30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

10月29日にショウガの収穫

2021-10-30 | ショウガ

10月29日にショウガを収穫した。例年だと11月に入ってからになるのだが、ここにきて収穫の目安となる茎葉がやや黄色く変化してきた。もうこのあたりで収穫してもいいかと、超せっかちさがそうさせる。待つことよりも、思い立ったらやってしまったほうが気分がすっきりする。せっかちはいいときもあれば、そうでないときもある。そうとわかっちゃいるけれど、止められないのである。



根元から茎葉を刈り取り、根茎を掘り起こす。昨年は豊作だったが、ことしはそれより悪い。それでも食べる分も、来年の種ショウガにする分も十分に確保できた。



ことしは出芽にややてこずった。そのうえ天候の影響や、手入れを少々さぼったなどがあってこういう結果になったのだろう。

掘りだした根茎には短い茎葉がついている。この茎葉を落とす。このまま保存しても茎葉は腐って落ちるのだが、すっきりした根茎の姿で保存したいので、1週間ほど全体をすっぽりと土の中に埋める。1週間後に掘りだすと茎葉が腐り落ち、根茎だけを保存することができる。

ショウガ栽培で、最大の難関はこれからだ。わたくしにとってはショウガの保存が最も難しい。いかにして寒さで腐らせることなく冬を越させて、来年の種ショウガを確保できるか。これまで下手なりに試行錯誤してきた。うまくいく年もそうでない年もある。確実に冬を越す方法が未解決になっている。長年やっていてこれだけがいまでも課題だ。

無事に冬を越させることができたとして、全部が全部いい状態ではない。高望みはしないが保存したもののうち半分ぐらいが来春まで生き残ってくれると、種ショウガを確保できたと胸をなでおろすのである。

そろそろ保存のための「もみ殻」と「発泡スチロールの箱」を準備しないといけない。

以下は一昨年11月のショウガの保存方法の記事だ。農家のような保存設備がないので試行錯誤しながらやっている。能力があれば違う方法もあるのだろう。これぐらいのことしかできない。いまも確実性がないのが難点だが一応記しておく。

用意するのは、1)発泡スチロールの箱 2)もみ殻 3)ビニール袋

1、ショウガは泥付きのままビニール袋に。

2、そこに湿らせたもみ殻を入れる。湿らせる(この塩梅がむずかしい)のは乾燥を防ぐため。

3、発泡スチロールの箱の中に収めてふたをする。

4、これを台所隣のパントリーで保管。厳寒期の1月は毛布をかぶせる。
5、春先の2月、3月にふたを開けて中身を確かめる。無事に冬を越せたかどうかはショウガを折ってその音ですぐにわかる。


      
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10月27日にソラマメのタネまき

2021-10-27 | ソラマメ



ソラマメのタネ。左は昨年以前に、右はことし6月に自家採取したもの
苗床にタネをまき、発芽したら定植する

10月27日午前中にソラマメのタネをまいた。例年いまごろになる。タネは売るほど在庫がある。豊作が続いたため、自家採取したタネは使い切れないほどで、いつ不作になってもいいようにかなりの量を保存している。ことしも豊作のためさらに自家採取のタネは増えた。

栽培本数は徐々に減らしている。昨年は96本の苗を植えつけた。一昨年の半分であった。菜園を縮小したため、ことしも昨年より栽培本数を少なくする予定でいる。

それでいて120個ものタネをまいた。これは多すぎるとわかっていても万が一に備えてのこと。

タネは苗床をつくり、そこにタネをまき、発芽したら定植する。直まきしてもいいのだが欠株がでたときの対応を考えると、これぐらいの数の苗なら移植にそれほど手間はかからない。

タネは、ことし6月に採取したものと昨年以前に採取したものを使う。ソラマメのタネは3、4年前のものでも発芽する。無駄にしないよう古いものから順次使うようにしている。

昨年は10月28日にタネをまき、11月13日に定植したから、ことしも11月10日過ぎにはそれができるだろう。


      
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9月7日にタネをまいたタマネギ、10月24日現在の生育状況

2021-10-25 | タマネギ

わたくしにとっては最難関のタマネギの育苗。これまでの経験をすべて注いで、といえば大げさになるがそれほどまでに真剣に取り組む。手を抜くと失敗するから気を抜けない。

9月7日にタネをまいたタマネギそろって発芽した。そのうえ発芽率もいい。申し分ないスタートだ。10月24日現在の姿は、15センチから20センチほどまでに生長し極めて順調に育っている。

