30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

悩ましいエンドウの防寒

2017-12-30 | キヌサヤ

12月末のキヌサヤエンドウ(上)とスナップエンドウ(下)

毎冬のことながら菜園の仕事納めは、収穫中の野菜と来年収穫する野菜の防寒作業となった。

・いま収穫できている野菜ーダイコン、カブ、ニンジン、サトイモ、ホウレンソウ、ハクサイ、キャベツ、ネギ。

・越年して来年収穫する野菜ータマネギ(9月まき)、ネギ(10月まき)、ソラマメ(10月まき)、キャベツ(9月、10月まき)、キヌサヤエンドウとスナップエンドウ(10月まき)。

防寒対策は、寒冷紗または穴あきビニールをトンネル掛けしている。これでたいがいは防寒できる。

しかし、たまに厳しい寒波に襲われるときである。とくにキヌサヤエンドウとスナップエンドウが寒害に遭う。これはなんども経験済みで、寒冷紗で防寒していても半数以上が枯れてしまったことがある。

厳しい寒波に襲われないとわかっているなら寒冷紗での防寒で十分なのだが、いつ襲われるともかぎらない。そのときに備えがないと枯れ死する。

困った。そこで農家の方に穴あきビニールを使ったらどうかと教わった。わが菜園ではこれが正解だった。それ以来2月上旬までの厳寒期にかぎって穴あきビニールをトンネル掛けしている。

ことしは両者ともいまの背丈は5から10センチ程度。これぐらいが一番寒さに強いといわれるが油断はできない。念には念を入れてこの冬も穴あきビニールで防寒した。


       
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暮れも押し詰まったところで一年を振り返ると

2017-12-29 | キヌサヤ

暮れも押し詰まったところでこの一年を振り返る。

▪菜園 ことしから30坪増えて80坪になった。隣接の空いた農地の管理を地主さんからまかされた。どうしようか。年をとり心身ともに衰えていることは間違いないのだが、やってみることにした。そうと決めたのは小型の耕運機があったからだ。これがなくすべてを人力で耕すのは無理だ。断わっていただろう。増えた30坪に植えつけたのは好きなサトイモ。なんと120株も育ててしまい、これが大豊作となったものだから今でも扱いに困っている。うれしい悲鳴とはこのことだ。

▪登山 ことしは絶不調だった。予定していた山をことごとくとりやめた。山へ行こうという意欲がなくなった。こりゃいけないとは思うものの、どうにもならない。今年は無理しないでおこう。とはいえ、わが人生は先がみえている。来年は自分を励まして復調したい。まだ歩けるはずだ。歩きたい山だってまだまだある。老後の楽しみにと、これまでまめに書いてきた山行記を読み返すのはまだ早すぎる。

▪このブログ 書き始めてから満12年、これまでの記事はおよそ2650件。人一倍気まぐれな性格なのに、農事日誌とはいえよくここまで続いたものだと自分でも不思議になる。何を書いているのかわからない、と言われたら筆を擱く時だな考えている。ボケてきている、とそれを自覚できているうちは書いていられるかなと思う。

▪読書 一気読みがまったくできなくなった。目が疲れて集中力がなくなった。読書には体力がいる。それでも毎日少しずつ読んでいる。年をとることは、楽しみがひとつずつなくなることだなとも思う。菜園と登山は外の楽しみ、ブログと読書は内の楽しみ、体力がなくなったらせめて読書だけでも続けたいものだ。

▪体調 午前は菜園、昼は読書、夕方はウオーキング、たまに旅や登山で遠出する。健康だと思う。しかしそれでも診察券の枚数は増えていく。これも年相応なのだろう。

思うままに書いてきた。こんな感想も、後になって読み返すと楽しいもので、あの時分はこんなことを思っていたんだなと。

来年は70歳になる。この10年は遊ばせてもらった。順調に予定を消化してわが人生の予定表はここまでだった。よもや70歳を迎えられる(だろう)とは思っていなかった。問題はこの先をどう生きるか。簡単にはいかないということだけは分かっている。きょうもウオーキングで立ち寄るお寺のピノコロ地蔵に手を合わせてこよう。


