30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

わすれちゃいけないカブの実力

2010-10-30 | その他

 


9月25日にタネをまいたカブ。あればあったでなにかと重宝し、大いに助かるから欠かせない。もっと作っておくかなと10月初めには2回目のタネをまいた。

今年はカブのタネまきを忘れていた。気がついたからいいようなものだが、タネまきの種類が多いとまき忘れることもある。とくに目立たない小ものはそうだ。

最初にまいたものは、いまは親指くらいの大きさまで育っている。11月中旬にもなれば収穫ができるだろう。みそ汁に漬物にと活躍してくれる。特に漬物にした茎はシャリシャリ感があってなんともうまいものだなと思う。

カブは寒さにあたるほどうまくなる。霜にあたればいっそう甘くなる。そのうまさは格別だ。霜にあたると葉は黄色く変色して見た目が悪くなるのだが、凍てついたカブは、透明感が出て、ほろりと溶けるほどやわらかくなる。「やるもんだな」と思う。


  

  


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花園のような葉ものスペース

2010-10-29 | ホウレンソウ


なかなかいい眺めだ。そんな思いで菜園の一部スペースを眺めている。すべて芽が出て、やわらかくてやさしい色調におおわれている。気分がよくなるほどきれいだ。

ここにはホウレンソウ、コマツナ、それに葉ものではないがカブがある。カブの葉はうまいから葉ものと言えないこともない。これらを長く楽しむため、時期をずらしながらまいてきた。すでに葉を広げたものから、いま芽を出したものまである。

ほかの小さな葉ものは9月18日にまいたきりで、いまはそれらを食べているところだ。寒さが厳しくなると葉ものは限られてくる。

これからのわが菜園の小さな葉ものは、ホウレンソウ、コマツナ、ミズナが主体になる。いずれも寒さには強いほうだ。

花園とまではいえないが、このスペースは見ているだけできれいなものだから、まるで観賞用の菜園にしてもいいくらいだ。これから摘み取ってしだいに乱してしまうのがもったいないくらいに思えてくる。


  


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旬に向かって、冬ネギの最終土寄せ

2010-10-28 | 冬ネギ


寒くなるとネギが格段にうまくなる。ネギの味は冬に限る。出番もいちばん多い。夏ネギを栽培している農家の方でもネギは冬がうまいよなという。

わが菜園で冬ネギとなるのは「九条太ネギ」と「赤ネギ」、これに「下仁田ネギ」が加わり3種類になる。九条太ネギと赤ネギの2つは例年以上に多く作った。2人家族でこんなにと思われるほどだ。実は苗を作り過ぎてそのまま育てたから無理もない。

ネギも猛暑の影響を受けたようだ。背丈といい、太さといいい、今年はいまひとつだ。ネギに限らず、この夏を過ごして秋に収穫するものはどうもおかしい。サトイモしかり、ラッカセイしかり。

九条太ネギと赤ネギは、軟白の部分を伸ばすために9月から土寄せを行ってきた。12月から冬のネギの旬になる。食べたい。逆算すると10月下旬から11月初旬が最終の土寄せだ。隙間なくきっちりと株元に土を寄せた。

今年はやや細身のネギになりそうだが、1カ月後にどんな味になっているのか楽しみである。


 


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きぬかつぎサイズばかり、再びサトイモのこと

2010-10-27 | サトイモ

10月24日は町内で秋の催しがあった。そこで「イモ煮」がふるまわれた。具だくさんのうえに大きなサトイモが入っていた。正真正銘の立派なイモ煮だった。

「今年はサトイモが不作だったのにどこから手に入れたのだろう」
尋ねてみたら私の知り合いの農家だった。ちょうどその方が居合わせたので「こんな立派なサトイモが取れたんですか」。そうだという。私ばかりでなく周辺がすべて不作であっただけに、近くでこんな大きなサトイモ(といってもこれがいつものサイズなのだが)取れていたなんて不思議だった。さすがに農家だ。