ことしから菜園を縮小したため、育苗本数を少なくした。用意した10mlのタネは半分ほどしかまかなかった。

発芽がそろったものの、これで胸をなでおろして安心していられないのがタマネギの育苗だ。過去の経験からして、いつ暗転するかもしれないという心配が常にある。菜園に行くたびにその様子を確認している。かなり過保護に育てている。

10月24日現在の姿を見ていると、ここまで育ってくれるとさすがにもう大丈夫だろうという気になる。

定植は11月上中旬になる。例年だと350本ほど植えつけていたが、菜園を縮小したためことしから200本程度にする予定だ。タマネギも必要以上に作りすぎていたからこれだけ育てれば十分すぎるだろう。育てた苗がだいぶ余る。自家育成の苗のもらい手は多い。


      
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冬ネギ(根深ネギ)-土寄せとタネまき

2021-10-19 | 冬ネギ

(上)収穫まじかな冬ネギの土寄せ
(下)10月7日タネまきの冬ネギ、収穫は来年12月になる

この冬に食べる冬ネギ(根深ネギ)の土寄せを9月から行っている。白い部分(葉鞘部)を長く育てるのだからこの作業は欠かせない。冬ネギはタネまきから収穫まで14カ月ほどかかる。このネギも昨年10月にまいたものだ。

冬ネギを食べたらほかのネギは食べられないというが、たしかにわたくしの味覚からもそういえる。たしかにうまい。そのためネギは冬ネギしか作らない。

収穫は12月から始める。厳冬期となる1月が一番うまくなる時季だ。でも11月になるとぼちぼち試食する。

冬ネギ栽培は昨年までは3種類を作ってきた。菜園の縮小とともに、石倉一本太ネギに絞った。ことしはこれまでの3割程度しかつくらない。いままでが作りすぎていたから、足りない程度でちょうどいい分量になるはずだ。

冬ネギのタネは10月にまく。ことしも10月7日にタネをまいた。発芽がそろえばもう安心だ。この幼苗を育て、収穫は14カ月後の来年の12月になる。

この幼苗は防寒対策をして冬を越し、来年3月、4月に植えかけ、さらに6月末から7月初めごろに定植する。放ったらしにはできない。なにかと長いこと面倒を見なければならない。

冬ネギとはタネまきから収穫まで長いつきあいだから、青々とキリリと背を伸ばして大きく生育した冬ネギを、感無量というほど大げさではないが、よく育ったなという思いで眺めている。


      
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間引き菜ーダイコンに続いてこんどはカブ、これでなにをつくろう

2021-10-18 | その他

昨10月17日(日)12:00から13:30まで、NHKBSプレミアムで「絶景満喫 北アルプス 涸沢カールの紅葉」が放送された。わたくしが訪れた同じ日の10月5日に撮影されたもの。カールのあたりをうろちょろしていたから、わたくしの姿が映っているのではと見ていたのだがどこに見当たらなかった。

カブを間引いた。ダイコンのように間引き菜として利用することは少ない。

カブのタネをまくときは、間引くのが面倒だからとあらかじめ間隔を取るよう気をつけている。だがつい厚めにまいてしまう。当然密に発芽してくる。このまま間引きをしないで放ったらかしにしていると、カブが大きくならないという失敗をよくする。

間引きの手を抜くとカブは大きく育たない。どうしても間引きをしないといけない。ダイコンは間引きしやすいが、カブは小さくで密集しているので手間がかかる。でもやらないわけにはいかない。

そこで手遅れになる前にと、腰を落とし丁寧に間引いた。やはり手間がかかる。かなりの量がとれた。いつもなら捨ててしまうのだが、みずみずしい若葉色してなんかうまそうだ。捨てるのがもったいない。

この菜っ葉をどうしよう。といったところで、レシピの引き出しなるものはほとんどゼロに近いし、いつも粗末なものしかつくれない。

若い菜っ葉だから、ダイコンの若い間引き菜と同じくさっとゆでてかつお節をかけしょうゆを落として食べた。カブの若い菜っ葉ではどうだろうかと心配したのだがそれなりに食べられた。