2017年の読書

2017年12月の読書
・北海タイムス物語(増田俊也著・新潮社)
・破滅の王(上田早夕里著・ 双葉社)

2017年11月の読書
・崩れ・幸田文全集第21巻(岩波書店)
最後の秘境 東京藝大(二宮敦人著・新潮社)

2017年10月の読書
・源氏物語(上)(角田光代訳・日本文学全集04 池澤夏樹=個人編集・河出書房新社)

2017年9月の読書
・空から降ってきた男(小倉孝保著・新潮社)
・震災風俗嬢(小野一光著・太田出版)

2017年8月の読書
・馬賊で見る「満州」ー張作霖のあゆんだ道(渋谷由里著・講談社選書メチエ)
・月の満ち欠け(佐藤正午著・岩波書店)
・会津執権の栄誉(佐藤巖太郎著・文藝春秋)

2017年7月の読書
・舟を編む(三浦しをん著・光文社)
・喧嘩(黒川博行著・KADOKAWA)
・氷の轍(桜木紫乃著・小学館) 
・敵の名は、宮本武蔵(木下昌輝著・KADOKAWA)

2017年6月の読書
・地の底の笑い話(上野英信著・岩波新書)
・追われゆく坑夫たち(上野英信著・岩波同時代ライブラリー)
・近現代作家集Ⅱ(日本文学全集27 池澤夏樹=個人編集・河出書房新社)

2017年5月の読書
・蜜蜂と遠雷(恩田陸著・幻冬舎)
・日本の歴史をよみなおす (全) (網野善彦著・ちくま学芸文庫)
・夜行(森見登美彦著・小学館)

2017年4月の読書
・腕くらべ(荷風全集第6巻 永井壯吉著・岩波書店)
・近現代作家集Ⅰ(日本文学全集26 池澤夏樹=個人編集・河出書房新社)

2017年3月の読書
・騎士団長殺し・第2部 遷ろうメタファー編(村上春樹著・新潮社)
・騎士団長殺し・第1部 顕れるイデア編(村上春樹著・新潮社)
・脇坂副署長の長い一日(真保裕一著・集英社)
・仮名手本忠臣蔵(松井今朝子訳・日本文学全集10池澤夏樹=個人編集・河出書房新社)

2017年2月の読書
・また、桜の国で(須賀しのぶ著・祥伝社)
・帰郷(浅田次郎著・集英社)
・忠臣蔵とは何か(丸谷才一著・講談社)
・室町無頼(垣根涼介著・新潮社)

2017年1月の読書
・ママがやった(井上荒野著・文藝春秋) 
・浮遊霊ブラジル(津村記久子著・文藝春秋)
・ポイズンドーター・ホーリーマザー( 湊かなえ著・ 光文社)
・平家物語(古川日出男訳・日本文学全集09池澤夏樹=個人編集・河出書房新社)

⇒2016年、2015年、2014年、2013年、2012年の読書


       
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裂けたニンジンでジャムづくり

2017-12-28 | ジャム

 <わたくしの好きなジャムづくり

ニンジンは、ダイコンと同じ方法でいまの時季に防寒対策と保存貯蔵を行っている。

いま食べているニンジンは夏まき秋冬どり。7月にタネをまいて約4カ月後の10月末から食べている。すでに2カ月がたった。いつまでも収穫しないで畑に残しておくと根が裂けてくる。

保存貯蔵のためすべて掘り出す。150本育てた。数えてみると大小80本ほどが残っている。やはり根が裂けているのが多い。埋め戻して保存する。



裂けているものはどうするか。もちろん食べる。できるだけ食べる。ひどいのだって捨てないでジャムにする。

ニンジンは夏どりと秋冬どりの年に2回作っている。うまいのはいまの時季になる、ジャムだってそうだ。

ニンジンジャムの作り方はいつも同じ。ネットで見るといろいろある。たまには挑戦してみようかと思うのだが、いまの作り方でも味に満足しているので、あえてやろうとはしない。