わが家のサトイモはすでに書いたように、今年はわが菜園史上最悪の年であった。
なにしろ子イモが小さくて数が少ないのだからどうしようもない。小さなイモでも捨てるのはもったいないのですべて収穫した。小さいイモばかりだが、それでも大中小に分け、小さなイモから先に食べようと家に持ち帰り、残りは保存のため土に埋め戻した。

かみさんがすぐに煮てくれた。出てきたものを見て、それはまさに「きぬかつぎ」だった。そうして食べるにはちょうどいい大きさだった。きぬかつぎは本格的な収穫の前に早めに取って食べるものだけに、いまの時期にこんな食べ方があったのだなと感心し、同時にうれしくなった。

「きぬかつぎ」は私の大好物だ。酒の肴には最高だ。手は汚れるものの、両わきを押すと皮がはじけて、まるで赤ちゃんのような白い肌が現れる。ぬめりのあるやわらかいに食感がたまらない。ことしのイモは食感も悪かっただけに、この小さいイモには本来の食感があった。災い転じて福となす、そう考えようと思うのだが、なにしろ数が少ない。サトイモを楽しむ季節はこれからなのに、さてどうしたものか。考えてもどうにもならないだけに、不作は痛い。

今年のサトイモは小さなものばかり。それでも大中小に分けてみた。
これは「小」。親指ほどの大きさ。「きぬかつぎ」にちょうどいい 





ついでこれが「中」なのだから、がっかりするはずだ。今年の不作がわかる




 


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4回に分けてタネまきしたホウレンソウ

2010-10-25 | ホウレンソウ



ホウレンソウは秋冬の常備菜だ。来年の春先まで食べ続けたいから、葉もののなかでは一番多く作る。そのため、9月18日から10月16日まで、時期をずらしながら4回に分けてタネをまいた。 秋は、日に日に気温が下がってくるから生育も鈍ってくる。まき時を間違うと育たないから注意しなければならない。

私の菜園でのホウレンソウは、これまでの経験から10月中旬が最終のタネまきではないかと考えている。本格的な寒さが来る前にある程度まで生育させておかねばならない。それ以降はがくんと生育の速度が鈍るから、長い期間とり続けることができて、春先の2月ぐらいまで食べ続けることができる。まあ、こうなればベストなのだが、実際にはなかなかむずかしい。

9月18日にまいたものはいま食べごろになった。最終の10月16日にまいたものは芽が出たばかりだ。

ホウレンソウは、芽出しがなかなかそろわない。やってみると意外にむずかしい。土が酸性だとダメだということはタネをまいてみるとよくわかる。たとえ芽が出たにしてもそれからの生育が悪い。私がホウレンソウを植えるときは、意識して石灰を多めにまく。

今年はうまい具合に4回ともすべてうまくいった。長くやっているからうまくいくというものでもなく失敗も重ねた。そのほとんどは「土」によるものだ、と思う。ホウレンソウを作るときはいつも土を意識させられる。


 


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キャベツ、秋どりの収穫と春どりの定植

2010-10-24 | キャベツ

山から紅葉の便りが続々届く。きのうは久しぶりに秋晴れだ。かみさんはさっさと山に行き、亭主は黙然として家に居る。腰痛が長引いている。9月の10日ぐらいからずっとだからどうしたのかと心配になる。山の紅葉を想うといっそういい気分ではいられない。高い山や北の山の紅葉はすでに盛りを過ぎて終盤だ。残るは近場しかない。若い時なら来年があるさとあきらめもつこうが、この年になると私に来年の紅葉があるかとなるとこればかりはわからない。同年輩の訃報に接したばかりだからそう思うのか。さりとて無理もできないが、焦る気持ちがある。


キャベツを収穫できた。秋の大もの野菜の第1号だ。
まあまあの出来というよりも、満足の出来である。少し虫食いはあるのだが、キャベツを無農薬で育てると虫くいはあたりまえで、安全野菜のあかしだと思えばいい。
これは夏まき秋冬どり。7月18日にタネをまき、8月10日に植えつけたものだ。
3種類を植えつけたが、きのうは2種類を収穫できた。