まだまだ菜っ葉は残っている。いつものようにネットで検索し、ウィンナーとベーコンを入れて炒めた。これもそれなりに食べられた。

味はどちらも“それなり”だが、自分が作ってそれなりの味に仕上げられれば、合格で満足する。あれだけの量のカブの菜っ葉をこの2品でいちどに食べてしまった。

ネットのレシピにはいつも助けてもらっている。老人にとってはかなりありがたい存在だ。そのとおりにつくれば、まずくて食べられたものではない、という失敗をすることがないというのがいい。


      
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ダイコンの間引き菜でふりかけをつくる

2021-10-16 | ダイコン

10月3日から5日まで北アルプス紅葉の山旅を楽しんだ。5日は涸沢カール。同じこの日にNHKの取材班が涸沢カールの紅葉を撮影していた。ドローンがぶんぶん飛んでいてあわただしい雰囲気であった。その映像が10月17日(日)12:00から13:30まで、NHKBSプレミアムで「絶景満喫 北アルプス 涸沢カールの紅葉」として放送される。NHKも天気と紅葉を見ながら満を持してこの日を選んだのだろうからわたくしもいい日に行ったといっていいだろう。この目で見た同じ日の紅葉をこんどは映像で楽しめる。

ダイコンの間引き菜を利用してふりかけを作った。これがなにかと重宝してこのところ毎年そうしている。間引き菜を取るためにタネは厚めにまき、密に育てる。

頃合いを見ながら間引きする。若い間引き菜は、さっとゆでて、鰹節をかけしょうゆを落として食べる。繊細なシャキシャキ感があって気に入っている。簡単にできて酒の肴にいい。

間引き菜はあくまでも副産物。間引きをしながらしだいに間隔をあけていく。放っておくと肝心のダイコンそのものの生育に影響を与えるから、早めに取らないといけない。

密にまくと、間引き菜は次々と取れる。これを大量消費するレシピがふりかけというわけである。年にいちど作るからレシピはとうに忘れ、そのつどネットで検索するのだが、濃い味がいいのか薄いのがいいのか、好みの味に自在に作れるのがいい。

晩酌の締めに熱いご飯にふりかけてよし、そのまま酒のつまみにしてよし。


      
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収穫ラッシュ(3)ー7日サトイモ、10日サツマイモ、12日ラッカセイ

2021-10-15 | ラッカセイ

おおまさり(左)と千葉半立(右)

収穫ラッシュは続く。7日のサトイモ、10日のサツマイモに続いて、12日はラッカセイを掘りだした。

ことし4月から菜園の規模を80坪から50坪に減らした。面積の制約があり、ラッカセイは以前より栽培を半分に減らした。そのため作業はサトイモやサツマイモに比べて格段に楽になった。

栽培品種は毎年同じで、大粒種の「おおまさり」と一般的な品種の「千葉半立」の2本立て。おおまさりは大粒なだけに殻がむきやすい。これにたいして一般種は殻をむくのが年年面倒になってきた。これっだってきっと年を取ったせいだろう。そのためか、ことしの栽培は、おおまさりを主に9割、千葉半立は1割程度にした。

すでに9月27日から2回ほどおおまさりだけを試し掘りをしている。豊作でもなく、不作でもなく、これならまあまあかなという「ふつう」の結果であった。

すべてを掘りだしてみると、おおまさりは試し掘りと同じ結果であったが、千葉半立のほうは全体に小さく「やや不良」であった。

収穫してすぐにやることは、来年の種を保存すること。収穫した中から網目模様がはっきりして、姿形のいいものを選りすぐって、これを来年の種にする。保存方法は殻ごと網に入れて風通しのいい日陰につるしておく。これだけでいい。

わたくしの食べ方。
・おおまさり これはもっぱら茹でて食べる。すぐに大鍋で殻のついたまま2、3%の塩分濃度で30分ほど茹でる。これからその作業を行う。茹でたものは、食べる分を冷蔵庫の野菜室に入れておくと1週間ぐらいはだいじょうぶだ。残りはすべて殻をむいて冷凍してしまう。

・千葉半立 これは茹でても炒ってもいい。貯蔵しながら食べるのであれば、貯蔵する前によく乾燥させる。かびやすい。手加減するとすぐにかびてくるから用心しなければならない。こちらは乾燥させて炒って食べることが多い。

