このところ毎日のように菜園通いだ。
ラッカセイのタネをまいた。まだ早いとわかっているのだが、その気になってしまうと止められない。タネまきの早めはよくない。ラッカセイだってそうだ。5月にはいってからとわかっていても、じっと待っていられない性分だからこうなる。とうぜんよく失敗する。しかしせっかちさは治らない。死ぬまで治らないとあきらめている。
ラッカセイは、収穫したらまっさきに来年用のタネを選り分ける。充実して網目模様のはっきりした最上等のものを選ぶ。殻つきのまま風通しのところに保存し、次の年に殻を破りタネを取り出してまく。毎年その繰り返しである。
株間30センチ、条間45センチにして、1カ所2粒ずつまいた。ラッカセイは地温が高くないと発芽しない。そうとわかっていてもタネをまいてしまったから、ここはしばらく表面をビニールで覆うことにした。
2016年の読書
5月から源氏物語を読もうかなと思っている。人生あとがなくなった。日本文学空前絶後の名作を読まずしてあの世にゆくのも悔いが残る。しかし原文を読むだけの教養はない。読書百遍意自ら通ず、というがわたくしの頭では逆立ちしても無理だ。そこで現代語訳に頼ることにした。幸いに地元の我孫子市図書館には多くの現代語訳がある。谷崎潤一郎訳と円地文子訳の二つにしぼり、迷ったものの前者の「新々訳源氏物語」にした。谷崎潤一郎全集に収録してあるものだ。この活字の大きさならまだ読める。大作である。なんとか今年中には読み終えたいと願っている。3日で放り投げてしまうのか、それとも読破できるのか。
2016年4月の読書
・安土往還記(辻邦生著・池澤夏樹=個人編集 日本文学全集19河出書房新社)
・焼跡のイエス(石川淳著・池澤夏樹=個人編集 日本文学全集19河出書房新社)
・紫苑物語(上に同じ)
・諸国畸人伝より小林如泥、鈴木牧之(上に同じ)
・羊と鋼の森(宮下奈都著・文藝春秋)
2016年3月の読書
・王様とサーカス(米澤穂信著・東京創元社)
・武州公秘話(谷崎潤一郎著・中央公論社)
・夢の浮橋(谷崎潤一郎著・中央公論社)
・孤狼の血(柚月裕子著・KADOKAWA)
・盲目物語(谷崎潤一郎著・中央公論社)
・小野篁妹に恋する事(谷崎潤一郎著・中央公論社)
・蘆刈(谷崎潤一郎著・中央公論社)
2016年2月の読書
・乱菊物語(谷崎潤一郎著・中央公論社)
・長いお別れ(中島京子著・文藝春秋)
・重耳(下)(宮城谷昌光著・講談社)
・重耳(中)(宮城谷昌光著・講談社)
2016年1月の読書
・重耳(上)(宮城谷昌光著・講談社)
・消滅世界(村田沙耶香著・河出書房新社)
・つまをめとらば(青山文平著・文藝春秋)
・雨月物語(上田秋成著・円城搭訳・河出書房新社日本文学全集11)
⇒2015年、2014年、2013年、2012年の読書