収穫と同時に、秋まき春どりの苗を定植した。10月6日にセルトレイにタネにまいたもので、本葉はまだ2枚ほどで定植するには少し早いのだが、どうもせっかちなもんだから植えつけてしまった。もちろん寒冷紗をすっぽりとかぶせるのを忘れてはいけない。


 


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あーあ、最悪のサトイモ

2010-10-22 | サトイモ







不作のサトイモ。一株にこれだけしか子イモがついていない。最悪だった

 

今年のサトイモは不作だった。最悪だった。がっかりした。

「今年はだめだな」。
あきらめは7月8月の猛暑時期からすでにできていた。しかしだ、それでも一縷の望みがあった。掘り出してみなければわかないというかすかな期待だが、ためしに一株を掘り出してみた。「やっぱりだめだ」

子イモの数が極端に少ない。それに憎たらしいほど小さい。こんな不作はサトイモを作ってからはじめてのこと。この地域のサトイモは全滅状態で、もちろんわが菜園の周囲もすべてだめだ。とにかく驚くほど収穫量は少ない。

原因は掘り出す前からわかっていた。7月8月の猛暑と少雨である。5月6月の初期の生育は順調だった。ところが子イモを増やし、太らせる時期の7月から8月にかけてまったく雨が降らない。サトイモは高温多湿が好きだからこれではたまったものではない。いつもの年なら背丈ほどの茎と大きな葉を広げて猛々しいほどの成長を見せるのだが、生育がばたっと止まり、葉が枯れて地上からほとんど消えてしまった。雨が降らないことには手の打ちようもない。だれもがこの時点で、今年のサトイモはだめだとあきらめた。

ところが9月に入って雨が降り出すと入ると、生気を取り戻して葉を茂らしてきた。いまになっては手遅れだ。しかし待てよ、とあきらめきれない気持ちが残っていた。そんな甘い期待は掘り出してみて、こっぱみじんに砕かれた。

サトイモは好きだ。それだけ育てるのに力が入るし、手間をかける。芽がそろうまでは真剣に取り組む。それに今年は種イモに親イモを使い、例年以上にその結果を楽しみにしていたのに…。

すぐにかみさんが煮っ転がしを作ってくれた。食感も最悪だった。ゴリゴリ感、ガリガリ感があってまずかった。出来が最悪で、食感も最悪。うーん、困った。家庭菜園だからあきらめもつくが、農家はきっと困るだろうな。

来年の種イモを選ぶのにも苦労した。できるだけ大きいものを選んで、すぐに穴を深く掘って埋めた。来年は新しい種イモを買うことになるかもしれない。


 


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ブロッコリーの頭に花蕾が出てきた

2010-10-21 | ブロッコリー

床屋でのこと。「まっ白になったなあ」。短くきった髪を洗ってもらい、顔をあげて鏡を見ると髪の白さが際立つ。若いころから白髪が多かったのだが、ゴマ塩頭からすっかり白頭になった。そのうえ後頭部が薄くなり始めたようだ。床屋に行くときまって「後頭部が禿げてきませんか」「まだまだ大丈夫ですよ」。あれだけ髪があったのにと、年には勝てないものだ。
床屋さんは頭と顔を見るのが仕事だがら、私の知らない世界が聞けて楽しい。髪を染めると10歳は若く見えるが、逆に染めるのを止めるとその落差が大きく、こんどは10歳老けてみえて、すっかり浦島太郎になって、とても同じ人とは思えない。そうだろうなとよくわかる。
「顔はシワがひとつもありませんね」。これまでまったく意識したこともないのだが、そういえば髪の次はシワだ。しわくちゃジジイの予備軍だから帰って鏡をみる。たしかに額以外にはシワがない。ビワの皮をむいたようにつるつるだ。まあそこまでではないのだが、顔をしげしげとみて満更でもなかった。