2回ほど試し掘りしたおおまさりはいま晩酌の友にしている。大粒種だから毎晩10莢ぐらいいあれば十分だ。以前は千葉半立ばかりだったが、おおまさりを作るようになってからはこちらを重宝している。千葉半立のほうは乾燥させて貯蔵し、出番は来年になるはずだ。


      
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収穫ラッシュ(2)ー7日サトイモ、10日サツマイモ、12日ラッカセイ

2021-10-14 | サツマイモ

収穫ラッシュ(2)は、10月7日のサトイモに続いて10日に掘り出したサツマイモ。

サツマイモは紅アズマ50本、紅ハルカ20本、これにプラス10本ほど加えて全部で80本の苗を植え付けた。

9月中旬から収穫を始め、ここまで食べる分だけを掘りだしては食べてきた。10月10日時点で、残りは9割近くある。これをいちどにすべて掘り出した。サトイモ同様に一気に掘り出さなければならない理由はなく、2、3日かけてのんびり収穫する喜びを味わう選択だってあるのになぜだかそうした。どうものんびり作業をすすめることができない性質だ。

まずはすべてのツルを刈り取る。その次にイモを掘りだす。

昨年も感じたことだが、サツマイモのツルを刈り取るのはかなりの労働になる。きつい。ことしは昨年以上にそう感じた。さすがに疲れて残りは明日にするかと弱気になってきたのだが意地でやり通した。やはりばかなことをしたものだ。サトイモを掘りだす作業の何倍も疲れてしまった。刈り取ったツルが山と積み重なった。

つぎはイモを掘りだす。紅アズマは昨年よりいい出来だ。一方、紅ハルカは生育がよくなくサイズが小さいものが多い。

すべてを家に持ち帰り、一日中、天日に当てて乾燥させる。かなりの量だ。紅アズマをダンボール3箱に、紅ハルカをダンボール1箱に収めた。それぞれの重量を量ることはできないが、各ダンボール1箱の重さは、全力を出さないと持ち上げることができないほどである。これを台所わきのパントリーまでよろけながら運び込んで貯蔵する。もうこれだけで狭いパントリーが占領されてしまう。

サツマイモは来年4月までほぼ毎日昼食後に食べる。収穫した全量のサツマイモを収めたダンボールを見て、これを来年4月までに順次食べてしまうのかと思うとさすがに驚く。よく食べるものよとあきれてしまう。


      
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収穫ラッシュ(1)ー7日サトイモ、10日サツマイモ、12日ラッカセイ

2021-10-13 | サトイモ

疲れている。10月3日から5日までの北アルプス紅葉の山旅は、帰宅した翌日は丸一日ぐったりとしていた。休養が必要なくらいダメージが大きかった。やはり年には勝てない、無理ができなくなったという思いを強くしている。それでもまもなく後期高齢者の仲間入りする老体でこれだけ歩けたのだがら、まだ歩けるなというほどほどの自信にもなった。

その疲れが抜けきらないというのに、やめとけばいいものを次々と収穫作業を行った。7日にサトイモ、10日にサツマイモ、12日ラッカセイ。なにもいますぐに行わなけれなならない作業ではない。来週まで待てばいいものを、それっとばかりに一気に行ったから、山歩き以上にさらに疲れてしまった。わかっちゃいるけどやめられいない。超せっかちな性分はこうなると病だ。

上からタケノコイモ、土垂、ヤツガシラ

まずは7日にサトイモの収穫と貯蔵・保存。ヤツガシラ、タケノコイモ、土垂の3種に加えてほかに2種、あわせて5種類を作った。植えつけた種イモは全部で48個。半分以下に抑えても十分すぎる量があるのに、つい作りすぎてしまう。来年こそは少なくといつも思うのだが。

ことしのサトイモは夏の天候不順で適度に雨が降ったおかげで、この地域では豊作だ。サトイモ栽培が下手な人でも今年はうまくできたはずである。この夏は日照りによる乾燥の心配がまったくなかった。こんな年はめったにない

9月25日に試し掘りをしたところ、やはり豊作といってよく、大きなイモの割合が例年になく多かった。小さなイモばかりだとがっかりして不作を嘆くのだが、ことしはちがった。

