30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

芽が出てきた種ショウガを4月24日に植えつけ

2023-04-29 | ショウガ

立派だなとほれぼれするほどの種ショウガ

保存してきた種ショウガを4月24日に植えつけた。立派な種ショウガだと自画自賛してしまうほどのたくましい芽がすでに出ている。こんな種ショウガは、栽培して以来初めて目にするもので、冬季の保存がうまくいったと喜んでしまう。

種ショウガの保存はいまも試行錯誤をしている。無事に冬を越すことができて、こんなにうまくいったのはこんかいが初めてのこと。まぐれかというと、そうでもなく、毎年しだいに腐らせることなく無事に冬を越す割合が増えていることは確かで、その努力が報われたと思いたい。

3月27日に、すでに無事に冬を越せたことは確かめている。そのとき小さな芽が出てきていた。それが下の画像。それから1カ月の間に芽が大きく生長してきたことになる。

地上に芽を出してくるのは6月。これほどの立派な種ショウガだから、さぞかし出芽はそろうだろうと期待している。


2023年の読書

2023年4月の読書
・汝、星のごとく (凪良ゆう著・講談社)

・ある男(平野啓一郎著・文藝春秋)
・君のクイズ(小川哲著・朝日新聞出版)

2023年3月の読書
・ラスト・チャイルド(下) (ジョン・ハート著、 東野さやか訳・ハヤカワ・ミステリ文庫)
・ラスト・チャイルド(上) (ジョン・ハート著、 東野さやか訳・ハヤカワ・ミステリ文庫)
・笑い神(中村計著・文芸春秋)

・われら闇より天を見る(クリス ウィタカー 著、 鈴木恵 訳・ 早川書房)

2023年2月の読書
・世界は五反田から始まった(星野博美著・ゲンロン)
・地図と拳(小川哲著・集英社)
・しろがねの葉(千早茜著・新潮社)
・戦艦武蔵ノート(吉村昭著・岩波書店)
・戦艦武蔵(吉村昭著・新潮社)


2023
年1月の読書
それで君の声はどこにあるんだ? 黒人神学から学んだこと(榎本空著・岩波書店)
・クロコダイル・ティアーズ(雫井脩介著・文芸春秋)
・底惚れ(青山文平著・徳間書店)
・ウンコの教室(湯澤規子著・筑摩書房)
・木曜殺人クラブ 二度死んだ男 (リチャード・オスマン著, 羽田詩津子訳・早川書房)

⇒2022年、2021年、2020年、2019年、2018年、2017年、2016年、2015年、2014年、2013年、2012年の読書一覧


 


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発芽率アップを目指せ、4月23日にエダマメの植えつけ

2023-04-26 | エダマメ

育苗箱で発芽してきたエダマメ、4月23日のすがた

4月23日にエダマメを植えつけた。タネは4月17日に育苗箱にまき、発芽したらすぐに、まだ子葉が開かない状態(冒頭の写真)で育苗箱から引き抜いて植えつけた。このところ、この方法でばかりやってる。これでだいじょうぶ? 植えつけてからの生育にまったく支障はない。

育苗箱から引き抜くときに根を切ってしまうことが、これまでたびたびあった。それなら子葉が展開する前に引き抜いて植えつけてしまおうと。当初は心配だったが、なんのことはない、植えつけてから4,5日過ぎると子葉が開き、あたりまえだが初生葉、本葉が出てきた。

エダマメはいかに発芽率を高くするか。かなり一所懸命にやってきた。最低でも8割はいきたい。そう務めてきた。この数年は8割を超えていたのだが今回は残念ながらわずかに8割を切った。

タネはいつも、種苗会社ウタネの「カネコ育成 湯あがり娘」。税込みで440円。数量は60ml。発芽率を計算するため、タネをまくときなん粒あるか数えている。今回は121粒あった。発芽したのは90本であった。

ちょっと待てよ。いつもよりなにか少ない気がする。昨年の記録を見ると、同じタネ袋なのに165粒入っていた。ことしは121粒だから40粒ほど少ない。

たまたま残っていた昨年のタネ袋を見ると容量は85mlだった。ことしは60mlだから25ml少なくなっている。

2022年 85ml 440円
2023年 60ml 440円

値段を据え置いて中身を減らしたもので実質の値上げ。毎年このタネ袋を買っている人でも、容量が減っていることにはまず気が付かないだろう。

いい勘しているなと思いたいが、これも発芽率を計算するためタネを数えているからこそ気が付いたもの。普通ならまず気がつくはずがない。

ということで今年のエダマメの植えつけは90本。例年に比べて少ないのだが食べるのにはこれぐらいでいい。多く作っても、実際のところ最後のころは食べきれずに無駄をしてしまうからだ。


