サツマイモの収穫が盛りを迎えている。食べる分だけを収穫し、蒸かして食べる。昼食後は毎日サツマイモだ。飽きないのが不思議なくらいだが、これが飽きない。
こうまでサツマイモを食べるようになったのは昨年からで、昨秋から今冬まで買っては毎日食べていた。以前からサツマイモは好きだったが、これほど食べるようになるとは思ってもみなかった。
それなら作ろうと久しぶりに植えつけた。5月下旬に紅アズマと紅ハルカを20本ずつ、合わせて40本を植えつけ、9月初旬から収穫ができるようになり、以来ずっとことしも毎日食べている。昼飯のあとは習慣として甘いものが欲しくなり、いまの時季はサツマイモがデザートとなっている。
サツマイモ栽培は、極端な話、植えつけたら収穫まで放ったらかしでいい。収穫の喜びはあるのだが育てる楽しみがない。育てる手間と苦労を楽しむ者にとっては面白くない。
農家の人は「すぐに食べないで、すくなくとも1~2カ月貯蔵、熟成させると甘味が増してうまくなる」というのだが、いまはそこまで待てない。次々とすぐに食べてしまう。すべて蒸かして食べている。35分ぐらい蒸かすとちょうどいい。焼き芋はしない。でも冬には菜園で焚火し一度ぐらいは焼き芋にして食べようと思っている。
「自家消費なら40本の植え付けは多すぎる。食べきれないから半分で十分だ」と農家の人に言われた。しかしもう半分ぐらい食べている。残り半分だって、この調子でいくと年内に食べてしまうのではないか。来年3月まで食べるつもりでいるからそうなると困る。
2019年の読書
2019年10月の読書
・刑罰(フェルディナント・フォン・シーラッハ著・東京創元社)
・金閣寺の燃やし方 (酒井順子著・講談社)
・嘘と正典(小川哲著・早川書房)
・美しき愚かものたちのタブロー(原田マハ著・文藝春秋)
2019年9月の読書
・三つ編み(レティシア コロンバニ著、 齋藤可津子訳・早川書房)
・トリニティ(窪美澄著・新潮社)
・イタリアン・シューズ(ヘニング・マンケル著、柳沢由実子訳・ 東京創元社)
2019年8月の読書
・砂上(桜木紫乃著・KADOKAWA)
・日本軍兵士(吉田裕著・中公新書)
・リンカーン弁護士(下)(マイクル・コナリー著・ 講談社文庫)
・リンカーン弁護士(上)(マイクル・コナリー著・ 講談社文庫)
・検事の本懐(柚月裕子著・宝島社)
2019年7月の読書
・不意撃ち(辻原登著・河出書房新社)
・増補 普通の人びとーホロコーストと第101警察予備大隊 (クリストファー・R・ブラウニング著、谷喬夫訳・ちくま学芸文庫)
・エコー・パーク(下) (マイクル・コナリー著、古沢嘉通訳・講談社文庫)
・エコー・パーク(上) (マイクル・コナリー著、古沢嘉通訳・講談社文庫)
2019年6月の読書
・転生!太宰治(佐藤友哉著・星海社FICTIONS)
・座席ナンバー7Aの恐怖(セバスチャン フィツェック著・ 文藝春秋)
2019年5月の読書
・三の隣は五号室(長嶋有著・中央公論新社)
・信長の原理(垣根涼介著・KADOKAWA)
2019年4月の読書
「雪の階」は長編。飽きないで読み通せた。
・雪の階 (奥泉光著・中央公論新社)
・渦 妹背山婦庭訓魂結び(大島真寿美著・文藝春秋)
・熱帯(森見登美彦著・文藝春秋)=途中で挫折
2019年3月の読書
・ベルリンは晴れているか(深緑野分著・筑摩書房)
・生物と無生物のあいだ(福岡伸一著・講談社現代新書)
・拳銃使いの娘(ジョーダン・ハーパー著、鈴木恵訳・ハヤカワ・ミステリ)
2019年2月の読書
1月末から脚の痛みで外出できず、引きこもり老人、寝たきり老人を余儀なくされた。楽しみは唯一読書であった。
・平場の月(朝倉かすみ著・光文社)
・月まで三キロ(伊与原新著・新潮社)
・錆びた滑車(若竹七海著・文春文庫)
・童の神(今村祥吾著・角川春樹事務所)
・宝島(真藤順丈著・講談社)
2019年1月の読書
橋本治さんが亡くなった。70歳。わたくしと同じ年だ。そのことは50年前から知っていた。くしくも2018年野間文学賞受賞作の最新作「草薙の剣」を読み終えたばかりだった。
・草薙の剣(橋本治著・新潮社)
・監禁面接(ピエール ルメートル著・橘明美訳・文藝春秋)
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