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30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

ふきのとう味噌でちょっぴり春の気分

2014-02-28 | その他

 

「ふきのとう味噌」をつくった。ふきのとうはいち早く春の訪れを知らせてくれる。摘んで手早く仕上げ、早春の気分を味わう。いいもんですね。

わが家の庭にふきのとうを見つけた。すでに苞が開きかけている。うかつだった。見逃していた。そうすると「あの秘密の場所」のフキノトウもすでに出ているはずだ。ウオーキングに出かけたついでに立ち寄る。やはり出ていた。しかしここは吹きっさらしのところだけにまだ少ない。

ふきのとう味噌にするには、苞が閉じて硬く締まっているほうがいい。ここのものは“良品”ばかりだ。すぐに摘む。袋を持っていないのでポケットに詰め込んだ。

汚れた外側の苞を取り除くと100グラムあった。これぐらいが食べるにはいい。食べてしまったらまた作る。つくり置きするよりはこのほうがうまく食べられる。しかしこれも短期決戦だ。苞が開いたものを使うと、あまりうまくないからだ。

昨晩のこと、かみさんが自分の部屋に引き揚げたところで台所に立つ。さあ開始。ふきのとう味噌づくりはぐずぐずしてはいられない。切っているそばから茶色に変色してくるから、一気に仕上げる。そのためには調味料を事前に準備しておき、さっさと仕上げる。ものの15分ほどでできてしまう。私にだって簡単にできるところがいい。これをちょこっと食べるだけで、体中が春の気分に満たされる。そう思うようにして食べると、いっそうそんな気分になる。春がきた。春が来た。味よりも気分を楽しむ。
 

ふきのとう味噌には苞が開かないで硬く締まっているもののほうがいい

  
切るとすぐに茶色く変色する。そのため一刻も早く切りたいのだがそれができない。
 

油で炒め、そこに味噌とみりんを加えて、あっというまにできあがり。

 


2014年の読書
2014年2月の読書
・地図と領土(ミシェル・ウエルベック著・筑摩書房)
・日本仏教史 裏のウラ(島田裕巳著・佼成出版社)
・王になろうとした男(伊東潤著・文藝春秋)
・恋歌(朝井まかて著・講談社)
・HHhH プラハ、1942年( ローラン・ビネ著・東京創元社)
・ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪(今野晴貴著・文春新書)

2014年1月の読書
・脊梁山脈(乙川優三郎著 ・新潮社)
・日輪の賦(澤田瞳子著・ 幻冬舎)
・マスカレード・ホテル(東野圭吾著・集英社)


2013年の読 
2013年12月の読書
・紅茶スパイー英国人プラントハンター中国をゆく (サラ ローズ著・原書房)
・にせもの師たち(中島誠之助著・講談社)
・食べる(西江雅之著・青土社)
・ニッポン定番メニュー事始め(渋川祐子著・彩流社)

2013年11月の読
・安部公房とわたし(山口果林・講談社)
・一の悲劇(法月綸太郎・祥伝社)

2013年10月の読書
・恋しくて(村上春樹編訳・中央公論新社)
・ジヴェルニーの食卓(原田マハ著・集英社)

2013年9月の読書
・中村屋のボース―インド独立運動と近代日本のアジア主義(中島岳志著・白水社)
・緑衣の女(アーナルデュル・インドリダソン著・東京創元社)

2013年8月の読書
・島へ免許を取りに行く (星野博美著・集英社)
・色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年(村上春樹著・文藝春秋)
・絶海の孤島 (カベルナリア吉田著・ イカロス出版)

2013年7月の読書
・コリーニ事件(フェルディナント フォン シーラッハ著・東京創元社)
・巨鯨の海(伊東潤著・光文社)
・果つる底なき(池井戸潤著・ 講談社)
・心(夏目漱石著・岩波書店)
 

2013年6月の読書

・特捜部Q ―カルテ番号64― (ユッシ・エーズラ・オールスン 著・ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

2013年5月の読書
・山靴の画文ヤ 辻まことのこと(駒村吉重著・山川出版社)
・夢幻の山旅 (西木正明著・中央公論社)
・永遠の0(ゼロ)(百田尚樹著・太田出版)

2013年4月の読書
・火山のふもとで(松家仁之著・新潮社)
・陽子の一日(南木佳士 著・ 文藝春秋)
・戦後史の正体 (孫崎享著・創元社) 