ニンジンジャムは年2回作っていると手慣れたものでスムーズに進む。おさらいするとこうなる。

皮をむく。適当に切って茹でる。それをミキサーにかけ粉砕する。鍋に移してレモン汁と砂糖を入れて煮詰める。最後にコアントローとシナモンを加えて出来上がり。色がすばらしい。あざやかな濃い橙色に仕上がる。

注意することがある。それは飛び跳ねることだ。これが半端じゃない。ばんばん鍋から四方に飛び散る。蓋をして弱火にして煮詰めないといけない。焦げないよう頻繁に蓋を取ってはかき混ぜる。

長年ジャムを作っているのに、いまでも迷うのは火を止めるタイミング。このニンジンジャムは一番難しい。とうことで、たぶんこれぐらいでいいか、というところで火を止める。このいい加減さでもニンジンジャムでは失敗はないから不思議だ。これが長年の勘というものなのだろうか。

このジャムは、お菓子を食べているような食感がある。


       
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年末恒例のダイコンの防寒対策と保存貯蔵

2017-12-25 | ダイコン

年末恒例のダイコンの寒さ対策と保存貯蔵、といっても大したことをやるのではない。寒さで傷むのを防ぐため、要は、すべてを引っこ抜いて、穴を掘ってその中に埋め戻す。それだけのことである。

これだけの作業で2月下旬までいや中旬ぐらいまでか、新鮮なダイコンを貯蔵保存して食べ続けることができる。地温が上がるととたんにまずくなるからそれまでの保存になる。

保存方法はほかにもいろいろあるのだろうが、なんとかの一つ覚えで年末になるとダイコンとニンジンをこの方法で保存している。この冬も23日に行った。

ダイコンは50本ほど残っている。すべて引き抜いて葉を落とす。


穴を掘って斜めに置いていく。垂直に置くと引き抜くときに手間がかかるからだ。


取り出しやすいようにダイコンの頭をちょっと出しておき、切り落とした葉をかぶせておく。あとは埋め戻すだけである。

大仰なタイトルになったが、こんな片手間の作業で、傷むのを防いであと2カ月ほど冬ダイコンが食べられる。


       
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旬を迎えた冬ネギ

2017-12-22 | 冬ネギ

冬ネギがここにきて俄然うまくなってきた。やはり寒くならないとうまくならない。毎冬のことながら、そのことをあらためて思い知らされながら食べている。

冬ネギの栽培期間は長い。タネまきから収穫まで12~14カ月ほどかかる。苗を育て、それを植えつけてからは、根深ネギだからせっせと土寄せして白い部分(葉鞘部)を長くする。

そのかいあって今年も立派なネギができた。サイズといい姿といいじつに見事といいたくなるほどの出来映えだ。

冬ネギは大量に作る。それも冬ネギばかり作る。ことしはいつもよりさらに作りすぎた。冬ネギの旬は短い。その間に食べつくして残さないようにと、ことしは10月中旬から食べ始めている

10月の冬ネギはやはりまだ硬い。食感が悪い。冬ネギの持ち味の甘さとやわらかさがない。それは分かっているのだが、とにかく作りすぎている。

それが厳寒期を迎えると変身する。この変化に舌が敏感に反応する。うまくなったきたなと。

冬ネギの旬は厳寒期の12月末から2月初旬と短い。育てるには長い時間がかかるのに、いざ食べるとなるとそれはあわただしい。


       
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冬になれば切り干し大根づくり

2017-12-18 | ダイコン

けさは初氷。

サンマの干物づくり(前回記事)に続いて、こんどは切り干し大根づくりに励んだ。これも冬恒例である。畑のダイコンをすべて食べつくすよう残り具合を見ながら作る。

切り干し大根づくりで面倒なのは千切りだ。たまにしか包丁を握らないからなおさら苦手になる。これさえさっさとできれば切り干し大根づくりはいたって楽になるのだが。そこで千切りにする器具がないかと、この時季になるとネットで検索するのだが適当なものが見つからない。やっぱりないかと、あきらめて台所に立つ。

