30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

せっかちな人のラッカセイのタネまき

2016-04-30 | ラッカセイ

このところ毎日のように菜園通いだ。

ラッカセイのタネをまいた。まだ早いとわかっているのだが、その気になってしまうと止められない。タネまきの早めはよくない。ラッカセイだってそうだ。5月にはいってからとわかっていても、じっと待っていられない性分だからこうなる。とうぜんよく失敗する。しかしせっかちさは治らない。死ぬまで治らないとあきらめている。

ラッカセイは、収穫したらまっさきに来年用のタネを選り分ける。充実して網目模様のはっきりした最上等のものを選ぶ。殻つきのまま風通しのところに保存し、次の年に殻を破りタネを取り出してまく。毎年その繰り返しである。

株間30センチ、条間45センチにして、1カ所2粒ずつまいた。ラッカセイは地温が高くないと発芽しない。そうとわかっていてもタネをまいてしまったから、ここはしばらく表面をビニールで覆うことにした。


2016年の読書

5月から源氏物語を読もうかなと思っている。人生あとがなくなった。日本文学空前絶後の名作を読まずしてあの世にゆくのも悔いが残る。しかし原文を読むだけの教養はない。読書百遍意自ら通ず、というがわたくしの頭では逆立ちしても無理だ。そこで現代語訳に頼ることにした。幸いに地元の我孫子市図書館には多くの現代語訳がある。谷崎潤一郎訳と円地文子訳の二つにしぼり、迷ったものの前者の「新々訳源氏物語」にした。谷崎潤一郎全集に収録してあるものだ。この活字の大きさならまだ読める。大作である。なんとか今年中には読み終えたいと願っている。3日で放り投げてしまうのか、それとも読破できるのか。

2016年4月の読書
・安土往還記(辻邦生著・池澤夏樹=個人編集 日本文学全集19河出書房新社)
・焼跡のイエス(石川淳著・池澤夏樹=個人編集 日本文学全集19河出書房新社)
・紫苑物語(上に同じ)
・諸国畸人伝より小林如泥、鈴木牧之(上に同じ)
・羊と鋼の森(宮下奈都著・文藝春秋)

2016年3月の読書
・王様とサーカス(米澤穂信著・東京創元社)
・武州公秘話(谷崎潤一郎著・中央公論社)
・夢の浮橋(谷崎潤一郎著・中央公論社)
・孤狼の血(柚月裕子著・KADOKAWA)
・盲目物語(谷崎潤一郎著・中央公論社)
・小野篁妹に恋する事(谷崎潤一郎著・中央公論社)
・蘆刈(谷崎潤一郎著・中央公論社)

2016年2月の読書
・乱菊物語(谷崎潤一郎著・中央公論社)
・長いお別れ(中島京子著・文藝春秋)
・重耳(下)(宮城谷昌光著・講談社)
・重耳(中)(宮城谷昌光著・講談社)

2016年1月の読書
・重耳(上)(宮城谷昌光著・講談社)
・消滅世界(村田沙耶香著・河出書房新社)
・つまをめとらば(青山文平著・文藝春秋)
・雨月物語(上田秋成著・円城搭訳・河出書房新社日本文学全集11)

⇒2015年、2014年、2013年、2012年の読書


        
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出てきたぞ、サトイモの芽が

2016-04-29 | サトイモ

サトイモの芽が出てきた。やっとこさ出てくれた、そんな感じだ。

3月末に植えつけた。まずは土垂、つぎにヤツガシラ、タケノコイモ、愛知早生、エビイモ。全部で5種類になった。地温を上げるため全面をビニールシートで覆った。いつ出てくるのかと毎日のようにビニールの覆いをめくっては、まだかまだかと。4月20に日ぐらいから次々と芽を出してきた。

通常は芽が出そろうのは5月の中旬になる。やはりビニールの効果はあった。芽出しをしてから植えつけたから欠株はない。見事に出てきた。しかし勢いがないのがある。しばらく様子をみてもいいのだが、せっかちなものだから、欠株対策に畑の隅に植えつけておいた中から元気な種イモ取り出して植え替えたりした。

この欠株対策の種イモはまだまだ残っている。捨てるのがもったいない。できるだけ植え付けることにした。といっても、狭い菜園だからこれ以上サトイモのスペースを拡充したくてもできない。

種イモと種イモの間隔が広いところを調整して少しだけ増やすことができた。これだけ植えつけてどうするのといった状態になっている。作りすぎだ。成り行きでこうなったもののここまで作らなくてもいいと思う。ちなみに植えつけたイモの数は、土垂24、ヤツガシラ24、タケノコイモ10、愛知早生9、エビイモ5になった。

昨年は豊作で、好物のこともあり収穫からいままで食卓に欠かしたことがないくらい食べている。いまも食べている。豊作のときの量がよく分かった。ことしも豊作ならそれ以上になる。とらぬ狸の皮算用はいまから始まっている。


        
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はたして119本のニンジンが取れるか

2016-04-27 | ニンジン

春まき夏どりニンジン。3月6日にタネまきした。

15センチ間隔の穴あき黒マルチのひとつひとつの穴にタネをまいた。穴は120カ所になった。ひとつの穴から1本を収穫するから、うまくいけば120本が取れる。

ニンジンは発芽をそろえることができれば成功したも同じといわれるように、発芽がすべてだ。なんと120カ所のうち119カ所から発芽した。

なんとも素晴らしい。自画自賛してしまうくらいだ。ニンジンを作っている人ならわかってくれるはず。120カ所にまいたのなら100カ所ぐらいからきちんと発芽すればうまくいったといえる。それを超えているのだから、どうだ!とまではいわないが、小さな喜びを感じる。