2013年3月の読書
・無罪 INNOCENT(スコット・トゥロー著・文藝春秋)
・談志が死んだ(立川談四楼著・新潮社)
・影法師 (百田尚樹著・講談社)

 2013年2月の読書
・原発のコスト―エネルギー転換への視点(大島堅一著・岩波新書) 
・わたしがいなかった街で(柴崎友香著・新潮社)
・ウエストウイング(津村記久子著・朝日新聞出版)
・ホテルローヤル(桜木紫乃著・集英社)
・小さいおうち(中島京子著・文藝春秋)
・漂流記の魅力(吉村昭著・新潮新書)
・漂流(吉村昭著・新潮社)
・牛を屠る(佐川光晴著・解放出版社)

 2013年1月の読書
・ナメクジの言い分 (岩波科学ライブラリー)(足立則夫著・岩波書店)
・大いなる眠り (レイモンド チャンドラー著、村上春樹訳・早川書房)
・父、断章(辻原 登著・新潮社)
・東電OL事件( 読売新聞社会部著・ 中央公論新社) 
・ポトスライムの舟(津村記久子著・講談社) 
・やりたいことは二度寝だけ(津村記久子著・講談社)
・エンジェルフライト 国際霊柩送還士(佐々 涼子著・集英社) 


 2012年の読書
2012年12月の読書
・カラマーゾフの兄弟2 (ドストエフスキー著, 亀山 郁夫訳・光文社古典新訳文庫) 
・湿地(アーナルデュル・インドリダソン著・東京創元社)  
・アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極(角幡唯介著・集英社)
・探検家、36歳の憂鬱(角幡唯介著・文藝春秋)

 2012年11月の読書
・カラマーゾフの兄弟1 (ドストエフスキー著, 亀山 郁夫訳・光文社古典新訳文庫) 
・中国と 茶碗と 日本と(彭 丹著・小学館)
・佐渡の三人(長嶋有著・講談社)

 2012年10月の読書
・昭  田中角栄と生きた女(佐藤 あつ子著・講談社)
・砧をうつ女(李恢成著・集英社 戦争文学全集17 「帝国日本と朝鮮・樺太」)
・去年今年(木山捷平著・講談社)
・ノックの音が(星新一著・新潮文庫)
・横しぐれ(丸谷才一著・小学館昭和文学全集23)

 2012年9月の読書
・特捜部Q ―Pからのメッセージ― (ユッシ・エーズラ・オールスン 著・ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
・鍵のない夢を見る (辻村深月著・文藝春秋)

 2012年8月の読書
・母の遺産-新聞小説 (水村美苗著・中央公論新社)
・抗争 (溝口 敦 著・小学館新書)
・起終点駅(ターミナル)(桜木紫乃著・小学館)
・大陸の細道(木山捷平著・講談社文芸文庫)

 2012年7月の読書
・被差別のわが半生(山下力著・平凡社)
・天地明察(冲方丁著・角川書店)
・下駄にふる雨/月桂樹/赤い靴下(木山捷平著・講談社文芸文庫)
・おじいさんの綴方/河骨/立冬(木山捷平著・講談社文芸文庫)
・ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(上)(スティーグ・ラーソン著・ 早川書房)
・ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(下)(スティーグ・ラーソン著・ 早川書房)

2012年6月の読書
・楽園のカンヴァス(原田 マハ著・ 新潮社)
・紅梅(津村節子著・文藝春秋)
・ちくま日本文学 江戸川乱歩(江戸川乱歩著・筑摩書房)
・ミレニアム2 火と戯れる女(上)(スティーグ・ラーソン著・早川書房)
・ミレニアム2 火と戯れる女(下)(スティーグ・ラーソン著・早川書房)

 2012年5月の読書
・罪悪(フェルディナント・フォン・シーラッハ著・東京創元社)
・曠野(チェーホフ著・岩波文庫)
・PK(伊坂幸太郎著・講談社) 
・K(三木卓著・群像2012年2月号)
・戦争はなぜ起こるか(A・J・P・テイラー著・新評論)
・ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女(上)(スティーグ・ラーソン著・早川書房)
・ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女(下)(スティーグ・ラーソン著・早川書房)