切り干し大根は一度に作るのではなく、冬のあいだ数回に分けて作る。それも気分しだいだ。今回はダイコン4本を引っこ抜いてきて、千切りのスタート。4本を千切りにするのに1時間ほどかかった。自分でははやいほうだ。というのも今回はやや手を抜いた。丁寧に太さを切りそろえと時間がかかるし、それだけの集中力はいまはない。

あとはザルに拡げて天日に当てるだけ。干しあがるには7日ぐらいかかる。ポイントは風だ。乾燥した北西風が強ければ出来上がりは早いし品質もいい。


       
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冬になればサンマの干物づくり

2017-12-15 | その他

「サンマが特売だから買ってくる?」
かみさんが言う。
ん? ほんのちょっと間があいたが気がついた。
ああそうか、干物にしてはどうかということだなと。

冬になればサンマの干物をつくる。毎冬そうしている。もうそんな季節になったのかと気づかされる。

6尾を買ってきてもらった。魚屋さんに開きにしてもらったのはいいのだが、中骨まで取ってくれたようだ。どちらかといえば骨はついていたほうがいい。干物の中骨についた身はうまいからだ。

サンマの開きは、いつもはかみさんがしてくれる。たまにわたくしだってする。もちろん骨つきである。いまの魚屋さんは、開きにしてと頼まれると、中骨まで取り除いてくれるのだなとはじめて知った。

すぐに5%の塩水に1時間ほど浸して、干し網に入れ正午から干した。もう十分だろうと午後4時取り込んだのだが、まだ干したりない。明朝まで物置に吊るして様子を見ることにした。

朝になって物置を見ると、ネコが干物を狙ったようだ。干し網にジャンプしようとして、あちこちひっくり返されていた。干し網を使えば安全で安心。手が届かずネコはきっと残念がったことだろう。

干物は手づくりが一番うまい。つくるたびにそう思う。塩水と天日でなぜこんなにうまくなるのだろう。今回もちょっぴり塩辛くできた。塩加減はいつもむずかしい。今年のサンマはやっぱり小さく、あっというまに食べてしまった。


       
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ソラマメを植えつけて1カ月

2017-12-12 | ソラマメ

ソラマメを植えつけてからひと月がたった。150株を植えつけた。その後追加していまは180株を育てている。昨年が78株だったからだいぶ増えた。

ことしの大量収穫のサトイモと同じく、家庭菜園でこんなに多く育ててどうするの、と言われかねない状態だ。サトイモと同じく好物だからこうなるというのが理由だが、もう一つある。

タネをまきすぎたのである。自家採取のタネが多くある。古いタネから使ってしまおうとこれでもかとまいた。タネは一昨年、昨年、今年に採取したのがある。とにかく一昨年のものは使い切ってしまおうと。

持てる者?にだっては悩みはある。多くタネをまけば苗が多くできる。有り余って、数人の知人に余っているので使ってくれないか、と頼み込む始末だ。

それでもまだ余った。しょうがない。ひと畝増やして残りを植えつけた。そんな事情があって、いまの状態になったというわけである。

来年の5月はソラマメの食べ放題になるのか。有り余るほどの豊作は気分がいいのだが、取れすぎるのは扱いに困るということを今年のサトイモで知った。家庭菜園ではぜいたくな悩みといえる。


       
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タマネギの苗ー1カ月後の明暗

2017-12-09 | タマネギ


自家育成した苗はすぐに根づいて元気だ

タマネギの苗を11月上旬に植えつけてからひと月がたった。この時季にきちんと根づいていないといけない。周辺の菜園を見て回ると、ことしもいつもの年とかわらない光景だ。自家育成した苗を使ったところはうまくいっているし、ホームセンターなどで買った苗を植えつけたところは苦労している。

まずはわが方。自家育成した苗を500本植えつけた。そのなかで早々に1本が根元から食いちぎられて倒伏した。土の中に潜んでいた幼虫の仕業とわかる。すぐに予備苗で補充した。500本のうち“事故”はこの1本だけだった。いますべてが根づいている。