安心してすべてのサトイモ、48株を掘り出した。この作業だけでも大変なのに、さらに貯蔵と保存にはかなりの手間がかかる。

まずは収穫したものを、食べる分と種イモの二つに分ける。前者は貯蔵し、後者は保存する。

ヤツガシラとタケノコイモはその前に外の皮を腐らせないといけない。土の中にすっぽり埋めておくと、これから1カ月ほどでして、11月中旬にはその姿を現してくる。

種イモの保存は、越冬させて来春まで保存しなければいけない。寒さに弱いから深い穴を掘って埋め、雨水が入らないようブルーシートの類で覆ってやる。

サトイモの貯蔵と保存で、特に気を付けているのが5品種もあるため混在しないようきちんと仕分けすること。しかしぼけた頭では悩ましいことに、確認しつつもどれがどれだか混乱してしまうことが多くなった。


      
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2021北アルプス紅葉の山旅(2)ー10月5日の涸沢カールの紅葉

2021-10-08 | 登山

涸沢ヒュッテ上部のパノラマコースから眺める10月5日の涸沢カール
(画像をクリックすると大きくなります)


山行日 2021年10月3日(日)から5日(火)横尾山荘2泊3日
天気 3日間、毎日快晴
山域 北アルプス
メンバー 単独
コース&タイム
10月3日(日)我孫子駅5:42=6:12日暮里6:18=6:41新宿駅(あずさ1号)7:00=9:38松本駅(ナショナルパークライナー)10:15=11:55上高地バスターミナル(梓川右岸を行く)12:45-13:48明神14:53ー14:55徳沢15:00ー15:55横尾(標高1640m)横尾山荘泊

10月4日(月)横尾山荘5:15-5:44槍見台ー7:29第3ベンチの標識ー8:04樹林帯を抜けるー8:20稜線分岐ー9:00蝶ケ岳ヒュッテー9:10蝶ケ岳山頂(2677m)ー10:55稜線分岐にもどり横尾へ下山(稜線に出た8:20から分岐にもどった10:55まではのんびり大展望を満喫)
ー11:20第3ベンチー12:03槍の展望台ー12:46槍見台ー13:05横尾山荘

10月5日(火)横尾山荘4:45-5:48本谷橋ー7:19涸沢分岐ー7:28涸沢ヒュッテ10:10-11:19本谷橋11:25ー12:13横尾山荘12:19ー13:16徳沢13:21ー14:10明神14:20ー15:10河童童橋ー15:20上高地バスターミナル16:00=17:05新島々駅(新村駅乗り換え)=18:07松本駅18:40(あずさ54号)=踏切事故で30分ほど遅延=22:40?我孫子駅


<わたくしの好きな山登りのHP

<2021北アルプス紅葉の山旅(1)ー10月4日の蝶ケ岳からつづく

10月5日は涸沢カールの紅葉を楽しむ。前日の蝶ケ岳からは槍・穂高連峰の圧倒的な大パノラマを見ることができて、かなり気分をよくしている。年を取っての山歩きは天気がいい日に限る。今日も快晴の予報。情報によると紅葉は見ごろだというから、今日も最高の気分に浸れると思うとさらにうれしくなる。

横尾山荘(1640m)から涸沢カール(2309m)のまでの標高差は700mに満たない。昨日の蝶ケ岳までの標高差1000mからすれば大したことはない。それでもきのうはがんばりすぎてかなり疲れているから、これくらいでちょうどいいのかもしれない。

夜明け前に宿を出ると下山ラッシュにあうことなくスムーズに行ける。今回はどういうわけか下山が早いようだ。6時ごろになると次々と大型ザックを背負った下山者だ。それでも登り優先で道を譲ることなく予定通りに涸沢カールに着いた。

涸沢ヒュッテの展望デッキは、早朝だというのにあわただしかった。NHKのカメラが入り、多くのスタッフが出入りしていたからだ。リハーサルが始まり、展望デッキは占領され、登山者は隅に追いやられる状態になった。紅葉を観賞するベストタイムを邪魔されて気分がよくない。性格だからどうしようもないのだが、ディレクターに「この時間帯は外してほしい」とすぐに文句を言った。相手もわかっているようで平謝りだった。