ニンジンの発芽にはさんざん苦労してきただけに、ついうれしくなる。ニンジンの発芽をそろえることに失敗はなくなった。児戯に類する遊びとはいえ、試行錯誤の経験は大事なんだとこの年になっても感じ入る。

間引きしてすべて1本立ちにした。あとは生長を待つだけとなった。収穫は6月。はたして119本のニンジンが取れるか。


        
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アブラムシの襲来なく、ソラマメ戦線異状なし

2016-04-25 | ソラマメ

ソラマメが小さなサヤをつけはじめた。これを見て少しばかり安心している。いまのところアブラムシは発生せず、戦いは避けられそうな雰囲気である。でもまだまだ油断はできない。

ソラマメといえばアブラムシ。そればかりが気になる。アブラムシさえ発生しなければソラマメは作りやすい。それだけに先回りして予防に努める。

アブラムシ予防は、なんといっても浸透移行性殺虫剤を使うようになって飛躍的に楽になった。これを前年の植えつけ時に株元にまく。しかしこれで完璧とはいえない。

3月末に花が咲き始め、背丈が伸びてくる。4月に入るとここでアブラムシ予防をかねてさらにひと手間かける。
1)まずは土寄せをする。倒伏を防ぐためである。
2)つぎに整枝をする。多くの側枝が伸びてくる。太い枝6,7本を残し、細い枝はすべて切ってしまい、枝を整理する。これで風通しが良くなり、根元にまで日が当たるようになる。
3)さらに、枝先端の新芽を切り落とす。下写真のように。アブラムシは先端部につきやすいからだ。

わたくしができることはここまで。このひと月ばかりアブラムシのことばかり案じてきた。いつ襲来するかと。いまもそうだ。小さなサヤができたらといってこれで安心はできない。過去の経験がそう戒めている。収穫できてはじめてこころが晴れるのがソラマメ、これまでそんなつきあいばかりしてきた。


        
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目からうろこのレタスの発芽方法

2016-04-22 | リーフレタス

菜園を長年やっていても、わからないことは多々ある。いまだに教えられることばかりだ。興味が尽きないから長くやっていられるといってもいい。

たとえばレタスの発芽である。タネをまいてもなかなか発芽がそろわない。だれもが経験する。毎年そんな思いをしながらタネをまく。

あるとき、レタスの発芽をそろえる方法を知り、それを実行すると簡単にできてしまった。目からうろこである。だれにだってこんな経験はあるだろう。

レタスのタネをまいた。タネは一晩水に浸し、次に水を切ってペーパータオルに包み、乾かさないようビニール袋に入れて冷蔵庫の中に。1、2日すると発芽してくる。ことしもそうした。上のアップ写真がそうである。

これを畑にまく。土はかけない。手で鎮圧して水をかけてやるだけ。3、4日すればいっせいに発芽してくる。下の写真はけさの発芽状態。タネが小さいからつい多めにまいてしまい、こんなに多く発芽したら手に負えなくなるのだが、うまくいった。


教えてもらうとこんなにも簡単なんだとわかる。知り合いの農家の人にこのことを話すと、当たり前だという顔をしている。やはり興味は尽きないのである。


        
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トマト苗は買ったらまずは鉢上げを

2016-04-21 | トマト

買ってきた4株入り連結ポットのトマト苗
これを鉢上げして第一花房が咲いてから定植する 

昼下がりは、たいがいNHKFMの「クラシックカフェ」をBGMにして読書している。突然にからだがびっくと反応し、音に体が同調してきた。バイオリンに合わせて体が弾む。久しぶりの感覚だ。サン・サーンス作曲「序奏とロンド・カプリチオーソ 作品28」であった。知っている曲だが、そのときの体調と気分によってこんなにも心に響くものかと、じっくりと耳を傾けた。

トマトの苗を買ってきた。大玉8株、ミニ4株の合わせて12株。このところトマトはこのパターンだ。これ以上追加して苗を買うことも、この先タネをまくこともない。もっぱらかみさんが食べる。わたくしは出されれば食べるが、自ら食べることはない。そんなわけだから2人暮らしだとこの株数で夏のあいだ食べ続けることができるのである。

いつも買うのは4株入り連結ポットのもの。これが一番安い。税込みで220円だった。12株だから3セット。220円×3セット=660円。これで夏のあいだ欠かさずにトマトが食べられるのだから安いものだ。それも熟練のファーマーが作るのだから、なんともかみさんは幸せだろうと思っているのだが…。

トマトはすぐには定植しない。連結ポットの苗は小さく若い。12センチポットに鉢上げして引き続き育苗し、第一花房の花が咲くころに定植する。それまで待つ。30年前ごろ、そう本で読んだ。なんとかのひとつ覚えと言われてしまうが、それをいまでも守り通している。若い苗はすぐに植えつけると樹勢が強く、結果に影響するんだという。確かにミニトマトなんかはぐんぐん伸びる。

面倒といえば面倒だが、これが当たり前とずっとやってきた。トマト苗の定植はいましばらくわが家で過ごしてからになる。


        
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できない、ショウガの貯蔵と冬越しが

2016-04-19 | ショウガ

ショウガを植えつけた。いつもの年の3倍ぐらいの量を、60センチの畝間で2列に。

この種ショウガは農家から分けていただいた。たいぶある。これはありがたかった。というのは種ショウガの貯蔵と冬越しにいつも失敗していたからである。種ショウガは毎年買うものと決まっていた。