 2012年4月の読書
・アイアン・ハウス (ジョン ハート著・ハヤカワ・ポケット・ミステリ) 
・城を噛ませた男 (伊東潤著・光文社)
・中国化する日本 日中「文明の衝突一千年史(與那覇潤著・文藝春秋)
・新釈諸国噺(太宰治全集7・筑摩書房)
・太宰治 滑稽小説集(太宰治著・みすず書房)
・解錠師(スティーヴ・ハミルトン著・ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

 2012年3月の読書
・犯罪(フェルディナント・フォン・シーラッハ著・東京創元社)
・ラブレス(桜木紫乃著・新潮社)
・特捜部Q ―檻の中の女― (ユッシ・エーズラ・オールスン著・ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
・すべて真夜中の恋人たち(川上未映子著・講談社)
・蛍の航跡―軍医たちの黙示録(帚木蓬生著・新潮社)

 2012年2月の読書
・遺体―震災、津波の果てに(石井光太著・ 新潮社)
・彼女はもういない(西澤保彦著・幻冬舎)
・半島へ(稲葉真弓著・講談社)
・海松(稲葉真弓著・新潮社)
・二流小説家 (デイヴィッド・ゴードン著・ハヤカワ・ポケット・ミステリ) 
・下町酒場巡礼(大川渉著・ちくま文庫)
・下町酒場巡礼もう一杯(大川渉著・ちくま文庫)

 2012年1月の読書
・六白金星・可能性の文学(織田作之助著・岩波書店)
・コンニャク屋漂流記(星野博美著・文藝春秋)
・蠅の帝国―軍医たちの黙示録(帚木蓬生著・ 新潮社) 


    
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これでおしまい、この冬5度目のハクサイのお香香

2014-02-26 | ハクサイ


寒さで外葉はぼろぼろ、無残だ
↓それでも2,3枚むくとこのとおり



↓漬物の準備


ハクサイをすべて食べ尽くすことができそうだ。ハクサイは残すところ4個となった。これをお香香(こうこ)にする。漬けるのはこの冬5回目となる。これを食べてしまうとハクサイはおしまいだ。大好きなハクサイのお香香を冬のあいだ食べ続けることができた。満足である。わたしにとってこんな贅沢なことはない。かみさんに感謝しなければならない。

昨年の夏にタネをまいたハクサイ。ことしもうまくいった。このお香香を食べたいがために、わたしは最大の努力を払う。猛暑には泣かされたが、どうにかうまく育ってくれ、こうしてうまい、うまいと毎晩食べていられるのだからこれ以上の満足はない。

ハクサイはタネから育てることにずっとこだわってきた。一昨年、昨年の猛暑にはさすがに苦労させられた。それでもこれまでの栽培経験で乗りきったものの、さすがに手間とヒマがかかった。わたしの心にふと、来年からは市販の苗で間に合わせようかなとこれまで絶対に避けてきたことを思うようになった。

買ってきた苗を植えつけるならハクサイ栽培は容易だ。ハクサイのむずかしいところは苗をつくることにある。長年やってきても苦労させられる。その苦労に負けたのか、次からは市販の苗にしようかなと思うなんて、「とうとう焼きが回ってきたかな」と自分をなじりたくなる。それだけ粘り強さがなくなってきたのかもしれない。なにをするにも粘り強さがなくてはならない。それだけ年を取ったということか。

ハクサイはこれでおしまいといったが、まだ楽しみが残っている。菜の花である。ハクサイの菜の花はなんども書くがうまい。多くの菜の花があるなかでハクサイが一番だと思っている。菜の花を摘むための株を育てている。といってもたんにタネまきを遅らせただけのもので、葉を巻かない状態でいる。3月中旬から菜の花がでてくる。春の喜びを味わうことができる。これがいいんだな。


    
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早春の楽しみはブロッコリーの側枝花蕾摘み

2014-02-24 | ブロッコリー

週末は葬儀のため電車で水戸方面に出かけた。「偕楽園臨時駅」に停車するという車内放送があった。「水戸の梅まつり」が始まったことを知った。ホームには駅員や観光協会関係者、それに着物姿の梅大使が観梅の客を迎えていた。にぎやかさの中に早春の穏やかさを感じさせるその光景を車内から眺めているだけでこちらまでその気分になった。そこまで春がやってきている。