ことしは昨年逃してしまった2つの撮影ポイントに立った。1つは涸沢ヒュッテ裏の水たまりというのか、池といったらいいのか、その水面に映る紅葉を撮ること。もう1つは涸沢ヒュッテ上部のパノラマコースから涸沢カール全体を撮ることだった。安カメラでも、それなりに撮れた。これは楽しかった。

今季の紅葉は昨季と比べてナナカマドの真っ赤な葉が落ちてしまってやや見劣りがするものの、それでもさすがに見ごたえがある。名峰と紅葉に彩られたカール内をあちこちめぐった。時間はあっという間に過ぎた。到着して2時間半が経っていた。そろそろ帰途につかないと上高地からのバスの間に合わなくなる。

横尾山荘までは順調に下山できた。そこから上高地までの3時間がかなり厳しかった。次々と追い抜かれていく。年を取ったものだと嘆きながらも、へとへと状態になりながら無理してがんばって3時間のコースタイムで歩いた。ジジイがここまでやるかと心配してしまうほどだった。


帰りのバスの時間を考えると、宿をいくら早く出発しても早すぎることはない、
4:45 宿を出る。かなりの人がすでに出発している。いまの時季、涸沢カールへの道は一番多くの人が行き来する登山道ともいえる。

5:26 本谷橋の手前で北穂高岳の小屋の明かりが見えた。

5:48 本谷橋。ここから登りとなる。

5:51 北奥穂高岳のモルゲンロート。いまごろ涸沢カールでは皆さんが見上げているころだろう。



参考)涸沢ヒュッテのHPをみると、この日、10月5日のモルゲンロートの写真が載っていた。転載しておく。

7:28 涸沢ヒュッテ着。そびえる名峰と紅葉にすがすがしい気分になれる。さあ観賞タイムだ。

10:10 下山開始
11:19 本谷橋



12:19 横尾山荘を出発

15:10 ゴールの上高地河童橋。雲がうすく出てきたようだ。


二つの絶景を楽しむ山旅ーそれが思い描いたとおりにできた。蝶ケ岳からの槍・穂高連峰のパノラマと涸沢カールの名峰と紅葉。天気がよくて、紅葉の見ごろというタイミングで訪れることができたのだからかなりの幸運に恵まれたといえる。冥途への土産になる山旅であった。


      
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2021北アルプス紅葉の山旅(1)ー10月4日の蝶ケ岳の大展望

2021-10-07 | 登山

10月4日の蝶ケ岳山頂。槍・穂高連峰の圧倒的景観に息をのむ
(画像をクリックすると大きくなります)


山行日 2021年10月3日(日)から5日(火)横尾山荘2泊3日
天気 3日間、毎日快晴
山域 北アルプス
メンバー 単独
コース&タイム
10月3日(日)我孫子駅5:42=6:12日暮里6:18=6:41新宿駅(あずさ1号)7:00=9:38松本駅(ナショナルパークライナー)10:15=11:55上高地バスターミナル(梓川右岸を行く)12:45-13:48明神14:53ー14:55徳沢15:00ー15:55横尾山荘(標高1640m)

10月4日(月)横尾山荘5:15-5:44槍見台ー7:29第3ベンチの標識ー8:04樹林帯を抜けるー8:20稜線分岐ー9:00蝶ケ岳ヒュッテー9:10蝶ケ岳山頂(2677m)ー10:55稜線分岐にもどり横尾へ下山(稜線に出た8:20から分岐にもどった10:55まではのんびり大展望を満喫)
ー11:20第3ベンチー12:03槍の展望台ー12:46槍見台ー13:05横尾山荘

10月5日(火)横尾山荘4:45-5:48本谷橋ー7:19涸沢分岐ー7:28涸沢ヒュッテ10:10-11:19本谷橋11:25ー12:13横尾山荘12:19ー13:16徳沢13:21ー14:10明神14:20ー15:10河童童橋ー15:20上高地バスターミナル16:00=17:05新島々駅(新村駅乗り換え)=18:07松本駅18:40(あずさ54号)=踏切事故で30分ほど遅延=22:40?我孫子駅