ブロッコリーの頭に花蕾が見えてきた。これは7月20日にポットにタネまきし、8月15日に植えつけたもの。

ここまで生育してくると、すでに害虫予防の寒冷紗をはずさざるを得なく、あたりをスキあらばと飛び回っているモンシロチョウには無防備の状態だ。

いつものことなので覚悟はできている。すでに葉にはアオムシが出てきている。ブロッコリーといえば、この時期はなにを差し置いてもまずはアオムシ取りだ。虫食いあ跡があれば葉の表と裏を見て、見つけてしだい手でつぶしていく。


 


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今年も作ろうかとソラマメのタネまき

2010-10-20 | ソラマメ


今年6月に自家採種したソラマメ 

 
これを2昼夜水につけて戻す

ソラマメのタネをまいた。例年より1週間ほど早い。早まきの理由はとくにないのだが、周囲がすでにまいたと聞いたので、それなら私もと、まったくの気まぐれだ。

昨年も今年もソラマメはアブラムシにやられた。アブラムシはやっかいだ。その駆除に手間がかかる。ちょっとでも目を離しているとえらい目に遭う。いつもタネをまくときに今年は作ろうかどうか迷う。しかし、5月のソラマメはビールのつまみになくてはならない。やっぱり作ろうかとなる。

タネは今年の6月に自家採種したものだ。採種してからは、カビないようにこれでかとうほどに乾燥させてある。

これを戻す。私は水に2昼夜漬けておく。シワがなくなり、ふっくらと元の大きさになってくる。ポットまきでも直まきでもいいが、直まきは欠株が出るとその補充が面倒なので、すべてポットか大きめのセルトレイを利用して、本葉が2枚出たくらいのときに定植する。

30個のタネをまいた。これで足りるのか。多すぎるのか。タネはまだ倍以上残っている。もったいないからといって苗を作っても、狭い菜園では植えるスペースがない。もうほとんどが秋冬野菜で埋まり、空きスペースがない。ちょうどラッカセイを収穫したばかりなので、その後作にすることにした。スペースを確保したというものの、その広さはどう見ても30本ぐらいでいっぱいなってしまう。

ソラマメをまいたついでに、サヤエンドウとスナップエンドウもまいた。

9月になってからというもの、タネまきと植えつけに追われたが、いつのまにか作業は残り少なくなってきた。このあとは11月になってタマネギの植えつけが残るぐらいになった。季節を追いながら作業を続けていると、いつものことながら月日が過ぎるのは速いと感じるのだが、最近はますますのその思いが強くなった。秋の深まりを感じながら、そんな感慨にひたっている。


 


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新そばならぬ、新そばスプラウト

2010-10-18 | その他

女子アナが新そばをうまそうに食べていた。週末のテレビで信州の新そばのそば打ちをやっていた。なんともうまそうだ。それを見て、ごくっとつばを飲み込んでいる自分がアホくさくなるのだが、そば好きの私にはうらやましい光景だ。山あいの栽培地ではとうに新そばの収穫が終わっているはずだから、たしかに新そばの季節だ。私の住む町にもうまいそば屋が3、4軒ある。すでに新そばを出しているからやっぱり食べに行かないとね。

新そばはまだ食べてはいないものの、新そばのスプラウトはすでに食べている。そばのスプラウト? 初めて耳にするかもしれないが、一度お試しあれ。スプラウトといっても私の場合は畑で育てる。ネットで見ると栄養価に富んだ高級?食材である。私は主にサラダにして食べる。まず色がいい。浅い緑色でさわやかだ。ほかの野菜と比べると段違いにいい色をしている。もうそれだけで感心してしまう。上品といっていいかもしれない。味はそこはかとなくやさしい。大きくなると少し香りにクセが出てくる。