ブロッコリーの側枝花蕾が出てきた。てっぺんの頂花蕾を摘むと、こんどは側枝から花蕾を出してくる。ブロッコリーはこれがいい。いつまでも楽しませてくれる。冬野菜があらかたなくなった畑に、このブロッコリーだけはいつまでも恵みを与えてくれる。わたしはどちらかというと頂花蕾よりもこちらの側枝花蕾のほうが好きだ。

頂花蕾は花芽が極めて小さくきっちりと締まってかたい。側枝花蕾のほうは気温の上昇とともにこれからさかんに出てくる。こちらの花蕾は比較的やわらかい。放っておくと花芽が大きくなってしまい食感も悪くなるから、早めに摘まなければならない。摘むとすぐにまたあちこちから花蕾が出てくる。一日おきぐらいに側枝花蕾を摘むのがわたしの早春のこれからの楽しみである。


    
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紅玉を買ってリンゴジャムをつくろう

2014-02-21 | ジャム

よく頑張ったねという思いで、浅田真央さんのフリー曲、ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」を聞きながら書いている。

わたしの好きなジャムづくり
この冬は甘夏ジャムに続いて、こんかいは紅玉を使ってのリンゴジャムづくりだ。リンゴのジャムは3年ぶりになる。紅玉はいつも店頭に並んでいるとはかぎらない。むしろまれだ。つくるにはそのチャンスを逃さないようにしなければならない。

八百屋の前を通るたびに首を長くしてはのぞく。「まだ入荷していない」。翌日またのぞく。そろそろかな。やっとのこと入荷した。なにを毎日チェックしていたかというと、リンゴの「紅玉」が目当てだ。この八百屋で以前買ったことがあるので、「紅玉はことしも入荷するの?」「もう一度ぐらい入る」という。そこで毎日チェックしていたというわけである。すでに残り少なくなっていた。

5個入りのものを買った。紅玉は小玉である。ふだん食べているリンゴに比べるとかなり小さい。1個が約200グラムといったところだ。5個全部で1㌔であった。

紅玉は「こうぎょく」と読む。それが正しいのだろうが、小さい頃は「べにだま」と覚えた。親がそう言っていたからだ。ずっとそう言ってきた。あるとき、「こうぎょく」と読むんだと知った。それもだいぶ大きくなってからだ。しかしこの真っ赤なリンゴは「べにだま」と読んだほうがふさわしい。いまでもそう思っている。「べにだまをください」「えっ?」なんて怪訝な顔をされるから、「こうぎょく」といっている。小さいころ覚えた言葉はこの年になってもつい使ってしまう。「お新香」といわないで「お香香(こうこ)」いってしまうのもそうだ。

こんかいのリンゴジャムは2種類つくる。ひとつは真っ赤な皮つきのもの、もう1つは皮をむいたものだが皮を煮出したものを加える。出来上がりの色は、前者が赤く、後者は淡いピンク色になる。皮つきのジャムははじめてだ。

リンゴジャムはすぐできる。わたしがつくるジャムの中で、イチゴとブルーベリーに次いで手早くできる。

かみさんはきょうは帰らない。台所を占領できるから、さあ作ろう。
ジャムにするなら紅玉にこだわらずほかのものでもいいだろうに、なぜ紅玉なのか。食べて見るとよくわかる。酸味が強いのである。ジャムにはもってこいだ。リンゴは毎朝、いまなら「ふじ」を食べているが、酸っぱいものが大好きな私でさえも紅玉は酸っぱく感じる。

下ごしらえ。2種類つくる。赤い皮をつけたまま切ったもの(写真=左下)。皮をむいて切ったもの(同=右下)には、むいた皮や芯に水を加えて赤い色やペクチンを煮出し抽出したものを加える(同=上)。
あとはそれぞれに砂糖とレモンを加えて煮詰めるだけ。こんかいも「煮詰めるなよ、煮詰めるなよ」と言い聞かせながら、なめらかさが残るように、やや緩めにできがるように、と鍋を見続ける。



前回の甘夏のジャムに比べたら手間いらずであっというまに出来上がり。
リンゴジャムは、透明感のある色合いといい、味といい、なんともやさしいのである。そこが気に入っている。