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4月22日にキヌサヤエンドウの収穫始まる

2023-04-23 | キヌサヤ

4月22日、キヌサヤエンドウの初物。〈卵とじ〉で食べました

4月22日にキヌサヤエンドウの収穫が始まった。これからは日を追うごとに収穫量が多くなる。いまの時季の菜園は収穫がほとんどない。コマツナと春キャベツだけ。やっとキヌサヤが加わって少しは助かる。

昨年10月末にタネをまいた。冬越しは寒さ対策になにかと気を遣う。冬の間、寒冷紗を2枚重ねてトンネル掛けして防寒してきた。寒波襲来のときはこれぐらいの防寒ではしのぐことができないことがある。そのときだけは急遽穴あきビニールを重ねる。

この冬は特に寒い日がなく寒害に遭うこともなかった。春先にネットを張り、すくすく生長してだいぶ背が伸びた。ツルが四方に伸びないようひもで囲む。

これまではキヌサヤエンドウとスナップエンドウの両方を作ってきたが、昨年からキヌサヤだけに絞った。というのはキヌサヤのほうがおかずにはなにかと使えるからだ。スナップだと茹でてマヨネーズをつけて食べることだけしか知らない。

キヌサヤはなにが好きかというとそのすがた。すっきりした細身で、春らしい明るい浅い緑色。楚々とした美人に映る。わたくしの好みのタイプだ。


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ラッカセイが4月20日に、オクラが4月18日に発芽

2023-04-21 | ラッカセイ



ラッカセイの発芽(4月21日のすがた)

オクラの発芽(4月21日のすがた)

一昨19日のこと。外で昼飯を食べた。食事しているとわたくしより年上と思われる老人が、トイレから戻ってきてから席に戻ることもなく、あたりをうろうろしている。困っているような、真剣に考えているような様子だ。どうも気になるので食べながら観察していると、とうとう店員さんに持ち物が見当たらないと相談している。それからも腑に落ちない様子でうろうろしている。突然「ここにあった」と持ち物を見つけたようだ。戻るはずの自分の席がわからなくなってしまっていたのだ。「自分の席を忘れてしまうほどボケた」とこぼしながら店を出て行った。だれもが老いる。あすのわが身を見ているようだった。

ラッカセイとオクラが発芽してきた。

ラッカセイは大粒種の「おおまさり」。4月8日にタネまき、4月20日に発芽を確認できた。

オクラは丸オクラ。4月10日にタネをまき、4月18日に発芽を確認できた。オクラはタネをまく前にタネを2,3日水に浸してからまいている。

両方ともに気温が高くならないと発芽しない。そのため地温を上げるためビニールをべた掛けしてきた。いつもこの方法で発芽してくるのだが、やはり心配でたびたびビニールを持ち上げてはまだかと見てしまう。

無事に発芽を確認できて、これで安心だ。両方とも発芽さえうまくいけば成功したもおなじで、これからの栽培は容易だ。

ただオクラのほうは要注意。アブラムシがつきやすい。葉の裏につくから見逃してしまうと生育にかなりの影響が出てくる。幼苗のうちに殺虫剤の散布が必要になる。


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4月16日に春キャベツの収穫

2023-04-17 | キャベツ

きのう16日は夕方に雷雨、雨が止んだと思いウォーキングに出かけたらふたたび降り出してきた。農業用ハウスに慌てて飛び込んで雨宿り。さらに未明にも雷雨。激しい雨音で寝不足だ。

4月16日に春キャベツの収穫ができた。これは昨年10月初めにタネをまいたもの。

春キャベツは、葉のまき方がやわらかく、色は浅い緑色。それになんともかろやかで名前通り春らしいキャベツだ。見た目にもいい。

同じ「品種」のタネから育てているのに冬キャベツと春キャベツでは異なる。同じタネながら、冬キャベツは葉がしっかりとかたく巻いて甘みがある。春キャベツは、巻きがゆるく葉がやわらかく見た目も食感もまるでレタスのようだ。

こんな違いがなぜ起こるのか、毎年同じ疑問を持つがいまだに調べていない。

春キャベツというと、そのやわらかさがコールスローにあうようだ。わたくしにでもすぐにできるし、それに大量に消費できるところがいい。

キャベツはあれば重宝するのだが、夏どりキャベツは作らない。害虫に手を焼くからだ。こんどキャベツが取れるのは例年だと10月になる。その間キャベツは買って食べることはない。ところが昨年に続き今年も春植え夏どりの苗を、知り合いの農家から少しばかりいただいた。防虫ネットをしっかりかけて育てている。


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4月8日にラッカセイ大粒種「おおまさり」のタネまき

2023-04-13 | ラッカセイ


ラッカセイの大粒種「おおまさり」のタネ。もちろん大粒だ

4月8日にラッカセイの大粒種「おおまさり」のタネをまいた。タネは昨年収穫したものを使う。収穫後に殻つきのままネットに入れて風通しのいいところにつるしておいたもの。