自家苗を使うと、これまでの経験からすぐに根付くことはわかっていてもこれでひと安心。だからこそ苗の自家育成にこだわっている。根づかないで枯れるということはまずない。予備苗の出番はこの一本だけで100本ほどの苗が残った。捨てるわけにはいかないからこれも植えつけた。

一方、ホームセンターで苗を買ったひとたちは明暗が分かれた。たいがいはなかなか根づかないで苦労している。いい苗を手に入れたのは周辺を見る限り極めて少ない。

知り合いの農家の人が言った。
「近所の人が買ってきたのは髪の毛のような細さだった」
言い得て妙だ。全般にか細い。かつては市販のだってこんなに細くはなかった。年々細くなる傾向にある。需要に供給が間に合わなく、育苗期間が短いのを出荷せざるを得ないのか。

その結果、多く見かけるのは、植えつけたはいいが根づかないで、いつの間にか枯れて苗の姿が消えてしまうことだ。全滅に近い人もいれば、あちこち欠けているのもある。状態は様々でも、いま現在の生育の状態は悪い。

対応は当然ながら2つに分かれる。新たに買い求めて再度植えつけたひと。再度植えつけたいのだが苗がもう手に入らなくあきらめたひと。

この苦労はよくわかる。苗を自家育成する前はそうだったからだ。毎年同じ心配をするのはたまったものではない。それならと自家育成に精を出すようになった。なんども書くがこれがむずかしかった。試行錯誤でこの数年はなんとかうまくいっている。しかし来年も確実にできるという自信はいまもない。たまたまうまくいっているだけだと思って、毎年心してかかる。


       
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サトイモ大尽なのに

2017-12-06 | サトイモ


タケノコイモの極小イモだって食べる

サトイモを毎日食べている。飽きないで食べ続けている。それだけ好きなのである。それでも在庫はいっこうに減らない。いまだに山ほどある。

ことしはサトイモ大尽になった。小さな家庭菜園で120株ものサトイモを作り、それがかつてないほどの大豊作となったのだから、収穫のほどがわかるだろうし、保存だってたいへんだ。

土垂、ヤツガシラ、タケノコイモ、エビイモ、愛知早生の5種類がある。豊作だから形サイズともに一級品のサトイモが食べ放題になっている。

お大尽なったのに気になるものがある。それは捨ててもいいほどの極小のイモだ。親イモ、子イモ、孫イモができるのだが、孫イモの中でもごく小さなイモで、3、4センチほどのサイズ、これがわんさとある。これらをどうするか。知り合いの農家はもちろん捨てている。

でもわたくしは食べる。イモの味は大小に左右されない。小イモだって同じ味だ。皮付きのまま茹でる。小さいからすぐに茹で上がる。皮をむいて醤油や塩やらをつけて食べるのだが、なにもつけないで食べる。これが清酒によく合って上等の酒の肴になる。

とくにうまいのがヤツガシラの孫イモとなる「八つ子」だ。これが来年の種イモになる。形サイズともに優れたのを選んでそうする、残りは小さいものばかり。当然ながら市場には出ないのだが、これがうまい。茹でると皮がつるりとむけ、ホクホクの食味を楽しめる。だから捨てられないで食べる。

タケノコイモの孫イモだってそうだ。タケノコイモは子イモ、孫イモがいっぱい取れる。扱いに困るほどだ。孫イモのなかでもごく小さいのは茹でて食べるほかに調理法を知らない。これだってうまい。「八つ子」ほどではないが皮がきれいにむける。

しかし土垂の小イモは困る。ぬるぬるしているからむきにくい。皮が指についてしまって汚らしくなる。こればかりは捨てるほかないようである。もちろん手間をかければ食べられるのだが、ことしはそこまでやる必要はない。なんてったってお大尽だからだ。

そのお大尽が、よりによってごく小さいイモまでけちくさく食べるのか。真夏に汗を流して手間暇かけて育てたものだから、できるだけ無駄にしないようめぐみに感謝しなが食べつくしたいのである。