この農家のショウガ貯蔵室を見せてもらった。サトイモの種イモも一緒に保存している。地中深い。なるほどこれなら温度は一定で、寒さで腐ることはないと納得できた。

種イモの冬越しはうまう行くのに、なぜかショウガの冬越しにはいつも失敗する。要は本気度が足りないからだとわかっている。種ショウガの保存はサトイモの種イモより、温度管理に気を遣う。種イモと同じように保存すると種ショウガだけが寒さで腐る。それならもっと温度を保つ工夫をすべきだ。それをしないでいる。というよりも、このところできないものと端からあきらめている。

わが家ほどショウガを食べる家もないと思っている。それほど食べるなら、真剣に取り組んで大量に貯蔵して大量に作ればいい。それをやらない。

好きなものには熱心に取り組み、嫌いなものは作らない。ショウガは好きなのだからもっと積極的にかかわってもいいはずなのに手をこまねいている。自分でもわからない。この冬はだいぶ収穫があるはずだから、本腰を入れて貯蔵と冬越しに取り組んでみようかなと思っている。


        
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30年の付き合いになるルバーブ

2016-04-18 | ルバーブ

いよいよ農繁期だ。タネまき、植えつけと次々とやらなければならない。一気に忙しくなった。

ルバーブの苗を植えつけた。昨秋にポットにタネをまいたもので、すぐに発芽するが冬になるといったん地上部が枯れ、また春になって発芽してくる。

ルバーブはシベリア南部が原産。毎年育つ多年草だ。寒さにはかなり強いが暑さにはめっぽう弱い。これがルバーブ栽培のネックになっている。夏場は遮光ネットをかけていても枯れてしまうことが多くなった。昨夏も酷暑で全滅した。一株でも残っていれば株分けできるのだが、全滅だからタネから育てるほかない。

ルバーブはもっぱらジャムで食べる。30年もそうしている。収穫は6月から7月がいい。フレッシュだ。収穫が終われば夏になり、そして暑さで枯れる。またその秋にタネをまく。このパターンが多くなった。以前は頻繁にタネをまくことなどなかったのに。どうしたんだろうと思いたくなる。

ルバーブとは菜園を始めてからの長い付き合いである。そのジャムは長年食べていても飽きることはない。その酸味を気に入っている。客観的にみると、うまい!というほどではないというのがおおかたの評価だろうが、酸味が好きなら人ならきっと気に入るはずだ。

栽培は多年草だから枯れなければ手間いらずなのだが、タネからとなると面倒になる。だからといって栽培しないわけにはいかない。ないとなると余計に気になる。これまで世話になってきたのだから、こんごともきちんと育て、付き合ってもらいたいと思っている。こんなに長い付き合いになるなんて思ってもみなかった。


        
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古都の桜旅(4)-吉野山(下千本、中千本、上千本)

2016-04-15 | 登山

2016年古都の桜旅

はじめに
1)4月6日(水) 京都=京都御所ー平安神宮ー琵琶湖疎水ー南禅寺ー南禅寺界隈別荘群ー蹴上インクラインー日向大神宮
(2)4月7日(木) 京都=毘沙門堂ー山科疎水、大津=琵琶湖疎水ー三井寺ー三尾神社ー長等神社
(3)4月8日(金) 京都=哲学の道ー法然院・谷川潤一郎墓所ー大豊神社ー熊野若王子神社ー南禅寺界隈別荘群ー南禅寺ー知恩院ー円山公園ー八坂神社ー祇園白川、大阪=造幣局・桜の通り抜け、奈良=奈良公園・浮見堂ー春日神社ー若宮神社ー興福寺
(4)4月9日(土) 吉野山=下千本ー金峯山寺ー吉水神社ー中千本ー上千本ー吉野水分神社ー如意輪寺ー中千本ー下千本



吉野山ー下千本(見晴台)


吉野山ー中千本の一目千本桜(吉水神社)

 
吉野山ー上千本(花矢倉)


2016年4月9日(土)
天気 晴れときどきくもり
メンバー 単独
コース&タイム
近鉄・新大宮駅6:11=6:14西大寺駅6:22=6:49橿原神宮前駅7:10=7:55吉野駅ー下千本ー金峯山寺ー吉水神社ー中千本ー上千本ー吉野水分神社ー如意輪寺ー中千本ー下千本ー吉野駅14:07=15:42大阪阿倍野橋駅(あべのハルカス)ーJR天王寺駅16:28=17:18関西空港駅=関西空港(30分遅れて)19:30=20:45成田空港=成田空港第1ターミナル駅21:14=22:26我孫子駅


古都の桜旅は4日目、最終日である。吉野山の桜をめでる。これが今回の旅の目的。ここまで3日間も桜を見てきた。てっきり見飽きるものと思っていた。ところがこれが飽きない。わたくしの性格からするとすぐに飽きるはずなのに、日々の桜に感動しているのが不思議だった。

吉野山の花見のこの日は、天気よく満開である。絶好の花見日和になった。なんと、半年前の開花予報が的中してしまった。偶然と分かってはいても喜びであった。

吉野山の桜は期待にたがわず見事である。まさに全山が桜色に染まっている。それもソメイヨシノや枝垂桜ではなく、わたくしの好きなヤマザクラである。前の2つに比べると地味で渋く華やかさはない。しかし、こころに染み入る清らかな世界が広がる。圧倒されるというよりも、優しく包み込んでくれる。