ラッカセイは昨年から大粒種一本に絞った。ラッカセイの殻むきが面倒に感じるようになってきた。大粒種の殻むきは中粒種に比べて楽だ。そのため従来の中粒種「千葉半立」の栽培はやめた。

殻をむいて豆を取り出す。身のやせたものは捨て、形がよくて膨らんだものを選んでタネとする。

直まきはしない。栽培が少ないこともあり、また欠株を避けるため、まずは苗床を作ってそこにタネをまく。

タネをまいたら地温を上げるためにビニールをべた掛けしておく。これで発芽する。これまでの経験からすればまちがいなく発芽してくる。発芽率はかなりいい。こんかいもそうした。

発芽したら幼苗のうちに定植する。ラッカセイは移植に強い。全部が全部、根付くといっていいくらいだ。

そろそろ種苗店に行って、夏野菜の苗を買う時季になった。基本、タネから育てているが、この時季に植えつけるナス、ピーマン、トマトなどの苗だけは買っている。


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ことしのカボチャはブラックのジョー

2023-04-12 | カボチャ

長崎の旅から戻りすぐに6日間続きで記録した。これですっかり疲れ果ててしまったといっていいほどだった。山旅をするときまって記録するからその習慣が抜けない。帰ってすぐにやってしまわないと気が済まない。無理して急ぐこともないだろうにと思うのだが、つい頑張ってしまう。それが終わると肩の荷が下りるのだが、これぐらいの作業で疲れてしまうなんて、とつくづく年を取ったもんだと思う。

これも年を取った“成果”といえるのだろうが、今回の旅でなにかと勘違いが多かった。入念に計画を立てても旅先ではその通りに行くとは限らない。それはよくよく承知しているのだが、自分の判断ミスがこうも毎日のように続くと、さすがに“おれはだいじょうぶ”かと不安になってしまう。これからは耄碌しつつあるこんな自分とつきあってっていかなければならないのだ、とわからせてくれる旅であった。

旅から戻って4月2日にすぐにタネをまいたのがカボチャ。ことしは「ブラックのジョー」(サカタのタネ)にした。

うまいカボチャを求めて毎年ちがう品種を育ててきた。このところうまいものに出合うようになった。昨年は白皮の「雪化粧」。これも当たりだった。保存がきくのがいい。

ことしはなににするか。あまたの品種からどれを選ぶかを悩んでも、さいごは失敗覚悟で選ぶしかない。一昨年は「ブッラクのジョー」だった。これもうまかった。かなり気に入ったという印象あった。ことしは冒険しないで無難にいくかと、また「ブラックのジョー」にした。タネ袋には7粒入っていた。

カボチャは1株か2株を育てれば十分の量の収穫がある。狭い菜園ではそれが限度。ところが今年は3株育てることにした。つるが伸びて後悔するのは目に見えているのだが、とにかくタネを3粒、1粒ずつ3つのポットにまいた。これが4月2日のこと。

このままの状態では発芽させるには温度不足。ポットを発泡スチロールの箱に入れ、ビニールで全体を包み込んで温度を上げる。

4月11日にポットの底をみると根が出てきている。発芽までまもなくだろう。でも3つのポットから全部が無事に発芽するかというと、発芽しないまま1つぐらいはたいがい失敗する。

もう1つの失敗は、発芽してからビニールの覆いを取り外さないでいると高温でせっかく出た目が枯れてしまうことである。

桜が散ってしまった4月、いまの時季から菜園仕事が忙しくなる。


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長崎の旅(最終日4日目=長崎市)ぶらぶらと名所めぐりを楽しむ

2023-04-07 | 登山

三菱重工長崎造船所を対岸から眺めることがこの旅の目的のひとつ

長崎の旅

3月29日(水)晴れ 長崎市=稲佐山観光ホテルから世界新三大夜景を楽しむ

3月30日(木)曇り 佐世保市=石岳展望台から九十九島の眺めを楽しむ

3月31日(金)晴れ 平戸市=異国情緒豊かな街歩きを楽しむ
           長崎市=やっぱり稲佐山山頂からの夜景を楽しもう

4月 1日(土)晴れ 長崎市=ぶらぶらと名所めぐりを楽しむ


<<長崎の旅(3日目後半=長崎市)やっぱり稲佐山山頂からの夜景を楽しもう

4月1日(最終日4日目)晴れ
きょうは旅の最終日、4日間とも雨に合わずに過ごせた。今回も晴れ男だった。旅先で小雨ならどうということはないのだが大雨だと悲惨な目に遭う。そのため登山用の雨具と傘、それに防水の靴を履いている。ほぼ完全装備にちかい。

