よもやここまでひどいとは思ってもみなかった。台風15号の被害である。千葉県北西部に住む。この地区には、気象庁のデータを見ると9日午前4時前後が一番強く吹き荒れた。幸いに停電はなく、家屋の損傷もほとんどなかった。ところが南部や北東部の被害状況ー停電、断水、家屋の損傷を知って驚いている。停電はついこの間まで隣の町でも続いていた。すんでのところで停電からまぬがれた。
わが菜園でも台風の被害はあったものの決定的なダメージはなかった。台風に備えるすべはこれまでの経験からわかってはいる。それでも手を抜くとひどい被害を受ける。こんかいは対応がうまくいって、被害らしい被害はなかった。それでも立っているものはすべて傾いた。
冬ネギもそうだ。すべて南西部へ傾いてしまっている。ネギは台風が来ればいつも風でこうなる。それでもまったく心配はしない。ネギはすぐに立ち直る。生命力が強い。
冬ネギは30センチ程度の溝を掘って、6月8日に植えつけた。いずれも根深ネギで、品種は石倉一本太ネギ、赤ネギ、下仁田ネギの3種。
根深ネギは葉鞘部(白い部分)を食べる。そこを伸ばすため、生長を見ながら秋は土寄せをしていく。生長とともに溝に土を埋め戻し、さらに両側に土を寄せて、土を盛り上げるほどに葉鞘部が長くなる。さぼることなく、まめにやっていいく。
冬ネギはたまらなくうまい。正直なものでうまいものには精を出す。冬ネギの旬は12月から2月までと短い。苗は数を調整しないまま、食べきれないほどの本数を植えつけてしまう。もちろん食べきれない。11月中旬ぐらいから早めに食べはじめている。