しかし到底食べきれない。お節料理にサトイモは欠かせない。歳末にいっせいに知人に贈りたいと考えている。もちろん極小イモではなく極上の一級品のほうを。


       
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冬にキャベツの植えつけ

2017-12-04 | キャベツ

 
農家からいただいたキャベツ苗。品種は寒さに強い「迎春」

知り合いの農家からキャベツの苗を20本ほどいただいた。すぐに12月1日に植えつけた。

キャベツの年間の栽培計画は7月、8月、9月の3回に分けてタネをまいて育てているだけで、それ以外の時季に植えつけるのははじめてになる。

わが家はキャベツをよく食べる。自分ではそれほど食べている気はしないのだが、こうも食べているとなると常に意識してつくっていかないといけない。

7月まきのキャベツは、10月8日からすでに15個すべてを食べてしまった。この2カ月のあいだに2人でである。

8月まきはいつでも収穫できるまでに育っている。てっきり収穫は来年1月頃からと思っていたのに、ことしは生育がはやい。

9月まきだってかなり大きくなった。これなら来年3月ぐらいに収穫できるのではないか。



今回いただいた苗はたぶん10月か11月にタネをまいたもの、収穫は来年5月ごろとなるのだろうか。

いつも思うことで当たり前なことなのだが、収穫時期は気温に左右されるということ。収穫時期を特定するのはなかなかむずかしい。

9月まきも、今回植えつけたのも、春キャベツになる。春キャベツは好きだ。うまい。難点はいっせいに大きくなることで、裂球が次々と出てくることである。裂球は食べるのになんら問題はないのだが、やはり見た目が悪く調理しずらい。裂球する前に食べればいいと分かってはいるのだが、食べるスピードより生育のほうがはやいから、裂球ばかりを食べることになる。


       
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めずらしく近場で楽しめた今年の紅葉

2017-12-03 | 登山

一大事といっていい。今年は紅葉を近くで楽しめたことがだ。こんなことは何年ぶりになるのだろう。わが家の紅葉も、近くの公園の紅葉も、今年は色づきがすばらしい。紅葉は登山で見るものと思ってきた。それが近場でこんな鮮やかな紅葉をみることができたのだから余計に驚かされた。

これなら11月下旬に訪れた京都の紅葉にも匹敵する、とまではいわないが、かなり見るに値する景色になった。ウオーキングで毎日立ち寄るこの公園は、桜の時季はかなりの人出になるが、紅葉だっていいのにだれ一人こない。穴場だなとひとり楽しんでいる。毎日見ていると日々変わっていく様子がよくわかる。ピークは11月29日だったと言える。秋を惜しむ。







わが家の紅葉だっていい。ただし極端に狭い庭だ。家の建て替えのときにカエデを2本と縁取りにドウダンツツジを植えた。うちの紅葉はぱっとしないなと毎年ぼやいてばかりいたのに、今年に限って突然の“変身”に戸惑った。こんな変身なら毎秋大歓迎である。


       
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はじめての秋作ジャガイモ(6)-収穫

2017-12-01 | ジャガイモ

はじめて挑戦した秋作ジャガイモを収穫した。
種イモ38個から14.5キロの収穫があった。
内訳は
1、デジマ1キロから種イモ18個⇒収量7.5キロ
1、二シユタカ1キロから種イモ20個⇒収量7キロ

春作にくらべるとだいぶ収量が少ない。これは不作ということになるのか。それとも秋作は春作に比べてもともと収量が少ないのか。それがわからない。

試し掘りしたとき収量が少ないと感じていたのだが、すべて収穫しても同じになった。春作にだって豊作と不作があるから年によって収量は異なる。それにしてもだ、春作と比べると秋作の収量は少ないと思う。

そこで実際に秤を持ち出して量ってみた。これまでジャガイモの収量を量るなんてやったことはないのだが、それだけ興味があったということだろう。

秋作の狙いはこうだ。いま食べている春作の収穫は5月下旬から6月上旬だからすでに半年たっている。品質が悪くなっているのだが食べるには問題ない。しかしここで新鮮な秋作が食べられるようになればこれに越したことはない。この秋作をこの先半年食べていくと、春作の収穫となる。すなわち春作と秋作をすることで半年ごとに新しいジャガイモが食べられるということになる。