<わたくしの好きな山登りのHP

<10月6日の速報はこちらに

今秋も涸沢カールの紅葉を楽しもうと計画した。コロナ禍で涸沢ヒュッテ、涸沢小屋、横尾山荘は完全予約制。紅葉の季節だけに早々と予約開始日にはどこも満室になる。この先に空室は望めそうもない。それならテントで行くしかない。このひと月のあいだ老体に鞭打って重荷を背負ってトレーニングに励んできた。やはり重い。これで行けるのかと不安になる。
涸沢小屋と涸沢ヒュッテに空室は望めない。期待できるのは横尾山荘。昨季は直前になってキャンセルが出て予約できた。それもあってか、横尾山荘のHPで予約状況を見ていたら、なんと10月1日に、予定していた10月3日と4日に空室が出た。すぐに予約。今季もミラクルだった。さあこれで決まった。大型ザックから中型ザックに荷物を移し替えた。

10月3日は上高地から横尾、10月4日は蝶ケ岳、10月5日は涸沢カールという日程にした。紅葉は見ごろで、天気だって毎日が快晴の予報。こうなると期待に胸がはずむ。


10月3日(日)

上高地へはいつもなら電車で新島々駅まで行き、バスに乗り換えて上高地に入る。今回は松本から上高地まで直通バス「ナショナルパークライナー」。乗り換えなしで便利だが、日に2便だけ。あずさ1号で行くとうまいこと利用できる。遅れることなく上高地着。



焼岳


12時30分に五千尺ホテルのライブカメラに向かって手を振る。この時刻をあからじめ友人知人に連絡しておいた。ちょっとばかり照れくさいが一興にとやっている。

ことしも下山ラッシュを避けるため、梓川右岸を行く。

岳沢の流れ
 
穂高神社奥宮にお参り、嘉門次小屋を横目に明神橋を渡り左岸を行く。
 
 
徳澤園手前から眺める中央のこの山。気になっていた。道々聞いてもだれも同定できなくわからない。大天井岳とにらんでいた。横尾山荘の主人に尋ねた。やはり大天井岳だという。これでやっと確信できた。


上高地から予定どおり3時間で、この日の宿の横尾山荘着。ぼやいてもしょうがないことだが、この3時間の歩行がやや堪えるようになった。
 

10月4日(月)
横尾山荘(1640m)05:15-5:44槍見台ー7:29第3ベンチの標識ー8:04樹林帯を抜けるー8:20稜線(2625m)の横尾分岐ー9:00蝶ケ岳ヒュッテー9:10蝶ケ岳山頂(2677m)ー10:55横尾分岐にもどり横尾へ下山(稜線に出た8:20から分岐にもどった10:55まではのんびり大展望を楽しむ)ー11:20第3ベンチー12:03槍の展望台ー12:46槍見台ー13:05横尾山荘

蝶ケ岳を歩くのは25年ぶりになる。そのときは燕岳、常念岳を縦走して蝶ケ岳へというコース。こんかいは横尾山荘から頂を目指す。標高差は稜線上の横尾分岐まで約1000m。

5:15ヘッドランプを点けて宿を出る。日の出は5時半ごろだから、すぐに不要になる。

このルートは初めて歩く。急坂が続くことは事前の準備でわかっていた。たしかに一本調子の急坂が続く。ところどころには緩やかな道もあるよなと期待してしまうほどで、容赦のない直登が続く。

それもうっそうとした樹林帯を歩く。はじめはコメツガ、カラマツの森、つぎにダケカンバの森になる。展望は槍が見える場所が2カ所あるだけで、稜線直下の樹林帯を抜けるまで展望はない。

樹林帯を抜けると一気に槍・穂高連峰が目に飛び込んでくる。遮るものはなく、その全貌を見ることができる。息をのむほどの大パノラマが待っていた。苦しい登りから解放される瞬間だった。


5:44槍見台。まだ明けきらない。


6:26槍見台の先にもう1個所、槍が見えるところがある。こちらのほうが眺めがいい。


前穂高岳がこんなにも身近に見えるようになる。
 
7:29 第3ベンチの標識
 
8:04 樹林帯を抜ける。
振り返ると、槍・穂高連峰の大パノラマが飛び込んできた。圧倒される。展望のない苦しい登りだった。そこから一気に解放された瞬間だった。

左から右から)明神岳、前穂高岳、奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳、大キレット、南岳、中岳、大喰岳、槍ケ岳-と続く