昼過ぎには空港に向かう。午前中を長崎市内を観光することにした。長崎は4回目?だが市内観光は大学生のとき以来だから55年ぶりになる。


この旅の記録の最初に書いたように、吉村昭著「戦艦武蔵」を再読してこの目でみたいことがあった。繰り返しになるが、再読して2つのことに興味を持った。ひとつは巨大戦艦建造の秘密を保守するため、対岸の外国人居留地から見えないよう船台の周りを棕櫚で覆い隠したこと。もうひとつは、進水式の際、巨大な戦艦が勢いよく滑って対岸に激突するするのではないかという心配があったこと。長崎港をこんな視点で見ることはこれまでもちろんなかった。

長崎港の様子は、すでに昨夜稲佐山山頂展望台から俯瞰して、狭いことがよくわかっている。きょうは三菱長崎造船所を対岸の外国人居留地側からみてみることにした。

朝6時半に宿を出て、長崎造船所の対岸となる、大浦天主堂やグラバー邸にむかう。グラバー邸の高台からは対岸がよく見えるはずだ。開園まで時間がある。海岸に降りていくと駐車場があり、そこからよく見える。たしかに造船所はまる見えといっていい。それにそこから巨大戦艦を「船台進水」させると勢いあまってこちらの岸にぶつかるのではないという深刻な危機感も、たしかにそうだよなとよくわかった。これだけのことだが、せっかく長崎まで来たのだからこの目で確かめるいい機会となった。

あとは昼までぶらぶらするだけ。この周辺の名所観光はどこに行くにも徒歩で行ける。大浦天主堂、グラバー邸、出島、新地中華街を経て浜市アーケードから思案橋、そこから眼鏡橋。

グラバー邸の下の海岸から対岸の造船所を見る。たしかに丸見えだ。

タグボートのうしろから大型クルーズ客船「Silver Muse.(シルバー・ミューズ)」が目の前を入港していく。この一隻で湾内いっぱいを占領しているかのように映る。それほど狭く感じる。

顔を上げると正面にきのう夜景を楽しんだ稲佐山

出島

眼鏡橋

さすがに歩き疲れた。旅の仕上げは新地中華街でちゃんぽんを食べる。有名店は11時開店と同時に満員の盛況。わたくしは有名店を避けて、吉村昭氏が長崎取材の折、行きつけの店だったという「福寿」を選んだ。昨夜食べた「蘇州林」とくらべてあっさりしたスープだった。けっきょくこの旅で皿うどんのほうは食べずじまいだった。

正午過ぎにバスで空港にむかう。

いつものことだがあわただしい旅になった。わたくしの性格もあるのだが、たいがいは窮屈な日程になってしまう。こんかいは移動の連続といっていい。旅がおわるときはいつもこんどはゆっくり、と思うのだが、いつもそうはならない。

やっと旅の記録、連載6回分を書き終えた。これを済まさないといつものことだが旅がおわらない。駄文でも頭を使うからだいぶ疲れた。

つぎはどこに行こうかと、その目的地の情報をさっそくパソコンで検索している。


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長崎の旅(3日目後半=長崎市)やっぱり稲佐山山頂からの世界新三大夜景を楽しもう

2023-04-06 | 登山

19時を過ぎるとまたたくまに街の明かりが広がっていく。
これが世界新三大夜景かと
(画像を左クリック⇒拡大)
左下の明かりは29日宿泊した稲佐山観光ホテル

長崎の旅日程

3月29日(水)晴れ 長崎市=稲佐山観光ホテルから世界新三大夜景を楽しむ

3月30日(木)曇り 佐世保市=石岳展望台から九十九島の眺めを楽しむ

3月31日(金)晴れ 平戸市=異国情緒豊かな街歩きを楽しむ
           長崎市=やっぱり稲佐山山頂からの夜景を楽しもう

4月 1日(土)晴れ 長崎市=ぶらぶらと名所めぐりを楽しむ


<<長崎の旅(3日目=平戸市)異国情緒豊かな街歩きを楽しむ

3月31日(3日目)晴れ
旅3日目の後半は平戸から長崎にもどり、やっぱり稲佐山展望台からの世界新三大夜景を楽しむことにした。

この日はバスの移動時間が長かった。佐世保から平戸に行き、平戸からまた佐世保で乗り換えて長崎に戻った。

稲佐山展望台ヘは、29日に宿泊した稲佐山観光ホテルから歩くつもりでいたが、曇り空のためやめて佐世保に向かった。やはり稲佐山山頂を踏んでおこうという気になり、あす4月1日は長崎を離れるので行くならきょう31日しかない。

平戸から長崎駅前に戻ったのが午後4時ごろ。ここから稲佐山展望台に行くにはロープウエーとバスがある。後者を選んだ。仲間からスロープカーの乗車券をもらったからだ。長崎駅からバスで稲佐山公園で下車、そこからスロープカーなるもので山頂展望台まで約8分。スロープカーはモノレールだ。頼りない乗り物と映ったのだが、先頭車両から見ていると山頂手前のかなりの急斜面を走っていく。へえと感心してしまった。