そんないい思いをさせてもらいながら、ケチをつけるなどさらさらないのだが、長年山をやっているわたくしからすれば、興奮するほどの感動はなかった。理由は明確だ。山をやっているとヤマザクラの一本古木や群生に出合う。その場に立ち尽くして見とれてしまうほどの感動をたびたび味わってきた。そんな経験をしている身からすればそれほどたいそうな感動はなかった、というのが率直な感想になる。そうであれ、吉野山の桜を見て満足している。なんてったって絶好調の桜に出合えたのだから。もちろん、はじめて吉野山のこの景観を目にした人は、すばらしさに歓声をあげるのは間違いない。

きょうの行動は6時間とした。吉野駅が午前8時出発だから午後2時には戻ってきたい。片道3時間で行ける所まで行き戻ってくる。帰りは関西空港まで行かなければならないから、余裕をもって行動したい。それにきょうは土曜日、それも満開だというから大混雑が予想される。このため宿の朝食をとらずに6時に出た。近鉄電車の中でコンビニのおにぎりをほおばる。橿原神宮で吉野線に乗り換え。やはり混雑してきた。吉野線は昨年も利用した。大峯奥駆道の大峯山を歩いたからだ。これが吉野山を歩くきっかけになったのだと思う。

吉野駅からロープウエーを利用せずに七曲がりを歩く。とこどころにショートカット道がある。



□下千本
七曲がりを登り切ると下千本の眺めが広がる。展望台は下千本駐車場への道を少しばかりも戻ったところにある。

□金峯山寺。
仁王門は現在工事中。



左右の仁王様もネットで囲まれている。
 

次が蔵王堂。この巨大な建物にあの蔵王権現が安置されている。

 

蔵王権現三体。その姿をこの目で見たかった。これも今回の旅の目的。建物が巨大ならこの仏たちも巨大である。形相に圧倒的迫力がある。特別拝観料は1000円。まずは外陣で、次は内陣で拝する。内陣へは行列で時間かかる。内陣はカットしてしばらく外陣に座り三体に向き合っていた。行動時間に制限があるから長くはいられない。それでも長くいてしまった。内部は撮影禁止。JR東海のポスターを転載した。
(下の画像を左クリックすると、拡大版表示)

 


蔵王堂の背面。

 

□中千本。吉水神社の一目千本桜。隣の関西のカップルがこの景色に感激していた。「いままで何を見てきたのか」「
さくらといえばこれからはここだな」。もちろん関西弁で。
ここの写真はうまく撮れなかった。じっさいはもっと明るく清らかである。上、中、下千本のなかでここからの眺めが一番よかった。全山桜というのがよくわかる。

□上千本



□上千本、花矢倉からの眺め。蔵王堂が見える。尾根伝いに歩きてきたのがよくわかる。



□吉野水分神社
ここの枝垂桜も満開。きょうは上千本が満開だ。桜を見物していると意外と時間がかかる。ここまで3時間もかかってしまった。せめてこの先の高城山まで行く予定でいたが、無理しないで引き返すことにした。

帰りは同じ道を引き返さないで、如意輪寺への道を取る。上千本の花矢倉から少し下った先の右に標識があり、如意輪寺へは右の道をとる。ここからはやっと山道になる。先へ進むと分岐点があるが標識が完備しているから問題ない。この道も桜の眺めがすばらしい。

□如意輪寺


後醍醐天皇陵

如意輪寺からは五郎平茶屋を目指してまた中千本に出る。

昼を過ぎて参道は人で埋まっていた。人波をかきわけて進む。遅々として進まない。こりゃたいへんだ。帰りの電車の時刻が気になる。気ばかり焦る。肩をぶつけながら間隙をぬって行くしかない。

下千本の七曲りを下る。午後2時前に吉野駅着。ホームもすでに電車待ちの行列ができていた。なんとか座れた。閉口したのは前に立った二人の中高年のご婦人。橿原神宮までの約一時間、大きな声でしゃべりっぱなしだ。ザックから耳栓を取り出してなんとかしのいだものの、いい気分がそがれた。それにしてもよく我慢ができた。ここで怒ってはすべてが台無しになる。


近鉄・大阪阿倍野橋駅で乗り換えて、JR天王寺駅から関西空港へ行くのだが、その前にあべのハルカスを見てみよう。駅員に、あべのハルカスはどこですかと尋ねると、いまいるところがそうです、と言われてしまった。やはりお上りさんだ。外に出て仰ぐ。

関西空港発の帰りの便は30分ほど遅れたが、成田空港から予定通りに帰宅できた。4日間の桜旅が無事に終了した。

日本5大桜(2013-2014年)に続いての今回の桜旅。すべてがうまくいった。できすぎだなと思うぐらい、各地の名所の桜を存分に楽しむことができた。満足である。
腰の具合が悪いからと山旅をやめて桜旅にしたのだが、やってみると意外にも楽しかった。のんびりできない性格だから、あいかわらずせっかちに歩いた。ちょっとばかり欲張ったかなという思いはある。そろそろ本来の山旅に戻らないといけない。そんな気持ちを持たないといけない時期だ。


        
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古都の桜旅(3)-洛東、大阪、奈良

2016-04-14 | 登山

2016年古都の桜旅

はじめに
1)4月6日(水) 京都=京都御所ー平安神宮ー琵琶湖疎水ー南禅寺ー南禅寺界隈別荘群ー蹴上インクラインー日向大神宮
(2)4月7日(木) 京都=毘沙門堂ー山科疎水、大津=琵琶湖疎水ー三井寺ー三尾神社ー長等神社
(3)4月8日(金) 京都=哲学の道ー法然院・谷川潤一郎墓所ー大豊神社ー熊野若王子神社ー南禅寺界隈別荘群ー南禅寺ー知恩院ー円山公園ー八坂神社ー祇園白川、大阪=造幣局・桜の通り抜け、奈良=奈良公園・浮見堂ー春日神社ー若宮神社ー興福寺
(4)4月9日(土) 吉野山=下千本ー金峯山寺ー吉水神社ー中千本ー上千本ー吉野水分神社ー如意輪寺ー中千本ー下千本