こんかいははじめての挑戦だけにどうなるのか興味津々だった。新しいものに挑戦するのは面白い。その刺激を受けただけでもやってみた価値はあった。

種イモ購入から収穫までを記録してきた。これまた楽し、である。
はじめての秋作ジャガイモ(1)ー種イモと芽出し
はじめての秋作ジャガイモ(2)ー畑の準備と植えつけ
はじめての秋作ジャガイモ(3)ー出芽
はじめての秋作ジャガイモ(4)-芽かき
はじめての秋作ジャガイモ(5)-試し掘り
はじめての秋作ジャガイモ(6)-収穫

追記(12月1日) 知り合いの農家では、アンデスレッドとデジマを収穫した。前者はまあまあだったが、後者は不作でダメだったとのこと。となるとわがほうはけっして悪くはないのかな、と思ってはみたが、しょせんはよくわからないでいる。とにかくこれからは今年の収穫が基準となる。秋作は種イモ2キロでは不足と分かったから、来年は春作と同じく種イモは3キロにしよう。


2017年の読書

2017年11月の読書
・崩れ・幸田文全集第21巻(岩波書店)
最後の秘境 東京藝大(二宮敦人著・新潮社)

2017年10月の読書
・源氏物語(上)(角田光代訳・日本文学全集04 池澤夏樹=個人編集・河出書房新社)

2017年9月の読書
・空から降ってきた男(小倉孝保著・新潮社)
・震災風俗嬢(小野一光著・太田出版)

2017年8月の読書
・馬賊で見る「満州」ー張作霖のあゆんだ道(渋谷由里著・講談社選書メチエ)
・月の満ち欠け(佐藤正午著・岩波書店)
・会津執権の栄誉(佐藤巖太郎著・文藝春秋)

2017年7月の読書
・舟を編む(三浦しをん著・光文社)
・喧嘩(黒川博行著・KADOKAWA)
・氷の轍(桜木紫乃著・小学館) 
・敵の名は、宮本武蔵(木下昌輝著・KADOKAWA)

2017年6月の読書
・地の底の笑い話(上野英信著・岩波新書)
・追われゆく坑夫たち(上野英信著・岩波同時代ライブラリー)
・近現代作家集Ⅱ(日本文学全集27 池澤夏樹=個人編集・河出書房新社)

2017年5月の読書
・蜜蜂と遠雷(恩田陸著・幻冬舎)
・日本の歴史をよみなおす (全) (網野善彦著・ちくま学芸文庫)
・夜行(森見登美彦著・小学館)

2017年4月の読書
・腕くらべ(荷風全集第6巻 永井壯吉著・岩波書店)
・近現代作家集Ⅰ(日本文学全集26 池澤夏樹=個人編集・河出書房新社)

2017年3月の読書
・騎士団長殺し・第2部 遷ろうメタファー編(村上春樹著・新潮社)
・騎士団長殺し・第1部 顕れるイデア編(村上春樹著・新潮社)
・脇坂副署長の長い一日(真保裕一著・集英社)
・仮名手本忠臣蔵(松井今朝子訳・日本文学全集10池澤夏樹=個人編集・河出書房新社)

2017年2月の読書
・また、桜の国で(須賀しのぶ著・祥伝社)
・帰郷(浅田次郎著・集英社)
・忠臣蔵とは何か(丸谷才一著・講談社)
・室町無頼(垣根涼介著・新潮社)

2017年1月の読書
12月から読んできた900ページに及ぶ平家物語、なんとか全編通読できた。
・ママがやった(井上荒野著・文藝春秋) 
・浮遊霊ブラジル(津村記久子著・文藝春秋)
・ポイズンドーター・ホーリーマザー( 湊かなえ著・ 光文社)
・平家物語(古川日出男訳・日本文学全集09池澤夏樹=個人編集・河出書房新社)

⇒2016年、2015年、2014年、2013年、2012年の読書


       
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