下車すると山頂の展望台へは目と鼻の先。実はこの時点で、山頂からの景色を楽しむだけで、夜景まで見るつもりはなかった。しかし・・・日の入りまでにあと1時間半ほど。どうしようかとかなり迷ったものの、やはり見ようと。しかしスマホの電池がほぼなくなりつつある。これで撮影ができるのか。困った。展望台周辺で充電できるところを探し回った。幸いにも近くの休憩室にあった。これで助かった。スマホの電池で窮地?に立つなんて、なんともドジである。

山頂展望台



山頂展望台からの眺めはさすがにいい。長崎の町は急坂が多い。海に山が迫っているのがよくわかる。それに周囲の島々の名前とその位置関係を知ることができる。

以下の3枚は17時40分ごろの撮影。日の入りまであと1時間だ。

すぐに気が付いたことが、正面に雲仙岳が見えること。うれしかった。


三菱重工長崎造船所。この旅の記録の冒頭に書いたように長崎湾は対岸まで狭いことがよく見てとれる。吉村昭著「戦艦武蔵」の記述に納得する

軍艦島と高島がよくみえる。あの軍艦島はあんな所にあるのか。

早く日が暮れないかと待つ。ようやく「夕日がきれい」という声が聞こえてきたのが18時30分を過ぎたあたり。ひとの行き来があわただしくなった。わたくしも飛び出して行った。
18時35分。まもなく日の入りだ。

日が沈んでも街の明かりすぐにはともらない。日没から20分ほど、19時を過ぎると灯がひろがりはじめ、10分ほどで観賞に値する夜景となった。展望台は人垣ができて、そのすきまからカメラを向けるのが一苦労。

山をやっているので夜景といえば星空だが、人工物の夜景もきれいなものだなと、しばらく見入っていた。闇が濃くなると、しだいに町の灯の輝きが増していく。もう十分に楽しんだとこの展望台を離れたのが19時30分。

帰りもスロープカーとバスで戻った。長崎駅に着いたのが20時。夕飯は新地中華街でちゃんぽんを食べるつもりでいた。ところがどこも20時で閉店だ。

さて困った。長崎ではちゃんぽんと皿うどんを毎食食べようと決めていたのに、ここまですべて空振り。あわただしい移動が続き、食べる暇がなっかたという間抜けな話。最後の晩こそうまいちゃんぽんをと思っていただけにショックだった。新地中華街はあきらめ、長崎駅構内で探すことにした。飲食店街はやっていて「蘇州林」という中華店があった。幸いなことにリストに挙げていた店のひとつ。やっとちゃんぽんにありつくことができた!濃い味のスープが疲れた体にうまかった。 あしたは最終日、あしたこそ新地中華街でちゃんぽんをたべよう。

やっとちゃんぽんを食べることができ、満足して駅前から路面電車で宿に向かった。

⇒旅4日目の最終日は長崎市=ぶらぶらと名所めぐりを楽しむ


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長崎の旅(3日目前半=平戸市)異国情緒豊かな街歩きを楽しむ

2023-04-05 | 登山

平戸島を代表する景観はこの2つか。
寺院と教会の見える風景(上)と平戸城(下)

長崎の旅

3月29日(水)晴れ 長崎市=稲佐山観光ホテルから世界新三大夜景を楽しむ

3月30日(木)曇り 佐世保市=石岳展望台から九十九島の眺めを楽しむ

3月31日(金)晴れ 平戸市=異国情緒豊かな街歩きを楽しむ
           長崎市=やっぱり稲佐山山頂からの夜景を楽しもう

4月 1日(土)晴れ 長崎市=ぶらぶらと名所めぐりを楽しむ


<<長崎の旅(2日目=佐世保市)石岳展望台から九十九島の景観を楽しむ

3月31日(3日目)晴れ
旅3日目の予定は、佐世保から平戸に向かい歴史をたどる街歩き、長崎にもどり稲佐山山頂からの展望を楽しむ。2回に分けて記録する。前編は平戸、後編は稲佐山山頂。まずは平戸編から。

ホテルで朝食をとり、佐世保駅前から朝一番のバスで平戸に向かう。この日から統一地方選の選挙運動が始まり、街中はなにかと騒がしい。

佐世保から平戸へ向かう公共交通機関はこのバスしかない。車がないと普段の生活ではかなり不便を感じるだろう。高速で平戸まで一気に走ってくれればいいのだが、半分の区間が“各駅停車”で、なんとものんびりと感じられる。高齢の生活にはこのバスが頼りというのがよくわかる。