 
奈良公園の浮見堂。シックな装いのスペイン美女4人に囲まれご機嫌であった


2016年4月8日(金)
天気 晴れ
メンバー 単独
コース&タイム
大津駅=京都駅(乗換・地下鉄烏丸線)今出川駅(バス)=銀閣寺道ー哲学の道法然院・谷川潤一郎墓所大豊神社熊野若王子神社南禅寺下河原町南禅寺ー知恩院ー円山公園ー八坂神社ー祇園白川ー京阪・祇園四条駅=天満橋駅ー大阪造幣局・桜の通り抜けー谷町線・天満橋駅=谷町9丁目駅(乗換・近鉄)上本町駅=奈良駅ー奈良公園・浮見堂ー春日神社ー若宮神社ー興福寺ー奈良市内(泊)


古都の桜旅は3日目。
1)京都から大阪へ。そして奈良と飛び回り、この日の歩数計は4万歩に達した。
2)大阪の「造幣局の桜の通り抜け」がこの日から始まった。出発前に知り、それならと予定を変更して足を運んだ。
3)奈良公園の桜にも間に合った。

きょうの予定は盛りだくさんだ。宿を7時過ぎに出た。まずは再度京都の市中へ。哲学の道を目指す。大津駅から京都駅へ。東海道線はすでに通勤ラッシュ。さらに京都駅から地下鉄烏丸線に乗換。きっぷ販売機の近くのベーカリー「SIZUYA]で昼飯にカルネを買う。地下鉄もぎゅうぎゅう詰め状態。なぜに京都の朝はこんなに混むんだろう。

□哲学の道
初日と同じく今出川駅下車。ここからバスで「銀閣寺道」下車。銀閣寺はパスして、哲学の道に足を踏み入れる。きのうの春の嵐でだいぶ散ったが、観賞するに足りるだけの姿を保っていた。疎水の水面には散った花びらが連なって流れている。まさに花筏。



□法然院と谷崎潤一郎の墓所
哲学の道を歩きながら法然院、大豊神社、熊野若王子神社に立ち寄る。

法然院に谷崎潤一郎の墓がある。その様子は事前にネットで見ていた。2月と3月に主要な作品を再読していたのでぜひ訪れたいと思っていた。

法然院のたたづまいはすがすがしいものだった。

寺の人に谷崎潤一郎の墓所を尋ねた。墓には枝垂桜があるからそれを目印にと。墓地に入るとすぐに枝垂桜が見えた。


墓石の上には満開の枝垂桜。もともとそこにあったものではなく移植したものらしい。合掌。

 

□大豊神社
狛犬ではなく、狛ネズミの神社。子年生まれだからとこだわったわけではないが、神妙に手を打った。

□熊野若王子神社


ここで哲学の道は終わり。これからのコースは初日と一部重複する。永観堂、南禅寺を経て琵琶湖疎水沿いに行き神宮通りを南へ。知恩院、円山公園、八坂神社、祇園白川を歩く。

□永観堂

□南禅寺界隈別荘群

初日にここは歩いた。だいぶ気に入ってしまったのか、道沿いなので再度訪れた。やはり素晴らしい。


□知恩院


□円山公園の枝垂桜。盛りをやや過ぎた。


□祇園白川
巽橋周辺はアジア系の外国人に占領されていた。熱気に圧倒され、早々に大阪に移動するため京阪の祇園四条駅に向かった。だいぶ歩いた。電車の中が休憩時間になる。

 □大阪「造幣局の桜の通り抜け」
京阪電車の特急で祇園四条駅から天満橋へ。造幣局の桜の通り抜けはきょうから一般公開。ここは初めての体験。奈良へ行くには遠回りになるが立ち寄った。京都から大阪、奈良への移動は快適だ。電車の中で昼飯に「SIZUYA]のカルネを食べる。

天満橋駅は花見客で沸き立っていた。だれもが造幣局を目指している。お巡りさんや警備員が各所に立ち導いてくれる。行列についていけばいい。

造幣局の桜は八重系が多い。八重桜はどうも苦手だ。あのぼってりと咲く姿が鈍重に映る。満開時はうっとうしくさえ感じる。そんな印象で見るとここのは違った。普段見ている八重桜とは違って、どれもが可憐で清新であった。咲き始めだからなおさらそう感じた。八重系でも品種が違うと、こんなにも印象が異なるのかと浅学を恥じた。気に入った花をひとつひとつ撮っていった。あまりに品種が多くて途中でやめてしまうほどだった。じっさいそうなった。

     

造幣局と隣り合わせの大川の花見もすばらしい。

ゆっくりはできない。天満橋駅に戻り、谷町線で谷町9丁目駅下車。ここで乗換、近鉄・上本町駅から近鉄奈良駅へ。

□奈良
ここも外国人ばかりが目につく。これだけ外国人旅行者が増えると、京都と奈良の宿はますます予約が難しくなる。ビジネスホテルだって値上がりしている。わたくしのような貧乏旅行者には困る。

歩きすぎてさすがに疲れた。きょうは奈良公園の浮見堂まで行くことにしている。猿沢池のベンチも外国人ばかり。

□奈良公園の桜の下には鹿。

□奈良公園の浮見堂
(下画像を左クイックすれば拡大版表示) 