すぐに味見である。食感は皮をむいたほうがいいかな、そんな感じである。


    
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雪の影響で10日もかかった切り干し大根づくり

2014-02-18 | ダイコン

2週続けて週末に積雪に見舞われた。畑も雪の中。当分収穫は無理だなとあきらめていたのだが、冷蔵庫の野菜がなくなってきた。仕方ない。雪をかきわけてダイコン、ホウレンソウ、ネギ、ニンジン、ブロッコリーを取ってきた。きのうあたりから畑の雪もやっと解けてきた。

この雪の影響で切り干し大根づくりも出来上がりが遅れた。
この冬2回目となる切り干し大根づくり。いつもなら1週間以内で干し上がるのだが、今回は2月6日に天日に干して、出来上がりは2月16日になった。10日もかかってしまった。

干しているうちに2回雪に見舞われ、室内に取りこまないといけなかった。天気が悪いと乾き具合も悪くなる。干している時間が長くなり、ぐずぐず干していると、味が悪くなってしまうような感じがある。わたしの好みは乾燥した北風とお日様で一気に干し上げるほうがうまそうな気がするのである。どうもせっかちでいけない。

できたものはジップロックに入れて保存。備蓄しているダイコンはまだまだある。2月いっぱいまでに食べなければならない。残しておいてもまずくなるだけだ。食べきれないから、また切り干し大根にするほかないようである。


    
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ただいま浴光育芽(催芽)中のジャガイモ

2014-02-16 | ジャガイモ

朝井まかてさんの「恋歌」を読み終えた。舞台は幕末の水戸藩である。それを知って手配したところ、今回(第150回)の直木賞を受賞したというのだから急いで読んだ。幕末の水戸藩がわからない。水戸城の旧本丸跡地に立地している高校に通っていたのに、半世紀たったいまごろになって関心を持つようになった。断片的な知識は持っているつもりだが、幕末になぜあそこまで内ゲバとジェノサイドで殺し合ったのか。薩長と同じく尊王攘夷を叫び倒幕に一役買った水戸藩なのに、明治の新政府で要職に就いた水戸藩士の名前が見当たらない。内輪揉めでこれはという人材はみんな死んでしまったからだというのだが、そこまでやってしまう水戸藩とは・・・。この本では「水戸の三ぽい」を理屈っぽい、怒りっぽい、荒っぽいといっているが、わたしの記憶では3番目は「荒っぽい」ではなく「骨っぽい」と覚えている。やや偏っているところが水戸気質になるのだろうが、それにしてもだ、“隣近所”といってもいいほどの藩内での血で血を洗う争いの歴史にあぜんとしてしまう。

ジャガイモは種イモを1月下旬から2月上旬に買って、植えつけは3月上旬に行っている。その間のひと月に浴光育芽(催芽)させて5,6ミリの芽を出させる。分割は植えつける4,5日前で、引き続き日光に当てる。こんな作業を植えつける前にしている。

買ってきてすぐに浴光育芽をやるはずだったのだが、物置にしまい込んだまま忘れてしまった。10日ほど遅れた。屋外の日当たりのいいところに置く。ことしは雪がよく降るので、外に出したりしまい込んだりと、なかなか手間がかかる。

日光を浴びて、ゆっくりと芽を出してきた。芽は黒紫色をしている。芽を出させてから植えつける。これが浴光育芽の狙いである。

種イモは男爵、メークイン、キタアカリの3種。写真は男爵のいまの状態。植えつけるまであと半月。そろそろ耕したいのだが、雪が積もっていて仕事にならないでいる。

庭の白梅が咲いてきた。うまい具合にロウバイと交代だ。あと半月の我慢だな。毎年この時期はそんな気分になる。


    
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晩酌の酒が代わった

2014-02-13 | 

酒の話である。気にはなっていたのだがつい書くのを忘れてしまう、と毎回のように同じことを言っている。それにしてもなんと5ヵ月ぶりになる。禁酒しているわけではない。あいかわらず毎晩飲んでいるのに。

「休肝日を取ったほうがいいいですね」
年末の健康診断の結果で注意されたのは「γ―gtp」だけだった。これはいつものこと。あとはクリアした。ほかにも悪いところがぞろぞろ出てくるのではと覚悟していたのだが結果は意外であった。素直に喜ぶべきであるのに、ホントにそうなのかなと疑ってしまう。検査項目が少ないから安心してはいられない。