平戸は島。平戸島である。平戸大橋ができてつながった。その立派な平戸大橋を渡る。左右に外洋が広がる。なんか島らしい雰囲気になってきた。いい感じだ。



橋をわたり終えてまもなく右手に平戸城がすがたを現す。高台に、それも海のすぐ近く建っている。街のシンボルだ。バスの終点は平戸桟橋。ここが街の中心地になる。

出発前にどこをどう歩くか勉強してきた。それでもいちおう、平戸桟橋バス停の建物の中にある観光案内所に行ってなにかと教えてもらう。ガイドブックの通り、平戸桟橋を中心にしてぐるっと一周するのが定番のコースのようだ。

このコースを歩くのに2,3時間かかる。わたくしには楽勝ものである。これから歩くコースはどこのガイドブックにも載っている。わたくしの下手な文章を読むよりも、ガイドブックを読んだほうがよっぽどましだろう、と承知しているので写真だけにする。

平戸は気に入った。この平戸に来て、この旅で初めて旅情を感じた。ここまで長崎市、佐世保市と歩いてきたが、どうもせわしない感じがする。わたくしも、町も、である。旅はしみじみとした思いを抱かせる。今回はそれがない。好きな山旅は毎日が疲労困憊で旅情を感じる暇などないように思われるだろうが、それがある。旅情を感じない旅なんて、なんのために旅しているのかわからなくなる。

それだから平戸まで来よかったと思った。出船入船を眺めていると、外洋に向かって気持ちが大きく開いていくようでおおらかな気分になる。

そうだ、この旅の記録の初回に書いた「生月島」の話だ。平戸桟橋からバスが出ている。しかし行けなかった。平戸島を歩いただけでタイムアウトになった。この地でもう一泊すべきであったと悔やむが後の祭り。生月島はあの世にもっていくしかない。

以下、ガイドブックをなぞるような写真が続く。平戸桟橋を出てオランダ商館倉庫に向かい、それからは時計と反対回りに歩き、最後は平戸城となる。

この日は晴れて暑かった。半袖になって歩いた。半袖が気持ちよく感じるほどの暑さだった。

オランダ商館倉庫

オランダ塀


高台にある崎方公園から街の様子



松浦資料博物館。わたくしにはここがいちばんかな。石垣が美しかった。



平戸ザビエル記念教会

寺院と教会の見える風景

幸橋(オランダ橋)

平戸城
明4月6日は、城の日。4(し)と6(ろ)で「しろ」である。全国にある城を自分でも驚くほど歩いている。意識して歩いているわけではない。山を歩くたび、近くに城があると立ち寄ることが多い。

ミニチュア感がある。

平戸城から街並みを。右手に最初に行ったオランダ商館倉庫。左手にフェリー乗り場

ぐるっと一周して出発点まで戻ってきた。目の前のフェリー乗り場から平戸城を仰ぐ。

この日はMLBの開幕日。バスが来るまで、待合室のテレビでピッチャー大谷選手の力投を見る。このまま見続けたいがバスが来てしまった。佐世保で乗り換えて再び長崎市内にもどり、稲佐山山頂からの展望を楽しむ。

⇒旅3日の3月31日後半は、稲佐山展望台から世界新三大夜景を楽しむ


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長崎の旅(2日目=佐世保市)石岳展望台から九十九島の景観を楽しむ

2023-04-04 | 登山

映画「ラストサムライ」の冒頭シーンがここ。
佐世保の石岳展望台から九十九島を眺める
(画像を左クリック⇒拡大)


長崎の旅

3月29日(水)晴れ 長崎市=稲佐山観光ホテルから世界新三大夜景を楽しむ

3月30日(木)曇り 佐世保市=石岳展望台から九十九島の眺めを楽しむ

3月31日(金)晴れ 平戸市=異国情緒豊かな街歩きを楽しむ
           長崎市=やっぱり稲佐山山頂からの夜景を楽しもう

4月 1日(土)晴れ 長崎市=ぶらぶらと名所めぐりを楽しむ


 

<<長崎の旅(1日目=長崎市)稲佐山観光ホテルから世界新三大夜景を楽しむ

3月30日(2日目)くもり

2日目の行動は、まずは稲佐山を登り、その後佐世保に向かい、九十九島の展望を楽しむ予定。

宿泊先の稲佐山観光ホテルは稲佐山の中腹に立つ。ここから山頂(標高333メートル)まで歩くつもりでいた。山頂に続く車道を歩くのではなく、途中から旧登山道があることをヤマケイの「分県登山ガイド 長崎の山」で確認していた。この日はくもり。いまひとつ行く気が起こらない。迷った。結局は後日に回すことにして佐世保に向かった。

稲佐山山頂へは翌31日の夕方に行った。ここまで来たんだからと、日没を待って夜景を楽しんだ。山頂からの夜景は宿からよりもさらに美しかった。来てよかったな、というのが正直な感想である。