8:20稜線(2625m)の横尾分岐。左は常念岳、右は蝶ケ岳に向かう。
ここまで3時間。ヤマケイタイムだと3時間40分とある。よほど頑張ったのだろう。老人の体には悪い。しかしこのタイムで歩けた。かなり苦しかった。

この天気に、この展望だ。だれしもルンルン気分になるだろう。それに時間はたっぷりある。楽しもう。帰途、この分岐に戻るまでのあいだやはりついついのんびりしてしまった。

この先からの写真は速報掲載分とダブる。

ここから蝶ケ岳まではまさに稜線漫歩。緩やかな上り下りだ。どうしても目線は槍・穂高連峰に向かう。指呼の間で、尾根と谷の一つひとつまではっきりと見える。

左に穂高連峰

大キレットをはさんで右に槍連峰

明5日に歩く涸沢カールの上部が見える。

この日はなにからなにまでよく見えた。山の展望を第一の楽しみにしているわたくしには最高の日和だ。

目線を南西にやると、左奥に乗鞍岳、中が霞沢岳、右に焼岳

さらに乗鞍岳の左奥に御嶽山

北には常念岳kから大天井岳に続く稜線が。

南には富士の姿が肉眼でよく見える。だが安カメラではこの程度にしか写らない。右は甲斐駒ヶ岳らしい



なんども立ち止まっては大展望を楽しんでばかりで先に進まない。四半世紀ぶりの蝶ケ岳ヒュッテ。

蝶ケ岳山頂

もうさんざん楽しんのだから引き返そう。横尾分岐まで戻ってきた。
10:55下山開始。急坂だから気を付けないといけない。

いよいよこの景観ともお別れ。目に焼き付けて。

12:03 槍が見える場所

12:46 槍見台

13:05 登山口に到着。

2021北アルプス紅葉の山旅(2)ー10月5日の涸沢カールの紅葉へつづく


      
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速報ー北アルプス紅葉の山旅=10月4日の蝶ケ岳の大展望、10月5日の涸沢カールの紅葉

2021-10-06 | 登山

10月3日から2泊3日で北アルプスの紅葉を求めて歩いてきた。この3日間は雲ひとつない秋天に恵まれ、そのうえ展望と紅葉を楽しむことができた。なんとも贅沢な山旅になったもんだとかなりご機嫌で悦に入っている。
後期高齢者仲間入りが近い年寄りが、いまも山をやっていられることのうれしさとありがたさを感じさせてくれる山旅となった。

◆10月4日蝶ケ岳の大展望
10月4日は四半世紀ぶりに蝶ケ岳へ。樹林帯を抜けて振り返ると、槍穂の大展望が広がる。圧倒的な景観だ。名峰がずらりと横一線に並び、指呼の間で眺めることができるのだから、喜びはいや増して、冥途への土産にできるほどの絶景だった。やっと念願がかなった。年を取っての山旅は、晴天に勝るものはない。

左から右から)明神岳、前穂高岳、奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳、大キレット、南岳、中岳、大喰岳、槍ケ岳-と続く

蝶ケ岳山頂

山頂から)左奥に乗鞍岳、中が霞沢岳、右に焼岳



乗鞍岳の左奥に御嶽山



中央に富士の姿が肉眼ではよく見えるのだが安カメラではこの程度にしか写らない。右は甲斐駒ヶ岳らしい


◆10月5日涸沢カールの紅葉

翌10月5日は涸沢カールへ。朝日が射してカール全体の紅葉の彩度を高める時間帯は午前8時から10時台かと思う。そのため小屋を午前4時45分に出た。今季の紅葉はナナカマドの葉が落ちて赤が少なく、昨季に比べてやや見劣りする。こんな生意気な口が利けるのも昨季に見ているからで、それでも北アルプス随一の紅葉の名所に違いなく、十分に観賞できる。この時季、上高地からの登山者はほとんどがこの紅葉目当て。奥穂や北穂はついでにといった感じだ。時間はあっという間に過ぎて、なんと2時間半以上も紅葉見物に費やしていまった。今季も堪能できて満足している。

涸沢ヒュッテ裏の水たまり。水が少ない。腰を落とし水面までカメラを近づけてやっと撮れた

北穂高岳の紅葉だってすばらしい

この日は、常念岳、昨4日に歩いた蝶ケ岳方面もすっきりと見える


      
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