玄そば(そばのタネ)を畑に条まきする。そばは発芽力があるから、タネをまいて大ざっぱに土をかけておくだけで芽が出てくる。すぐに子葉が出てくる。茎は赤いというか、茶色というか。この配色も素晴らしい。ここで収穫する。なんと1週間で収穫できる。このまま育てると白い花が咲き、実を結ぶのだが、スプラウトはもったいないと思いながらも、この小さなかよわげな葉と茎をいただく。口に入れると、しなやかな茎にはかすかだが、やさしい歯ごたえがあり、それをたしかめるように食べる。そばのスプラウトが好きなのは、色、かたち、食感の繊細さにあり、それを味わうことができるからだと思っている。


(参考)2008年のそばづくり(種まきから粉ひきまで)


 


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待ってました、掘りたてラッカセイの塩ゆで

2010-10-17 | ラッカセイ

きのうときょうはラッカセイを掘り起こした。昨年より未熟なサヤが多く、肝心の大きなサヤが少ないようだ。これも猛暑のせいなのか。そんなことよりも、掘りたてをすぐに塩ゆでだ。掘りたての塩ゆではたまらないうまさだから、この日を待っていた。

きのうのこと。
いつもの年ならそろそろラッカセイの収穫時期なのだが、今年はいつまでも葉が青々としている。収穫のサインは下の葉が枯れ始めたときだから、もうしばらく待って様子をみようかと思いながらも、この先いい天気が続くようなので掘り出すことにした。

この夏の猛暑にも負けず、ラッカセイだけは葉がいつになく元気だった。今年はさぞかしいい出来なのではと期待したのだが、掘り出していくうちにそうでもなさそうだ。全体の半分ほどまで掘り進んだ。きょうはこのあたりでやめておこう。その場でサヤを1つ1つはずしていく。これが面倒だ。

すぐに家に持ち帰り、水洗いして泥を落し、すぐに塩ゆでする。1リットル当たり10グラムから20グラムの塩を入れて茹でるだけ。 

落しフタをしたほうがい。ときどき味見して、好みのかたさになったら火を止める。さあ食べよう。ちょっとばかり塩を入れ過ぎたかな。塩ゆでは日持ちしない。残ったものは冷蔵庫に入れても1週間ほどしかもたないから早めに食べる。

きょうのこと。
残り半分を収穫した。これは保存用だ。ざっと洗ってから乾燥させる。カビやすいからこれから徹底的に乾燥させる。天日乾燥させるために軒下に広げた。これで手配はすべて済んだ。

ラッカセイとはいえ秋の味覚を楽しむことができた。掘り起こし、塩ゆで、そして乾燥と、いつもと変わらぬ作業なのだが、秋のやわらかな日差しを浴びながら、こんな時間が持てるのも、いいもんだね。


 


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「秋まき春どりキャベツ」のタネまき

2010-10-16 | キャベツ

野菜が高いという。猛暑の影響だというがよくわかる。そのうえこの時期は夏野菜から秋冬野菜への端境期だから、わが菜園でも収穫物が極端に少ない。夏の終わりから先週までは、ナスとクウシンサイと葉ネギだけだった。ここにきて、秋の葉ものが取れ出してきた。急に増えてきたから、だいぶ助かっている。来月になると大もの野菜が続々登場してくる。

10月16日現在収穫中のもの。
①ナス②クウシンサイ③ニンジン④コナツナ⑤ベカナ⑥ミズナ⑦シュンギク⑧葉ネギ⑨ロケット⑩ダイコンの間引き菜⑪ショウガ⑫ソバのスプラウト

 

害虫被害のないキャベツはこんなに美しい。キャベツはたいがいがどこか虫に食われている。こんな虫食いのないキャベツはわが菜園では珍しい。7月18日にタネをまき、8月10日に植えつけたキャベツ。生育が速いものはすでに葉を巻いている。家庭菜園では生育がそろって、いっせいに大きくなるよりも、ばらつきがあったほうがいい。そろうと食べきれないからだ。

キャベツは春まき、夏まき、秋まきの3回。いま育っているのはもちろん夏まきのものだ。10月に入ると秋まきを行う。これが春キャベツになる。収穫は来年の5月ごろだ。10月6日にセルトレイにタネにまいた。直まきでもいい。私は春キャベツが一番うまいと思う。