きょうのメインは、佐世保から平戸に広がる九十九島。佐世保市内には展望台が多くあり、どこにしようかと迷う。まずは公共交通機関のバスで行けるところをさがす。車なら選択肢は広がるがバスで行けるところとなると限られてくる。

選んだのが「石岳展望台」。映画「ラストサムライ」の冒頭のシーンの撮影地がこの展望台からだという。ただバスの本数が少ない。帰りのバス時刻まで時間を持て余すことになるのだが、ここまで来て逃す手はない。

石岳展望台に行くには、佐世保駅からバスで約30分、「動植物園前」で下車。標高は191メートル。展望台まで20分あれば十分だ。

すぐに展望台の入り口。長崎の桜はちょうど見ごろ。

石段を登っていくと、第1展望台。こんな案内版が。

第1展望台からの眺め

自撮りしていたがどうもうまくいかない。台湾からきた観光客に撮ってもらった。

さらにこの先に第2展望台。

第2展望台からの眺め。第1展望台のスペースが見える。

あいにくの曇り空 。帰りのバスまでかなりの時間がある。ここで時間をつぶすしかないようだ。しばらくすると薄日が差すようになった。もしかしたらと期待したがまた雲が広がった。それでも島々をずっと眺めていたのだから、この景色がしっかりと目に焼き付いたはずだ。

観光客が次々とやってくる。ほどんどが車だ。時間つぶしのためここを離れられずに彼らが帰るのを見送るばかり。

帰りのバスの車窓から。佐世保湾にも、長崎湾と同じく造船所がある。

佐世保駅に戻ってきた。きょうは駅近くに泊まる。夕飯は駅の端にある、行列のできる「香蘭」のちゃんぽんを食べるつもりでいた。18時過ぎ行くとすでに店が閉まっていた。売れ行きのようだ。

どうしよう。アーケード街を歩く。佐世保バーガーを食べるしかないようだ。大口あけて食べた。とにかくきょうは目的の九十九島を眺めることができた。

⇒旅3日目の31日は平戸の街を歩く。


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長崎の旅(1日目=長崎市)稲佐山観光ホテルから世界新三大夜景を楽しむ

2023-04-03 | 登山


稲佐山観光ホテルから。世界新三大夜景のまばゆい世界が広がる

長崎の旅

3月29日(水)晴れ 長崎市=稲佐山観光ホテルから世界新三大夜景を楽しむ

3月30日(木)曇り 佐世保市=石岳展望台から九十九島の眺めを楽しむ

3月31日(金)晴れ 平戸市=異国情緒豊かな街歩きを楽しむ
           長崎市=やっぱり稲佐山山頂からの夜景を楽しもう

4月 1日(土)晴れ 長崎市=ぶらぶらと名所めぐりを楽しむ


<<長崎の旅ー出発前に遠藤周作著「沈黙」と吉村昭著「戦艦武蔵」を再読

長崎の旅の記録。山旅となると新しい発見の連続で書く材料に困らないのだが、今回のような下界の旅となるとそれも少なく物足りない。
簡潔に記す。

3月29日(初日)晴れときどきくもり
天気晴朗で快適な空の旅であった。定時の発着は安心する。この日は雪をまとった富士を眼下に見ることができた。九州行きの便では、これまで3回ほど見ている。運がよかったとしか言いようがない。というのも、左に見えるのか、それとも右に見えるのか。座席の位置で、幸運が左右される。今回は左の窓際に座っていた。さあどうなる。なんと富士が見えてきたではないか。夢中でシャッターを切る。ラッキーだった。これからなにかいいことがあると期待させるほどの、幸先いいスタートだった。



富士を過ぎるとすぐに山並みが続く。これは南アルプスか。山好きのわたくしにはたまらない景色だ。

さらに長崎空港へ着陸態勢に入ったときに、雲仙岳が見えた。これは想定外だっただけにうれしかった。(参考=雲仙岳登山2015年5月

今夜の宴会と宿泊は稲佐山観光ホテル。文字通り稲佐山の中腹に立ち、夜景がウリ、というのはいうまでもない。

宴会開始。卓袱料理を楽しむ。
日が落ちると街の灯が眼下にまたたくまに広がり、部屋から“1000万ドル”の夜景が楽しめる。宴会が果て、布団に入る前にホテルの最上階へ。ここからの夜景は部屋からの眺めよりもたしかにいい。

街の明かりの夜景をこれほど楽しんだのは初めてではないだろうか。山をやっているので、夜景といえば星空になる。稜線にある山小屋またはテント場から天の川を眺める。それがわたくしにとっての夜景である。たまに眼下に街の灯が見えることがあるが、やはり静寂に包まれた漆黒の闇にうかぶ星の輝きは心を落ち着かせてくれる。あのひとにまた逢いたい、と人恋しくさせるのも星空だ。星への願いは、実現しなくてもそれだけで心を満たしてくれる。