□春日大社
浮見堂できょうの予定は終了のはずであった。それなのに、ここまできたらと春日大社に向かう。疲れた体を引きずって。無理しないでやめときゃよかったと思ったほど。それでも歩く。


□若宮神社

 帰りは興福寺境内を巡って近鉄奈良駅に戻る。きょうはほんとによく歩いた。歩けた。これだけ歩けるならもう大丈夫だろうと言い聞かせていた。

ここまで3日間、行くところどこも桜を楽しめている。幸運に少なからず驚いている。あしたはいよいよこの桜旅のメーンイベントの吉野山だ。天気はよく、満開だという。ヤマザクラにはうるさいわたくしにどんな景色が待っているのか。期待が膨らむ。


        
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古都の桜旅(2)ー洛南、大津

2016-04-13 | 登山

2016年古都の桜旅

はじめに
1)4月6日(水) 京都=京都御所ー平安神宮ー琵琶湖疎水ー南禅寺ー南禅寺界隈別荘群ー蹴上インクラインー日向大神宮
(2)4月7日(木) 京都=毘沙門堂ー山科疎水、大津=琵琶湖疎水ー三井寺ー三尾神社ー長等神社
3)4月8日(金) 京都=哲学の道ー法然院・谷川潤一郎墓所ー大豊神社ー熊野若王子神社ー南禅寺界隈別荘群ー南禅寺ー知恩院ー円山公園ー八坂神社ー祇園白川、大阪=造幣局・桜の通り抜け、奈良=奈良公園・浮見堂ー春日神社ー若宮神社ー興福寺
(4)4月9日(土) 吉野山=下千本ー金峯山寺ー吉水神社ー中千本ー上千本ー吉野水分神社ー如意輪寺ー中千本ー下千本


 
山科の毘沙門堂。山門で雨宿りしながら枝垂桜「般若桜」にしばし見入ってしまった


2016年4月7日(木)
天気 雨
メンバー 単独行
コース&タイム
大津駅=JR山科駅=毘沙門堂山科疎水ーJR山科駅=大津駅ー琵琶湖疎水ー三井寺ー三尾神社ー長等神社=大津駅 大津市内(泊)


古都の桜旅の2日目。大津の宿から外を眺める。やっはり雨だった。予報通り風雨が強い。近場ならなんとかなるだろう。まずは山科の毘沙門堂へ行くことにした。ここなら大津駅からひとつ先の山科駅から歩ける。

雨対応はできている。ザックには登山用の雨具が入っている。しかし万全ではない。靴である。出発時に登山靴にするかウオーキングシューズ(ゴローの鉄人)にするか迷った。後者を選んだ。登山靴なら雨に平気だが、この靴では無理がある。なかまでびっしょり濡らしてしまってはあしたからが困る。
そこでビニールの買い物袋で靴全体をすっぽりくるんだ。見た目になんか構っていられない。これでなんとかしのげた。

□毘沙門堂
大津駅から山科駅へ。強い雨のなか毘沙門堂を目指す。駅から15分ぐらいか。周辺の住宅がなんとなく瀟洒に映る。


紅葉の名所でもある。楓が芽吹いてきている。


雨で滑りやすい急な石段を慎重に。この雨だ、来るのはわたくしぐらいなものだろうと思っていたが、つぎつぎと花見客がやってくる。

枝垂桜「般若桜」は見ごたえがあった。

□山科疎水
雨が降り続く。帰りは山科疎水沿いを歩くことにした。まずは東ヘ、戻って西へ。洛東高校を右に見て南の山科駅に戻った。
桜並木が雨にかすむ。これもまた風情がある、なんて思いたいが強い雨にはまいった。

山科駅にも戻ったものの、雨脚は弱まらない。これでは京都市内めぐりは無理と判断。大津の宿に引き返した。ところが午後3時を過ぎるとやや小降りになってきた。近くの三井寺まで行ってくるかと腰を上げた。

□琵琶湖疎水の取水口
宿からは歩くことにした。三井寺近くまで行くと琵琶湖疎水の取水口に出合った。ここから琵琶湖疎水がはじまる。


疎水のながれる先を見ると桜並木。雨に煙って心に染み入る光景だった。思わぬ眼福である。

 □三井寺

□三尾神社



□長等神社

大津の町中を歩くことができた。商店街の真ん中に造り酒屋「平井商店」があった。寝酒にと「浅茅生(あさじお)」の特別純米ワンカップを買った。もっと飲みたくなるほどにうまかった。

雨で行動が制限された。あしたは天気が回復する。再度京都を巡り、大阪の造幣局に飛び、それから奈良入りする。だいぶ忙しくなる。
冬のあいだ腰の調子が悪く、遠出は控えざるを得なかった。いざ出てきてみるとそれほど悪くはない。楽しいと腰の具合も気にならなくなる。これなら吉野山まで行けそうだ。


        
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古都の桜旅(1)ー洛中、洛東

2016-04-12 | 登山

2016年古都の桜旅

はじめに
(1)4月6日(水) 京都=京都御所ー平安神宮ー琵琶湖疎水ー南禅寺ー南禅寺界隈別荘群ー蹴上インクラインー日向大神宮
(2)4月7日(木) 京都=毘沙門堂ー山科疎水、大津=琵琶湖疎水ー三井寺ー三尾神社ー長等神社
(3)4月8日(金) 京都=哲学の道ー法然院・谷川潤一郎墓所ー大豊神社ー熊野若王子神社ー南禅寺界隈別荘群ー南禅寺ー知恩院ー円山公園ー八坂神社ー祇園白川、大阪=造幣局・桜の通り抜け、奈良=奈良公園・浮見堂ー春日神社ー若宮神社ー興福寺
(4)4月9日(土) 吉野山=下千本ー金峯山寺ー吉水神社ー中千本ー上千本ー吉野水分神社ー如意輪寺ー中千本ー下千本