年を取ると、ここが痛い、あそこが痛いと、次々と具合が悪いところが出てくる。“金属疲労”みたいなものだなと思っている。それにしてもまたぞろ出てきた。こんどは左腕が上がらなくなった。拳を空に突き上げることができない。180度まっすぐに上げることができない。130度ぐらいで痛みが走る。病院に行ったほうがいいのかな。いやしばらくすると直るだろうと様子を見ていた。無理してはいけないと思い、そのままにしておいた。それがいけなかった。整形外科で見てもらったら「肩の関節が固まってしまったようだ」「もっと早めにきてくれれば・・・」とも言われた。それからは、理学療法士に付いて週一でリハビリ通い、家では風呂上りにリハビリに励んでいる。一日も早く治したいと痛さを我慢して懸命に励んでいるが、あまり無理してもだめだといわれている。リハビリに励んで1ヵ月半。徐々になんとか手が上がるようになったが、いまだにまっすぐとはいかない。

「γ―gtp」から思わぬ方向に話が行ってしまった。閑話休題。
晩酌の清酒の銘柄が交代しつつある。「〆張鶴(月)」(新潟県村上市)から「岩の井・山廃辛口純米」(千葉県夷隅郡御宿町) に代わった。そう移行しつつあるといったほうがいい。淡麗から濃醇に好みが変わった。この好みの変化は急にきたものではない。

これまでは「〆張鶴」にこだわってきた。30代半ばからこの酒が定番だったのだから、もう30年近くなる。まさに愛飲してきた。この酒がわたしの清酒の原点だ。そこから清酒の世界に分け入り、全国の多くの銘柄の清酒を飲んできた。それでも原点はいつも〆張鶴だった。ほかに酒に飽きるときまって〆張鶴に帰った。

ところが、清酒の世界に遊んでいると、年とともにしだいに嗜好が変わってきたのがよくわかる。原因はわからない。淡麗では飽き足らなくなった。濃醇な味がうまく感じるようになった。もう5年ほど前からだろうか。こんどは濃醇な酒を求めて、いま評判のあの酒をこの酒をと飲んできた。そのなかで懐具合と相談しながら〆張鶴と同じくらいの値段で、近所の酒屋で求めることができる「岩の井」をよくもとめるよになった。味は値段相応だが、これが気にいった。〆張鶴に代わり岩の井がいま定番になりつつある。

いま飲んでいる酒。すべて到来物だ。これらを冷やでおちょこ一杯だけ飲み、すぐに「岩の井」の熱燗にいく。


    
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厳寒の下仁田ネギはやっぱりうまい

2014-02-11 | 下仁田ネギ

甘夏(前回の記事)をいただいた農家に、下仁田ネギを少しばかりお返しした。周辺の農家はネギ栽培が盛んだ。そこにわたしがつくったネギを持っていくのだから勇気がいる。しかし農家がつくっているのは夏ネギばかりで、冬ネギを作っているところはめったにない。わたしが甘夏をいただいた農家もそうだ。以前下仁田ネギを差し上げたところ喜ばれた。やはりうまいことを知っていた。

厳冬期のいまが下仁田ネギのうまい時期である。寒さで葉が枯れて見た目がひどく悪い。見た目で判断すると食べられたものではない。しかしわかる人はわかる。これがうまいんだ、と。その価値がわからないひとには贈らない。「こんな粗末なものを、失礼にもほどがある」なんていわれかねないからだ。

うまい、うまいとばかり言ってはいられない。ネギは気温に敏感だ。春に目覚める前に、遅くもこの2月いっぱいまでに食べてしまわなければならない。そうとわかっていても、しょっちゅう食べていると飽きてくる。下仁田ネギは味が濃厚だからなおさらだ。そんな贅沢なことを言っている。日をおいてたまに食べると、そのうまさがよくわかる。寒さでぼろぼろになった不格好な姿からは想像できないほどのとろりとした味わいに満足する。やっぱりうまいな、と。

9日は朝から近所が一斉に雪かきをはじめた。いまの住まいでこれほどの積雪を見たのははじめてだ。家の前の道路と駐車場の雪かきを終え、次は畑の様子を見に行った。畑の雪は一様ではなかった。雪がない所もある。それだけ風が強かったのだろう。そして自分の菜園を見て驚いた。わたしの菜園だけが雪が深い。ここに吹き寄せられたようだ。野菜はすべて雪の中だった。とうぶん収穫できそうにない。