⇒旅2日目の3月30日は、佐世保市の九十九島の展望を楽しむ


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長崎の旅ー出発前に遠藤周作著「沈黙」と吉村昭著「戦艦武蔵」を再読

2023-04-02 | 登山

3月29日から4月1日まで、3泊4日の日程で長崎を歩いてきた。

わたくしの旅は、全国どこでも山とともにある。登山なしの旅はまずしたことがないといってもいいくらいだ。それが、老いるにつれて体力気力が衰え、なんと昨年11月の大好きな東北の旅では登山抜きの旅となった。老い先短いわが身を考えると、これからは山を下りて下界での旅が多くなってくる、そんな現実を感じとる旅であった。

九州を旅するのは4年ぶり、長崎へは8年ぶりでたぶん4回目の訪問となるのだろうか。長崎へ行くことはもうないと思っていた。あにはからんや、長崎市内で飲み会をやるというので遠路はるばる参加し、ついでに仲間と別れて長崎県北部の佐世保市と平戸市を歩くことにした。

長崎訪問はこれが最後になるだろうが、いい機会に恵まれたと思っている。じつは以前からずっと気になっていることがあった。それをこの目でたしかめたかったからだ。

出発の前に2冊を再読した。遠藤周作著「沈黙」と吉村昭著「戦艦武蔵」である。

前者は20代初めの大学生のときに読んだのだからもう半世紀以上も前になる。それ以来そこに登場する「生月島」の地を踏みたいとずっと思ってきた。ところが再読して驚いた。「生月島」がなかなか登場しない。結果は2度ほどの記載しかなく、それも隠れキリシタンの出身地としてさらりと書いてあるのみだった。

てっきり生月島が小説の舞台となっていたと、ずっとそのように思い込んでいた。それが違った。考えられることは、その後に生月島の歴史をすこしばかり調べたのだろうか。それが記憶に残っていたからとしか言いようがない。記憶違いにがくぜんとしたものの、再読してこの小説の主題はいまも色あせないことにいたく感心した。

勘違いであっても平戸の街を歩きたいという気持ちに変わりがなかった。大海原を航海してきたザビエルをはじめとする宣教師たちの目に、上陸した平戸島はどのように映ったのだろうか。船で旅をすると港に入るときの情景は心に残る。彼らと同じく海から平戸島に入りたいのだが、そこまでこだわらない。最後の機会となるから、とにかく当初の予定通りに歩くことにした。

後者は、いつ読んだのか記憶にないのだが、たぶん月給取り時代の30代のころだろう。戦艦武蔵の建造の苦労話がこれでもかと続き、読むのに飽きない。それだけの材料を取材するため吉村氏はなんども長崎を往復したのだとわかる。

2つのことに興味を持った。ひとつは建造の秘密を保守するため、対岸の外国人居留地から見えないよう船台の周りを棕櫚で覆い隠したこと。もうひとつは、進水式の際、巨大な戦艦が勢いよく滑って対岸に激突するするのではないかという心配があったこと。

これには説明が要る。進水する方法には、造船台に乗ったままドックに水を注入して進水式とする「ドック進水」と、造船台から進水台を滑り水面に入水する「船台進水」の2つがある。呉で建造した「大和」はドック進水だが、「武蔵」は進水台から滑りる船台進水で行うからだ。

再読後に調べてみると、建造当時の船台とガントリークレーンがいまも残っているという。これはぜひ見学したと思って三菱重工業の長崎造船所に連絡してみると、新型コロナの影響で見学会は中止にしているということだった。

見学はあきらめざるを得ないのだが、対岸の外国人居留地から造船所を見てたしかめるのは面白そうだ。長崎港はたしかに狭い入り江だ。この港をこんな視点で見るとは、知らないことばかりだ。

あれやこれやとガイドブックを参考にして、時刻表を見ながら日程をなんとか組むことができた。こんな旅でも、山旅と同じく、計画作りが一番の楽しい時間となる。

3月29日(水)晴れ 長崎市=稲佐山観光ホテルから世界新三大夜景を楽しむ

3月30日(木)曇り 佐世保市=石岳展望台から九十九島の眺めを楽しむ

3月31日(金)晴れ 平戸市=異国情緒豊かな街歩きを楽しむ
           長崎市=やっぱり稲佐山山頂からの夜景を楽しもう

4月 1日(土)晴れ 長崎市=ぶらぶらと名所めぐりを楽しむ

週間天気予報をみると、おおむね晴れが続くようです。「長崎はきょうも雨だった」は避けられそうです。
さあ、いざ出発!

⇒3月29日(水)旅の初日 長崎市=稲佐山観光ホテルから世界新三大夜景を楽しむ


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