10月6日にセルトレイにタネをまいた「秋まき春どりキャベツ」


 


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ハクサイのお香香をいつまでも

2010-10-14 | ハクサイ

大きく葉を広げたハクサイ。うまく育ってくれたなと、満足しながら眺めている。

8月22日にポットにタネをまき、9月12日に植えつけ、
9月20日に1本立ちさせた。ハクサイは1本立ちさせてからの生育は目を見張るぐらい旺盛で、20日たったいまは大きな葉を広げ、まき始めるまでになった。ここで追肥を忘れてはいけない。

これからはヨトウムシに気をつける。害虫の被害さえなければ大きなハクサイを収穫できるだろう。まだ安心はできないが、これで私の大好きな「お香香」をこの冬も食べることができる。ハクサイはなにがうまいかって、このお香香と来春の菜の花だ。

今年は、うまくいけばの話だが、25個を収穫できる予定だ。そのうち2個ぐらいは菜の花用に回す。夫婦2人の食卓で、こんなに作ってどうするのと思われるだろうが、たいがい食べてしまう。

お香香は毎日の食卓にあってほしい。夏はナスとキュウリ、秋はナス。ナスがそろそろ終わる。これに取って替わるものがないだけに、ハクサイの収穫が待ち遠しい。あっそうだ、その前に小カブが取れてくるから、カブのお香香が食べられる。

お香香はかみさんが漬けてくれる。私の好物だけに、漬物をしてくれるかみさんでよかったと、つくづくそう思う。だから「うちの女房は漬物をしてくれないんだよ」とぼやくのを聞くと信じられない。たしかに同じ世代でも漬物をしないかみさんが多いと聞く。私は生まれてこのかた漬物だけは手づくりのものばかり食べてきているので、デパートなんかで漬物を見ても、うまそうだなと思うだけで、買おうかという気はまったく起こらない。

かみさんが「この冬から一切お香香をつくるのはやめます」なんて宣言したら、私はどうするだろうか。
冗談ではなく、そんな心配を最近するようになってきた。というのもかみさんが遊びに忙しく、このところ台所仕事が少しばかりおざなりになってきたなと感じるときがある。きのうだって、いきなり「明日帰ります」と、友だちと泊まりがけで山に行ってしまった。冷蔵庫を開けると私の食事は用意してくれているからいいものを、これだっていつまで続くかわからない。冬にはハクサイのお香香がいつまでもあってほしいと願うばかりだ。


 


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外観が完成近くの姿に、建て替え進捗状況

2010-10-12 | その他

寓居暮らしも早や4カ月半が過ぎた。ここにきて家の建て替え工事は急ピッチだ。内も外も家の形になってきた。それもそうだ。11月下旬までには「新居」に引っ越しできる予定なのだから。

家の建て替えの手配は、初めからすべてかみさんが仕切っている。家の建て替えをしようと言い出したのはかみさんのほうで、私は消極的だった。そんないきさつもあってか、私は傍観者で、かみさんから見ればまったくの役立たずだろう。すべてかみさんに任せっ切りだから、近くに寓居を構えながらも、用事がなければ工事中の家に足を向けることはあまりない。

一昨日のこと。内部を見たいという夫婦がやってきて案内した。この2人は一年ほど前に無垢材の家にこだわって建て替えたばかり。かみさんはこの家を見て気に入り、同じ工務店に決めた。この夫婦はその経験に基づいて、間取りから、材料、工務店との交渉まですべてにわたりなにかと知恵を貸してくれ面倒を見てくれる。たびたび来ては見て、アドバイスしてくれるからありがたい。

私が内部を見るのは先月の20日以来になる。窓が入り、屋根が瓦で葺かれ、外壁の一部が張られた。外観も完成の姿になりつつある。

外壁をなに色にするのかが迷った。小さなサンプルから選ぶのだが、この色が壁面全体に張られたときどんな色合いになるのかまったく想像できない。だれもが迷うという。どうしても慎重になってしまう。一か八か、そんな感じで決めたのだが、この日は一階部分にそれが張られていた。「いい感じじゃないですか」というのだが、私のイメージとほんの少しばかり微妙に違う。まあこんなところだろう、あとは見慣れることだなと眺めている。