     
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こんどは決めた!甘夏のマーマレードづくり

2014-02-08 | ジャム

甘夏のマーマレードをつくった。わたしの好きなジャムづくりの中でかんきつ類のジャムはユズしかつくったことがない。甘夏ははじめてになる。

この甘夏は菜園近くの農家の庭先になっていたもの。周辺農家の庭先にはきまって実梅、ユズそれに甘夏が植えられている。しかしどの農家も食べようとはしない。ならしておくだけでしまいには落果して腐っていく。なんとももったいないのである。

昨年もいただいて、生食したらさっぱりしすぎて味を感じなかった。そうだろうと思う。甘夏栽培農家のようにきちんと世話をしていないで、ただ放ったらかしにしているのだから。

ことしもいただいた。昨年の経験からこれはジャムにしようと決めていた。甘夏ジャムははじめてだからちょうどいい。それに今の時期は皮に張りがあり、色つやもいい。

長いことジャムづくりをしている。それなりに腕は上がっているつもりでいるのだが、昨年は煮詰めすぎてしまうことがよくあり、思い通りのジャムづくりができなかった。ジャムづくりにスランプがあるのかどうかわからないが、そんな状態だった。原因はわかっている。慎重になり過ぎることだ。「まだだ、もう少し」。それで火を止めるタイミングが遅れてしまい、冷めるとややかために仕上がってしまうのである。

つくったジャムは朝食に食パンをトーストしたものに塗ってたべる。その食パンはもう何十年もかみさん手製だ。パンに塗るにはジャムはかたいよりも、なめらかなほうがいい。しかし昨年はブルーベリーとユズがいけなかった。とろみのある状態が望ましいのだが、それがわかっていながらつい煮詰めすぎてしまい、その結果、かために仕上がってなめらかに塗れない。へたくそだなと思いながら食べていた。

ということで今年はじめてのジャムづくり。「煮詰めすぎるなよ」と自分言い聞かせる。捲土重来、 名誉挽回、 汚名返上である。





かんきつ類のジャムづくりは手間がかかる。ユズでなんども経験しているから承知である。つくり方もユズジャムと同じようなものだが、一応ネットで調べた。いろいろ作り方はあるのだが、実を取り出して使うことを選んだ。

皮、薄皮、実、タネに“解体”する。タネはペクチンを抽出するためだ。

砂糖を入れて煮る。ここからが本番。木べらでとろみ具合を見ながら火を止めるタイミングを計る。こんどは失敗は許されないぞ、そんな心境だ。だいぶ水気がなくなってきた。いよいよだ。まだやわらかいかなと、いつもならまだだと思うぐらいのところで思い切って火を止めた。

すぐに冷まして、とろみの状態を見る。いい具合だ。パンにつけて食べてみた。いつもはこんなことはしないのだが、それだけ今回は本気なのである。うまく行った。うまいと実感する出来になった。

ジャムづくりなんぞにそこまで真剣になるなんてと自分でも思わぬでもないのだが、つい本気になってしまう。そこがジャムづくりの楽しいところである。

甘夏5個から、250ccの瓶4個のジャムができた。 


    
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切り干し大根にして在庫一掃といきたいのだが

2014-02-06 | ダイコン

備蓄してあるダイコン。取り出してはまめに食べるようにしている。これまでの経験からいって賞味期間は2月末までだろう。しだいに味はまずくなる。

残りはまだまだある。残して無駄にしないようにと気をつけているのだが、それでも毎年残してしまう。無駄にしないため、わたしにできることは切り干し大根をつくるくらいしかない。

昨年12月に備蓄したダイコンは例年に比べて少なかった。それでも残りそうだ。早め早めに食べていかなければならない。それではと1月に続いて切り干し大根をつくることにした。

今回のものはやや小ぶりなため、いつもは2本で間に合うところだが、3本取り出した。これを千切りにする。3本を千切りにするには、一心不乱に俎板に向かって、わたしは一時間かかる。しまいには肩がはってくるのだが、ここはやり遂げなければならない。

あいかわらず未熟な包丁さばき。千切りといっても太さはまちまちになってしまう。しかし、ヘタなりにもうまく切るもんだと自己満足している。これをいつものように直径60センチのザルにばらまいて干す。厳寒のいまだからうまい切り干し大根が作れる。頼りは冷たい風とお日様だ。5、6日でできてしまう。