 
南禅寺界隈別荘群。左が清流亭、右が碧雲荘。落ち着いたたたずまい


2016年4月6日(水)
天気 晴れ
メンバー 単独
コース&タイム
我孫子駅7:27=8:21成田空港駅ー成田空港・第3ターミナル9:35=11:05関西空港ー関西空港駅11:39南海・関西空港駅(京都アクセスきっぷ)天下茶屋駅=(乗換・地下鉄堺筋線)天下茶屋駅=(阪急京都線)淡路駅=13:30烏丸駅=(乗換・地下鉄烏丸線)四条駅=同・今出川駅-京都御所ー平安神宮ー琵琶湖疎水ー南禅寺ー南禅寺界隈別荘群ー蹴上インクラインー日向大神宮ー地下鉄東西線・蹴上駅=同・山科駅(乗換・JR)=大津駅 大津市内(泊)


桜旅の初日。成田から関空に飛び、一般公開の京都御所からスタート。洛中、洛東の桜名所を巡る。

成田空港第3ターミナル。この光景を見るとすーと旅モードにスイッチ。天気はいい。フライト日和である。


LCCは座席指定しなかった。それなのに幸運にも右側の窓側に座れる。この日も真白き富士とアルプスが見えた。山好きにはこたえられない。もうこれだけですっかり満足してしまった。幸先いいぞ。



関西空港から京都へ移動する。南海電車の窓口で「京都アクセスきっぷ」購入。天下茶屋、淡路、烏丸乗換でスムーズに地下鉄・今出川駅で下車。

□京都御所
きょうから一般公開が始まった。昨春に参観しているからこんかいはパスしようかと思ったが、左近の桜が咲いているはずだ。それだけでも見ようと足を運んだ。

その前に近衛邸跡の枝垂れ桜を。

 一般公開は、宜秋門(ぎしゅうもん)から入り、清所門(せいしょもん)から出る。 期待通りに左近の桜が咲いていた。品種はヤマザクラだという。



こちらは右近の橘。

清涼殿の右端に荒海の障子。障子というが襖である。枕草子にこの襖絵が出てくるという。わたくしにそんな教養はない。この年になって初めて知り、出発前にその個所を読んできた。

清所門近くの御車返しの桜。

京都御所から平安神宮を目指す。鴨川を渡る。川べりに桜並木が続く。

□琵琶湖疎水を眺めながら平安神宮へ。

□平安神宮

ここの桜は八重紅枝垂桜。仙台に単身赴任していたときのなじみの桜だ。かなしいかな、草食系老人になるとこの妖艶美に太刀打ちできない。(画像を左クリックすると拡大版)



 

これできょうの予定の京都御所と平安神宮の2カ所は消化した。京都の市中の桜に間に合った。花見客でどこも大混雑。海外からの客が多い。日本人はわたくしだけかと思ってしまうくらい周りは外人ばかり。
あしたは春の嵐の予報。計画を前倒ししてきょうのうちにできるだけ巡ることにした。がんばろう。

平安神宮から琵琶湖疎水沿いを南禅寺へ。


□南禅寺

 



□南禅寺界隈別荘群
南禅寺三門から北に向かうとすぐにある。NHKの番組で知った。粋な別荘が並ぶ。わたくしのような貧乏人には無縁の世界だがその素晴らしさはわかる。しばし楽しんだ。ここはいい。

 

 

 

 □蹴上インクライン

ここも大混雑。

 □日向大神宮
人込みから抜け出して静けさに身をおきたくなった。しかしこんなシブいところにも観光客は来る。

 

17時近くになり、うす暗くなってきた。灯篭に明かりがともった。14時から歩きどおしだった。さすがに疲れを感じる。きょうはここまで。地下鉄東西線・蹴上駅から宿泊する大津市内に向かう。

あしたは春の嵐になるというから予定を繰り上げて精力的に歩いた。風雨が強くホテルに缶詰になるような事態にならなければいいのだが。


        
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古都の桜旅(はじめに)ー山勘の開花予想が的中

2016-04-10 | 登山
4月6日から9日まで3泊4日で、京都、奈良、滋賀、大阪の桜の名所をたずね歩いてきた。山をやっているからいつもなら山旅になるのだが、こんかいは桜旅になった。桜の花をめでる4日間である。

昨年の11月のこと、ことしは吉野山の桜に行こうという気になった。ついでに京都の桜もあわせてと日程を立てた。無理を承知で、咲く時期が異なる山上の桜と市中の桜を両方楽しもうという算段だ。

京都は桜と紅葉の時期の宿の予約がむずかしい。半年前の11月なら可能だ。しかし半年前のこの時点で肝心の桜の開花予想なんてだれもわからない。それなのに日程を決めて早々に予約してしまった。無謀としかいいようがない。開花のタイミングがあわなくても、その時はその時、古都にはほかの楽しみ方がある。

宿の次は交通機関。京都・奈良へは今回を含めて3年間で4回目となる。青春18きっぷや新幹線を利用してきたが、こんかいは航空機にした。1月にLCCで成田と関西の往復を予約できた。これで準備はできた。 
 
気象庁やウェザーニュースの桜開花予想が出始める。やはり気になる。なんと、わたくしの山勘の開花予報がかなりいい線をいっているのがわかった。これなら花を楽しめるぞ。ウキウキ気分で旅に出発できた。
 