中に入ると1階の天井板が張られていた。これはサワラを使っている。「サワラ」というのは「椹」と書く。南アルプスの登山基地に「椹島」という地名がある。サワラはヒノキの仲間だ。その香りは、ヒノキと比べたら鼻を近づけないとわからないほど控えめだが、私の好みに合う。

行くたびにいろいろな無垢材が香りを放つ。それに包まれるのはなんともいい気分だ。この香りも年月がたつとしだいに消えていくというから、いまが嗅ぎ時なのかもしれない。

1階の日本間も、それらしくなってきた。「真壁」のヒノキの柱の肌が美しいなと思った。

家が新しくなった。さらに車も買い替えた。すべてが新品になるのだが、そこに住むことになる、かみさんも私も中古品というのがなんとも面映ゆい。

ブログのネタに、家の建て替えについて、苦労したこと、注意したことなどをこと細かく記録するのもいいかなと考えていたのだが、対応が遅れた。せっかくのネタを逃してしまったのだが、これまでに書いたことを取り出してみた。

5月27日 
この家ともおさらばだ

8月12日 建て前を迎えた家づくり

9月22日 木の香りに包まれて


 


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やられたあ、シンクイムシとヨトウムシに

2010-10-10 | その他

 

この時期はキャベツ、ハクサイ、ダイコン、ブロッコリーなど大物野菜の虫対策に余念がない。虫除けのため寒冷紗をトンネル掛けしていても安心はできない。虫に食われていないか、観察は欠かせないのである。

殺虫剤をまけば楽なのはわかっているのだが、自分の口に入れるものだから、それはやらないで、虫を見つけてはつぶしていく。手間がかかるとはいえ、しょせんは小さい菜園で、それも遊びだ。有機農法で殺虫剤を使わず野菜を作っている農家の苦労に比べたら天と地ほど違う。大変だよなんて、とても恥ずかしくて言えない。

いま注意しているのはシンクイムシとヨトウムシだ。ちょっとばかり油断していると、必ずといっていいほどやられる。早期に発見すれば被害は小さいのだが、それでも生育に与える影響は大きく、ほかの仲間に比べて生育がかなり遅れてくる。発見が遅れれば、収穫はあきらめざるを得ない状態になる。

シンクイムシは文字通り、芯を食う虫だ。とくにハクサイとダイコンは気をつけなければならない。芯のところを注意深く観察する。中心の葉が蜘蛛の糸みたいなもので白く巻かれていれば間違いなくシンクイムシだ。中心の葉を綴じ合わせた中にいるから、慎重に葉を開いて虫をつまみださねばならない。葉を傷つけないようにそっとのぞくとシンクイムシがいるはずだ。5ミリほどの虫だ。小さいだけに見逃してしまうことが多く、しばらくして気がついたときはすでに手遅れの場合が多い。ダイコンなんかの場合は、あきらめてまき直しをしてしまう。小さい体でも芯部を食害するから困りものだ。

次はヨトウムシだ。この虫にはハクサイとキャベツがやられる。 いよいよ葉が立ってきて、まき始めたころから、その内側を食害されるから厄介だ。しかしシンクイムシに比べてこの虫は見つけやすい。葉に食害されたあとがあって、周囲に黒い糞があれば間違いなくヨトウムシの仕業である。必ず潜んでいる。これを放っておいては被害が拡大するだけだから、必ず見つけてつまみださねばならない。潜んでいるところを見つけることができないときも、必ずいるからあきらめないことだ。

いつも気をつけているといっても、つい手を抜いてしまうときがある。しばらくして見回ると決まって虫にやられている。上の写真はキャベツを食べているヨトウムシだ。油断大敵。2、3株にヨトウムシがいた。もちろん必殺である。
 


 


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