1月につくった切り干し大根は食べている。定番は油揚げを入れての煮もの。熱燗の肴にはもってこいの一品になる。心静かになるやさしい味である。


    
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2014年もジャガイモからスタート

2014-02-04 | ジャガイモ

年の数だけ豆を食べるはなかなかたいへんだ。酒を飲みながらつまんでいるから食べられるようなものだが、豆だけを食べるとなると一苦労だろうなと思いながら食べている。

いよいよことしの菜園初めである。立春とはいえまだ厳寒期。とてもそんな時期ではない。本格的な菜園仕事はあと1カ月待たなければならないのだが、わたしの「菜園年度」は2月から翌年1月と決めている。わたしの好きな清酒にも「酒造年度(BY)」があり、こちらは7月から翌年の6月までだ。

なぜ2月かというと、ジャガイモの種イモを買うのがいまだからである。これを仕事初めとしている。ジャガイモの種イモの植えつけは3月上旬だが、種イモは1カ月前に準備して 「浴光育芽(催芽)」させる。買ってきた種イモを室内に広げて1カ月の間お日さまに当てながら出芽を促して、4~5ミリの芽を出させる。芽が出てきたら植えつけの4、5日前に切り、切断面を日に当てて、それから植えつけるという段取りである。手間がかかるといえばそうなのだが、ただ日に当てているだけだからそれほどの負担にはならない。

以前は植えつける前にこんなことはしていなかった。買ってきた種イモはすぐに植えつけていた。それが「浴光育芽(催芽)」を知ってから、なんとかの一つ覚えでまめにやっている。

わたしが買うのは近くのジョイフル本田。北風に向かって自転車をこぐ。種イモの品種は多い。目移りしてしまう。ことしは「とうや」という品種を売り出そうとしているのか売り場のかなりの面積を占めている。たまには新しい品種をつくってみようかと思うのだが、やはりことしも「男爵」「メークイン」「キタアカリ」の3種を各1㌔、合計で3㌔買った。2人暮らしでは3㌔の種イモで十分すぎる量が収穫できる。値段は順に税込みで228円(昨年220円)、248円(同240円)、285円(同278円)。昨年に比べて値上げしている。


    
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冬の鹿児島からソラマメがやってきた

2014-02-01 | ソラマメ

↑鹿児島は指宿産のソラマメ

↓わたしの菜園のいまのソラマメの状態

ソラマメを食べている。うまい、うまいと食べている。この厳寒期なのにもうソラマメを食べている。もちろんわたしの菜園のものとは違う。

これは鹿児島産で、箱を見ると「JAいぶすき」とある。知人がこの時期に毎年贈ってくれる。これがうまい。粗食のくせして食べ物にはうるさいわたしだがじつにうまいなと感じ入っている。ソラマメは冬に限る!と勘違いしそうである。いまの時期に飲み屋に行くとソラマメが出てくる。「へえ、もうソラマメなの。どこのもの」「これは鹿児島産」ということになる。

この時期のソラマメだからハウスものだ。ハウス栽培だからいま出荷できる。わたしの世代はハウスものといわれると味わう前から敬遠しがちになる。昔のハウスものの味をいまでも引きずっている。それに自分で露地物を作っているからなおさらそう思う。しかし現実は違う。まずいものならだれも見向きしなくなるはずだ。

目が覚めるほど青々として大きなソラマメ。見事だ。なんともうらやましい出来だ。相手はプロなのだから脱帽して素人のわたしがなにも羨むことはないのだが、それでもたいしたものだと感心して見てしまう。それにはわけがある。わたしの菜園のソラマメは2年続きで不作だから、これだけのものができればなとうらやましくなる。

わたしの菜園のソラマメの収穫は5月中旬からになる。いまは寒さに身を縮めて早く春がこないかと待っている状態だ。今年こそ豊作をと願うのだが、憎きアブラムシが相手だけにどうも弱気になっている。満足に食べるだけの量が取れればいいのだが、この2年は不作で食べるには十分な量が取れなかった。

それだけに知人が毎年送ってくれるソラマメはありがたかった。これだけで十分に満足できてしまう。このさき5月のわたしの菜園のものが不作でも、その不満を補ってくれる。ことしも春からアブラムシとの戦いになる。きっと負けるだろうな。いまのうちに鹿児島産ソラマメを存分に味わっておこう。そんな気持ちだ。


    
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