半年前の山勘の予想が大当たりした。おかげで山上の桜も市中の桜も両方楽しめた。メーンイベントの吉野山の桜の開花予想は変動があって難しいといわれている。それもほぼ的中?したのだから、こいつぁ春から縁起がいいわえ、とほくそ笑むのも無理はない。
 
今回の日程は以下の通り。青字が歩いた桜の名所。これでもかと歩いた。次回からは詳報を載せる。 
  
4月6日(水)
我孫子駅7:27=8:21成田空港駅ー成田空港・第3ターミナル9:35=11:05関西空港ー関西空港駅11:39南海・関西空港駅(京都アクセスきっぷ)天下茶屋駅=(乗換・地下鉄堺筋線)天下茶屋駅=(阪急京都線)淡路駅=13:30烏丸駅=(乗換・地下鉄烏丸線)四条駅=同・今出川駅-京都御所ー平安神宮ー琵琶湖疎水ー南禅寺ー南禅寺下河原町(別荘群)ーインクラインー日向大神宮ー地下鉄東西線・蹴上駅=同・山科駅(乗換・JR)=大津駅 大津市内(泊)
 
大津駅=JR山科駅=毘沙門堂山科疎水ーJR山科駅=大津駅ー琵琶湖疎水ー三井寺ー三尾神社ー長等神社=大津駅 大津市内(泊)
 
大津駅=京都駅(乗換・地下鉄烏丸線)今出川駅(バス)=銀閣寺道ー哲学の道法然院・谷川潤一郎墓所大豊神社熊野若王子神社南禅寺下河原町南禅寺ー知恩院ー円山公園ー八坂神社ー祇園白川ー京阪・祇園四条駅=天満橋駅ー大阪造幣局・桜の通り抜けー谷町線・天満橋駅=谷町9丁目駅(乗換・近鉄)上本町駅=奈良駅ー奈良公園・浮見堂ー春日神社ー若宮神社ー興福寺ー奈良市内(泊)
 
近鉄・新大宮駅6:11=6:14西大寺駅6:22=6:49橿原神宮前駅7:10=7:55吉野駅ー下千本ー金峯山寺ー吉水神社ー中千本ー上千本ー吉野水分神社ー如意輪寺ー中千本ー下千本ー吉野駅14:07=15:42大阪阿倍野駅ー天王寺駅16:28=17:18関西空港駅=関西空港(30分遅れて)19:30=20:45成田空港=成田空港第1ターミナル駅21:14=22:26我孫子駅

⇒古都の桜旅(1)ー洛中、洛東へ続く


        
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黒マルチを張ってトウモロコシのタネまき

2016-04-05 | トウモロコシ

 菜園仕事は、毎年季節ごとに同じことの繰り返しになる。長年やっていても不思議と飽きがこないのだが、ちかごろ面倒と思うことがたまにある。栽培はたいがい面倒だ。これを厭うと大したものはできない。身に染みてそうと分かってはいるが、このところ年を取ってきたせいなのか、億劫になるときがある。だからといって手を抜くとてきめんにしっぺ返しを食う。

トウモロコシのタネをまいた。そのまえに黒マルチを張る。地温を上げるのためだ。効果のほどは長くやっているとよくわかる。しわが寄らないように裾を埋めていく。こんかい、このマルチを張ることにふと億劫さを感じた。しかしやるしかない。これまでは面倒よりも楽しみが優先してきた。体調のせいなのかなとおもうけれど、この小さな気持ちの変化が不安だ。

タネをまいて、たっぷり水をやる。仕上げにビニールをトンネル掛けする。この春はすでにほかに使用していて在庫がない。穴あきビニールで間に合わせた。


待てよ、これだけでは発芽させるには寒いかもしれない。用心してさらに寒冷紗を二層にして重ね着させた。この時期はこうすることでトウモロコシの発芽が容易にそろう。


        
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サトイモの植えつけ(2)ーヤツガシラ、タケノコイモ、愛知早生、エビイモ

2016-04-02 | サトイモ

タケノコイモの種イモ、今年初めて挑戦する

サトイモの植えつけの2回目をやってしまった。前回記事でまだ気温が低いから様子を見ようと決めていたのに。堪え性がないことはわかっていても、やっぱりしばらく待つのは無理だった。

2回目に植えつけたのは残りのヤツガシラ、タケノコイモ、愛知早生、エビイモの4種。

ウネは3列を用意。1列目には前回記事のとおり土垂を19個植えつけている。2列目にヤツガシラを、3列目にはタケノコイモ、愛知早生、エビイモをわずかずつ植えつける。

まずは2列目にヤツガシラ。芽出しをしたがほんの少ししか芽が出ていない。どうしようか。しばらく待つか。いや、このまま植えつけてしまおう。24個を植えつけた。出芽しないのもあるだろうから、補植用の種イモを多く残した。

次は3列目。愛知早生7個、エビイモ7個、タケノコイモ8個を植えつけた。

タケノコイモ(京イモ)ははじめてつくる。近くの農家からいただいたのがうまかったからである。気に入った。それで種イモもいただいた。

タケノコイモは名の通り縦に長い。植えつけは横に寝かせて植えつけた。こちらはすでに芽が十分出ている。 





植えつけたものの、全般に芽出しが足りないと思い、全面をビニールシートで覆い、地温を高めることにした。
これですべて終了。サトイモはなにかと手がかかるのだが、好きなものには手間暇を惜しまない。芽が出てくるまでじっと待つ。待てない人が待つ。これはつらい。


        
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