチアンリョウ(大好きなパッションフルーツジュース15K、、、安っ)を飲んで部屋に戻る。10時をすぎていると疲れてそのままバタン、、、最近そんな日が多い、、あぁ、、。

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